第4次長久手市環境基本計画を策定しました

更新日:2024年04月11日

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過去の長久手環境基本計画は下記リンクをご覧ください。

計画策定の趣旨

 長久手市環境基本条例(平成12年3月制定)の規程に基づき、本市における環境の保全及び創造に関する総合的かつ長期的な目標及び施策の方向性を示すため、環境行政の最も基本となる計画を作成します。

 平成23年度から10年計画で「第3次長久手町環境基本計画」策定し、平成28年度に改訂を行いました。改訂版では、めざす環境像を「人と地域がつながり、自然と環境にこだわるまち」とし、「低炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の実現を目指して、市民参加、地域協働にて重点プロジェクトを進めてきました。

 現在、前回の計画改訂から3年が経過し、2020年度が現行の計画の最終年度となります。前回の計画改訂時から、パリ協定の発効、国連サミットでの「持続可能な開発目標(SDGs)」の採択、国の第5次環境基本計画の閣議決定、気候変動適応法の施行など、様々な社会情勢の変化により、本市を取り巻く状況も大きく変化しています。よって、現在の多様化した環境問題に対応していくため、市民主体で新たな環境基本計画を策定していきます。

計画期間

2021年度から2030年度の10年間とする。

(策定期間は、2019年度と2020年度の2カ年)

計画の役割

  1. 本市の目指すべき環境に関する長期的な目標(「目指す環境像のイメージ」及び「望ましいまちの姿」)を示す。
  2. 持続可能な開発目標(SDGs)の考え方を活用し、環境保全と創造に関する取り組みは、他の社会問題解決につながることを示す。
  3. 「目指す環境像」実現のため、市民、行政、事業者それぞれができる取り組みを示す。
  4. 関連個別計画(「地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」「生物多様性戦略」)を包括する。
  5. 地球温暖化防止策における「適応策」を示す。

計画の位置づけ

 環境基本計画は、長久手市総合計画に基づき市の環境に関する施策を横断的にとらえた総合的な行政計画であり、環境の保全及び創造に関する取り組みの基本的な方向を示すものとして位置づけられています。

複雑化する環境問題が環境分野にとどまらず、分野横断的な視点での様々な課題を同時解決し、相乗的な効果が求められている「持続可能な開発(SDGs)」の考え方を活用し、他のゴールも考慮するなど視野を広げて環境施策を考えていくこととなります。したがって、今後も環境保全と創造を目的とする計画や施策はもちろん、環境の保全と創造を直接の目的としない計画や施策においても、環境保全に関する部分及び環境に負荷を与える部分については、環境基本計画に沿って実施されることになります。

 また、環境基本計画は、よりよい環境づくりのために、行政のみならず市民及び事業者が公平かつ適正な役割分担のもとに連携し、協力する上での指針となるものとなります。

策定のあゆみ

市民ワークショップの開催(2019年7月~2020年1月)

キックオフイベント(7月27日)

 白熱!カードゲームでSDGs!!

(注意)台風の接近が予想されましたので、中止となりました。11月9日に延期しました。

第1回市民ワークショップ(ごみ編)(8月21日)

  ~晴丘センター見学会~

 ごみ処理施設「晴丘センター」を見学し、ごみの行く末、ごみの分別や減量の大切さを学びました。
後半のグループワークでは、今取組んでいること、これから取組んでいきたいことについて意見を出し合いました。

第2回市民ワークショップ(自然編)(9月15日)

  ~東山の谷津田の見学会~

 東山の谷津田を見学し、昔ながらの水田や水路に棲んでいる多様な生き物について学びました。生物多様性の恵みを享受していくために、私たちにできることについて話し合いました。

「白熱!カードゲームでSDGs!!」(11月9日)

長久手市の環境を考えていくことは、世界のどこかの何かしらの問題を解決できるということを体感していただくために、世界中が取組む目標 SDGsのカードゲーム「2030SDGs」を行いました。

第3回市民ワークショップ(低炭素編)(11月30日)

 ~とよたエコフルタウンガイドツアー~

豊⽥市にまで⾜を延ばし、「とよたエコフルタウン」のガイドツアーに参加してきました。「とよたエコフルタウン」とは、環境モデル都市に選定されている豊⽥市が、次世代の環境技術などを集約し、無理なく、無駄のない、快適な暮らしを紹介している低炭素社会モデル地区のことです。

第4回市民ワークショップ(企業編)(1月25日)

