(令和元年9月19日開催)令和元年度第1回長久手市男女共同参画審議会

更新日:2021年01月20日

会議詳細

開催日時

令和元年9月19日(水曜日) 午後2時から3時35分まで

開催場所

長久手市役所会議室棟2階 会議室H

出席者氏名(敬称略)

【委員】
板倉純子、加藤敦子、近藤恵美子、谷中絹子、藤原直子、水野道子、山本かほり
【事務局】
くらし文化部長 浦川正、同部次長 日比野裕行、たつせがある課長 磯村和慶、同課課長補佐 熊谷美恵、同課主事 古田千奈、子ども部子ども家庭課長 出口史朗、同課課長補佐 鈴木晶子

欠席者氏名(敬称略)

三浦肇、山田将史

審議の概要

  1. あいさつ
  2. 委員の委嘱について
  3. 会長、委員の選任について
  4. 議題
    • (1) 第2次長久手市男女共同参画基本計画(長久手市DV防止基本計画を含む)各課等の取組状況について
    • (2) 令和元年度男女共同参画事業について
    • (3) その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

1名

問合先

くらし文化部たつせがある課 電話0561-56-0641

会議録

1 あいさつ

2 委員の委嘱について

委嘱状を机上配布。委員及び事務局の自己紹介。

3 会長、委員の選任について

審議会規則第3条第1項により委員の互選により、会長は山本かほり氏、副会長は会長の指名により藤原直子氏に決定。

4 議題

(1) 第2次長久手市男女共同参画基本計画(長久手市DV防止基本計画を含む)各課等の取組状況について

資料1-1から1-3を使い事務局より説明。

委員:資料1-2の、1の項目の「差別的な表現のチェック」というのはどういうチェックをされているのか、わかれば教えていただきたい。

事務局:この項目は情報課が担当しているが、例えば広報紙や市のホームページを作成の際に、男女にかかわらず差別的な表現がないか、広報ガイドラインを作成し、それをもとに情報課がチェックをしていると聞いている。

委員:男女共同参画的な視点で見た指標はあるか。

事務局:広報ガイドラインには、チェック表が載っており、それに基づいてチェックをしている。

委員:この広報ガイドラインは公開されているか。公開されていなければ、具体的なチェック内容についても答えられないかとは思うが。

事務局:「男の子は青色」など固定したものにならないようする、というようなことがチェック項目に含まれていると、事務局として把握をしている。ガイドラインが公表されていれば、皆様にも情報提供をさせていただく。

(後日情報課に確認。ガイドラインおよびチェックリストは外部非公開で、内部資料として取り扱っているとのこと。)

事務局:市の概要を説明する市勢要覧の改訂の時に、女性は必ずスカートをはいているイラストが最初の案で出ていた。これは男女共同参画の観点からするとおかしいのでは、ということで、イラストの服装まで細かくチェックしながら改訂をしていた経緯もあり、市の刊行物についてはチェックをしながら事務を進めている。

委員:資料1-2の3番の、男女共同参画に関する情報誌の作成の項目について、一般向けの「にじいろ」と中学生向けの「自分らしく」というものがある。誌面の内容も連続講座の実施結果など、市で行った事業に関する結果報告が大半という形になっている。市民の方に興味を持って見てもらうということを考えると、再度内容について検討をした方がいいと思う。

また9番の啓発活動について、まちづくりセンターに男女共同参画の情報コーナーが設置してあるが、内容が少し古いと思うものもある。管理をするのも大変かとは思うが、せっかく置いてあっても見てもらえないと意味がないので、工夫をするとよいのではないか。

事務局:まちづくりセンターのブースについては昨年度と配置位置などがそのままになってるので、より効果的な活用方法について検討をしていきたい。

委員:特に「自分らしく」は内容が堅苦しいので、手にとって見にくい。せっかく時間を割いて作成をしていると思うので、もったいないと思う。もっと市民の方に手にとってもらえるような内容にするといいと感じる。

ホームページで過去の情報誌が見られるようになっている。昔の内容だが、「男女共同参画って何」など、市民の視点に即した記事があった。一度、過去の記事の面白いと思う部分を参考にして、紙面づくりをするといいのでは。結果報告も大事だが、市民に配布するなら知らない情報を提供した方が、男女共同参画をPRできるのではないかと思う。

