(平成30年3月1日開催)平成29年度第2回長久手古戦場野外活動施設運営委員会

更新日:2021年02月01日

会議詳細

開催日時

平成30年3月1日(木曜日)午前10時から午後0時20分まで

開催場所

会議室棟2階 会議室H

出席者氏名(敬称略)

委員 北山清昭 山本磯子、水谷栄太郎、丸山裕美子、白村一幸、寄川修
事務局 川本くらし文化部次長、山本生涯学習課主幹、森生涯学習係長、奥村主任、川出学芸員

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  1. あいさつ
  2. 議題
    1. 平成29年度事業報告について(資料1)
    2. 平成30年度事業計画(案)について(資料2)
  3. 報告
    1. 郷土資料室特別展の開催結果について(資料3)
    2. 古戦場公園再整備について(資料4)
    3. 史跡長久手古戦場保存活用計画について(資料5)
  4. その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

1人

問合先

長久手市くらし文化部生涯学習課 生涯学習係
電話0561-56-0627

会議録

< 1 委員長あいさつ>
< 2 議題>
事務局 1 平成29年度事業報告について説明

委員 特別展関連講座の内容を市のホームページに掲載してはどうですか。
事務局 講師に確認し、講座の概要を市ホームページに掲載することを検討します。
委員 古戦場公園再整備事業について、広報に掲載してPRしてはどうですか。
事務局 その進捗等について、広報に掲載してPRしていきます。
委員 特別展の来場者数が目標の2,000人を下回り、1,278人でしたが、どう考えていますか。
事務局 特別展は1月に開催しましたが、この頃、寒い日が続いたため、来場者の足に影響したと考えています。特別展の開催時期については、今後見直していきたいと思います。
委員 なるべく人が動きやすい季節に開催するとよいと思います。

事務局 2 平成30年度事業計画(案)について説明

委員 平成30年度事業計画(案)には文化財啓発事業がありませんが、どうしてでしょうか。
事務局 平成30年度は古戦場公園再整備事業に関する設計業務に時間を費やすことになるため、特別展等の文化財啓発事業を計画することができませんでした。
委員 平成30年度は、郷土資料室の常設展を見ることができますか。
事務局 平成30年度は、郷土資料室は開室しますので、常設展を見ることはできます。
平成31年度以降は、工事のスケジュール次第で、郷土資料室を閉館することも考えられます。
委員 展示資料の調査、収集について、予算はありますか。
事務局 平成30年度に予算計上していきます。古美術商や古書店から情報収集し、小牧・長久手の戦いの時代に関連する展示資料を調査し、購入していきたいと考えています。
委員 展示資料については、他の施設から借用ということ考えてみてはどうでしょうか。
事務局 他の施設から現物の借用、書状などデータの借用によるレプリカの作成も含めて、考えていきたいと思います。
委員 小牧・長久手の戦いの時代等に関連する展示資料を収集するということですが、どういう資料を考えていますか。
事務局 小牧・長久手の戦いに直接関係する資料は、少ないと考え、その時代にあった甲冑、刀、火縄銃、書状等、この時代を思い描くことができる資料の収集を考えています。
委員 古戦場公園再整備事業に関して、新施設の管理については、どのように考えています。
事務局 古戦場公園再整備基本計画では、施設の管理は、市直営で実施する方法や民間活力を導入する方法も検討していくとしています。今後、設計をする段階において施設管理の手法も具体的に検討していきたいと思います。
委員 市民が施設の運営に参加できるようにを検討してほしいと思います。このことが市民の施設に対する満足度に繋がることになると思います。
委員 古戦場公園パークマネージメント組織の立ち上げ準備は、どのように行っていくことになりますか。
事務局 設計の段階において、市民ワークショップ等による市民や市民団体の意見の集約する機会をつくりたいと考えています。こういった機会に意見された人たちを古戦場公園パークマネージメント組織に参加してもらえるような仕組みを考えてきたいと思います。
委員 ガイダンス施設といった新施設の設備の管理等は市民には難しいと思いますが、どうでしょうか。
事務局 計画では、公園の西側ゾーンで長久手の伝統的な暮らしを体験できる場を整備していくことになっています。市民の方には、こちらの方での管理、運営、企画に大いに携わってほしいと思っています。
委員 施設の計画の段階から市民が携わることで、市民の使い勝手のいい施設になると思います。展示資料も今からストーリーを考えて、「来て良かった。」と言われるような展示してほしいと思います。

委員 長久手町史の編纂時の調査資料なども活用して、これらも展示資料になるものあると思います。
委員 新施設の資料には、どうようものが必要であると考えていますか。
事務局 当時の古文書、書状、江戸期の小牧・長久手の戦いについて書かれた編纂物等が必要であると考えています。
委員 犬山城白帝文庫の小牧長久手合戦図は、新施設の展示資料の目玉になりえるものではないですか。
事務局 犬山城白帝文庫の小牧長久手合戦図は、小牧・長久手の戦いを表す重要な資料で平成28年度の特別展でレプリカを展示しました。これからも犬山市とこのような展示物等で協力関係を築いていきたいと考えています。
委員 町史の資料編6にも小牧・長久手の戦いに関する資料が載っています。こういった資料をレプリカにしたりして、展示資料とすることができると思います。
事務局 レプリカの作成に関しても今後、考えていきたいと思います。
委員 小牧長久手合戦図などレプリカにしたり、映像をタブレット端末で見せたりできるといいと思います。

