(平成27年5月25日開催)第32回長久手市地域公共交通会議

更新日:2021年02月17日

会議詳細

開催日時

平成27年5月25日(月曜日)午後3時から午後5時まで

開催場所

市役所清掃センター「エコハウス」 多目的室

出席者氏名(敬称略)

15名中12名出席(五十音順)
委員 天野 力
委員 大久保 彰(代理出席)
委員 太田 朋子
委員 加藤 直樹
委員 加藤 寛幸
委員 小久保 信(代理出席)
委員 白木 広治
委員 高嶋 隆明
委員 中田 梓
委員 古田 寛
委員 松本 幸正
委員 水野 悟

市(事業者)
安心安全課課長 川本 保則
同課長補佐 古橋 剛
同係長 山際 裕行
市(事務局)
経営管理課課長 高木 昭信
同課長補佐 森 延光
同係長 山田 克仁
同主事 清水 裕穂

欠席者氏名(敬称略)

委員 山内 達郎、委員 近藤 敦、委員 成田 優貴

審議の概要

平成26年度長久手市地域公共交通会議事業報告及び決算について
N-バス路線(案)について
生活交通確保維持改善計画(案)について
長久手市地域公共交通会議設置要綱改正(案)について
市内公共交通の平成26年度、27年度4月の実績について

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

2名

問合先

長久手市役所 経営管理課 電話:0561-56-0600

会議録

 議事

1 あいさつ

会長

長久手市は、本年度は重要な仕事がある。昨年度、策定した連携計画に基づいて再編をしていくことである。昨年度は住民の方々とワークショップやシンポジウムを開き、特にN-バスに対して意見を伺った。それを基に、具体的なルートやダイヤを作っていくことになる。これからの公共交通を利用者の立場になって考えていきたいと思うので、よろしくお願いしたい。

2 議題

(1)平成26年度長久手市地域公共交通会議事業報告及び決算について

(資料1-1、資料1-2に基づき、事務局より説明)

  • 平成26年度の実施事業の報告
  • 平成26年度の決算の説明及び会計監査の報告

会長

質問、意見はないようであるので、ご承認いただける方は挙手をお願いしたい。

(全員が挙手)

会長

それでは、平成26年度決算について承認されたこととさせて頂く。

(2)N-バス路線(案)について

(資料2に基づき、事務局より説明)

  • 見直しの検討内容の確認
  • 後の見直しの予定の説明

委員

双方向運行化とあるが、同じ時間帯で逆方向というイメージだろうか。

市(事業者)

今のところは、限られた本数の中を交互に逆周りするイメージである。同時にすると、他のところの便数に影響が出てくるため、現時点では考えていない。

会長

隣の日進市は、いち早く1便ずつ双方向を行っている。その辺も踏まえて、情報交換を行ってほしい。

市(事業者)

片方から見れば便利に感じるが、もう一方からは遠いバスになるので検討したい。

会長

日進市も、現在、路線の見直しを行っている。住民懇談会やワークショップ、連携計画で長久手市から日進市へ動いている方がいることがわかったので、連携を深めるのはとても重要である。情報交換を行うとともに、何か繋がる部分があるならば繋げることができたら良いと思う。

市(事業者)

是非検討していきたいと思う。来て頂く便、向こうへ繋げる便も調整していきたい。

委員

福祉の家から文化の家を通る環状線があるといい。文化の家へ向かう時に乗継のために市役所へ戻るととても時間がかるので、環状線にするか市役所の本数を増やすか、もう少しスムーズに移動しやすくなるように検討してほしい。

市(事業者)

ダイレクトになると新しい路線の開発になるので、乗継も含めて対応できるかどうか検討したい。

委員

市役所は乗継を待つ良い場所がなく、土曜、日曜の閉庁日など市役所近辺に用事がない場合は乗継の時間があまりにも長すぎる。土曜、日曜は市役所を少なめにして、平日に乗り換えるルートを増やす考え方があってもいい。

市(事業者)

グリーンロードより北の方で東西線がちょうど横一列になるので、たまたま市役所が基点になっている。適切な場所があれば、検討していきたいと思っている。現時点では適切な候補地や対応方法がなく、待ち時間をどうするかが問題であるが、土曜、日曜も開庁している西庁舎のロビーを有効に活用して頂ければと思う。

会長

結節点は市役所で変わらないが、問題は日曜日である。まず基本的に市役所のバス停に来られる方は必ずしも市役所だけが目的ではない。市役所でたまたま乗継がある、市役所で会合がある、市役所の周りに用事がある場合もあるので、休みの市役所に繋ぐことは悪いことではない。西庁舎が開いていて利用できることを積極的に情報として流す必要がある。お金はかかるが、乗継のバスを西庁舎で待っている方に対して、バスが到着する案内ができるともっと良い。休みの日に来られる方にも快適な環境になると良い。

委員

名古屋市内に車で向かった場合、駐車場代がかかることを考えるとバスの方が安いため、土日は公共交通機関を使うことが多い。乗継ができない時に問題になるので、連絡がうまくいけば良いと思う。運行本数の増加や双方向運行に変えて頂けると良い。

