令和9年度に向けたN-バス再編素案を作成しました!

更新日:2026年04月27日

N-バス再編素案について

1.N-バス路線見直しの背景

   2024(令和6)年3月策定の長久手市地域公共交通計画では、「さまざまな移動手段が共生し、つながりのある公共交通」を将来像に掲げ、市の東西での地域特性の違いや公共交通間の連携不足などの課題に対応する基本方針として「地域共創による地域交通ネットワークの確保・維持・改善」を設定しています。

   この基本方針の中で (1)地域の移動特性に合った便利で持続可能な公共交通体系の確保、(2)既存の公共交通同士の連携の強化などを設定するとともに、N-バスの役割として「地域特性に合った補助交通の確保」が示されました。 長久手市地域公共交通計画や以下に示すN-バスの現状、交通手段の役割及び見直し概要を踏まえ、N-バスの路線を見直すことにします。

(1)N-バスの現状

   N-バスは1998(平成10)年7月より運行を開始し、(1)市内交通空白地帯の解消、(2)公共施設の利便性向上、(3)高齢者や子ども等の交通弱者の社会参加の促進、(4)子育て支援を目的に運行してきました。

   現在は、2021(令和3)年4月より路線再編を行い現行路線体系となっています。運行路線は5路線 8系統(平日全42便、休日全32便)を5台の車両で運行しています。路線体系は全路線が「市役所」を起終点とする路線となっており、利用者数は令和6年度では141,074人と、現路線体系となってから年間で最多で、路線別の利用者数は中央線が最も多い状況となっています。

   運賃は1乗車100円であり、1乗車ごとに徴収していますが、2022(令和4)年4月より運賃無料対象者の変更並びに市内在住の65歳以上の方を対象にフリーパス券及び回数券の販売を開始し、2026(令和8)年4月より市内在住の75歳以上の方を対象に運賃の無料化を実施いたしました。

(2)長久手市の交通手段の役割

 

長久手市の交通手段の役割(長久手市地域公共交通計画 抜粋)
分類 交通手段 役割 機能
公共交通 リニモ

市内を東西に運行しており、広域的な公共交通ネットワークの形成を担う路線であるとともに、市内の公共交通の骨格となっている。

基幹交通
名鉄バス

市西部を中心に路線網が整備されており、市内の公共交通の基幹的な役割を担っている。

基幹交通
N-バス

リニモ・名鉄バスを補完する形で路線網を形成しており、市内の交通空白地解消や公共施設の利便性向上、交通弱者の社会参加の促進、子育て支援を目的として運行している。

補助交通
タクシー

「つばめグループ あんしんネットあいち」と「カナレタクシー」の2事業者が市内に営業所を有しており、定時定路線に縛られない公共交通として、市内全体の移動をカバーしている。

個別輸送

※資料:長久手市地域公共交通計画

(3)見直し概要

ア 路線見直しについて

[課題や現状(評価)]

・市の東西で交通網の状況や人口特性が異なっている(図1(PDFファイル:2.4MB)

・全国的に、地域公共交通の担い手不足が課題となっている

   ⇒効率的な運行が必要

・地域別課題では、市西部では名鉄バスとの路線重複、市東部では交通手段の選択肢の少なさ等

   ⇒市西部では、藤が丘線が名鉄バスとの路線重複があるため見直しの検討(図2-1(PDFファイル:1.2MB).図2-2(PDFファイル:508.4KB)

   ⇒市東部では、東部線沿線では交通手段の選択肢が少ないため新たな移動手段の検討(図1(PDFファイル:2.4MB)

・N-バスを利用しない理由では、「運行本数の少なさ」や「運行時間の不足」の意見が多い(図3(PDFファイル:89.3KB)

   ⇒市西部では、便数は中央線が右回り平日7便・左回り平日6便、西部線が右回り平日6便・左回り平日7便の運行で、行程は中央線・西部線ともに約1時間15分であるため、運行経路や ダイヤなどを見直し効率的な運行の検討

   ⇒市東部では、便数は東部線が右回り平日3便・左回り平日3便であり、利用者数も少ないため新たな移動手段の検討(図4(PDFファイル:168.5KB)

・運行経費は市負担で、負担額は増加傾向で推移し令和6年度では約1億1,200万円であった (図5(PDFファイル:83.9KB)表1(PDFファイル:99.8KB)

・収支率(運賃収入等÷運行経費)は令和6年度では6.5%であった(図5(PDFファイル:83.9KB)

   ⇒運行の持続性の確保、公共交通の料金バランスや受益者負担の考え方などによる運賃改定の検討

 

[対応まとめ]

・地域特性や移動ニーズに対応したネットワークの確保及び見直しの検討を進め、実施する

 

