平成26年11月定例教育委員会

更新日:2020年11月30日

会議詳細

開催日時

平成26年11月6日(木曜日)午前9時から午後0時5分

開催場所

西庁舎2階第8会議室

出席者氏名(敬称略)

委員長 近藤勝志
 委員 横田真規子
 委員 加藤正雄
 委員 羽根しげ子
 教育長 堀田まゆみ
 事務局
 教育部長 川本 忠
 教育部次長 加藤 明
 教育総務課長 角谷俊卓
 指導室長 夏目知好
 指導主事 名倉健
 くらし文化部次長兼
 生涯学習課長 加藤正純
 文化の家事務局長 籾山勝人
 中央図書館長 山田高司
 給食センター所長 冨田俊晴
 教育総務課長補佐 飯島淳
 教育総務課庶務教育係長 山田美代子

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  1. 決定承認事項
    教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書(平成25年度分)(案)について
  2. 報告事項
    • (1)後援・推薦名義の専決処分の一括報告
    • (2)教育委員会及び関係各課からの報告
  3. その他

公開・非公開の別

一部非公開

傍聴者人数

1人

問合先

教育部 教育総務課 0561-56-0625

会議録

委員長 ただいまから、平成26年11月定例教育委員会を始めます。 本日の議事録署名者は、羽根委員にお願いします。  それでは、議事に入ります。決定承認事項について、資料1の説明をお願いします。

事務局 資料1について、説明させていただきます。本日、ご承認をお願いしますのは、平成25年度事業の「教育に関する事務の管理及び執行の点検及び評価の結果について」の報告書です。なお、資料については、多ページに渡るため、事前に教育委員さんにはご一読いただいているものになります。この報告は、毎年実施しているもので、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第27条の規定に基づき、平成25年度における教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況を、教育委員会事務局及び市長部局の補助執行機関が自己評価として点検、評価を行い、市が委嘱する、事務点検評価委員さんに外部評価をしていただき、その内容を本日、教育委員会でご承認いただき、12月議会に諸般の報告として提出しようとするものです。評価委員さんは、昨年度と同様、愛知淑徳大学の古井教授、それに、愛知県立大学の内田准教授にお願いしています。なお、両先生には、市の学校評議員もお願いしています。評価をいただいたのは、学校教育、給食、学校建設に関して古井教授、また、生涯学習、図書館、文化事業に関して内田准教授に評価をしていただいています。なお、繰り返しになりますが、本日、教育委員会のご承認がいただければ、12月議会に諸般の報告として提出し、その後、市ホームページに掲載予定となっています。以上で、ご説明を終わらせていただきます。 

委員長 資料1について何か質問やご意見等ありませんか。

委員 先回でも言いましたが、結果を次年度に反映させるためには、今の時期では遅いと思いますので、次回からは、早く点検結果の報告書が作成されることを望みます。

委員 資料1について、評価委員の意見の中で、27ページ「『家庭』の意見を取り入れすぎると、益々『(経済)社会』に背を向けることになるため、注意が必要である」とありますが、この文章はPTA不要論と誤読される恐れがあると思います。

事務局 評価委員からは、家庭からの意見は当然重要ですが、学校は、各学校毎に教育方針をもって運営にあたるものであり、家庭からの様々な意見を全てとりいれ過ぎることで、その方針がゆらぐことになってはいけないという意味であると確認をとっています。

委員 この文章ではその意味には解釈されない可能性があると思います。再度、評価委員に確認してください。

事務局 評価委員に確認します。

委員 29ページ「企業運営」という言葉について、企業とは民間企業を指すと思いますので、「企業運営」より「施設運営」とする方が適していると思います。

事務局 給食センターについては、公の施設ですが、一つの「工場」という企業としての考え方で運営していますので、このような表記になっていると思います。

委員長 他に何か意見はありますか。なければ資料1については承認します。 では、次に報告事項の資料2の説明をお願いします。

事務局 資料2「後援・推薦名義の専決処分の一括報告」です。後援・推薦名義申請について、審査結果を一覧表でまとめて資料としております。新規1件を含めまして申請書が7件提出され、新規1件につきましては、教育委員からのご意見を伺い、審査基準に適合しているため、後援の決定をしています。また、他の6件は昨年度の実績から、後援と決定しています。