 ~IKEA長久手サスティナビリティツアー~

2015年にオープンしたIKEA長久手をたずね、持続可能な未来に向けたイケアの取組を学びました。イケアはサステナビリティ(持続可能性)を経営理念として掲げる先進企業として有名です。市民の皆さんの期待・関心も高く、定員を大きく上回る応募がありました。

職員向けワークショップの開催(2019年10月~2020年2月)

行政職員の立場から、長久手市の目指す環境像を考えながら、それの実現に向けた取組みや、市民や行政の環境配慮の率先行動を考える機会を作るため、職員研修の一環として、ワークショップを実施します。

導入編 「2030の世界を創る! 国連が全会一致で採択したSDGsをゲームで体験する」

 環境基本計画を策定するにあたり、地球規模から身近な生活の環境の問題が複雑化する中、分野横断的な視点で問題を同時解決し、相乗的な効果を求められているSDGsの考え方を活用し、施策を編みだしていくため、様々な分野の職員が参加し、SDGsについて学びました。

第1回「長久手市の目指す環境目標を考えよう!」

 環境基本計画の基本的なレクチャーの後、長久手市の環境の良いところ、悪いところを話合い、続いて、「こんな環境になったらいいなぁ」といった長久手市版の環境目標を考えました。

第2回「長久手市の環境対策の取組みを考えよう!」

 12 名の若手職員が「地球温暖化対策チーム」、「廃棄物対策チーム」、「生物多様性対策チーム」に分かれ、それぞれのテーマでの取組みアイデアについて検討しました。

第3回「長久手市の環境の重点プロジェクトを考えよう!」

 12 名の若手職員が第2回で出された取組アイディアを練りあげ、市民・行政協働の重点プロジェクトにまとめました。

その他市民向け啓発イベント(2019年11月)

SDGsサテライトブース「SDGsで○×(まるばつ)クイズ」

(2020ながくて市民まつり同時開催)

 第4次長久手環境基本計画は「SDGsの考え方を取り入れる」としています。○×クイズを用いることで、親しみやすく、市民一人一人にSDGsの意識付けを行うことができました。

市民アンケートの実施(2019年8月)

無作為に選定した市民の皆さんを対象に、環境に関する意識調査アンケートを送付しました。
回答にご協力いただき、ありがとうございました。集計をし、計画策定の参考にさせていただきます。

計画骨子の作成(2020年2月~8月)

令和2年度からは、令和元年度にいただいた皆さまのご意見や、市をとりまく様々な状況を踏まえ、計画の骨子を作っていきます。

基本方針案が決定 2050年頃の世界及び地域の環境に向けた行動の第1歩を踏み出す。

 令和2年5月に開催した令和2年度第1回環境審議会において、第4次計画の基本方針案が議決されました。

2050年頃の理想とする環境像
  • 脱炭素のくらしと地域づくり … 温室効果ガスの排出を実質ゼロに
  • 循環型のくらしと地域づくり … 最終処分をする廃棄物をゼロに
  • 自然共生のくらしと地域づくり … 生物多様性の維持・回復、持続的な利用
    上記の3つの社会の実現とともに、くらしの安心・安全の担保をするための環境をつくる。
  • 安心・安全のくらしと地域づくり … みんなの生活環境を自分たちで守る。
    多様な主体が自分ごととして環境アクションを展開できる仕組みを考える。
  • 環境にこだわる人づくり・地域づくり … 市民みんなで環境を考え、行動する。

​​​​​​ また、SDGsの理念「持続可能で多様性と包摂性のある社会」の実現への貢献も目指していく。

5年、10年以内に優先的に取り組むべき重点施策とは。市環境審議会ワークショップを開催。

市民、ボランティア、事業者、専門家の集まる環境審議会が令和2年6月22日、グループワーク形式で議論しました。
省エネ行動の成果を競い合えるアプリ、エコハウスの新たな利活用、地域(学校区等)ごとで取り組む自然共生アイデアの提供、などの活発な意見が飛び交いました。

環境審議会にて重点施策等について審議

計画素案の作成(2020年8月~12月)

骨子をもとに素案を作成しました。

1月15日(金曜日)から2月15日(月曜日)までの間、パブリックコメント募集期間とし、素案を公開し、市民のみなさまからご意見をいただきます。

パブリックコメント募集に関するページはこちら

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 環境課
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0612
ファックス:0561-63-2100

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