(令和3年10月27日開催)令和3年度第2回長久手市行政改革推進委員会

更新日:2021年11月12日

会議詳細

開催日時

令和3年10月27日(水曜日)午後3時30分から午後4時30分まで

開催場所

長久手市役所北庁舎2階 第5会議室

出席者氏名(敬称略)

会長 石橋 健一
委員 田村 佳子
委員 室 淳子
委員 伊藤 直樹
委員 岡崎 信久
委員 樋口 和則
委員 細萱 健一
委員 安立 憲市
委員 近藤 恵美子

審議の概要

・令和3年度行政評価外部評価の総括について
・令和4年度行政評価(外部評価及び内部評価)について

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

2人

問合先

総務部行政課
電話:0561-56-0605

会議録

1 会長あいさつ
本日、新聞記事のコピーが配布されたが、外部評価について新聞報道がされていた。担当課が行った内部評価を外部から評価することの重要性や役割について、市職員にも再認識してもらうためのよい機会となったと思う。
外部評価は事業の進捗管理、目標に対する到達度合いを確認する重要な取り組みであり、本日は、今回の外部評価を振り返りつつ、今後の在り方についてもご議論いただきたい。

2 議題
⑴ 令和3年度行政評価外部評価の総括について
<事務局から資料1-1、1-2、1-3及び追加資料により説明>
(会長)
PDCAのサイクルは、同じところを廻っているのではなく、螺旋状に上がっていくイメージをしていただけるとよい。今後も各分野の知識、経験を活かした意見、提案をいただき、翌年度以降の予算にどのように反映されるのか、総合計画を推進するための適切な指標となっているのかなどを確認していく必要がある。
本日の議題1と2は密接に関連するが、まずは、今回の外部評価を実施した結果の感想、意見などの振り返りをお願いしたい。

(委員)
成果を数値だけで評価することは難しく、数値ではない成果指標の設定を考えてもいいのではないか。例えば、市民の声を成果として活用することを検討するなどである。
行政評価票で予算規模、事業の概要、成果指標などは、ある程度理解することができるが、本来の事業の目的を達成するための事務事業が適切でない事業も散見されている。
外部評価において、何を評価の対象とするかを明確にしてもらえると議論がしやすくなるのではないか。

(委員)
初めての経験であり市内在住でもないため、事業の概要をなかなか理解ができない部分もあったが、数値だけではなく市民の声を受け止められるような成果指標の検討をしてもよいのではないか。

(委員)
これまで業務で行政に関わることが少なく、長久手市の実情が分からない部分もあり、事業を深く理解できないこともあったが、成果指標設定の基準に統一性がなく評価しにくいと感じた。
企業においても業績評価、数値評価の両方を活用しており、数値だけの成果指標では評価が難しい部分があるのではないか。

(委員)
事業目的に対して構成する事務事業が適切でない事業があると感じた。その結果、目的の達成度合いの確認において成果指標が機能していない場合があるのではないか。

(委員)
外部評価のように様々な立場の人が市の事業に対して意見や提案をできる場は、非常に貴重であったと思う。人と人が対面して話すことは非常に大切なことであり、よりよい市民生活を実現するためにも必要なことであると思う。

(委員)
初めての経験ということもあり、事業内容自体だけへの批評や意見で評価をしていた部分があったと感じている。今後は、予算(投資)を考慮した事業の評価が必要だと考えている。

(委員)
外部評価にはここ数年関わってきているが、評価の結果が事業に活かされているという実感がない。評価に対する対応、事業の見直しにどう活かされているかが見えてくるとよい。

(委員)
外部評価は、事業仕分けではなく、市役所の自己評価に対して外部から評価(監査)することが目的である。事業目的、成果指標に対する評価が妥当なのかという視点で見ると、事業目的と成果指標が合っていない事業が多いと感じている。

(会長)
各委員の意見をまとめると事業に対する評価軸、評価方法が適切でない事業が多いように感じている。結果として、行政評価自体が形式的なものになってしまい活用できていないのではないか。事務局として、その辺りに対する考えを示してほしい。

(事務局)
適切な成果指標を設定するためには、まずは、担当課において事業本来の目的を再確認することが重要である。そのため、行政評価の本来の意義を理解した上で成果指標を設定するための研修を、今年度は担当課長向けに実施することを検討している。また、外部評価における担当課からの説明方法についても見直しが必要と考えている。

