前田幸明(平成23年第1回定例会)

更新日:2020年11月30日

新たなる「地方の時代」の実現を目指して
国、地方を問わずどのような立場の議員であれ、その任期中は自らの選挙公約の実現に向けて、懸命に努力するはずです。しかしながら、力及ばず全ての公約を達成させることがむつかしいのも現実です。我が最後の一般質問にあたって次についてもう一度確認方伺いたいと思います。

1)地方分権の推進/「自治基本条例」の制定について

近隣の名古屋市の例を見るまでもなく、全国的にも、「自治」とはどうあるべきかが問われています。4年前から自主自立の道を歩むべく、住民主権の確立とその象徴である「自治基本条例」の制定を訴えて参りました。幸いにして本町は単独の市制施行が目前に迫り、その成果が実りつつあります。しかしながら、本来あるべき新しい自治の姿・理想は、市制施行のまだ先にあるような気が致します。市制施行はその過程、一里塚、この市制施行を機に、行政、議会、住民が今後も本町にあっては各々が、その立場だけを主張し、対立することがないよう、今一度各々の役割と責務について「自治基本条例」の中で確認し合い、新たなる「地方の時代」の実現に向けて努力しようではありませんか。

2)教育改革/「心の教育」の充実について

今期についても教育改革について、種々の点を質疑・提案させて頂きました。具体的には「生徒の立場で心の教育」「少人数学級など教育環境の整備」「教師力の向上」「確かな英語教育の実践」というものでした。
そのうち、「生徒の立場で心の教育」については、今でも心残りの点がいくつかあります。平成21年度の「教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書」にもいくつかの指摘があり、その中から次の点についてお伺いします。

  • (ア)子どもたちの居場所については、ややもすると本町は、ハードの居場所を提供するのに腐心してきたように思います。今後は居場所を見つけることの出来ない子どもたちが自分でその場所を見つける支援が必要かと思われますが、具体的にはどうすればいいのでしょうか。
  • (イ)現代は、大人でも自分の居場所を見つけるのが大変な時代だと言われますが、その原因が子どもの時の「全員に同じ方向・目標に向かわせる教育」だと言われます。その結果、子どもたちが小さいうちから自信をなくしているとも聞きます。スクールカウンセラーの充実も喫緊の課題に違いありませんが、その前に子どもたちに自信を失わせない確固たる教育が重要と思われますがどうでしょうか。
  • (ウ)最後に、「子どもは社会の宝」、本町に住むこの子たちが今後とも、まかり間違っても自らの未来を絶つことがないようどんな教育指導を行なって行きますか。

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局議事課議事係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号: 0561-56-0628
ファックス:0561-63-2100

<長久手市議会に関するページは長久手市議会が管理、運営しています>

メールフォームによるお問い合わせ

このページに関するアンケート

より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

このページの内容はわかりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか