アメリカオニアザミに気をつけましょう
アメリカオニアザミ
ヨーロッパ原産のキク科の1~2年草で5月から9月にかけて開花します。
1960年代に北海道で確認され、現在は全国に分布しています。
繁殖力が強く、在来植物のすみかを奪ったり、鋭いトゲを持ち、人や動物にケガを負わせることがあります。
このため、環境省・農林水産省により生態系被害防止外来種に指定されています。
アメリカオニアザミの形態
茎は高さ 60~120cm,全体に刺があります。
葉の大きさは10~30cm,羽状に裂け,先端に鋭いトゲがついています。表面は緑色で短毛があり,裏面は綿毛で白色になります。
花期は 5~9 月で,1.5~3cmの薄紅色の花が枝の先端に 1~3 個咲き、綿毛になって繁殖します。

駆除方法
花が咲く前の駆除が効果的です。
固く鋭いトゲがあるため革手袋等をつけて、草刈り鎌などで刈るか、スコップ等を使用して周辺の土ごと掘り返してください。
株や根が残っていれば再生するので、その場合は再度駆除してください。
駆除したものはトゲでごみ袋が破れないよう新聞紙等で包み、可燃ごみとして排出してください。
鋭いトゲにご注意
お子さんやペットが触ってけがをしないように気をつけてください。

関連ページ
アメリカオニアザミ(国立研究開発法人国立環境研究所 新入生物データベース)(外部サイト)
我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(生態系被害防止外来種リスト)(外部サイト)
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更新日:2024年04月11日