会長

乗継の回数を改善できるようにしたい。多くの乗継が発生するOD間でスムーズになっているのが見えるように期待したい。

路線バスとの競合を避けるとの記載があるが、事業者としてどのように考えるか。

委員

民間のバス路線の場合は、沿線の利用が見込める条件が整わないと採算性がない。長久手古戦場駅や愛知医科大の整備状況を見ながら路線を検討したいが、情報がまだ入ってきていない。その辺りを見定めて路線再編の時期を検討したい。N-バスの見直しの時期と合せるのが合理的だが、今の時点では運行本数など具体的なものが見えてこない。商業施設ができると需要が生まれるが、これは日進市の開発でも同じことが言える。状況を踏まえながら路線について検討するために情報収集に努めているところである。

会長

広域で市町を跨ぐような民間の路線バスを軸にして、支線で支えることも重要である。隣接市と情報交換をして頂きたい。

(3)生活交通確保維持改善計画(案)について

(資料3に基づき、事務局より説明)

  • 生活交通確保維持改善計画の記載事項の説明
  • 平成28年度の国庫補助見込み額の説明

委員

補足になるが、国の補助金については補助要綱を定めており、補助金の上限額について計算方法を定めている。また、今年度の改正された補助要綱では、1便当たりの平均乗車人員が1人を下回る場合は補助対象外となる。長久手市では、三ヶ峯線の早朝便が平成26年度の実績を見ると対象外になる可能性がある。平成28年度の実績によって判断される。ただし、限度額を超えているので、補助額に影響は出ない。

会長

事務局は、この辺りの事情は把握しているか。

事務局

把握している。

会長

三ヶ峯線自体は1路線しかないが、補助対象は複数の系統に分かれているので、その辺りの説明をしてほしい。

事務局

N-バスの時刻表で、便ごとで始発と終着が異なる場合は、別の系統として扱っている。また、休日に限り平成こども塾を経由するので、別の系統として扱っている。

委員

日進市のくるりんばすがフィーダー路線ということでつながりが強いので、日進市と連携を取って頂きたいと思う。

会長

そもそも何故国の補助が出るのかというと幹線があり、幹線とフィーダーはセットで作り出さなくてはならない。幹線があってのことなので、そこの連携を深めて頂きたい。その一方で、1便当たりの平均乗車人員が1人を下回ると補助対象外となるということであり、そういう時代になっているという認識である。自治体・地域による支援、運行の効率化など、各自治体に合った対応をしていくことになると思う。特に長久手市の場合は、市民とともに作り上げていく姿勢が出ているので、皆さんで活用してもらう方向で利用が促進される努力をして頂きたい。

会長

その他に意見がなければ、数字に関してはまだ精査をしていくことを踏まえた上で、生活交通確保維持改善計画(案)について、ご承認いただける方は挙手をお願いしたい。

(全員が挙手)

会長

それでは、今回の内容を踏まえて、数値を精査の上で申請手続きを進めていくこととする。

(4)長久手市地域公共交通会議設置要綱改正(案)について

(資料4に基づき、事務局より説明)

改正を実施する理由と改正内容の説明

委員

交通対策課としての業務に変更はないが、部名が変わった。

会長

その他に意見がないようであるので、ご承認いただける方は挙手をお願いしたい。

(全員が挙手)

会長

それでは、改正が承認されたこととさせて頂く。

(5)市内公共交通の平成26年度、27年度4月の実績について

1N-バス

[資料5-1に基づき、市(事業者)より説明。]

  • 平成26年度の年間乗車人員は231,832人。前年度と比べて16,044人増加(7.4%増)。過去最高の乗車人数となっている。
  • 平成26年度の有料乗車率は20.0%。平成25年度の19.5%に比べてやや増加。
  • 平成26年度の有料乗車利用者のICカード利用率は47.0%。平成25年度の44.4%に比べて増加。
  • 平成27年度4月は19,900人。前年度と比べて1,548人増加(8.4%増)。1日当たりでは平均663人(51人増加)。
  • 平成27年度4月の路線別の乗車人員は、東部線を除く路線で前年同期を上回っている。
2名鉄バス

[資料5-2に基づき、委員(名鉄バス株式会社)より説明。]

  • 長久手市内を運行する路線の平成27年2月~平成27年4月の利用者数は、全体では対前年度比106%。
  • 本地ヶ原線(基幹バス:長久手市外含む)は対前年度比100%。岩藤線(星ヶ丘~藤が丘)は対前年度比100%。東山線(藤が丘~瀬戸方面)は対前年度比100%。愛知学院線(藤が丘~愛知学院大学前)は対前年度比105%。尾張旭市内線(藤が丘~長久手車庫)は対前年度比105%。愛知淑徳大学線は対前年度比100%。愛知医科大学病院線は250%(開業は昨年4月のため、前年比でみると多くなっている)。古戦場シャトルは対前年度比115%。
  • 他の地域に比べて、長久手市内は堅調に伸びている。4月は雨天が多かったことも、前年同期より多い要因と考えられる。
3リニモ