事務局:今後誌面作成の検討時に、今回の審議会での話を参考にさせていただき、内容について報告できるようにしたい。

委員:今回、情報誌について検索しようと思った時に、長久手市のホームページの中の男女共同参画の特集ページを探すのが大変だった。他の市だと、トップページにバナーを設置したりしている。バナーから飛ぶような形にしてみてはどうか。

事務局:トピック記事として、月間記事はバナーを貼ったりしているが、もっとページを探しやすいよう工夫する。

委員:「にじいろ」も「自分らしく」も拝見したことがない。どこに置いてあるのか。

委員:結構いろいろな所に置いてある。例えば児童館にもある。

委員:皆が立ち寄るところにおいていないと、目につかない。

委員:私は児童館に置いてあるのが意外である。せっかくであれば小さいお子さんを持つお母さん方が、手にとってみてくれる内容なのかを考えてほしい。

委員:私が立ち寄るところだと、図書館や西小校区共生ステーションだが、他の市民の方が立ち寄ったり、目のつくところに配置すると、もう少し興味を持ってもらえるのかと思う。

委員:私も元々こういう冊子があることは知らなかった。配布場所について検討をすることと、先ほどの取組状況調査にもあったが、団塊世代の男性がどこにいくのか、退職した方がどこに行くのかを考えながら、検討をすると良いと思う。市民の目のつくところに置くと状況が変わってくると思う。

事務局:共生ステーションはお年寄りの方も含めて皆さんが立ち寄る場所だと考えている。設置はしているが、置き方を工夫していこうと考えている。

(2) 令和元年度男女共同参画事業について

資料2、資料3に基づき、事務局より説明

委員:資料3の5の相談対応について、(2)の職員と家庭相談員への相談件数が多いとことを考えると、もしかすると(1)の女性相談員への相談を求めている人がいるかもしれないと思う。女性相談員の回数を月2回より増やせると、実質的な相談体制が完成するのではないか。

事務局:平成30年度は相談数がとても多く、女性相談員の方にお願いできる件数も限りがあり、連絡をいただいても受け付けられない、ということもあった。職員が一旦話を伺っても、実際に離婚をしたいというような専門的な話になると、職員では対応できず、女性相談員の次の相談日の予約をするという形になることもあった。平成29年、30年よりニーズが高まっている状況は把握しているので、今年度の推移を見て、反映していきたい。

会長:女性相談員の人数は何名か。

事務局:1名である。

会長:緊急性は高いと思う。相談を受けたいという人はたくさんいるのではないかと思う。

事務局:今DVを受けているという方もいらっしゃるので、そういった方は女性相談員とかではなく、職員で即対応させていただいて、しかるべき対応を早急に行っている。

会長:今被害を受けているから緊急なのかという点があると思う。この間裁判があったお母さんも、緊急性が高かったと思うが、本人は被害にあってるということを気づいていない。だけどその前にいろいろ接触があったはずなので、専門ではないから、難しいからということで相談を受けられないというのはよくないと思う。

事務局:おっしゃる通りだと思う。月2回の女性相談についても、推移を確認し、相談日を増やしたり相談員の人数を増やしたりということも検討したいと思う。随時の相談についても、協力して、早急に対応しなければならないものは、特に対応をしたいと思う。

委員:資料2の8の項目の、男女共同参画連続講座について、毎回参加しており、ためになるお話が多い。これまでは行政主導で内容を検討していたが、平成31年度から市民主体のまちづくりの推進に基づき、講座の企画等を市民と行うとあるが、どのようなことを実際に行う予定か。

事務局:今年度は9月後半、10月後半に実際に講座を企画している。NPO法人団体と協働した形で講座を計画している。

委員:毎回市民講座がある際にはお知らせが事務局より届くが、今回そのお知らせが届いていない。具体的にNPO法人というのはどんな団体の方か。

事務局:「NPO法人ながいく」という団体にお願いをしている。講座については、若い共働きの子育て世帯の方・子育てを考えた講座に向けた講座内容となっており、悩みや不安について、実際の共働き世帯の人々のワークライフバランスについて考えていく内容になる。

委員:内容が確定していて、宣伝できるということであれば、いつもだともう少し早い段階で連絡が事務局より来ていて、参加してください、という話があるので、今回お知らせがないのかと不思議に思った。

