杁ケ池の外来種勉強会

更新日:2020年11月30日

1回目(8月3日)レポート

矢部先生のカメ講座

平成26年8月3日 日曜日 天気 曇時々雨 杁ヶ池体育館 会議室

愛知学泉大学のカメ仙人こと、矢部隆教授に来ていただき、お話を伺いました。

今日は、矢部先生の愛しいカメ(稚ガメから大きなカメまで)を連れてきていただきました。

カメを中心に、外来生物について、

  • なぜ日本に入ってきたのか
  • いつから日本に入ってきたのか
  • どうして、駆除しなければならないのか

など、まさに外来種の勉強をしました。

矢部先生のお話から

 杁ヶ池には、たくさんのミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)がいます。

 1970年代に、お菓子の景品や屋台で見かけたカメは、“飼えなくなったから”との理由で、近くの池(杁ヶ池)に放流されました。

 引越や、病気など、仕方のない都合があるとは思います。

ミドリガメの稚ガメとの大きさを比較した写真

 しかし、現在では、その命が尽きるまで、動物を飼育しなければなりません。

 カメは10年以上生きることができます。

 放流されたミドリガメは、岸に卵を産み、その卵から、ミドリガメだけが増えていきます。

 このままでは、池の生態系に影響が出てしまいます。何らかの対策が必要です。

 今回の勉強会はどうしたら良いかみんなで考えてもらうためのものです。

 “増えてきたから”ではなく、尊い命が簡単に扱われないように考えるための勉強です。

杁ヶ池を見に行きました

杁ヶ池で観察している参加者の人達の写真

 人の姿を見ると、エサをもらえると思って寄ってくるカメがいます(ミドリガメです)。

 今日は、ちょっと少なくて残念(?)でしたが、来週は、“彼ら”を捕獲します。

捕獲した後は?

 ミドリガメは、冷凍庫に入れて冬眠させた後、そのまま冷凍して殺処分します。

杁ヶ池にいるたくさんのカメを7月8日に写した写真

 その後は、動物処理業者にお願いします(肥料にできないかを確認中)。

 タレント(鉄崎幹人さん)が“食べた”時は、包丁を1本駄目にしたそうです。

 イシガメ・クサガメを捕獲したら、サイズや雄雌などを確認した後で、池に返します。

 ブラックバス、ザリガニは、おいしく食べられるそうですが…。

次回のお知らせ

杁ヶ池の外来種勉強会のチラシ

とき 8月10日(日曜日) 午後1時30分から午後4時まで

ところ 杁ヶ池 中央橋の北側辺りのテントに集合

その他

 多少、濡れてもよい服、靴でお願いします。

 軍手は、こちらで用意します。

 小雨決行です(大雨又は暴風警報は中止)。

 中止の場合は、電話でお知らせします。

 NEXPOさんがお茶を用意しています(謝辞)。

講師

 愛知学泉大学 現代マネジメント学部 矢部隆教授

愛知県動物愛護推進協議会会長、なごや生物多様性センター長、岡崎市動物行政推進協議会会長、日本カメ自然誌研究会代表、NPO法人カメネットワークジャパン理事などカメの保護活動に尽力しています。

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 環境課 環境政策係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0612
ファックス:0561-63-2100

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