帯状疱疹ワクチン予防接種費用の助成

更新日:2025年01月24日

令和7年4月から、一部公費負担による帯状疱疹ワクチン定期接種を開始予定です。

対象者は、65歳になる方ですが、すでに65歳を超える方も、5歳年齢ごと(70、75、80、85、90、95、100歳)に、令和7年度からの5年間に限り接種できるよう経過措置があります。

また、接種当日60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害を有する人も定期接種対象者になります(事前申請要)。

これに伴って、令和7年4月から本市の任意接種費用助成の対象者を50~64歳に変更します。

昭和36年4月1日以前に生まれた人は、4月からは定期接種が優先となり、任意接種での助成対象外となります。

帯状疱疹ワクチン予防接種の定期接種開始と助成事業の一部終了について

帯状疱疹ワクチン予防接種費用の助成

長久手市では、帯状疱疹の発生率を低減させ、重症化を予防するため、令和6年7月から、帯状疱疹ワクチン接種費用の助成を行っています。

助成対象者

以下のすべてに該当する人が対象です。
・申請日及び帯状疱疹ワクチンを接種する日の時点で、長久手市に住民登録のある50歳以上の人
・過去に長久手市から帯状疱疹ワクチン予防接種費用の助成を受けたことがない人

予防接種法に基づかない任意の接種ですので、かかりつけ医等に相談のうえ、予防接種による効果や副反応等十分に理解したうえで、接種の判断をしてください。

使用するワクチン・費用等

ワクチンは2種類あり、接種回数や費用が異なります。
名称 生ワクチン「ビケン」 不活化ワクチン「シングリックス」
対象

50歳以上

50歳以上

接種方法

皮下注射 筋肉内注射
回数 1回 2回 ※初回から2か月間隔を空けて2回接種
費用 8,000~9,000円程度 20,000~25,000円程度×2回
※ 医療機関によって異なります。予約時に確認してください。
有効性 50~59歳 69.8% 50~59歳 96.6%
60~69歳 64% 60~69歳 97.4%
70~79歳 41% 70~79歳 91.3%
80歳以上 18% 80歳以上 91.4%
予防効果 5~7年程度 10年以上
副反応 アナフィラキシー、接種部位の発赤・腫脹・疼痛など アナフィラキシー、接種部位の発赤・腫脹・疼痛、胃腸症状、頭痛、筋肉痛、倦怠感、発熱、悪寒など
助成金額 4,000円 10,000円/回

※かかりつけ医などに相談し、ワクチンについて十分に理解したうえで接種を受けてください。

申請方法

昭和35年4月1日以前に生まれた人で、令和6年度中に接種を希望する場合は、令和7年3月14日(金曜日)までに事前申請してください。

経過措置として、令和7年3月31日(月曜日)までに助成券を使って1回目の接種をした場合は、令和7年度に限り、2回目の任意接種の助成が受けられます。

申請方法は、健康推進課への紙面による申請又はWEB上での電子申請です。

◆協力医療機関(本市発行の助成券を使って、接種費用から助成額を差し引いた額を支払う)

◆協力医療機関以外(いったん接種費用を全額支払い、被接種者本人が市に助成額を請求)

の2通りがあります。申請前にどちらの医療機関で接種をするのかを決めておいておください。

  • 一人につき、生涯1度限りの助成です。
  • 接種を受ける前に、事前の申請が必要です。
  • 申請前の接種は、助成の対象外となります。

令和6年7月1日より前に、本助成事業を利用せずに不活化ワクチン「シングリックス」1回目の接種を済ませ、2回目の接種だけで本助成事業を申請する場合は、申請時に1回目の接種日が分かるもの(領収書等)をご提示ください。

郵送で申請する場合

長久手市福祉部健康推進課 健康増進係(長久手市保健センター内)

