(令和2年8月28日開催)令和2年度第1回長久手市男女共同参画審議会

更新日:2021年09月02日

会議詳細

開催日時

令和2年8月28日(金曜日) 午前10時から11時30分まで

開催場所

長久手エコハウス 多目的室

出席者氏名(敬称略)

【委員】
板倉純子、伊與田加代子、長江憲治、藤原直子、水野道子、山本かほり、吉田弘美
【事務局】
くらし文化部長 浦川正、同部次長兼たつせがある課長 磯村和慶、同課課長補佐 名久井洋一、同課係長 中川暁敬、同課主事 古田千奈、子ども部子ども家庭課長 出口史朗、同課課長補佐 鈴木晶子、同課保健師 藤澤英美

欠席者氏名(敬称略)

谷中絹代、山田将史

審議の概要

  1. あいさつ
  2. 委員の委嘱について
  3. 議題
    • (1) 第3次長久手市男女共同参画基本計画各課等の取組状況について
    • (2) 令和2年度男女共同参画事業について

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

0名

問合先

くらし文化部たつせがある課 電話0561-56-0641

会議録

1 あいさつ

2 委員の委嘱について
今回新たに委員委嘱することとなった伊與田委員、長江委員、吉田委員の委嘱状を机上配布。委員及び事務局の自己紹介。

3 議題
⑴ 第3次長久手市男女共同参画基本計画各課等の取組状況について
資料1-1、1-2、1-3に基づき事務局より説明。

委員:資料1-2のNO.21について、人事課の回答として「ハラスメントの防止について要綱を作成するため、情報収集を行った」とあるが、どのような情報収集だったのか。

事務局:取組状況に記載されている以上の情報は聞いていないが、セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントに関する対職員向けの対応を人事課がすでに行っており、実際に職員から直接相談を受けている状況である。情報収集については、要綱の参考となるような情報を集めるということだと思う。

委員:要綱を策定するにあたって、例えばそれに関わる参考資料や、近隣自治体の情報を収集している、というように具体的にどのような情報を収集しているかを記入してもらう方がよいと思う。

事務局:おそらく要綱作成にあたり近隣自治体の先進事例の情報を収集している状況だと思う。

委員:1点目に、資料1-3の男女共同参画関連図書の蔵書数が、令和2年4月1日現在減少している。昨年度の10月に実施した男女共同参画図書コーナーに設置していた本が一部持ち帰られてしまったと聞いたが、それが影響しているのか。蔵書数減少の原因が分かれば教えてほしい。
2点目に、同じく資料1-3の市男性職員の育児休業の取得率について、分母の人数が近年少なく感じるが、これはたまたまなのか。

事務局:1点目について、昨年10月の男女共同参画月間に合わせて、まちづくりセンターと文化の家で男女共同参画図書コーナーの設置を実施した。図書コーナーの本は、中央図書館から借りた上で、閲覧のみ可能という形で設置をしていた。その一部が持ち出され一時所在不明となっていたが、最終的には図書館に返却されていたため、蔵書数に影響はない。蔵書数の減少は古くなった本を廃棄したことが原因と聞いている。今年度も男女共同参画月間の取組として、同様の図書コーナーを設置するが、その際に図書の購入を検討している。
2点目の男性職員の育児休業の取得率の分母の人数については、昨年中に子どもが生まれて、新たに育休が取得できるようになった人数であると確認している。

委員:同じ箇所だが、育児休業取得率というのは1度取得すれば1回としてカウントされていると思う。一般的に女性が育休を取得する場合、比較的長期間の取得となるが、男性の場合だと短ければ1週間、2週間という方もいると思う。取得した人たちがどれくらいの期間を取得しているかも、把握しておく必要があると思う。

事務局:実際の取得期間はまちまちであり、一番短い人で1ヶ月程度取得している。また、この中には含まれないが、部分休業という形で時短出勤を長期にとられている人もいる。この調査については取得の期間についても把握できるようにする。

委員:調査票の記入にあたっての留意事項では、「Bの場合は改善内容、懸案、課題事項を記入してください」と指定されているが、記載がされていない回答が散見されるので、内容や記述の統一性を持たせる必要があると思う。この調査の要求に従って回答しているところとしていないところがあり、気になった。