[資料5-3に基づき、事務局より説明。]

  • 月別利用者数は、2月:1日あたり19,500人、3月:1日あたり16,100人、4月:1日あたり24,800人。
  • 4月の利用者数としては、過去最高となっている。
  • 平成26年度の年間利用者数は7,108千人。対前年比1.7%減。
  • 減少の要因として、平成26年3月に消費税増税に伴う駆け込み需要で大幅に利用者が増加した反動と思われる。さらに平成26年4~6月の前年同期に対する減少は、消費税増税の影響と愛知学院の一部の学部移転が要因と考えられる。

会長

N-バス、名鉄バスともに好調で、N-バスに至っては過去最高を記録した。リニモは残念ながら昨年度は悪かった。それは、定期の駆け込み需要で前年度の3月に増えたのでその影響があるだろう。ただ、今年度の4月から上向きになってきた。

委員

市民の公募委員の方に、お聞きしたい。バスはどれだけPRしても路線があること自体も知らない方が多く、目の前にバス停があっても自動車を利用することもあり、なかなか浸透しない。長久手市内は、名鉄バスのネットワークが充実していて、さらにN-バスの路線もある。住んでいる地域にバス路線が充実している場合、バスを利用しようという気になるかどうか。住民感覚としてどう感じているのか、聞きたい。

委員

引っ越して13年住んでいるが1度もバスは利用していない。

委員

引っ越す前から自動車を利用しているのだろうか。

委員

長久手市へ来てから、自動車を利用するようになった。しかし、年齢的にも数年後には公共交通機関を使って移動をしたいという意識はある。今現在は不便に感じる。以前、他の市町で乗ったバスで少し運転が荒かった印象があった。丁寧な運転をしてもらえると、お年寄りの感覚でいくと乗りやすいと思う。

会長

ここへ来るのに名鉄バスに乗ってきたが、名古屋市交通局もそうであるが、今はもの凄く運転が丁寧である。利用者が車内で座らない限り、発車しない。

委員

藤が丘へ行く場合は、バス停が近いので名鉄バスを利用する。自動車は便利だが、市外に出ると駐車場の料金がかかったりするので、経済的にもバスの方が良いと思うが、時間が丁度良くない場合は利用しにくいので、ライフスタイルに応じた時間があるといい。

会長

N-バスは乗ったことはあるか。

委員

この前初めて乗った。子供がいるので料金がかからなかった。利用しやすくて良いと感じた。

会長

今までは何故使わなかったのか。

委員

必要性を感じなかったためである。

委員

自宅の近くにバス停があるが、名鉄バスが何時に運行しているか情報がないので、楽に調べやすいリニモを使うということがある。バスの情報を発信して頂けるとありがたい。

委員

個々のバス停の時刻表はないので、ホームページなどでバスロケーションシステムをご覧頂きたい。お年寄りは利用しづらいと思うが、子育て世代のお母さん方にも多く利用して頂いている。

会長

利用の仕方に関しては、行政が情報提供している。もっと利用しやすいようにしていきたい。

検索サイトで長久手市役所までの所要時間が表示される。名鉄バスが民間の検索サイトに入っていないので、各サイトで調べなければならないので非常に不便である。1つのサイトで検索できるとありがたい。改善されるともっと使いやすい。

委員

「駅探」などのサイトも利用してほしい。

会長

長久手の方々はバスを使うという選択肢もある反面、十分に情報が行き届いていない。そういった部分も含めて、これから改善に向けて進めていきたいと思う。

(6)その他

事務局からの情報提供

(資料6に基づき、事務局より説明。)

のりゃあせ第6号の完成版の紹介

愛知県からの情報提供

(資料7に基づき、事務局より説明。)

リニモ新緑ウォーキングのイベント紹介

事務局からの情報提供

(資料8に基づき、事務局より説明。)

平成27年度会議スケジュールの説明

委員

のりゃあせの2ページの下に「N-バスのあり方」の欄に市民ボランティアを募る記載があるが、市民ボランティアの具体的な役割などを書いて募ってみてはどうか。

事務局

のりゃあせの最終ページのお知らせに示す「仮称)公共交通応援隊」というものがあり、現在の参加人数は12名ほどであるが、市民の方々と公共交通のPRを考えて取り組んでいきたい。

会長

この応援隊で色々な案を出して頂き、そのうちの1つは実現させようと進めているので、うまく行けば利用促進に向けた取組みが実施されるだろう。

事務局

次回の会議は資料では9月としているが、前倒しでの開催を検討している。

会長

今回、本来であればN-バスの路線案を示す予定であったが、諸般の事情から示すことができなかったので、意見を頂ける場を設けて頂きたい。9月の会議後に、いきなりパブリックコメントを実施することにならないようにして頂きたい。

市(事業者)

お示しできるように、進めていきたい。

事務局

次回の会議の内容は、N-バス路線(案)の協議、庁内チームによるネットワーク調査・研究、公共交通応援隊活動経過報告を予定している。

以上で、本日の会議を終了とする。

資料

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 企画政策課 企画調整係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0600
ファックス:0561-63-2100

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