⑵ 令和4年度行政評価(外部評価及び内部評価)について
<事務局から資料2-1、2-2より説明>
(委員)
資料2-1にある行政評価実施者の「行政改革推進委員」と「外部評価委員」の違いを説明して欲しい。


(事務局)
今年度は、コロナ禍の状況も考慮し外部評価委員の募集などを行わなかったが、行政改革推進委員に加えて、公募による外部評価委員も一緒に外部評価を実施していた。
来年度の状況にもよるが、多様な立場の意見をいただくためにも検討をしていきたい。

(会長)
成果指標については、短期的な目標と長期的な目標を意識することも必要である。
長期的な目標は数値として表しにくい場合が多く、意味のある評価とするためにも工夫が必要である。実施成果である「アウトプット」と到達目的である「アウトカム」を組み合わせた評価指標の検討も必要ではないか。
例としては、公園管理事業における公園の整備数がアウトプットであり、地域の子どもたちの健全な育成がアウトカムといったイメージの評価の工夫が必要である。
課長を対象とした研修でどのように成果指標に対する認識を高めてもらうか、事務局としての考えはあるのか。

(事務局)
昨年度も担当職員に対して、「魚の骨」のイメージ図を活用して事業の目標を意識した上で事務事業の内容、成果指標を検討するワークショップ形式の研修を実施している。
詳細は今後検討するが、実施時期も行政評価票を作成する時期に近い年度末とし、担当課長を対象とした同様の研修を実施することを予定している。


(会長)
昨年度の研修は、魚の頭にアウトカムを位置づけて、その目標に向けて重要な事業である背骨があり、背骨からでている骨を関連する事業として位置づけることで、各事業が目標に対してどのような位置(重要度)にあるかを担当者に意識してもらうために実施した。
今度の研修で、各課長が前回の魚の骨を再確認した上で、アウトカム、アウトプットを意識した指標の再検証をしてもらうことができるはずである。


(委員)
行政評価の本来の目的は何であると考えているか。

(事務局)
各課が、常に事業本来の目的を意識し、成果指標をもとに主体的に事業を評価し、検証、改善に取り組むことができるようにするためのツールであると考えている。
行政評価をとおして、各担当者が事業の本来の目的を常に意識することが出来るようになることで、初めて行政評価が機能していることになる。

(会長)
本来、事業担当課が自律的に事業を評価し、改善していくことが出来ている能力を養うことが行政評価の目的であり、その目的が達成されていれば外部評価という制度自体が必要ないのかも知れない。
しかし、様々な理由から評価、改善の仕組みがうまく機能していない部分もあるため、行政評価の意義、必要性を各事業担当課に改めて認識してもらう必要があると考えている。

(事務局)
各課は多忙な業務の一環として行政評価票を作成しており、事業の目的を再認識し、成果指標について改めて時間をかけて検討、見直すことが出来ていないのが実情であると考えている。
自分自身も行政評価の事務局の立場となって、課題として意識するようになっており、行政評価の意義、重要性を職員に認識してもらうことが重要な役割と考えている。

(委員)
自分も以前に似たような研修を受けたことがあるが、「魚の骨」のイメージについて、もう少し詳しく説明をして欲しい。

(会長)
魚の骨図は、魚の骨格図を作成することがゴールである。まず、頭の部分を課としての事業目標として設定する。その目標のための背骨を決めてもらい、更に関連事業を脇腹の骨のように配置し、更に課題・結果の背景にあるキーワードをまとめて魚の骨格図のように整理することで、結果と要素の因果関係を分かりやすくする手法である。


(委員)
担当課が自分たちで作成し、結果、要因を洗い出して因果関係を図示することは難しい作業だと思われるが、そこまで出来ているのか。

(会長)
前回の研修では、そこまでは出来ておらず、今後の研修において事業全体を確認しつつ、成果指標に対する意識の向上を図ることが出来ればと考えている。

3 その他
特になし

(会長)
以上で令和3年度第2回長久手市行政改革推進委員会を終了する。

(事務局)
外部評価の結果については、本日の意見も踏まえ、今後、HPなどに公表する予定である。また、委員からの意見などに対する対応状況については、来年度の当初予算要求なども踏まえて、次回以降の委員会で報告させていただく。

当日資料

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 行政課 庶務係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0605
ファックス:0561-63-2100

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