委員:資料1-2のNO.16について、「市内小学校の全校で男女混合名簿を利用。中学校においては引き続き男女混合名簿の整備に向けての働きかけを行う」と回答されており、昨年に引き続き取組状況はAとなっている。男女共同参画審議会に関わるようになったころから、この男女混合名簿については課題となっているが、実際にどのような働きかけをしているのか教えてほしい。

事務局:実際にどのような働きかけを行っているのか、具体的に聞き取り調査はしていない。中学校で男女混合名簿にできない理由があるはずなので、一度確認をする。

委員:回答に記載をしているということは、実際に改善をしたいという意識の表れだと思う。学校の先生方もコロナウイルス感染症対策に力をおり、時間がないかもしれないが、前に進めることができればと思う。改めて先生を基準に考えるのではなく、生徒を基準に考えて進めてほしい。
今、コロナウイルス感染症の影響から、中学校では10月30日まで体操服での登校が認められている。男女が同じ服装で登校していることは、男女共同参画の視点から、子どもたちにとって過ごしやすい、よい状況であると感じる。

事務局:この件に関しては、教育総務課を通じて学校に問い合わせているため、直接現場の声を確認しにくいということもあるが、評価とコメント欄の齟齬もあるため、今回の審議会で話題となったことを報告し、状況について再度確認を行う。

委員:すでに男女混合名簿がグローバルスタンダードとなっている。男女混合名簿の実施を阻むものが、先生方のやりにくさだとすると、それは現場が変わらなければならないと思う。現場の先生は大変だと思うが、男女共同参画審議会からすると、なぜできないのか、ということよりも男女混合名簿にしてください、とお願いするような立場になると思う。

委員:確かになぜ中学校で男女混合名簿を使用していないのか、疑問に思う。中学生の方が制服や思春期なども影響し、小学生と比べて男女一緒という感覚は薄いのかもしれない。長久手市の場合、体育の授業や身体測定等の保健の関係は男女別で実施しているが、他の授業は全て一緒に実施しているが、男女混合名簿であったとしても体育の授業や身体測定等の実施は可能であると思う。

委員:教育は途中で切れるものではなく、教育のつながりという面で、小学校で男女混合名簿を実施しているのであれば、中学校でも実施するという形で提案できるかもしれない。

会長:いわゆる男性、女性という性だけではなく、生まれ持った身体の性に違和感を感じている人もいると思う。また事務的な手間も、以前のように全て手作業で行うことも少なくなってきていると思う。この審議会でも男性、女性という性だけでない時代であるということは、何度も話題となっており、そういう視点からも考えてもらえればと思う。

委員:中学生向け男女共同参画情報紙の「自分らしく」について、今回子どもが学校から持ちかえってきた。今回はコロナの影響で6月以降の配布となったが、例年はどれくらいで配布されるのか。

事務局:5月の校長会で説明をして、その後の配布をしている。

委員:例年と同じ頃に配布をされたことになるが、入学したての中学校1年生だと、これまで男女共同参画について学んでおらず、何のために配布されたものなのか全くわからない。「自分らしく」の中で、一般向けの情報紙の「にじいろ」も刊行されているということを説明すると、わかりやすくなると思う。また学校で配られたものは家庭に持ちかえることとなるため、家庭でもわかりやすいようにしてもらえるといい。一般向け情報紙「にじいろ」でも中学生向け情報紙が刊行されていることがわかるようにし、お互いに説明しあえるといいと思う。

事務局:実際に配布の時には、先生にどういう情報紙であるか説明を添えているが、口頭の説明だけでは確かに伝わりにくい。改めて「自分らしく」を読むと男女共同参画についての説明がないため、情報紙の相互説明に加え、そもそも、この情報紙がどういう意図でつくられているのか導入部分の説明を加え、家庭に持ちかえった後も親子で話題とできるようにしたいと思う。

委員:資料1-1のNo.42の今後の方向性に「活動主体である女性に対する、自分の名前での登録の呼びかけ」とあるが、以前に何か問題があったのか、どういう意図で方向性としてあげられているのか教えてほしい。

