(平成28年3月16日開催)平成27年度第3回長久手市中央図書館運営協議会

更新日:2022年09月16日

会議詳細

開催日時

平成28年3月16日(水曜日)午後2時から3時30分まで

開催場所

長久手市中央図書館 2階AVルーム

出席者氏名(敬称略)

(副委員長)山田三行
(委員)成田修三 岩田猛 羽生田正勝 神子有理子
(事務局)
教育長 堀田まゆみ
教育部次長 加藤明
中央図書館長 中條宏之
同館長補佐兼係長 二之部香奈子
同主事 安藤健人

欠席者氏名(敬称略)

菅野育子

審議の概要

(1)平成27年度事業報告について
(2)平成28年度事業計画について
(3)今後の中央図書館の運営及び管理について
(4)その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

1名

問合先

長久手市教育委員会 中央図書館
電話:0561-63-8006

会議録

あいさつ 教育長

 委員長欠席に伴い、長久手市中央図書館運営協議会要綱第4条第3項により副委員長が職務代理を行うことを説明

議題1 平成27年度事業報告について

議題1 平成27年度事業報告について

委員長 事務局から議題1について説明をお願いします。
事務局 資料1、ア、学校連携事業について説明
事務局 資料2、イ、ブックスタート事業について説明
事務局 資料3、ウ、児童館連携事業について説明
事務局 資料4、エ、中学生及び大学生図書館実習について説明
事務局 資料5、オ、ワークショップ及び原画展について説明
事務局 資料6、カ、現代美術展ビブリオテカアルテについて説明
事務局 資料7、キ、館外ブックポスト返却事業について説明
事務局 資料8、ク、中学生美術展について説明
事務局 資料9、ケ、図書修理ボランティア養成講座について説明
事務局 資料10、コ、利用状況について説明
委員長 それでは、委員の方、ご意見をお願いします。
委員 資料1の学校連携事業で説明があった必読書リストを配布している小学校3校はどこの小学校ですか。
事務局 北、南、市が洞小学校です。
委員 他の3校は紹介はしてあって、取り組まれていないということですか。
事務局 今後取り組んでいく予定です。
委員 他の3校は必読書リストの内容を知らないということですか。
事務局 はい。順次、学校連携司書が計画を進めていきます。
委員 リスト配布の対象学年について教えてください。
事務局 現在は1年生、2年生の低学年を中心に進めており、最終的には全学年を対象とする予定です。
委員長 他に質問はありますか。ないようですので、次の議題の説明をお願いします。

議題2 平成28年度事業計画について

委員長 事務局から議題2について説明をお願いします。
事務局 資料11、議題2、平成28年度事業計画について説明
委員長 それでは、ご意見をお願いします。
委員 読書手帳は面白い取り組みと思います。特に低学年から高学年まで全ての小学生に良いと思います。本の好きな子にはどんどん取り組んで欲しいです。ちなみに予算措置についてはどうなっていますか。
事務局 読書手帳は中央図書館のホームページにPDFデータで掲載する予定です。予算は平成27年度の予算で作成します。現在は案の段階です。
委員 実際に配布するとなったら、用紙代や印刷代などかかると思うが、そのあたりについて教えてください。
事務局 予算措置は平成27年度、今年度予算の中で考えています。
委員 防犯カメラの設置について、カメラで撮影したデータの保存はどうするのですか。
事務局 開館当初から防犯カメラが設置されていますが、老朽化及び録画機能がないため、今回録画機能があるカメラを設置することとしました。
委員 録画データの管理は図書館で行いますか。ランニングコストについてはどのようですか。
事務局 図書館で責任を持って行います。おそらく1~2週間は保存ができると思う。ランニングコストについてはそんなに高くないはずです。
委員 自治体等で設置する場合、録画データの管理および点検などの管理が難しいため外部委託する場合があります。図書館ではどのようですか。
事務局 ランニングコストについては、防犯カメラ保守点検委託費として年間6万1千円予定しています。
委員 防犯カメラの撮影は館内のみですか。館外は映らないのですか。夜間についてはどのようですか。
事務局 映るのは館内および地下駐車場です。撮影時間は図書館の開館時間中を予定しています。
委員 プライバシーの問題についてはどのようですか。
事務局 プライバシーについては、運用方法は検討するが、基本的に録画データが1~2週間で塗り替えられるため、問題ないと思われます。毎日チェックすることは考えていません。図書館の閲覧室には録画中と分かりやすく明示します。
委員 事務室で映像データを見ることはできますか。
事務局 映像を写すモニターが事務室にあるので可能です。
委員 「何かあったときに映像を見る」ということで通常は「防犯カメラがあることにより抑止力となる」という運用で良いですか。
事務局 はい。犯罪および不審者などに対する抑止力と捉えています。
委員 紛失本の割合についてはどのようですか。
事務局 平成28年度2月末の蔵書点検では、356件の紛失本が判明しました。カメラでのチェックは難しいので、いずれはICチップの導入を考えていきたいです。ただし導入にあたっての設備投資が何千万かかります。機械の更新時には考えたいです。蔵書点検の労力も半分で済みます。
委員長 他に質問はありますか。ないようですので、次の議題の説明をお願いします。

