令和元年度第1回まち・ひと・しごと創生総合戦略推進会議の開催結果について
開催日時 |
令和元年12月10日(火曜日)午後3時30分から午後5時10分まで |
---|---|
開催場所 |
西庁舎 3階 研修室 |
出席者氏名(敬称略) |
13名中13名出席 (事務局) 市長公室長 加藤 正純、同部次長兼経営企画課長 横地 賢一、同課主幹 高嶋 隆明、同課長補佐 森 延光、同課経営係長 安井 寛樹、同課主事 金子 達也 |
欠席者氏名(敬称略) |
なし |
審議の概要 |
|
公開・非公開の別 |
公開 |
傍聴者人数 |
2名 |
問合先 |
長久手市役所 経営企画課 電話:0561-56-0600 |
議事
1 あいさつ
【市長公室長あいさつ】
2 長久手市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進会議委員の委嘱について
【委員を委嘱】
【各委員自己紹介】
3 議題
(1)議題1 座長の選任について
【設置要綱に基づき座長を互選、座長より職務代理を指名】
座長 宇都宮みのり委員、職務代理 中村弘佳委員に決定
(2)議題2 まち・ひと・しごと創生に関する経緯と次期総合戦略について
議題3 第1期長久手市まち・ひと・しごと創生総合戦略の検証について
【資料1・2に沿って、事務局より一括して説明】
《主な議事内容》
委員
第1期総合戦略策定から関わっているが、国が言う「生業としての仕事づくり」ではなく、本市では、生業としてではなく、生きがいやまちでの役割をつくるための「しごとづくり」を重視しているように思う。
ただ、「生業としての仕事づくり」は重要であり、創業・起業支援の施策を進めていると思うが、課題が2つあると考える。
1つ目は、「持続性がない」という課題で、本市は土地柄個人事業主が多く、新規で事業を始める方も多いが、その約8割は3年以内に事業をたたんでいる。
2つ目は、「後継者不足」という課題で、今後の高齢化の進展を見据えると、この問題はさらに加速すると思われる。せっかくいい事業を行っているのに、後継者がいないばかりに事業をたたまざるを得ないという方がいる。第2期総合戦略では、こうした課題への対応も考えていくべきである。
委員
「長久手市に住み続けたいと思っているけど、就職先が東京のため、引っ越してしまう」という長久手市に住む大学生の話を聞いたことがある。大学が多くあるまちなのに、そのような状況はもったいないと感じた。例えば、学生の起業のスタートアップの支援等、意欲ある若者の支援に力を入れていって欲しい。
(3) 議題4 第2期長久手市まち・ひと・しごと創生総合戦略の方向性について
【資料3に沿って、事務局より説明】
委員
基本目標1に掲げる「誰もが活躍できる役割・しごとをつくる」は、そうなればいいと思うが、現実的には難しく、特に「誰もが」という部分は、行政用語のように感じる。
基本目標2の「子育て支援」については、国も出生率を上げるため力を入れているし、日本一若いまちである本市の特性を考えると、日本のモデルケースになる子育て支援に力を入れていただきたい。
委員
本市の第2期総合戦略の具体的な中身と言うよりは、全体的な話で確認しておきたいことが2つある。
1つ目は、地方創生に係る交付金についてで、これは国から恒常的に入ってくる交付金なのか。
2つ目は、平成30年度に、今後10年間の市のまちづくりの方向性を示す第6次総合計画ができたと思うが、市として総合計画を策定し、一方で国から地方創生に特化してるとは言え同じような戦略の策定を求められているという状況だと思う。先に策定した総合計画と、この第2期総合戦略とでは、どのように整合をとっていくのか。
事務局
1点目の地方創生に係る交付金についてだが、国からの支援として、総合戦略を策定した市町に対して、総合戦略に位置づけた事業については、交付金が申請でき、採択されれば国から交付金がもらえることになっている。今後、この交付金が恒常的に続くのかは分からないが、第2期総合戦略では、財源を確保するため、交付金の要件に合致するであろう事業を優先的に位置づけていきたい。
2点目の総合計画と総合戦略との整合だが、市の最上位計画は総合計画なので、総合計画にない事業が総合戦略に位置づけられることはない。総合計画は市政の全範囲に及ぶが、総合戦略は地方創生に資する事業のみを位置づけるものである。
委員
ジブリパークについては、国内のみならず、海外からも多くの観光客が訪れるビジネスチャンスだと思う。「稼ぐ」視点がこれから重要なのではないか。
事務局
本市が考えるジブリの活用は、「ジブリの世界観」が感じられるまちにしていく、ということである。ジブリには、例えば、福祉や共生に必要な価値観が感じられる作品が多く、そうしたジブリの価値観をまち中に広げていきたい。