委員長 資料2について何かご意見ありませんか。

委員 先日意見交換をしましたが、市内での事業であり、市で広め、貢献されるものであれば、市の後援は適していると思います。しかし、個人主宰による発表会を教育委員会で後援することは疑問に思います。これまでの実績で認められているものもあるようですが、今回は初めての公演であり、判断する実績がありません。今後のためにも、明確な基準が必要だと思います。

委員 後援等の判断は、事業目的で判断するものだと思います。事業として、芸術、文化、教育等の普及に貢献しているかが必要ですが、書類上の判断をどうしていくかが課題です。少なくとも新規については公演を観て検証して確認することが必要かもしれませんが、件数も多く、全てを観るのは難しいです。

委員 誰がみても判断が容易にできるような明確な基準が必要だと思います。このような事例が出たときに検討をして、結論を出すことが重要で、先延ばしにしてはいけないと思います。

委員 この問題は非常に難しいと思います。基準や規定を作って判断すると、事務的な判断になりかねません。あくまで、事業の目的で判断することが重要だと思います。

委員長 この問題について、一度近隣市町の状況を確認し、基準等があれば教育委員会で報告をしてください。では、他に意見がなければ、資料3について中央図書館からお願いします。

事務局 資料3「長久手市中央図書館事業」です。企画展示において市内在住の絵本作家、川上越子氏の原画展を行いました。11月からは愛知県立芸術大学の油絵専攻非常勤講師及び学生による展示会を開催しています。そして、展示会に合せて各作家のおすすめ本コーナーを1階に設けています。11月6、7日には北中学校の生徒を職場体験で受け入れています。また、 10月27、28日には、先進地視察として、佐賀県武雄市図書館及び伊万里市民図書館に行きました。

委員 中央図書館は、独自に様々な事業を実施し素晴らしいと思います。さらに、地元住民のふれあう場所として図書館が活用できるといいのではないでしょうか。

事務局 図書館では、「子ども読書活動推進計画」により児童館連携を実施し、市内各児童館の図書室を充実し、地域で活用されるよう進めています。今後、地域共生ステーションにおいても連携について進めていきたいと考えています。

委員 11日のおはなし会に参加しました。ボランティアグループ「吾亦紅」による読み聞かせは非常に上手で感動しました。その他のボランティアの方々への指導をしたりすることはできませんか。

事務局 図書館では様々なボランティアの方が見えます。各ボランティアの方がそれぞれの得意な分野で活躍できるように場を提供しています。

委員長 他に意見がなければ、次に給食センターからの報告をお願いします。

事務局 資料4「11月学校給食献立表」及び「11月保育園給食献立表」です。11月18日は、「愛知の日」として、愛知県産の食材が多く使われます。長久手産の野菜として、にんじんとねぎを使用します。給食センターの報告は以上です。

委員 10月の給食メニューにクラムチャウダーがあったのですが、あさりが少なかったようです。中国産を避けたためですか。

事務局 中国産を避けた訳ではなく、もともと市の給食センターでは中国産を使用していません。

委員長 他にご意見はありますか。続いて、生涯学習課の報告をお願いします。

事務局 資料5 生涯学習課からの報告事項です。10月の主な事業について報告します。まず、生涯学習係からの報告です。「小牧・長久手の戦い」430年記念として、長久手の戦いをクローズアップさせたまんが本を作成します。26日に古戦場公園再整備基本構想フィールドワークを行い、メンバー11名が古戦場公園から色金山まで郷土史研究会のガイドを受けながら散策しました。また、28日に社会教育委員会を行い、平成26年度事業の進捗状況を報告しました。その際に、北小学校図書館の開放事業について、利用者が少ないこともあり、平成27年度から休止したい旨を報告させていただきました。委員からは、中央図書館から遠い東小学校や市が洞小学校での実施を検討することの意見がありました。次にスポーツ係から、校区運動会については、5日は雨天中止、19日は南小学校で実施しました。12日には、歩けあるけ運動を行い、25名の参加者がありました。次に、平成こども塾から、13日に「かまどDEランチーノ&竹クマと音楽会」を文化の家アートフェスティバルとの連携事業として実施しました。11月以降の主な事業として、4日に成人式の第2回実行委員会を行いました。20日には、文化の家にて倉本聰氏による教育文化講演会を行いますので、ぜひご参加いただきたいと思います。以上で説明を終わります。

