(平成29年8月3日開催)第41回長久手市地域公共交通会議

更新日:2021年02月17日

会議詳細
開催日時 平成29年8月3日(木曜日)午前10時から正午
開催場所 長久手市役所会議室棟2階D、E、F
出席者氏名(敬称略) 15名中14名出席(五十音順)
  • 会長 松本 幸正
  • 委員 天野 力
  • 委員 今井 純志
  • 委員 加藤 正純
  • 委員 古賀 めぐみ
  • 委員 近藤 博之
  • 委員 杉本 忠久
  • 委員 高嶋 隆明
  • 委員 田中 直子
  • 委員 谷 俊憲(代理出席)
  • 委員 古田 寛
  • 委員 松本 謙治
  • 委員 矢野 正彦
  • 委員 山浦 哲夫(代理出席)

説明員

(N-バス事業者)

  • 安心安全課課長 水野 徳泰
  • 同課長補佐 山際 裕行

(事務局)

  • 経営企画課課長 日比野 裕行
  • 同課長補佐 森 延光
  • 同主事 長江 祥太郎
欠席者氏名(敬称略) 委員 岩田 尚也
審議の概要
  1. 議題
    • (1) 公園西駅バスターミナル供用開始に伴う協議(N-バス三ケ峯線)について
    • (2) N-バスの年末試行運行について
    • (3) 公共交通市民アンケート(案)について
    • (4) 公共交通マップ(案)について
  2. 報告事項
    • (1) 公共交通応援隊平成29年度上半期活動報告について
    • (2) 市内公共交通の平成29年度上半期利用者実績について
  3. 意見交換
公開・非公開の別 公開
傍聴者人数 3名
問合先 長久手市役所 経営企画課 電話:0561-56-0600

会議録

1 議事

1 議題

(1)公園西駅バスターミナル供用開始に伴う協議(N―バス三ケ峯線)について

(資料1に基づきN-バス事業者より説明)

委員

三ケ峯線の運行ダイヤの変更は他の路線に影響がないとのことであるが、例えば現在の2便は福祉の家線の4便に繋いでいるが、利便性を求める部分と輸送の安全性に関して、運行事業者とどのような調整をされたのか伺いたい。

N-バス事業者

三ケ峯線の市役所到着が7分遅れる場合、同時到着になって次の便に重なるので、到着と出発の間が空くように交通事業者と調整した。

会長

リニモの公園西駅での乗継はどうなっているのか。駅では到着後すぐに出発するのか。

N-バス事業者

今回のダイヤでは、リニモとの乗継時間の調整は特にしていない。公園西駅では停車後にすぐ出発することとなる。

会長

所用時間が増える中で、運転手の休憩時間も確保する必要があるが、折角ターミナルができるので、少し様子を見た上で、場合によっては数分留まることも検討して頂きたい。

委員

ダイヤの変更に関する利用者への周知はどのように行うのか。

N-バス事業者

広報紙への折り込みと、バス停への案内掲示をする予定である。

会長

今回撤去されるガード下の旧バス停はどうなるのか。また、旧バス停にバス停移設の案内は出すのか。

N-バス事業者

ガード下はフェンスで仕切り、通行が完全にできなくなる。案内については準備させていただく。

会長

承認頂いたということで手続きを進めさせて頂く。

(2)N-バスの年末試行運行について

(資料2に基づき事務局より説明)

委員

年末年始は運転手も休んで欲しいという気持ちはあるが、年始の試行運転は実施しないのか。

N-バス事業者

正月を迎えるための買物に対して利用頂きたいと考えているので、差し当たっては年末だけの試行運行を行いたい。

会長

日進市でも同様の議論があり、住民の方からは年中無休で運行して欲しいという要望があった。ただ他の利用状況を見ると年始の利用はかなり少ない。まずは需要のある年末を試行運行しようということである。試行運行後の利用状況を見ながら、年始の運行については検討していきたい。

会長

その他に意見等はいかがか。承認頂いたということで進めさせて頂く。

(3)公共交通市民アンケート(案)について

(資料3に基づき事務局より説明)

委員

前回の回収率が35.4%と低く感じるが、それに対する改善策として選択肢を減らすとあるが、他の方法は何か検討しているのか。

事務局

2回の土日を挟むように回答期間を設定する。また、リマインドハガキを送る予定である。昨年度実施した別のアンケートでは、リマインドハガキによって回答率が上がったという経緯がある。