議題3 今後の中央図書館の運営及び管理について

委員長 事務局から議題3について説明をお願いします。
事務局 資料12、議題3、今後の中央図書館の運営及び管理について説明
委員長 それでは、ご意見をお願いします。
委員 本日は欠席ですが、委員長からの専門的見地からの意見および、具体的な例に即した説明が聞きたいです。長久手市は市の規模に対して、購入冊数が多く、がんばっていると思うが、先日視察した一宮市立図書館の比較データがないのはどうしてかと思います。清洲市は購入冊数が半分くらいなのは本1冊あたりの単価が高いのでしょうか。また報道では色々な批判がありますが、全国の図書館のうち15から6%が指定管理であるという現状についてはどうなのでしょうか。図書館だけの魅力で来館者を増やすのは難しいと思います。長久手市には図書館と共存できるような魅力ある施設が中々ないと思います。他施設との連携を考える必要性を感じます。例えば楽歩さんもがんばってくれています。それから、館外ブックポストの冊数が減っているのは残念です。立地も含め、もっと大きな将来展望を考えていくべきと思います。
委員 図書館の立地について。中央図書館以外に分館などの計画はありますか。現在の場所が良いのかどうか、それによって方針が変わってくると思います。図書館の目的として、何かのついでに寄るのか、図書館に来館することが目的なのか、まずは図書館優先で、市として展望を考えるべきと思います。長久手市の規模として今の図書館規模は少し小さいのではないですか。
委員 図書館において、何がメインなのか、清洲市は自販機のみ、武雄市はカフェ等施設があります。カフェなど落ち着ける場所があるのは良いことだが、カフェ部分と図書部分とどちらがメインか分からなくなるのは本末転倒と思います。中央図書館だけはなく、分館に準ずるような施設を考えて欲しいです。市全体で方向性を見極めて欲しいです。利用しづらい地区の人がいるのは確かと思います。
事務局 駐車場が狭いのも致命的です。ただし、公共施設を単独で建てるのは難しいと思われます。複合施設とするのか。利便性の問題もあります。
委員 ブックポストは市ヶ洞の共生ステーションにも設置予定ですか。
事務局 設置の方向で検討しています。
委員 ブックポストがあるだけで図書館の宣伝になります。特に新しい住民が多い地区には図書館のPRとなります。
事務局 本を返却する冊数が少ないとどうしても経費削減になるため、今後はボランティアを活用していきたいです。
委員 貸出冊数について。駐車場の問題と関連し、1回の貸出冊数を増やせば、図書館に頻繁に来館しなくてよくなるのではないか。
事務局 現在、年末年始と蔵書点検の時には通常、5冊ですが、特別に2倍の10冊貸出を行っています。これが、通常業務で10冊貸出となると業務量が増えることになります。ICチップが導入されれば解決できるように思います。同じ方ばかりでなく、利用したことがない方も来館してもらうように考えるのも図書館の課題と思います。
委員 瀬戸市や尾張旭市は来館者数に対して1回の貸出冊数が多いです。日進市は来館者数も多いです。居心地がよいのではないですか。今後駐車場が増やせないなら分館も考えるべきと思います。
委員 中央図書館の運営を中心と考えると難しい。学校司書もがんばってくれているおかげで朝読書など、子どもたちも色々なところで本に携わる機会が増えています。今後大きな視野で市民の読書をどのように考えていくのか、という視点も大切です。派手さはなくても地道にやっていくことが必要と思います。