委員長 資料5について何かご意見等ありませんか。

委員 北小学校の図書館開放については、5~6年前から中止したらどうかという意見がありました。利用者が少なければ中止することも必要だと思います。歩けあるけ運動も参加者が少ないようですが、このまま継続するのですか。

委員 歩けあるけ運動という事業を知りませんでした。

委員 ゴミゼロ運動とは異なるのでしょうか。

事務局 健康増進を目的として、毎月第3日曜日に実施しています。早朝に1時間程度、毎回異なるコースで市内を巡っています。

委員 図書館開放について、北小学校を休止し、東小や市が洞小学校での実施を検討するようですが、小学校の図書館が一般の大人が使用するのに適しているとは思えません。一般の人が使用しやすいように、利便性を高めるための改修などは行わないのでしょうか。

事務局 東小学校等の実施については、あくまで社会教育委員からの意見として報告させていただきました。

委員 学校の図書館開放は、学生たちの勉強場所として使用していただくといいと思います。学生達は勉強場所がなく、本来勉強場所ではない文化の家でよく勉強をしているのを見かけます。図書館には勉強場所としてスペースを開放していただいています。

委員 長久手小学校でのプール開放を中止する話を聞きました。中止するのではなく、場所を増やす方向性で検討していただきたいと思います。

委員 プール開放については、子どもがとても喜んで利用していますし、保護者としてもぜひ継続していただきたいと思います。

事務局 プール開放については、専門の監視員を配置する必要があることから、多額の費用がかかります。担当課としては継続して行きたいと思いますが、需要がどの程度あるかなどを踏まえて今後検討していく考えです。

委員長 他にご意見はありますか。続いて、文化の家の報告をお願いします。

事務局 資料6「文化の家事業報告」です。10月の事業となります。(1)4日から19日まで市内の様々な場所において「ながくてアートフェスティバル」を実施しました。(2)16日映像鑑賞会を行い、「銀河鉄道の夜」を上映し、107名の参加がありました。(3)16日ガレリアコンサートでは、宮沢賢治の詩の朗読とチェロ演奏を行い、130名の参加者がありました。(4)18、19日は、劇団太陽族の演劇公演「それからの遠い国」を行い、リーディングも含め288名の入場者でした。(5)24日演劇公演「姉さん女房の裏切り」を行い、134名の入場者でした。(6)25、26日には、来年、神奈川県で開催の劇王第2回天下統一大会の東海支部予選を、劇作家自らによるリーディング形式で行い、135名の入場者がありました。(7)29日JAZZ IN THE ROOMについては、通常音楽室で行うところ、風のホールで行い、169名の参加者がありました。

今後の日程として、11月8日にはゲヴァントハウス弦楽四重奏団を招聘しコンサートを行います。また、14日に「こんにちはアントン」については、文化の家で企画したコンサートを、多治見で実施して欲しいとの依頼を受け、多治見に出かけてコンサートを行うことになりました。その他として、視察が2件あり、1件は名古屋大学で建築を学んでいる留学生たちの視察でした。もう1件は、山口県岩国市からの視察ですが、文化の家では市民参画が進んでいるということから、文化の家フレンズについて学びたいと来館されました。

また、「おんぱく」を8月に実施しましたが、その後、参加された方から、「おんぱく」に参加し、指揮者とコミュニケーションをとったことで、不登校だった子どもが学校に行くようになったとのお礼の電話がありました。音楽の力で子どもさんが立ち直った事例だと思います。以上で文化の家の報告を終了します。

委員長 資料6について何かご意見ありませんか。

委員 不登校の子どもさんが学校に行くようになったということは、大変素晴らしいです。また、先日太陽族の公演を観ましたが、とても内容が素晴らしく、考えさせられるものでした。観た人にはこのすばらしさは分かりますが、観ていない人にはわかりません。この良さを伝えるためにはどうすれば良いかが課題です。この公演はいくら助成金をいただいているのですか。

事務局 助成金は290万円です。

委員 助成金はどこからいただいているのですか。

事務局 総務省の外郭団体である地域創造からの助成金となります。

委員 チケットは何枚売れましたか。

事務局 はっきりした数字ではありませんが、200枚程度だと思います。

委員 助成金があったら収支は120%ぐらいになるか、助成金なしに収支が100%となると良いと思います。収支が100%になるようにチケットの価格についても検討していただきたいと思います。今回満席だったとしても収支としては赤字ですね。