イ 補助交通の目指す姿

[補助交通の役割]

・補助交通を単独で利用【完結型の利用】

   ⇒市民にとって身近な足となる生活交通 …補助交通運行エリア内の近距離移動

・補助交通を基幹交通(リニモ、名鉄バス)と組み合わせて利用【フィーダー型の利用】

   ⇒車を利用しなくても(できなくても)お出かけできるという価値の提供 …市内、市外への中~長距離移動

 

[対応まとめ]

・補助交通として、2つの役割を担い、基幹交通と市民をつなぐ交通手段の確保及び見直しの検討を進め、実施する

 

2.N-バス路線見直し方針(案)

   「1.N-バス路線見直しの背景」を踏まえるとともに、地域ごとの取組の方針を示すとともに、N-バスの運行エリアについて、利用実態、市民・利用者アンケート調査結果等を参考として、バス運行の5つの要素(ルート・バス停・ダイヤ・車両・運賃)ごとに、見直し方針を設定します。

(1)地域ごとの取組の方針

ア 市西部地域

⇒補助交通としてN-バスを運行し、利用促進のための路線の充実を図る

イ 市東部地域

⇒東部線沿線エリアでは、N-バスに代わる新たな移動手段として、デマンド型交通の本格導入を前提に検討する

⇒三ケ峯線沿線エリア(公園西駅より南側)では、市西部地域と合わせ、補助交通としてN-バスを運行し、利用促進のためサービスの充実を図る

(2)バス運行の5つの要素からの見直し方針

● 補助交通であることを踏まえ、鉄軌道や民間路線バスとの連携・調和を図ったルート設定とする

   →中央線・西部線の充実、藤が丘線の名鉄バス路線への移行(※基幹交通の名鉄バス路線へ統合)

   →三ケ峯線の見直し(充実)

●本格導入するデマンド型交通との連携を図り、役割に応じたルート設定とする

   →東部線の廃止(※デマンド型交通の本格導入)

●「市役所」や「鉄軌道駅」を起終点とするルート設定とする

   →中央線・西部線…「市役所」、「長久手古戦場駅」を起終点とする

   →三ヶ峯線…「公園西駅」を起終点とする

●限られた車両台数で効率的な運行ができるルート設定とする

   →中央線・西部線…迂回の多い箇所を短絡化することで、運行距離・時間を短縮し効率化を図る

   →三ケ峯線…運行エリアを絞り込むことで利用につながる運行本数の確保を図る

ア 再編ルートイメージ図
再編ルートイメージ図
イ バス停

●現状のバス停設置箇所を基本としつつ、安全な運行や乗降に資するバス停設置箇所の調整を行う
   →N-バス運行地域の人口カバー率の維持

ウ ダイヤ

●定時性を確保したダイヤ設定とする

   →遅れの解消、乗務員の休憩時間の確実な確保

●運行の拠点間の移動が円滑に行えるよう、拠点バス停における乗継を考慮したダイヤ設定とする

   →他路線や他の公共交通機関との乗継を確保する

●利用実態を考慮した効率的なダイヤ設定とする

   →通勤・通学で利用している時間帯や、病院利用者など、現状で利用者の多い時間帯の便の確保

エ 車両

●利用実態から、現行のノンステップ車両(バリアフリー対応)を継続して使用する

   →乗りこぼしが顕著に発生していないことから、現有車両での対応を継続

●見直しに伴う余剰車両は、利用者数の多い路線へ充当する

   →東部線・藤が丘線の廃止により、中央線・西部線・三ケ峯線の充実を図る

オ 運賃

●公共交通の料金バランスや受益者負担率を考慮した運賃改定を検討する

   →運行の持続性の確保のため、「使用料及び手数料の見直しに関する方針」(図6(PDFファイル:761.9KB))を参考に検討

●フリーパス券や回数券の対象拡大を検討する

   →運賃改定の検討と合わせ、利用促進や利便性向上を図るため検討する

3.N-バス路線見直しまでのスケジュール(案)

N-バス路線見直しまでのスケジュール(案)
時期 内容
2026(令和8)年

3月6日

地域公共交通会議で「N-バス再編素案」の提示・協議

5~6月

地域公共交通会議で路線見直し案(ルート・バス停・ダイヤ・車両(・運賃)※)の提示・協議

9~12月

地域公共交通会議で路線見直し内容の協議・確定

2027(令和9)年

1月~

運輸支局への路線見直し運行の申請、市民等への周知・PR

4月

路線見直し運行開始(予定)

※運賃の変更、新規区間等への運賃の設定が生じる場合には、別途「長久手市運賃料金協議部会」にて協議を行う。

4.参考資料

その他参考(アンケートの単純集計結果)

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 安心安全課
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0611
ファックス:0561-63-2100

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