事務局:今はほとんど解消されているが、以前自治会の役員として出席する場合、世帯として役員が割り振られており、例えば夫婦2人世帯の場合だと、夫の名前をあげているケースがあったと聞いている。現在は自治会長や防災役員など活動への参加申し込みは実際に出席される本人の名前で登録が進んでいる。そういった過去の状況を基にした質問項目であり、男性女性に限らず参加者本人の名前で登録すること意図している。

会長:資料1-3の基本目標4 安心して暮らせるまちづくりの中に「パパママ教室」の夫の参加率という項目があるが「パパママ教室」という呼称を変更することはできないか。非常にステレオタイプな印象があり、違和感を感じる。

委員:ポップな印象は受けるが、多様なパートナーシップが認められているので、「パパママ」だけだと、限界がくると思う。少し堅いが「子育て教室」という意味だと思うが、呼称についても検討するとよいかもしれない。

会長:パパやママに決められた役割分担があるわけではないので「子育て教室」くらいに改めるのがよいのではないかと思う。

2 令和2年度男女共同参画事業について
資料2に基づき、令和2年度男女共同参画事業について事務局より説明。

委員:中学生向け男女共同参画情報紙「自分らしく」については、イラストがとてもかわいらしいと、子どもが褒めていた。ただ、イラストと写真が一緒に掲載されているとどうしても写真に目がいってしまい、もったいないと思う。見てすぐ「自分らしく」と分かるように、イラストをメインにし、柔らかく表現をするのがよいと思う。中学生は文字もあまり読まないので、イラストで簡単に説明するほうが読みやすいと思う。

委員:中学生の子どもは漫画を読むので、漫画形式にストーリーを描いたりすると読みやすかったりするのではないかと思う。子どもたちの視点で見やすく、わかりやすい工夫が必要だと思う。

委員:イラストを引き立たせるには、逆に他は手書きでなく活字の方がよいと思う。今の学生はワードやパワーポイントなどの技術を持っているので、要求すればすぐに作成できると思う。相談して作成してほしい。

事務局:確かに全て手書きのせいで、どこに焦点を当てたいのか、わかりづらい部分があった。きっちりした部分、少し砕けた部分をうまく棲み分けながら作成をできるよう工夫をする。また、2年前に漫画形式で作成したことがあったが、そのときは情報量が少なくなりすぎてしまった。今回は職業選択の観点から紙面を作成し、伝えたいことをたくさん記載している。今年度の作成に関してもまた相談させてもらう。

委員:この情報紙を作成してくれているのは大学生で、実際に対象は中学生なので、少し年齢の差があることも影響していると思う。中学生の親御さんや、子どもたちがこれを見てどう思っているのかということを把握できるといいと思う。

委員:出前講座の実施について、実際の小規模商工業者が実際に男女共同参画の講座を実施するのは難しい状況である。情報提供とはなるが、商工会で毎年働き方改革をテーマに講座を行っているので、そういったテーマの中で男女共同参画という視点を取り入れると事業者も参加しやすいのではないかと思う。

事務局:今年度も7月の末に商工会員宛てに男女共同参画出前講座のチラシについて同封をさせていただいた。出前講座は講師を派遣するという趣旨のものだが、助言いただいた視点でも実施できないか一度検討する。

資料3に基づき、令和2年度DV関連事業について事務局より説明。

会長:コロナウイルスの影響でDVの件数が増えたと報道されているが、実際に影響はでてきているのか。

事務局:長久手市では影響はでていない。

委員:基本来所での女性相談となると思うが、コロナウイルス感染症の影響などで電話での相談受付なども必要になってくるのではないかと思う。

委員:女性相談とあるが、男性でも相談できるのか。

事務局:男性の相談も可能であり、広報にもその旨を記載している。昨年度は4件ほど相談があった。

委員:男性の相談員はいないのか。

事務局:いない。

委員:男性が被害を受けているという状況も少なくないと思うので、その際に女性の相談員に相談をするという点は少し気になった。

委員:名古屋市では男性相談員による男性相談窓口もあるので、場合によっては連携をするとよい。

会長:以上で審議を終了する。進行を事務局へお返しする。

事務局:以上で男女共同参画審議会を終了する。

会議資料

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 観光商工課 商工振興係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0641
ファックス:0561-63-2100

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