NPO法人の市民の方もいろいろ大変だと思う。子育て世帯の方と言われたので、育児をしながら、自分の家事のこともやりながら、行政のことに力を貸してくださっているのだから、審議会のほうでも講座の内容については周知をしていくのがいいのかと思う。

事務局:後ほどちらしをお配りして、情報共有する。

会長:参加される市民の方はとても貴重だと思うので、情報共有をお願いする。

委員:DVの話や子育ての話は特に世代なので、長久手でもこれだけ相談件数があるのかと感じた。でも実際にはこの数だけでなく、言えない人も存在していると思う。

昔、パパママ教室に参加し、実際に子供が生まれて、検診や予防接種に参加していたが、予防接種も終わるとぱたっと案内が届かなくなる。その検診や予防接種が全部終わったときに限って、誰かに相談したいと思うことが出てきたりする。なのでパパママ教室第2弾のような、大きくなった両親でも参加できる場があるといいと思う。

DVについても女性ばかりでなく、男性が殴られるというのも聞いたことがある。男性も逃げ込めるところもあるといいのではと思う。男女共同というのであれば、男性も参加しやすいものがあったらいいのではと思う。

会長:パパママ教室のような所で悩みを伝え、もしDVとかの被害者の方がいらっしゃるのであれば助け、困っているということを伝えるというのは、機会がないとなかなか難しいと思う。

子どもも自分で虐待を受けていることがわからない。命に係わる緊急性があると思う。

委員:今の話に関連して、高齢者を見守っている立場からすると、女性が男性を介護するという人が多いが、老化してくると判断できなくなり、男性のほうから女性への暴力を制御できなくなる。見守られている男性側から女性側へ暴力をふるってしまうことがあるが、反対に男性を見ている女性が暴力をふるうケースも多々あるそうだ。そういったケースに対応する取組がこの中にあるかわからなかったが、高齢者を、施設で面倒をみるというだけでなく、自宅で面倒を見るという方向へ進んでいる。家庭内で孤立する人がいないように見守っているつもりではあるが、そのような人たちの相談窓口を、もっと周知してもらいたい。

また、こういう場も含め男性が参加しにくい。なので、男性の出席しやすい講座を作るといいと思う。参加すると男性の気持ちが変わっていくのではないかと思う。たとえば男性専用の講座をつくってみるのはどうか。

委員:大府市とか、男性のお料理教室講座を行っているところもある。かなり盛況のようだ。

事務局:本市でも子育て支援センターで、お父さん側の講座を開いている。

DVの関係の話だが、虐待等の啓発をおこなう場所で、どこに連絡をすればいいのかということを周知していく必要があると思う。

また、女性相談員についても、現状女性からの相談を受け付けているだけでなく、男性からの相談についても受け付けている。

委員:窓口はどこにある、という情報宣伝を行う際に、ただ相談窓口ということでなく「こういうことについて困っていませんか」という例を挙げながら、チラシのようなもので宣伝を行うといいのではないかと思う。

相談窓口に行くまでに労力がいるので、こんなことでも相談していいんだ、という情報がわかると、もう少し気楽にいけると思う。

委員:市から無作為にアンケート調査が送られることがあるが、それと同じような形で子育てについて困ったことあるかと質問票が届くと、回答しやすいような気がする。

ほんとに切羽つまっていると自分の名前を書いてでも回答すると思う。相談窓口があってもいくことができない人もいると思うし、真正面から、こういうことで困っていますということを伝えにくい人もいると思う。

自分では出向けないけれど、アンケートのようなものがあれば、答えやすいのかなと思う。

委員:女性相談窓口というのは、市役所の中で行っているか。

事務局:行っている。

委員:西小校区共生ステーションに通っているが、共生ステーションにまちの相談員がいるので、まずはそういうところに気軽に相談できる人がいることがわかるといいと思う。

「おいしいレストランはありますか」というような内容でもいいと相談員が言っていた。そういう風に言われると堅苦しい相談でなくて、日常のことで困っていることを相談しやすいと思う。どういう方法がいいかわからないが相談を受け付けていることをPRするといいと思う。

