水野とみ子(平成26年第4回定例会)

更新日:2020年11月30日

1 がん対策及びがん教育について

 健康寿命を延ばし、かつ医療費を抑制するために、予防医療を充実させ、早期発見、早期治療により重症化を防ぐことは極めて重要である。感染症を発生源とするがんは、感染症対策で予防できるがんである。胃がんの原因の95%以上が、ピロリ菌の感染によるものであることが明らかになってきた。北海道大学の浅香正博教授は、胃がんに密接にかかわりのある萎縮性胃炎の大半がピロリ菌感染によるものであり、胃がんの予防のために除菌が必要であることを提言している。また、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)は、性交渉により感染することが知られている。感染を避けるには、性病予防と同様な心掛けが必要であるが、それで完全に感染を予防できるわけではない。感染や症状の有無にかかわらず、定期的にがん検診を受ける、禁煙するなどの配慮が必要である。そこで伺う。

  1. 胃がん検診にピロリ菌検査の追加をし、胃がんの防止をすべきと考えるが当局の見解はどのようか。
  2. 若い世代のピロリ菌感染者に、除菌治療を施すことで将来、胃がん等の大半を予防できる。中学生のうちに公費でピロリ菌検査、除菌を実施してはどうかと考えるが当局の見解はどのようか。
  3. 小中学校におけるがん教育について同僚議員の平成23年9月議会で「義務教育におけるがん教育」の推進についての質問に対し、「小中学校では、がんに関する内容は保健指導の一環としてとらえており、保健や学級活動の時間に喫煙や生活習慣が「がん」に関係していることを説明、指導しています。」との答弁であった。総合的な学習のときなどに、医療従事者、がん経験者らを外部講師として招き、重層的ながん教育を実施すべきと考えるが見解はどのようか。

2 認知症対策について

  1. 認知症に関しては家族介護者のケアが大変重要と思う。家族に対するケアについて、本市における現状と課題、その取組みはどのようか。
  2. 認知症サポーターやキャラバンメイト養成講座の受講人数、リピーター等本市の状況はどのようか。
  3. 徘徊模擬訓練の成果、課題はどのようか。

3 人と動物が共生できる社会を

 平成24年9月に、改正動物愛護管理法が公布され、平成25年9月1日から施行された。改正法には、自治体の目標として「殺処分がなくなることを目指して」との文言が明記され、飼い主や動物取扱業者にも動物が命を終えるまで面倒を見る終生飼養の努力義務を課した上で、自治体が引き取りを拒否できる措置を設ける等が盛り込まれている。

  1. 飼い主がいない猫が増えている。引取り拒否以外に考えられることはないか。
  2. 飼い主がいない猫は、市内に推計でどの位いると考えられるか。
  3. 各地域で問題になっていないか。

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局議事課議事係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号: 0561-56-0628
ファックス:0561-63-2100

<長久手市議会に関するページは長久手市議会が管理、運営しています>

メールフォームによるお問い合わせ

このページに関するアンケート

より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

このページの内容はわかりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか