(平成30年3月6日開催)平成29年度第2回長久手市文化財保護審議会

更新日:2021年02月01日

会議詳細

開催日時

平成30年3月6日(火曜日)午後2時から午後3時30分まで

開催場所

会議室棟2階 会議室H

出席者氏名(敬称略)

委員 田中義和 井藤繁之、浅井初実、、水野退三、山村亜希、山本磯子
事務局 加藤くらし文化部長、川本次長、若杉生涯学習課長、森生涯学習係長、奥村主任、川出学芸員

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  1. 議題
    1. 平成29年度事業報告について(資料1)
    2. 平成30年度事業計画(案)について(資料2)
  2. 報告
    1. 史跡長久手古戦場保存活用計画策定について(資料3)
    2. 市が洞小校区共生ステーション「ほとぎのさと展示室」について(資料4)
    3. 郷土資料室特別展の開催結果について(資料5)
  3. その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

0人

問合先

長久手市くらし文化部生涯学習課 生涯学習係
電話0561-56-0627

会議録

 あいさつ 会長
<議題>
事務局 1 平成29年度事業報告について 説明

事務局 2 平成30年度事業計画(案)について 説明

委員 古民家について、平成35年度工事着手ということですが、5年先まで、今の状態にしておくということですか。
事務局 平成30年度において、損傷が著しい瓦の部分、床の一部の修繕、増築部分の解体等を行います。古民家を現状維持できる状態にして、35年度から整備工事をする予定です。
委員 屋根にはトタン板が被せてありますが、茅葺き屋根にしますか。
事務局 トタンの下は茅葺きになっていますがトタン板を撤去するかどうかは、今後、保存活用計画を作っていく中で考えていきます。
委員 国登録有形文化財にする理由は何ですか。
事務局 平成26年に古民家を調査しましたが、この建物は鳥居建てと呼ばれ、この地方の古式形式をとどめており、歴史的価値がある建物として評価を得ています。その保護に関して強い規制のかかる指定文化財制度に比べ、国登録有形文化財では、緩やかな保護措置により、活用ということも考えていくことができます。市民の皆さまが交流する場として活用していきたいと考えています。
委員 国登録有形文化財では、建物の中は活用ができると思いますが、外観は、重要視されることが予想されます。トタンでなく、茅葺き屋根にすることが必要になるのかも知れません。
事務局 移築しての保存ではなく、この場所には空間的によい雰囲気が残っているということがあり、現地で保存することにしました。外観についてもしっかり守っていきたいと思います。
委員 建物の周りは、どのように整備しますか。
事務局 国登録有形文化財は、母屋だけを考えています。所有者とも相談する必要がありますが、周りの建物については、交通の激しい道路から農家の風景を遮蔽する役割があり、残していきたいと考えています。
委員 土地は、借用することになりますか、購入しますか。
委員 この土地の区画は奥行きが長いということが特徴的です。どこかに駐車場の確保も必要だと思います。土地は購入した方がいいのではないでしょうか。
事務局 今後、所有者と相談していきたい思います。
委員 敷地の中に何を残して、何を除くのかという図面を作成した方がいいと思います。
事務局 今後、保存活用計画を策定するにあっては、図面の作成も必要であると思います。また、この時に文化庁や県の教育委員会等と検討し、どのような景観にするのが望ましいか考えていきます。
委員 このあたりに国登録有形文化財はありますか。
事務局 長久手市には、ありません。日進市には国登録有形文化財の市川邸があります。

<報告>
事務局 1 史跡長久手古戦場保存活用計画について説明

委員 何年間で、この計画は進んでいくことになりますか。
事務局 計画は、古戦場公園再整備基本計画と連動し、平成43年に計画を見直すまでの間、この計画を進めることになります。
委員 なるべく、はやく進めないと眺望などすぐ変わってしまうと思います。
事務局 できるところから順番に手掛けていきます。
事務局 景観計画、土地利用計画にも色金山、御旗山、古戦場公園の三角形の眺望を確保することを定めていくことを考えています。
委員 保存活用計画という名称がいいと思います。保存と活用を深く考えているいい計画だと思います。色金山、御旗山、古戦場公園の三角形の眺望についても史跡地の部分だけ緑が残っていることがよく分かり、守っていくべきだと感じました。
委員 上からの眺望だけでなく、仏ケ根の戦いでは両軍勢が激突したという横からの眺望も必要であると思います。現状、住宅地に囲まれ、横の眺望の確保が難しいのであれば、参考資料や今ある地形、宅地の状況から来場者が想像力を働かせて、捉えることができるような仕組みを考えてほしいと思います。また、軍勢は旧道を行軍してるはずで、史跡を巡るルートに関しても、真っ直ぐのルートではなく、今後、江戸時代、明治の旧道を明示して、普段と違う道で史跡を辿ることができる仕組みも考えてほしいと思います。
委員 小牧や楽田からの進軍のルートの地図に時間を掲示すると、短時間で移動したという時系列がよく分かると思います。
委員 進軍のルートの地図には縮尺を入れると距離感がつかめると思います。
委員 進軍のルートの地図にある御嶽山は、本地の御嶽山でしょうか。長久手の御嶽山と区別できるようにするといいと思います。

事務局 2 市が洞小校区共生ステーション「ほとぎのさと展示室」について説明

委員 市が洞小学校に「ほとぎのさと展示室」の紹介をしていますか。
事務局 市が洞小に限らず、市内の小学校3年生を対象へ副教材として、ほとぎのさとを紹介したまんが冊子を配付していますが、新年度から「ほとぎのさと展示室」の案内チラシも添付して、このまんが冊子を配付する予定です。

委員 市が洞小校区共生ステーションの場所が分かりにくいと思います。また、「ほとぎのさと展示室」があるということも分かるようにしてほしいと思います。

事務局 3 郷土資料室特別展の開催結果について説明

<その他>
事務局 委員の皆さまにおかれましては、今回で2年間の任期が終了いたします。これまで貴重な意見をいただき、ありがとうございました。以上で平成29年度第2回長久手市文化財保護審議会を終了いたします。

会議資料  

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 生涯学習課 文化財係
〒480-1166 愛知県長久手市野田農201番地

電話番号:0561-56-0627


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