会長

ハガキを後から送るとかなり回収率が上がるという事例は、他の自治体でも出ている。

委員

回収率を上げるため、人の集まる場所に出向いて、アンケートをその場で書いて頂くことはしないのか。

事務局

アンケートの配布数4,000通は無作為抽出となるので、今の長久手市の年齢構成を踏まえて万遍なく人口に応じた回収ができるという利点がある。平等に回収するという意味で郵送が一番適当と考えている。

会長

目的によって配布の方法も変わると思われる。今回は市全体の意見を聞きたいという目的があるので、無作為で送りたいということである。

委員

問25と問26は、文章が長すぎて混乱する。考える優先順位を番号で書くと分りやすいのではないか。「1番に公共交通を考える」等。回答者としては答えやすい。

会長

何を聞きたいのかが重要である。何を優先にしているのかだけを知りたいのであれば優先順位を書いて頂くのも一つである。前回もこのような聞き方なのか。そこで何か結果は見えたのか。

事務局

平成25年度に実施したアンケートを踏まえて地域公共交通網形成計画を作成したので、経年変化の把握を第一に考えた。今回は同じ内容で聞き、次回以降の計画の指標にする際には回答しやすい聞き方にしていきたい。

委員

同じ質問でないといけないのか。例えば、問26では以前感じていたか、今は感じているのかの選択肢を2つにするとシンプルになるが、国語の問題のように難しくしてしまっている。

事務局

現計画は6つのアンケート項目から評価するということになっているので、選択肢を変えると経年変化を見る上でずれが生じるという可能性がある。

委員

せめて「公共交通の」を抜くことはできないか。同じ言葉が繰り返されていて、質問の違いを見分けることが困難に感じる。

事務局

文章の簡略化については検討する。

会長

前回の質問と一緒にしなければいけない必然性はなく、シンプルにしても良いと思う。しかし、我々はそれを評価しないといけないので、設問が変わったために大きく変動したという結果は望ましくないので、バランスを考えながら検討させて頂く。

委員

問32の「日常生活で300メートルほどの徒歩移動に困難を感じますか。」は基本的に身体的な面を聞いているが、地形的な面を聞かなくて良いものなのか。自宅からバス停まで行く困難さが、歩行が困難など身体的な問題なのか。問34で段差について聞いているが、地形のことか建物の階段のことか分かりにくい。段差などの地形的な話なのかについて、問32でまとめて聞いてみるのはどうか。

事務局

指摘のあった距離、地形、身体的な話をまとめるのは設問数が減るので、検討したい。

会長

何を一番聞きたいかが重要である。平面的な場所で300メートルの移動に困難を感じるかが知りたいのか、または家の近くのバス停に行けない人がどれだけ居るのかを知りたいのか、段差があるために、車両への乗り降りに困難があるかどうかを知りたいのか。これらを明確に絞った上で聞くべきである。全部聞くと複雑になるので、そのバランスも含めて検討して頂きたい。

委員

利用したい時間帯等は聞かなくても、利用者のデータを見れば分かるものなのか。

N-バス事業者

N-バスでは毎日の利用者データはあるが1日単位であり、時間帯別のデータはない。

委員

時間帯ごとでネットワークとして繋がっている方が重要な気がする。データが無いのであれば、アンケートで何時頃利用しているのか聞くのはどうか。

会長

ダイヤの再編やルートを決める時には何時に何処へ行きたいのかを聞くが、今回は計画の評価のための市民アンケートであるので、現実にはほとんどの人が「乗ってない」と回答する。そのため、「何時頃乗っているのか」という質問は聞いても意味がなくなる。利用者に対するアンケートであれば聞いても良いが、対象が無作為のアンケートであるので難しい。アンケート全体でN-バスの利用者は何%くらいか。

事務局

1400人中で300人くらいであり、約23%くらいである。

会長

各公共交通の外出先の部分に、何時頃へ行くのかの設問を追加しても良いのかもしれない。バランスを考えて検討して頂きたい。

委員

問36では、運転免許証を返納するつもりはないと回答した場合の理由を記入するスペースは設けないのか。

事務局

「返納するつもりはない」と選択した場合、理由に関する項目を追加するように検討する。

委員

問37で返納の年齢を聞いているが、これは必要なのか。逆に返納するつもりはない人の意見をしっかり聞いた方がいいのではないか。

事務局

問37の設問を作った理由は、N-バスは65歳以上を無料とし、高齢者の外出促進を政策としてやっており、65歳から70歳位の間でバスに乗っているかどうかを検証したかったためである。

会長

この設問は要検討とする。返納した方々が返納した後どうなったのかと調べると、返納しようと思っている方や返納できない人へのアプローチを探ることができるかもしれないので、それも含めて検討したい。