委員 今後市民の意見をどういう形で集約していくのか、例えばワークショップなのかアンケートなのか。市の方針はどうですか。
事務局 今後の図書館運営において市民の意見は大切です。平成28年度に市民の意見を集約するべくワークショップかアンケートか、具体的な方法は今後検討します。無作為に回答をいただくようにしたいと考えています。
委員 図書館利用者の方ばかりでは意見が偏ってしまう危険があります。全体の幅広い層から意見を聞きたいと思います。
委員 指定管理制度については、小牧市立図書館は住民の反対で進まなかったです。新聞紙上でしか分からないが、住民の方が知の宝庫である図書館が商業ベースになってしまうことを危惧されのか。トータルで何が良いのか、集約は大変であるが幅広い層から意見を求められるようにし、インターネットや映像を利用し最大公約数を出したほうが良いです。行政としては指定管理制度を進める流れなのですか。
事務局 市役所では行政改革の指示が出てはおり、民間でできることは民間でという流れではありますが、中央図書館がそれにあてはまるかどうか。資料にはないですが伊万里市はボランティアの活動が活発です。市民が図書館を運用するという形があります。アンケートを通して市民が何を選択していくのか、一概にこれが良いとは言えないと思います。
事務局 図書館としては市民サービスとして開館日数や開館時間を増やすなどしていきたい。
委員 図書館のような公共の施設として、民間へ委託するという選択が相容れない印象です。利益が発生しないところでどのように運営していくのか。指定管理者制度をとる場合、小牧市の場合もあるので、メリットやデメリットなど、市民に丁寧な説明が必要となるのではないでしょうか。
事務局 民間の導入方法は様々です。全てがツタヤのようではないです。
委員 業務委託は業務内容が市民にわかりづらい点があります。判断が難しいです。
委員 市民主体の図書館運営が基本になります。商業ベースであることはよくない。市民の意見を聞き、行政が責任を持って対応していく必要があると思います。
委員 ワークショップは図書館に興味のある人に意見が偏る可能性もある。普段、図書館に来ない人の意見も大切と思います。手法を考えてほしい。
事務局 アンケートは図書館を利用しない方も対象とします。ワークショップも幅広い参加者となるように検討します。
委員 ワークショップ方式も良いです。利用している声が集まるのならそれで良いと思います。利用していない声も必要です。ワークショップとアンケートはどちらも集約方法を検討した方が良いです。
委員長 議題は以上で終了しましたが、全体を通して質問はありませんか。なければ事務局へお返しします。
事務局 貴重なご意見、ありがとうございました。平成28年度も今後の中央図書館の運営及び管理について審議を継続していきます。
 平成28年3月31日をもちまして、長久手市中央図書館運営協議会委員の任期終了となります。ありがとうございました。
 これをもちまして、第3回長久手市中央図書館運営協議会を終了します。

会議資料

この記事に関するお問い合わせ先

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〒480-1168 愛知県長久手市坊の後114番地

電話番号:0561-63-8006
ファックス:0561-63-8045

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