〒480-1196 長久手市岩作城の内101番地1

助成の流れ

◆協力医療機関で接種を受ける場合

1.市健康推進課に申請(WEB、郵送、窓口)し、後日市が発行する助成券と案内書類を郵便で受け取る。

※即時発行ではなく郵送するため、ご自宅に届くまで1週間程度かかります。

2.市内の内科クリニックなどの協力医療機関に接種予約し、助成券を接種する医療機関に提出して接種を受ける。

3.接種を受けた医療機関で、助成金額を差し引いた金額を支払う。

※不活化ワクチン「シングリックス」の場合は、接種が2回必要です。

※助成券は、ミシン目を切り離さずに医療機関に提出してください。

※助成券の有効期間は、発行日から1年間です。有効期間内に接種してください。

※不活化ワクチン「シングリックス」は2回目までを有効期間内に接種してください。

例1 不活化ワクチン「シングリックス」接種費用25,000円の場合

接種費用25,000円ー助成額10,000円=医療機関に支払う助成後の額15,000円(1回目・2回目ともに)
※不活化ワクチン「シングリックス」は接種回数2回なので、1回目接種後については医療機関は助成券1回目用だけを回収します。1回目接種後、必ず助成券2回目用の部分を受け取ってください。

例2 生ワクチン「ビケン」接種費用9,000円の場合

接種費用9,000円ー助成額4,000円=医療機関に支払う助成後の額5,000円
※生ワクチン「ビケン」は接種回数1回なので、不要となる助成券2回目用は接種した医療機関で回収します。

協力医療機関以外で接種を受ける場合

協力医療機関以外の医療機関で接種を受ける場合は、全額を支払った後、申請により助成額が払い戻されます。

1.市健康推進課に申請(WEB、郵便、窓口)し、後日市が発行する案内書類を郵便で受け取る。

※即時発行ではなく郵送するため、ご自宅に届くまで1週間程度かかります。

2.協力医療機関以外の医療機関に接種予約し、接種を受ける。その際、接種費用の全額を支払い、領収書を受け取る。

※領収書には以下の記載が必要です。

  • 被接種者氏名
  • 接種年月日
  • ワクチンの種類(生ワクチン「ビケン」、不活化ワクチン「シングリックス」)
  • 接種にかかった金額
  • 接種医療機関名・接種医療機関印

3.請求書に領収書を添えて、市健康推進課に提出(窓口、郵送)する。

※市が書類審査後、請求書に記載のある振込先口座に助成金額を振り込みます。

※入金を希望する通帳等の写し(金融機関名・支店名・口座名義・口座番号・預金種別がわかるもの)を添付してください。

※不活化ワクチン「シングリックス」の場合は、2回目の接種が終了してから申請してください。

【郵送先】

長久手市福祉部健康推進課 (長久手市保健センター内)

〒480-1196 長久手市岩作城の内101番地1

帯状疱疹ワクチン予防接種の定期接種開始と助成事業の一部終了について

国の方針により、帯状疱疹予防接種は、令和7年4月から予防接種法に基づく定期接種になる予定です。対象となる方には、令和7年3月末に個別通知をお送りする予定です。

令和7年度から生年月日により受けられる予防接種の制度が変わります

昭和36年4月2日以降に生まれた、満50歳以上の人

任意接種助成の対象者です。

  • 65歳になる年度には定期接種の対象となります。
  • ただし、過去に帯状疱疹ワクチン予防接種を接種したことのある人は、定期接種の対象とはなりません。

令和7年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になる方

  • 昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生
  • 昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生
  • 昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生
  • 昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生
  • 昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生
  • 昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生
  • 昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生
  • 大正15年4月1日以前生まれ

上記の生年月日の人は、令和7年度の定期接種の対象者です。

令和7年4月以降は、任意接種の助成は受けられません(定期接種が優先)。

昭和35年4月1日以前に生まれた人で、上記以外の人

令和8~11年度の間に、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる年度に、定期接種の対象者になります。

令和7年4月以降は、任意接種の助成は受けられません。

ただし、経過措置として、令和7年3月31日(月曜日)までに助成券を使って1回目の接種をした場合は、令和7年度中に限り、2回目の助成を受けることができます。生ワクチンまたは不活化ワクチンのどちらか一方を1回も接種していない人は、経過措置の対象にはなりません。

よくある質問

Q1. 定期接種と任意接種と、どちらで受けたらいいですか?