前回のアンケート調査時点と比べると、大きく変化しているのはイオンの出店であるが、それについては何か捉えられるようになっているのか。

事務局

イオンが長久手古戦場駅の横にあるということで、以前より公共交通の利用を第一に考える回答割合の変化や、イオンへ行く際に公共交通を利用した場合、名鉄バス、リニモ、N-バスの各公共交通の設問で回答できるようになっている。

会長

周辺の渋滞などが原因でバスの利用をやめてしまったなどの回答やその理由は取れるのか。

事務局

公共交通の利用の変化の設問で、増減とその理由から捉えられる。

会長

その他いかがか。

アンケートは9月実施を予定し、あまり時間がない。その他に気づいた点があれば、1週間程度を目処にして事務局にお伝え頂きたい。今日頂いた意見については、事務局で検討して修正させて頂きたい。

(4)公共交通マップ(案)について

(資料4に基づき事務局より説明)

委員

サイズはA2サイズのみなのか。

事務局

A2サイズだけである。

委員

以前送付頂いた物の中に縮小版があったが、小さいサイズも欲しい。

事務局

会議資料では、送付用にA3サイズで印刷しているが、市役所で印刷するなどして配布する等、2パターン作成することを検討する。

委員

N-バスの時刻表の文字をもう少し大きくできないのか。愛知医大や長久手古戦場駅の接続路線の文字が大きい。また、どこかにマイ時刻表を記入できるようなスペースを設けるのはどうか。自分がよく利用する時間や路線を書いておくことによって、調べる時間が省けるので、何か工夫をして頂きたい。

事務局

全体のバランスを見ながら、見やすくなるように工夫をしたいと思う。

委員

N-バスの時刻表は色の着色の影響もあって字が見にくいように感じる。他の所は白とグレーで色が少ないので見やすい。

事務局

時刻表自体が見やすくなるように、配色を工夫したいと思う。

委員

バスロケーションシステムの説明が詳しく載っているが、利用する方は詳細な説明がなくても分かる人で、分からない人は利用しないと思うので、もう少し小さく掲載しても良いように感じる。

事務局

掲載する大きさについては検討し直したい。

公共交通マップの配布は10月の末頃を予定しており、まだ少し時間がある。一度修正したものを委員の皆様を中心にお伺いし、意見を踏まえながら今後も修正をしていきたい。

委員

N-バスの年末の運行は、確定のように記載して良いのか。試行運行というのは、今年の実施状況を見て変更される場合もあるので、変更があった場合にはマップごと差し替えなければいけないのではないか。

N-バス事業者

試行運行は年度ごとに実施するので、来年も引き続き実施する場合にはこの会議にて協議して頂きたいと考えている。試行運転については掲載しない方が良いと思うので、事務局と調整する。

委員

名鉄バスの近距離高速バスの愛知学院大学行きは長久手市内を走らないが記載したらどうか。愛知淑徳大学南バス停が新設されたが、日進市に入っている。

事務局

交通事業者と相談させて頂く。

委員

凡例にバス停を入れて頂きたい。

会長

名鉄バスのバス停名も入っているのか。

事務局

N-バスのバス停名と異なる所は両方入れてあるが、基本的にはN-バスのバス停名が入っている。

事務局

名前が違う場合は名鉄バスのバス停も記載している。

会長

西小共生ステーションは名鉄バスのN-バスの名称と異なるが、記載がない。

時間があるので、再度全体を確認して頂きたい。

会長

細かい所は再度確認頂いて間違いがないように修正して頂きたい。その他にも意見を頂いた箇所は検討して修正していく。10月の発行になるので修正版を皆様に一度お送りしてご意見を頂けるようにしたい。他にもお気づきの点があれば事務局の方へお伝え頂きたい。

2.報告事項

(1)公共交通応援隊平成29年度上半期活動報告について

(資料5に基づき事務局より説明)

委員

当日の様子の左側にN-バスソングブースがあるが、これを基に歌を作ることは検討しているか教えて欲しい。

事務局

現在、公共交通応援隊の方々とN-バスソングを作る作業をしている。活用方法については現段階では明確なことは決まっていない。

委員

参考までに武豊町ではソングを作っており、それを幼稚園や保育園に広めている。保育園の方が歌に合わせた踊りを考えたりして、どんどん広まっている。

会長

皆さんのおかげで、こういった良いイベントができているのでこれからもお願いしたい。

当日は名鉄バスさん、あんしんネットあいちさんにもご協力頂き、とてもありがたい。

(2)市内公共交通の平成29年度上半期利用者実績について

(資料6-1,6-2,6-3に基づき事務局より説明)