一方で、ビジネスチャンスであるという視点も持っている。本市により多くのメリットがもたらされるようにするにはどうしたら良いか、現在検討中である。また、一市町だけでできることは限られるが、愛知県や愛知高速交通、周辺市町等で、連携して広域的な取組にしていくことも重要であり、この度、愛知県がこうした関係者を集めた協議会を発足させるとのことなので、本市も積極的に連携していきたい。
委員
長久手市はまちの成り立ち上、目立った産業があったり、大きな企業があったりするわけではないので、「暮らすまち」としての価値を高めることに力を入れてきて、産業には力を入れてこなかった。これからどんなことができるか分からないが、考えていきたい。
委員
子育て中の方から聞くのは、長久手市内に「働く場所がない」ということ。子育てで一度仕事を退職し、復職したいと考えたとき、パートであれば長久手市内でも働けるかもしれないが、正職員としてキャリアアップを考えると、名古屋市内で働き先を探すという選択になる。ただ、名古屋市内で働きながら、子どもの送り迎えもし、となると現実的でない。子育て中の方が、長久手市内で働ける場所の確保は、子育てしやすいまちの実現のためには、今後必要であると考える。
ジブリパークに関しては、「ジブリを感じられるまち」にしていき、藤が丘からモリコロパークの往復だけでなく、長久手市にも立ち寄ってもらえるような仕組みが必要だと考える。
委員
子どもの預け先の拡充は必要で、一人目の子どもの育休中に、二人目の子どもができても、預けられないといった課題もある。出生率を上げるには、二人目の子どもを躊躇なく産めるような環境整備が必要なのではないか。公立の保育園の受け入れについては、拡充されてきているが、保育園以外にも預け先の選択肢が広がると良い。
委員
子育て支援については、自分の娘に子どもが産まれて感じるが、制度等による経済的な支援も必要だが、心の支援も必要である。子育て中の方をどう支えるか、心の支援といった視点でも考える必要がある。
また、障がいを持つ子の子育て支援については、制度は整ってきていると思うが、支援する側の人手不足が課題である。
長久手市は「暮らしやすいまち」であると思うが、地価が上がっているため、住みたくても住み続けられない若者も多いと聞く。若い世代の人口流出を食い止めるための施策も必要だと考える。
委員
高齢者の外出促進については、考えていかねばならない。その際、車以外の移動手段についても考える必要が出てくるかもしれない。また、これまでの意見を聞いていると、高齢者のみならず、働きながら子育てしている方の送迎問題や、障がいのある方の移動手段など、それぞれの状況に合った移動手段について考えていく必要がある。
委員
長久手市の農に関する状況でいうと、農地は年々減ってきており、また、市内に専業農家は3名しかいない。市内で農業をしている方のほとんどが兼業農家で、退職後に健康づくりの一環で農業をしているという方も多い。こうした生業としての農業が成り立っていない状況の中、農を通じてどう仕事づくり・役割づくりができるか、これから考えていきたい。
委員
長久手市の人口移動を見ると、大学への進学期に多くの学生が転入してくるのに、大学卒業とともに転出してしまっている。その理由は、「働き先がない」ということだと考えるが、この状況はもったいないと感じる。何か産業を育てる施策も必要なのではないか。
人口の構成でいうと、今は若いまちである長久手市も、今後は急激に高齢化する。この高齢化を緩やかにし、人口構成のバランスを保つためには、子育て支援に力を入れ、若い世代が子どもを産み育てやすい環境整備が必要であると考える。
委員
長久手市は、まちづくり協議会の設立といった新しいコミュニティ施策は行っているが、自治会等の地縁組織への支援は行き届いていないように感じる。災害等いざという時に必要な地域の助け合いは、隣近所や自治会といった小さい単位での助け合いであるため、その範囲でのつながりをどうつくっていけるか、考える必要がある。
また、高齢者の外出促進でいうと、既存のN-バスの見直しが必要だと思う。
事務局
今回いただいた意見を踏まえ、戦略(案)を策定していく。戦略(案)についても、推進会議において意見を伺うので、よろしくお願いしたい。
当日の資料
令和元年度第1回長久手市まち・ひと・しごと創生総合戦略 推進会議 次第 (PDFファイル: 186.6KB)
資料1 まち・ひと・しごと創生に関する経緯と次期総合戦略について (PDFファイル: 2.5MB)
資料2 第1期長久手市まち・ひと・しごと創生総合戦略検証結果の概要 (PDFファイル: 97.7KB)
この記事に関するお問い合わせ先
市長公室 企画政策課 企画調整係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1
電話番号:0561-56-0600
ファックス:0561-63-2100
メールフォームによるお問い合わせ
- このページに関するアンケート
-
より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。
更新日:2020年11月30日