事務局:小学校単位でまちづくり協議会を作ろうという考えのもと、すでに西小校区・市が洞小校区にまちづくり協議会ができて、その拠点として共生ステーションが作られている。地域のつながりをコーディネートする場であるので、地域の方々につなぎ役をしてもらっているが、宣伝不足というところはある。

些細な悩み事や、福祉関係や社会福祉協議会などにつなげていく場、気軽に相談をしていただく場だが、まちづくり協議会とも相談して、周知に努めていけるよう、ご意見を参考にさせていただきたい。

事務局:また、くらし文化部のなかに悩みごと相談室という課がある。いろいろな行政相談などをやっているので、相談事を各機関につなげるという役割を担っている。積極的に使用してほしいと思う。

講座の話に戻るが、過去にどこかの部署で男の料理教室を行っていた記憶がある。

また、過去に男女共同参画に携わっていた時は、ファザーリングジャパンに、男性の育児という観点で講座を開いてもらったこともあるので、今後もまた何らかの形で取り組んでいきたいと思う。

委員:学校の立場から考えると、子どもたちの中の男女の差別や、男女の意識というのは少なくなってきているように感じる。

学校の中でキャリア教育とか道徳教育が非常に重視されているが、その中で自分を生かす、自分らしさを発揮するという指導は、学校で以前と比べて、できてきていると思う。

今、学校では、たとえばプログラミング教育というような、○○教育というものが増えている。そういう中に、出前講座だとか、命の教育講座だとか、男女共同参画の講座だとか、書かれているが、学校の中で人を呼んで講座をしてもらうという時間がない。学校教育の中で、保健体やキャリア教育ですでに実践をしているので、従来の授業の中で講師の人が入ってきてくれる形だと学校側としてはありがたい。

講座ということで、一時間二時間、時間を確保してほしいというものは難しい。そのあたりの学校への入り方について考えてほしいと思う。

例えば一か月前に授業の時間を聞いておいて、調整をしてもらえると、1コマ45分を講座で使用することは可能。最後の10分くらいでお話してもらうということであれば、何回も継続して行えるのではないか。

委員:出前授業という形で半田市で、6年生のあるクラスに45分の授業をしにいったことはある。

委員:教育課程の中に入り込んできてもらえるような、授業として入り込んでいけるような内容だとありがたい。教育課程とは別で講座を開くというのは難しい。

会長:たとえば保健の授業の一環として行うということで、先生が5分喋り、そのあと市の人が40分喋るような、ゲストスピーカー的な形で授業をするとかは可能ということか。

委員:そうしてもらえると、学校が実際にどのような教育をしているか見てもらえるので、どういったところが足りないのかとか、教えていただけるとありがたい。

事務局:教育課程がいっぱいいっぱいだということは教育委員会からも聞いている。学校現場にいろいろお願いしようとしても、忙しくて難しいということはここ数年伺っている。できる範囲で調整して、行っていきたいと思う。

委員:今の提案はとてもいいことだと思う。第3次基本計画策定時の市民調査で、小学校低学年の内は男女平等という意識が強いが、高学年になると女子の自己肯定感が低くなるという調査結果もでていた。各学校で均等に同じように授業ができると、こんなすばらしいことはないと思う。ぜひ実現していただきたい。

委員:話題が戻るが、資料1-2の(12)の記述欄について、当たり前のことが書かれている。道徳であったりキャリア教育の中で、男女共同参画の教育をより一層取り組む、というような回答がよいのではないかと思う。

同じように(17)も、取組の状況についてより具体的に記載していただき、加筆していただくとよいのではないかと思う。

(3) その他

参考資料2に基づき、第3次男女共同参画基本計画について事務局より説明。

委員:細かいが「性的セクシャル」ではなく「性的セクシュアル」という表現が正しいと思う。

会長:他に質問等はないか。

委員:市民講座のちらしの説明をお願いしたい。

事務局:9月28日、10月26日に「子どものこと、仕事のこと、どうする?!」をテーマに講座を行う。時間があれば是非参加してほしい。

委員:今までのちらしとの感じと全然違うが、これは誰がつくったのか。

事務局:NPO法人ながいくに作成をしてもらった。準備についても、ながいくにかなり協力的に進めてもらっている。

事務局:以上で第1回長久手市男女共同参画審議会を終了する。

会議資料

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 観光商工課 商工振興係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0641
ファックス:0561-63-2100

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