< 3 報告>
事務局 1 郷土資料室特別展の開催結果について説明

委員 家康方の武将に関してパネル展示があったのが良かったと思います。
委員 大須賀康高の肖像画の現物を展示せず、パネルにしたのは、何故ですか。
事務局 肖像画を入れる展示ケースを準備することができなかったためです。新施設の展示では、大須賀康高の肖像画の現物を展示したいと思います。
委員 来場者がどこから来ているのか、市内、市外の割合などを把握していますか。
事務局 市内の来場者が概ね40パーセントくらいでした。市外からの来場者は多い順に名古屋市27.01%、尾張旭市5.75%、瀬戸市4.60%でした。市外から来場が多くあったことは、特別展の記事を中日新聞のなごや東版、名古屋市民版に掲載したことによるものと考えています。特別展について新聞等で知ったと言う人が15%くらいありました。

事務局 2 古戦場公園再整備基本計画について説明

委員 ライブラリーカフェとはどのようなものですか。現状、郷土資料室には飲食施設が併設されていますが、飲食施設からの話し声や臭いなどにより、資料室での案内ガイドに支障が生じることがあります。新施設ではカフェのスペースは作らず、その分、展示スペースにした方がいいと思います。
事務局 ライブラリーカフェについては、これまで開催しました市民ワークショップの中での意見があったことから、一例として計画に載せたものです。今後、設計において、再検討していきたいと思います。
委員 飲食の施設については、西側ゾーンの多目的休憩室で整備すればいいと思います。
委員 計画には、作業室は、資料の修復をする場所になっていますが、実際に収集した資料の調査することが主体になると思います。また、学校など団体への対応、受け入れも考えた上で、ミュージアムシアターを予約制にする等の運用方法や規模、面積等も考えていく必要があるかと思います。運営に携わる市民の人の控え室の確保も考えていくべきと思います。昭和48年に公立博物館の設置及び運営に関する基準が作られ、施設1,000平方メートルの場合、展示教育部門が425平方メートル、保管と研究が425平方メートル、管理部門が150平方メートルという基準が示されていますので新施設の参考になるのではと思います。また、資料の収集、整理のため、収蔵庫は、十分確保しておく必要があると思います。

事務局 3 史跡長久手古戦場保存活用計画について説明

委員 市民が古戦場公園の一部が国指定史跡という認識がないまま、公園利用しているとありますが、ここでは、具体的にどういうことを言いたいのでしょうか。
事務局 公園内には国指定史跡があるということを市民に知ってほしいということを書いています。
委員 計画の中で眺望については、どう考えていますか。
事務局 史跡地である御旗山や色金山等は樹木が繁茂し、眺望を妨げていることを課題とし、今後、史跡地の所有者にも相談の上、眺望の回復を考えていきたいと思っています。樹木を全て切ってしまうことではなく、樹木を間引いて木の間からの景色が眺められるようにする等、今後、検討したいと思います。
委員 色金山の眺望が樹木に妨げられていることについて、史跡長久手古戦場保存活用計画ができたことによって、ここの眺望が早く回復することを希望します。
委員 現状、庄九郎塚にあっても、石碑が樹木に隠れてしまっています。こちらの方も樹木による史跡への悪影響が見られます。
事務局 史跡長久手古戦場保存活用計画では、樹木を伐採することができる基準について定めました。この基準によって今後、これらの課題解決に取り組んでいきます。
委員 具体的に眺望に関して、合戦当時の状態の眺望に回復することになるのですか。
事務局 この計画は具体的にどうするか、どの木を伐採するかという計画ではなく、伐採するには、どこに許可を得る必要があるのかという基準を定めたものです。この他、計画には、昔の史跡地はどうなっていたかという写真を載せており、色金山等には樹木は、ほとんど見られなかったことが分かります。緑地の保全にも配慮しながら、こういった昔の景観に近づけることも考えられることのひとつであると思います。
委員 眺望については、現状の状態をいいと思っている人もいますので、様々な価値観の調和をとることが必要であると考えます。
委員 旧道に関することですが、当時は、家康軍が通った道もあったはずです。道は、史跡を周辺環境を構成する要素に成り得ると思います。また史跡の案内コースにもなるので、道を大事にしてほしいと思います。

< 4 その他>
事務局 次回、長久手古戦場野外活動施設運営委員会は、例年7月頃に予定しいます。以上で平成29年度第2回長久手古戦場野外活動施設運営委員会を終了いたします。

会議資料

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 生涯学習課 文化財係
〒480-1166 愛知県長久手市野田農201番地

電話番号:0561-56-0627


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