風しんの注意喚起について

更新日:2020年11月30日

 2018年から風しんの届出数が大幅に増加しています。8月14日現在、愛知県の2019年1月からの風しん累積報告数は51件で、30代から50代の男性の割合が高くなっています。30代から50代の男性においては、風しんの抗体価が低い方が2割程度存在していることがわかっています。適切に予防接種を受けましょう。

風しんとは

風しんウイルスによって引き起こされる感染症です。咳やくしゃみなどのしぶきを吸い込むことで感染します。2から3週間の潜伏期を経て、主に発熱、発疹、リンパ節腫脹がみられます。医療機関の受診は、電話してから受診してください。
治療は基本的に対症療法となります。予後は良好ですが、妊婦がかかると、胎児が先天性風しん症候群になる可能性があり注意が必要です。

先天性風しん症候群とは

免疫のない女性が、妊娠初期に風しんに感染すると、お腹の中の赤ちゃんも風しんに感染し、白内障、先天性心疾患、難聴などの障がいを引き起こすことがあります。

なぜ流行しやすいか

かつては小児のうちに風しんに感染し、自然に免疫を獲得するのが通常でした。しかし、風しんワクチンの接種率の上昇で自然に感染する人は少なくなってきています。
 平成2年4月2日以降に生まれた人は2回、ワクチンを受ける機会がありましたが、それより年齢が上の人は受けていても1回。そして、昭和54年4月1日以前に生まれた男性は1回もその機会がなく、十分な免疫を持たない人達が蓄積していたものと考えられています。

麻しん及び風しんの定期接種について(子ども)

麻しん・風しんの定期予防接種対象者である1歳児、小学校入学前1年間の幼児は、無料で麻しん風しん混合ワクチンの予防接種を受けられます。計画的に予防接種を受けることが大切です。

風しん抗体検査費助成とワクチン接種費用の助成(大人)

効果的な風しんワクチン接種のため、妊娠を予定又は希望する女性、妊娠を予定又は希望する女性の配偶者等の同居者、妊娠をしている女性の配偶者等の同居者を対象に、愛知県及び長久手市が風しん抗体検査費用の一部を助成します。その結果を受け、免疫が不十分と判断された方を対象に長久手市が風しん(または麻しん風しん混合)ワクチン接種費用を助成しております。詳しくは下記のページをご覧ください。

なお、妊婦中の方は予防接種を受けることができません。また、接種後2ヶ月は妊娠を避ける必要があります。 

風しん追加的対策事業(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性)

2019年から3年間にかけて、2022年3月31日までの間に限り、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性(対象世代の男性)が風しんに係る定期の予防接種の対象者として追加されました。

詳しくは下記リンクをご覧ください。

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この記事に関するお問い合わせ先

福祉部 健康推進課 母子保健係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-63-3300
ファックス:0561-63-1900

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