A1. ご自身の生年月日や接種する時期によって、適用となる制度や、負担する金額が変わりますので、ご希望に合わせて選択してください。

自己負担の比較
ワクチンの種類

定期接種

(公費負担あり)

任意接種

(助成制度あり)

ビケン(生ワクチン)

1回接種

自己負担2,500円程度

自己負担4,000円~5,000円程度

(助成額 4,000円)

シングリックス(不活化ワクチン)

2回接種

自己負担7,000円程度/回

自己負担10,000円~15,000円程度/回

(助成額 10,000円/回)

(※)任意接種の接種費用は、医療機関によって異なります。接種費用から助成金を差し引いた後の金額がおおよその自己負担金となります。

Q2. 令和6年度中に接種を希望する場合は、どうしたらいいですか?

A2. 令和7年3月14日(金曜日)までに事前申請し、3月31日(月曜日)までに助成券を使って1回目の接種をした場合は、令和7年度に限り、2回目の助成を受けることができます。

Q3. 任意接種を受けていますが、定期接種の対象になりますか?

A3. 過去に帯状疱疹ワクチン予防接種の接種歴のある方は、定期接種の対象になりません。ただし、規定の回数を接種できていない場合は、残りの回数を定期接種として接種します。交互接種はしません(同じ種類のワクチンを接種します)。なお、市からの助成を受けない任意接種で接種歴がある場合も、定期接種の対象とはなりません。

任意接種の実施回数と、定期接種のできる回数
  • 任意接種0回→定期接種でシングリックス(不活化ワクチン)2回またはビケン(生ワクチン)1回
  • 任意接種でシングリックス(不活化ワクチン)1回目のみ→定期接種でシングリックス(不活化ワクチン)2回目のみ
  • 任意接種でシングリックス(不活化ワクチン)2回完了→定期接種対象外
  • 任意接種でビケン(生ワクチン)1回→定期接種対象外

帯状疱疹ワクチン接種前に確認すべきこと

  • 帯状疱疹ワクチン接種を受ける人または家族の方などは、ワクチンの効果や副反応な どの注意すべき点について十分理解できるまで説明を受けてください。説明に同意し たうえで接種を受けてください。
  • 医師が問診、検温および診察の結果から、接種できるかどうかを判断します。
帯状疱疹ワクチンの接種が受けられない人
共通

・明らかに発熱(通常37.5℃以上)している人

・重篤な急性疾患にかかっている人

・過去に帯状疱疹ワクチンに含まれている成分でアナフィラキシーを起こしたことがある人

生ワクチンのみ

・明らかに免疫機能に異常がある人及び、免疫を抑える可能性がある治療を受ける人

・妊娠している人

上記以外に医師が予防接種を行うことが不適当な状態であると判断した人
医師が健康状態や体質に基づいて、接種の適否を判断する人
共通

・心臓や血管、腎臓、肝臓、血液の障害や発育の障害などの基礎疾患がある人

・他のワクチン接種を受けて、2日以内に発熱があった人や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状が出たことがある人

・過去にけいれんを起こしたことがある人

・過去に免疫に異常があると診断されたことがある人や両親や兄弟に先天性免疫不全症の人がいる人

・帯状疱疹ワクチンに含まれる成分に対してアレルギーを起こすおそれのある人

・高齢の人

不活化ワクチンのみ

・血小板減少症や凝固障害のある人、抗凝固療法を受けている人

・妊婦または妊娠している可能性のある人

・授乳中の人

☆併用を注意すべき薬があります。他の薬を併用している場合や、新たに使用する場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。

帯状疱疹について

帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)を起こすウイルスと同じ水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こります。発症すると、体の片側の一部にピリピリとした痛みがあらわれ、その部分に赤い発疹が出てきます。

日本では、80歳までに約3人に1人が発症するといわれており、皮膚症状が治った後も、50歳以上の約2割の方に帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる長い痛みが続くことがあります。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉部 健康推進課
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-63-3300
ファックス:0561-63-1900

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