平成29年度第2回長久手市防災会議

更新日:2021年01月12日

会議詳細

開催日時

平成30年3月22日(木曜日)午前10時~正午

開催場所

西庁舎3階 研修室

出席者氏名(敬称略)

22名中16名出席
会長 吉田 一平(「吉」の字は、正しくは(「土」の下に「口」)です)

委員

  • 愛知県警察署 署長 後藤 久雄(代理:横田 克也)
  • 長久手市 副市長 鈴木 孝美
  • 長久手市教育委員会 教育長 川本 忠
  • 長久手市消防本部 消防長 吉田弘美
  • 長久手市消防団 団長 武田 和久
  • 瀬戸歯科医師会長久手歯科医会 代表 横井 英臣
  • 東名古屋長久手市医師会 代表 大塚 光二郎
  • 自主防災会(五合池AB・桜作) 役員 大藪 長子
  • 名古屋東フィールドセンタ センタ長 小嶋 幹夫
  • 中部電力株式会社旭名東営業所 所長 小笹 喜偉
  • 愛知県エルピーガス協会 中部支部愛豊分会長 兼子 義信(代理:田中 静代)
  • 愛知県中部須藤企業団 局長 野々山 寛(代理:高津 桂一)
  • 自治会連合会長・区長会 会長 中村 利男
  • 長久手市応急救護ボランティア 代表員 山村 寿美子
  • 長久手市女性消防クラブ 会長 吉田 孝代
  • 日赤さつき奉仕団 代表員 青山 朋子(代理:酒井 都子)

事務局

  • くらし文化部 部長 加藤 正純
  • 安心安全課 課長 水野 徳泰
  • 安心安全課 防災官 栗嵜 穂積
  • 安心安全課 主事 鎌田 慎也
  • 安心安全課 主事 日比野瑞樹
  • 安心安全課 主事 森田 脩平

欠席者氏名(敬称略)

  • 尾張県民事務所 所長 宇佐見 比呂志
  • 尾張建設事務所 所長 山口 豊
  • 瀬戸保健所 所長 大野 香代子
  • 瀬戸旭長久手薬剤師会 長久手地区代表 平井 佳彦
  • 東邦ガス株式会社日進営業所 所長 筒井 康裕
  • 防災ボランティアコーディネーターながくて 代表 水野 美々子

審議の概要

議題
(1)長久手市地域防災計画(修正案)について
(2)平成29年度長久手市市内一斉防災訓練の結果について
(3)その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

0人

問合先

長久手市くらし文化部安心安全課

会議録

あいさつ

事務局

 ただ今から平成29年度第2回長久手市防災会議を開催させていただきます。

 はじめに、当防災会議の会長であります、市長の吉田からご挨拶を申し上げます。

市長

 市長あいさつ。

事務局(水野)

 本日は、16名の委員にご出席いただいています。委員総数22名のうち、2分の1以上の出席となりますので、長久手市防災会議条例第5条第2項の規定に基づき、本会議は有効に成立いたします。

議題

【議題1】 長久手市地域防災計画(修正案)の概要について

議長(市長)

 【議題1】「長久手市地域防災計画(修正案)について」について、事務局から説明をお願いします。

事務局(栗嵜)

 それでは、【議題1】「長久手市地域防災計画(修正案)について」の概要についてご説明します。

 説明項目については「愛知県地域計画の修正の概要」「長久手市地域防災計画の修正(案)」「今後の予定」の3項目になります。

 まず、「愛知県地域防災計画の修正の概要」について説明します。

 修正事項は3つになります。

  1. 「平成28年度熊本地震の課題検証報告を踏まえた修正事項」
  2. 「愛知県の取り組みによる修正事項」
  3. 「国の防災基本計画の修正や法令改正に伴う修正事項」です。

 1 「平成28年度熊本地震の課題検証報告を踏まえた修正事項」について説明いたします。愛知県は平成29年3月に平成28年4月に発生した、熊本地震を受け県の地震対策強化のために、とりまとめた「課題検証報告」を作成しています。

 内容は、7つの項目からなっております。

  1. 揺れ対策
  2. 避難生活
  3. 物資の確保
  4. 産業
  5. 生活再建
  6. 住宅確保
  7. 県・市町村の活動体制

 「課題検証報告」を踏まえ、愛知県は8つの項目について「愛知県地域防災計画」を修正しています。

  1. 市長会や町村会との連携による災害時応援体制の強化
  2. 支援物資の円滑な受援供給体制の整備
  3. 広域応援訓練の実施
  4. 車中、テントなどでの避難生活を余儀なくされる住民への支援
  5. 防災拠点となる市町村庁舎の耐震化
  6. 市町村における業務継続計画や受援計画の策定・見直し支援
  7. 学生等が日常生活で災害について学ぶ機会の充実
  8. 民間事業者等と連携した防災意識の啓発運動

 2つ目は、「愛知県の取り組みによる修正事項」について説明いたします。

 修正項目は3つの項目です。

  1. 災害廃棄物処理計画の策定
  2. 「手話言語・障がい者コミュニケーション条例」の制定
  3. 愛知県復興体制の検討

 次に、3「国の防災基本計画の修正や法令の改正等に伴う修正事項」について説明いたします。

 修正項目は4つの項目です。

  1. 住宅被害認定調査に関する体制の強化
  2. 避難情報に係る名称の変更
  3. 港湾管理者及び漁港管理者による緊急通行車両の通行確保
  4. 近隣市町村における指定緊急避難場所の指定

 次は、「長久手市地域防災計画の修正(案)」について説明いたします。

 修正事項は、愛知県と同じ3つになります。

  1. 「平成28年度熊本地震の課題検証報告を踏まえた修正事項」
  2. 「愛知県の取り組みによる修正事項」
  3. 「国の防災基本計画の修正や法令改正に伴う修正事項」です。

 地域防災計画修正の根拠は、災害対策基本法に記載されており、防災会議の所掌事務は、地域防災計画の作成、修正となっています。

 1「平成28年度熊本地震の課題検証報告を踏まえた修正事項」としては、6つの項目です。

  1. 支援物資の円滑な受援供給体制の整備
  2. 広域応援訓練の実施
  3. 車中、テントなどで避難生活を余儀なくされる住民への支援
  4. 防災拠点となる市庁舎の耐震化
  5. 学生等が日常生活で災害について学ぶ機会の充実
  6. 民間事業者等と連携した防災意識の啓発活動

 次に、2「愛知県の取り組みによる修正事項」としては、2つの項目です。

  1. 災害廃棄物計画の策定
  2. 復興体制の検討

 次に、3「国の防災基本計画の修正や法令改正に伴う修正事項」としては、3つの項目になります。

  1. 住家被害認定調査委に関する体制の強化
  2. 避難情報に係る名称の変更
  3. 近隣市町村における指定緊急避難場所の指定です。

 最後に、「今後の予定」について説明します。

 本計画は、防災会議の前に尾張県民事務所の事前確認を受けています。

 本日の防災会議で、長久手市地域防災計画の修正案についてご承認いただきましたら、次は、愛知県との本協議(事後報告)を行います。

 本協議で愛知県からの「承認」を受け、平成30年5月に実施予定の防災会議において、愛知県から長久手市の計画が「承認」されたことについてご報告申しあげ、平成29年度の長久手市地域防災計画の修正については終了となります。

 以上で、計画の修正についての説明を終了します。

 議長(市長)

 ありがとうございました。【議題1】「長久手市地域防災計画修正(案)の概要について」につきまして、何かご意見、ご質問等はありますか。

 ご意見等がないようですので、【議題1】については以上とさせていただきます。

【議題2】 平成29年度長久手市市内一斉防災訓練の結果について

議長(市長)

 【議題2】「平成29年度長久手市市内一斉防災訓練実施計画の結果について」 について事務局から説明をお願いします。

事務局(栗嵜)

 平成29年度市内一斉防災訓練の結果について報告します。はじめに、11月19日に開催された訓練の様子をご覧下さい。

<DVD上映>

 次に資料「平成29年度市内一斉防災訓練の結果について」説明します。

事務局(栗嵜)

 訓練方針としては長久手市内で震度6強の地震が発生した想定の下、6つ小学校で地域住民が主体となり実施いたしました。

 平成29年度の重点項目として、(1)要配慮者への対応、(2)学校との連携、(3)実際に発災したことを想定した訓練の拡充としていました。

 訓練日時は、平成29年11月19日(日曜日)午前9時から開催しました。

 平成29年度の参加者数は昨年度より増加し、3,893人の方に参加していただきました。

 重点項目の実施状況について、ご説明いたします。

 (1)要配慮者への対応については、これまで民生児童委員のみで実施していた避難行動要支援者の安否確認訓練を、今年度は2つの小学校区で地域と連携した安否確認訓練を実施いたしました。

 来年度以降については、1つでも多くの小学校区で地域と連携した安否確認訓練を実施したいと考えています。

 また、外国人への対応として、愛知県立大学による「外国人が不安を感じない避難所づくり訓練」、乳幼児の対応として保育園職員による「避難所保育園運営訓練」を実施いたしました。

 (2)学校との連携については、市が洞小学校教員による「学校防災に関するパネル展示」を実施いたしました。

 来年度以降については、各小学校区へ広げていきたいと思います。

 (3)実際に発災したことを想定した訓練の拡充については、消火訓練、家具の転倒防止啓発、AED操作訓練、炊き出し訓練等に加え、今年度は高層マンションが停電したことを想定した訓練と車いすを体験訓練を実施いいたしました。

 平成30年度市内一斉防災訓練の開催日時は平成30年11月18日(日曜日)を予定しています。

 最後に、昨年12月に実施した防災訓練の検証会で、各小学校区から出た意見をいくつかご紹介いたします。

  • 訓練当日、それぞれの小学校で訓練メニューや会場配置などを記載したチラシがあると分かりやすいのではとの意見がありました。配布できるようしていきたいと考えています。
  • 訓練の参加者に20代から40代の方が少ないため、子どもが参加したくなるような訓練メニューを考えていきます。
  • 防災訓練は共助を中心とした訓練であるが、まずは自助についての啓発が重要であると思います。各家庭における備蓄、自宅の耐震化、家具の転倒防止等の啓発について行っていきます。
  • 今年度初めて高校生の参加がありました。今後も継続して参加していただけるように尽力していきたいと考ています。

