田崎あきひさ（平成29年第3回定例会）

 尾張北東地区新設特別支援学校（仮称）が、平成31年4月に瀬戸市南山口町地内（みなみやまグランド）に開校予定である。

 学校規模は45学級252人程度（小学部・中学部・高等部）が見込まれており、平成30年度には県で開校準備のための職員配置などが予定されている。この機を捉えて県と市との連携が密になり、特別支援教育や就労支援における連携や充実等がはかられることを期待している。

1. 新設特別支援学校への通学希望者に対して、県と協議し必要な通学支援を行うべきと考えるが市の見解はどのようか。
2. 市内小中学校の特別支援学級についても今後一層の充実、環境整備を行うべきと考える。現状の課題をどのように把握し、今後どのようにしていく方針であるか。
3. 就学相談、教育相談、そして就労支援においては、個々のニーズに応じた指導・支援の更なる充実が求められている。この件についてこの機を捉えて市が県に対し市内小中学校の特別支援教育担当者、コーディネーターや保護者が、新設特別支援学校と相談や意見交換がしやすくなる等、連携が密に取られるよう環境を構築するサポートをしていただきたいと考えるが市の責任として可能か。
4. 長久手市の発達支援センターについて現状の課題をどう考えていて、今後どのような施設にしていきたいと考えているのか。

 市は平成21年度から平成30年度までを計画期間とする第5次長久手市総合計画に基づき、まちづくりを進めている。

 第5次総合計画が平成30年度に目標年次を迎える。期間の大半をつとめた市長に問う。

（1）市は、「人が輝き 緑があふれる 交流都市 長久手」の実現に向け、3つの主要プロジェクトを定めた。その3つとは、

• ア 拠点プロジェクト 「リニモテラス構想」
  目標： 長久手古戦場駅前にまちの新たな顔として「リニモテラス」を整備し、住民の日常の暮らしを支え、訪れる人をもてなす空間を創出する。
• イ “里山版”田園バレープロジェクト「木望の森構想」
  目標： 平成こども塾周辺の約2haの森林や竹林を対象に、身近な自然にふれあい多くの住民に親しまれる「木望の森」を創出する。
• ウ 健康プロジェクト「ながくてアクティブ構想」
  目標： だれもがアクティブな生活を送りながら、楽しく日々の健康のレベルアップを図る健康・スポーツ環境を創出する。

で、市は『これら3つの主要プロジェクトは、後述する分野別計画の枠にとらわれず、今後10年間かけて重点的に推進していく先導的なプロジェクトです。いずれのプロジェクトにおいても～中略～行政の各部門が連携や協力を図りながら、長久手の魅力向上に向けて官民協働で取り組むものとします。』（ホームページ参照）としてきたが、まもなく目標年次を迎える現時点において3つの主要プロジェクトそれぞれの進捗と完遂の見込みについて問う。

（2）義務付けが廃止されたものの第6次総合計画を策定する市長はどのような判断をしたのか問う。

（3）市長は総合計画の策定根拠を自治基本条例(仮称)に規定する予定であるというが、その趣旨について問う。また盛り込まれた計画については期間内に実施するべきものであると認識しているのかそうではないものだと認識しているのか考えを問う。

（4）リニモテラス構想が具現化していないのであれば、市役所機能を中央部に移転させ複合施設とし古戦場公園の再整備をする計画を次期総合計画に盛り込むことの方がより良くなると考える。盛り込む余地はあるか。

 ダンス、舞踊、軽運動をする公共施設利用希望者と大きな鏡(姿見)がある施設数のミスマッチがある。受け皿となる施設を求める声が寄せられているが、例えば割れなくて軽量で壁面に取り付けられるような簡易的なものでいいので早期に対応できないのか。

 教育支援が法律に裏付けられ、県内14自治体が既に実施している給付型奨学金の実施が今後重要になると考えるが目途はどうかと議会質問での問いに対し、教育部次長が「実施にあたり義務教育までの支援と高等教育以降の支援の住み分けがきちんとできていない内部事情がある。今後課題として取り組んでいく」と答弁した。（平成28年第3回定例会 田崎あきひさ一般質問参照）

 この一年の調査研究内容と次年度の成果と今後実施の目途について問う。