百日咳について

更新日:2025年06月12日

百日咳菌の感染によって、激しいせきを特徴とする急性の気道感染症です。

愛知県内での百日咳の2025年の累計届出数は、6月2日(月曜日)から6月8日(日曜日)の時点で昨年度一年間の届出数を大きく上回っています。今後も、流行がしばらく続くことが予想されますので注意が必要です。

乳児が感染すると命に関わる危険性があるため、日頃から感染予防に努めましょう。

百日せきとは

百日咳チラシ

百日咳は、激しい咳が長期間続き、乳幼児が感染した場合は重症化し、命を落とすこともありますので、早めに医療機関を受診しましょう。また、百日咳は生後2月から予防接種法に基づく予防接種(5種混合ワクチン等)の対象となっていますので、速やかに予防接種を受けましょう。

大人の方においては、乳幼児への感染を防ぐため、咳が長引く場合は早めに医療機関を受診しましょう。

主な症状

通常は、感染後5~10日間の潜伏期間を経て、普通のかぜのような症状で始まり、次第に咳がひどくなり、顔を真っ赤にしてコンコンと激しく咳込み、最後にヒューと笛のような音を立てて大きく息を吸う発作をおこします。

乳児では重症になり、特に新生児がかかると無呼吸になり、命を落とすこともあります。また、肺炎や脳炎を合併することもあります。

成人の百日咳では、咳が長期にわたって持続するものの、乳幼児にみられるような典型的な症状が見られないために診断が見逃されやすく、感染源となって周囲へ感染を拡大してしまうこともあるため、注意が必要です。

感染経路

鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)とされています。

受診・治療について

  • 咳が長引くなどの症状があるときは医療機関を受診しましょう。
  • 生後6カ月以上は、抗菌薬による治療が検討されます。また、咳が激しい場合には咳止め等の対症療法が行われることがあります。。

予防方法について

百日咳の予防には、5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)等の接種が有効です。

しかし、幼少期に接種している場合、十歳代にはワクチンの効果が低下して発病する場合があります。また、発病に気づかず、ウイルスを排泄している場合があります。一般的な感染対策は、以下のとおりです。

  • 咳がある場合は、マスクを着用するなど「咳エチケット」を守ることを心がけましょう。
  • 外出後等には、石けんで手を洗いましょう。
  • せきが長引くなどの症状がある時は、医療機関で診察を受けるようにしましょう。
  • 予防接種を受けましょう。(生後2か月から7歳6か月未満の児が定期接種対象期間)

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