委員

N-バスの乗車人数は全体では伸びているが、西部循環線右回りが少し下がっている。東部線も下がり気味に思う。それぞれの路線ごとの状況も見た上で分析をした方が良いのではないか。名鉄バスの愛知医科大学病院バス停は非常に良くなっている。待合の椅子も15~16席あり、それぞれ番号が振ってあり、順番通り座って待てるような環境になっている。近くにコンビニエンスストアや飲食店も揃っており、是非このような環境を大きく育てて頂けるようにお願いしたい。リニモについては順調に伸びているという印象がある。夏休みのキャンペーンの所にリニモの1日乗車券の料金の記載がなかったので、どこかに記入して頂きたい。

会長

N-バスの東部線と西部循環線の右回りが落ち込んでいるが、何か見解はあるか。

N-バス事業者

東部線は片方向での運行になっているので、不便という意見は頂いており、利用者が離れている可能性がある。西部循環線右回りは愛知医科大学を降車利用されている方が多いという事は把握しているが、落ち込みに関して乗降バス停の利用者データがないので原因までは解明できないのが現状である。

会長

左回りが増えているので、そちらに利用者がシフトしている可能性と、名鉄バスの路線充実でそちらにシフトしている可能性もある。引き続き観測して頂きたい。

イオン出店の効果が出てきてリニモ、名鉄バス、N-バスも順調であるため、このまま盛り上げて頂きたい。

3.意見交換

会長

日頃公共交通に対して思っていることなど、何かご質問ご意見等はあるか。

委員

三世代交流サロンに参加している。特にシニアの方から「N-バスが来ない」と皆さん言われていて、さらに「待つのが辛い」という意見が多い。N-バスが遅れがちなのは私も感じている。待つのが辛くないようなバス停になれば、バスが遅れる事があっても気にならないのではないかと思う。それと、人口の増え方に対して公共交通が追い付いていないと感じるという意見もあった。

会長

N-バスの遅延についてはどのような状況なのか。

N-バス事業者

イオンのオープン時には2時間を越える遅延が発生したが、最近は土日の夕方に市内の自然渋滞が各所で発生し、それに伴う遅延が10~20分ほど生じている事がある。平日の遅延は5分前後である。

委員

中央循環線は土日の10時以降は10分以上遅延しており、日中は行きも帰りも遅延が発生する。遅延状況に合わせたダイヤをずらして欲しいと思うくらい、遅れが発生している。待合環境のベンチも雨上がりでは濡れていて座れず、屋根も小さいので振り込んでくる。傘をさして待っているのも辛い状況である。

委員

狭い道のバス停で20分遅延されると辛い。

委員

待合環境を囲むことは難しいのか。

会長

ベンチ、上屋等色々な規制があり、中々現実的には難しい。

委員

バス停のデザインを工夫するなどして、待ち時間が楽しくなるようになればいい。バス停に絵を描いたりして、デザインすることは可能か。

市(N-バス事業者)

一般的なバス停なので絵を描いたりすることは可能と思う。変更のタイミングで意見を頂いて検討したい。

委員

公共交通応援隊のキッズグループでも「楽しいバス停」を考えてみる。

会長

公共交通が人口増についていっていないのではないかというご意見についてはどうか。

事務局

市西部は路線が充実し、愛知医大のターミナルができたので非常に利便性が高まっているので、恐らく市東部の三ケ峯の地域の方からの意見と推測して話をする。三ケ峯地区は西部に比べると交通網としては劣っているが、三ケ峯地区の人口増加に合わせ、利用者の推移を見ながらダイヤやルートを検討していきたいと考えている。

会長

利用者の積み残しは発生しているのか。

事務局

特に無い。

委員

国交省の方で標準的なバス情報フォーマットが3月にできたが、その登録は済んでいるのか。

事務局

確認する。

会長

グーグルマップで検索する事ができ、便利になる。また、多言語での検索も可能にでき、観光客にとっても便利になる。時代に合わせて、是非進めて頂ければと思う。

4.その他

(1)乗合バス事業者に対する集中監査実施結果について

(当日配布資料に基づき愛知運輸支局より説明)

事務局

長時間ありがとうございました。

次回は12月中旬から1月下旬で日程を調整させて頂きたい。主な議題は平成29年度地域公共交通確保維持改善事業についての自己評価について示し、意見を頂きたいと考えている。

以上で第41回地域公共交通会議を終了とする。

以上

資料

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 企画政策課 企画調整係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0600
ファックス:0561-63-2100

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