事務局 文化庁や地域創造から助成金を他にもいただいていますが、正直なところ、収支計算と助成金との兼ね合いには苦労があります。

委員 その方法では、文化事業の普及にはつながらず、数字を作るだけになってしまいます。文化の家では素晴らしい事業を実施しているので、それをさらに広めていくにはどうしたらいいか考えていただきたいと思います。助成金も税金からいただいているものですので、努力したうえで、助成金をもらうものだと思います。今度公演を控えているゲヴァントハウス弦楽四重奏団についても、世界的に有名で大変素晴らしい楽団です。しかし、この楽団についても知らない人が多いと思います。チケットの販売をどうしていくか、いろいろな手をうちながら考えていただきたいと思います。愛知県芸術劇場では、コンサートは客席は8割ほど埋まるようです。また、月に一度バックステージツアーを実施し、子ども達を招待して舞台裏を見学してもらい、子どもの頃から親しみを持てるようにしています。様々な手法を使って、チケット売りも含めて将来に向けた取組を検討していただきたいと思います。

委員長 他に意見等ありませんか。では、次に教育総務課からお願いします。

事務局 資料7 教育総務課から説明します。資料7について、説明させていただきます。先月、10月26日の日曜日に、「市政まなび舎」が開催され、今回のテーマとして、教育委員会の事業から、「小中学校の施設整備」サブタイトルを~地域とともに歩む学校を目指して~ということで、市民と意見交換をしました。当日の市民からの意見として、1つは、東小学校の増築工事について、地域住民が活用できる「多目的室」を設置とあるが、他の学校での整備はどうかとの質問に対し、専用の出入り口については、北小学校と北中学校には設けてあるが、他の学校についてはセキュリティーの問題から現状ではないとの回答をしました。2つめは、東小学校は、最大で26学級に増える予測に対して、中学校はどうするのかとの質問に対し、最大26学級から児童数は他の自治体と同様に減少していく予測であることから、この地区に中学校を建設するのではなく、長久手中学校に通学することになるとの回答をしました。3つめは、学校の校庭を、いつ、だれでも使用できるように、また、管理を地元の自治会や連合会に委託することの提案に対し、今後、前向きに考えていきたいとの回答をしました。以下、口頭で説明させていただきます。市では、世界中の都市が国境を越え、力を合わせて核兵器をなくしていくことを目指す国際的なネットワークである「平和首長会議」に平成25年2月1日付けで加盟し、また、平成26年9月30日に「非核平和都市宣言」をいたしました。このことから、教育委員会としても、市長部局と調整して、平和行政として2つの事業の予定をしています。1つは、加盟した「平和首長会議」事務局から、「広島の被爆樹木」の「アオギリ」と「長崎の被爆樹木」の「クスノキ」の苗木が、申請により毎年1本ずつ配布される制度があり、来年度から、学校設置順に市の小中学校に1本ずつ申請を予定しています。2つめは、名古屋市名東区の、認定NPO法人が運営する「戦争と平和の資料館「ピースあいち」から、各小中学校に、戦争体験の語り手として派遣していただく制度を、これについても来年度から予定をしています。以上で、ご説明を終わらせていただきます。

委員長 何かご意見等ありますか。

委員 戦争の語り部について、様々なところで話をされている方を知っていますので、ご紹介できると思います。

委員 「ピースあいち」から語り部を派遣していただくようですが、こちらに依頼した経緯は何でしょうか。仲介者がみえるのか市が自ら探したのかどちらかでしょうか。

事務局 詳細はわかりません。

委員 「ピースあいち」に行ったことがあります。昨年、「はだしのゲン」特集の際、朗読とバイオリンのコラボによるイベントがありました。どういった経緯なのか、語り部としてどの様なことをお話くださるのか、私も知りたいと思います。

委員 平和や戦争等についての話をするのは、とても難しいことです。特に学生や若い方だと、語りの迫力で、話の内容を一面的にとらえすぎる傾向にあります。

事務局 依頼の経緯として、「ピースあいち」については、2010年に愛知県教育委員会の博物館相当施設として指定されており、また、名東区で近隣であるといった理由であるとのことです。コンタクト等については、来年度以降になりますが、市から話を依頼していくもののようです。

委員長 他にご意見ありますか。では、公開部分の教育委員会を終了します。 

関連資料

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