議長(市長)

 ありがとうございました。

 【議題2】「平成29年度長久手市市内一斉防災訓練実施計画(案)について」

 何かご意見、ご質問等がありましたらお願いいたします。

委員(中村)

 今年度の防災訓練の報告をします。

 重点項目である、(2)要配慮者への対応については、民生委員と連携して、「黄色いタオル」を有効活用して、要配慮者の安否確認を実施いたしました。

 (3)実際に発災したことを想定した訓練の拡充として、南小学校区では、一時避難場所における安否確認及び設置してある自主防災倉庫の資機材の確認を行いました。

委員(大藪)

 要配慮者の安否確認訓練は、北小学校区及び南小学区で実施したということで行ったということでよろしいでしょうか。

事務局(水野)

 要配慮者の安否確認訓練を民生委員と地域で連携して実施したのが、北小学校区及び南小学区となります。

 その他の小学校区については、民生委員のみでの安否確認訓練を実施しております。

 来年度以降は、各小学校区で民生委員と地域で連携した安否確認訓練を実施していただきたいと考えています。

委員(大藪)

 高校生の参加が好評であったとのことですが、小・中・大学生も訓練に参加できるように検討をして下さい。

委員(武田)

 避難所までの避難訓練を実施するだけでなく、避難所における役割分担のシミュレーションや、参加者を巻き込むような避難所運営訓練の検討も進めてください。

 委員(山村)

 ペットの避難及び避難所での生活に必要な資機材等が、あまり周知・啓発されていないように感じます。今後は防災訓練等の場において、周知・啓発をご検討ください。

事務局(水野)

 ペットにつきましては、車中泊やテント泊等における対応も含めて検討をすすめています。また、環境省が出されているガイドライン等についても参考にしながら検討していきたいと考えています。

議長(市長)

 ありがとうございました。

 では、本日出席の皆様方から、防災訓練に対する要望等を順にお聞きしたいと思います。

委員(横田)

 自助が一番大切だと思います。

 市民の方へ、防災士資格等のを取得推進を実施しても良いのではないでしょうか。

委員(横井)

 小学校によって、参加者が増加している校区と減少してる校区があるため、防災訓練参加についてより一層の周知を実施してはどうでしょうか。

事務局(水野)

 昨年度は東小学校区のパークサイドヒルズにて、校区特化訓練を実施しました。今年度、本訓練が実施されていないため、東小学校区の参加人数が減少しています。

委員(大塚)

 現在、医師会、歯科会、薬剤師会、行政で災害時等の対応について検討を行っています。今後もより一層連携を図り、継続して検討を実施いたします。

委員(田代)

 LPガス協会も、尾三地域と同じ4市長村による、構成員であるため、今後もより一層の連携を図っていきます。

委員(吉田)

 災害への対応だけでなく火災・防火啓発等でも協力させていただきます。

委員(大藪)

 西小学校区では、防災訓練のチラシを全戸配布したため、参加者が増加したと考えています。

委員(酒井)

 日赤さつき奉仕団の団員の高齢化が進んでいるため、防災訓練の当日参加者の方を巻き込んだ訓練について検討します。

委員(中村)

 一時避難場所での訓練を重点としたことにより、参加者数が減少しています。災害時は自助が一番重要だと思います。避難生活は避難所で送るだけでなく、ご自宅の損傷が少なければ、家庭内避難も有効であることの啓発を図っていきます。

委員(高津)

 応急給水は、各自治体の協力が必要不可欠です。今後も引き続き、自治体と連携していきたいです。

 併せて、家庭内における水の備蓄についても啓発を図っていきます。

委員(小笹)

 災害の際は、通電火災が大きな2次被害となることもあるため、今後も啓発を実施いたします。

委員(武田)

 災害時の初動期を担うのは、消防団だと思います。

 防災訓練等の場にて、団員募集の啓発もあわせて実施していきたいと思います。

委員(吉田)

 平成30年度より尾三消防本部となります。

 広域化することにより、消防車両が増加するため、住民サービスは向上いたします。

 大規模災害等について広域消防として検討を進めていきます。

委員(川本)

 学校との連携は、防災訓練において重要な課題であると認識しています。今後は、学校教員の訓練参加等についても検討していきます。

 委員(鈴木)

 災害時の物資受援・搬送では、市から住民への物資受援・搬送体制に不安が残り、職員だけでの対応は困難であると予想されます。必要な物資受援・搬送についても住民の方への協力をお願いたいと思います。

 防災士資格取得費用の助成も始まったため、制度の周知・啓発を実施し、資格取得者の増加を図っていきます。

議長(市長)

 ありがとうございました。

 本日の防災会議を通して、何かご意見、ご質問等ありますか。

 他に意見等もないようですので、これにて議事を終了いたします。

 本日は、ありがとうございました。

資料

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 安心安全課
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0611
ファックス:0561-63-2100

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