加藤 武(平成20年第3回定例会)

愛知高速鉄道株式会社は開業時から、現在まで毎年赤字が続いております。このような現状を長久手町はどのように考えているか。町もいろいろな対策を行っているが、いずれも根本的な赤字解消にはなっておりません。主要株主の愛知県、名古屋鉄道株式会社は根本的な赤字対策を考えているか。

• (ア)平成20年度決算では営業収益10億5千万円で、原価償却費21億4千万円、経費を引き損失額26億8百万円となつている。また累積赤字は平成19年度決算で67億9千万円に膨らんでいる。来年の20年度決算では資本金の71億円を越える赤字になるが、どのようにするのか。
• (イ)10年後は赤字が幾ら位になると、予想されるのか。
• (ウ)原価償却費を少なくする方法はないか。
• (エ)リニモ運営に財政的な補填はするのか。株式の割合で補填額を出すのか。
• (オ)リニモはわが町の唯一の鉄道であるので、補填額を多く出すのか。
• (カ)資本金の増資の案は出ているか。
• (キ)建設計画の時に赤字にならないように努力すると、町長始め執行部は答弁したが、現実は5年で約68億円も赤字になっている。なぜこのような事になったのか。主な理由はどのように考えているか。

役場の正職員の採用が減少しているなか、その補充はパート・臨時職員で補っているのが現状です。正職員に比べると、同じ仕事をしていても賃金の格差が大きく開いております。特に資格を有する保母、保健婦はもっと時間給が改善されるべきである。また給食の調理員も仕事がきつく、職場環境も悪いので、改善の必要があると思うがどうか。

• (ア)職場によって時間給が違うと思うが、最低と最高は幾ら位であるか。
  
• (イ)同じ仕事をしている正職員の時間給とパート職員の時間給は、それぞれどれ位違うのか。
  
• (ウ)正職員は賞与・退職金・有給休暇等を考慮すれば3倍ぐらいの差が出ると思うがどうか。

この計画が発表されてから十数年経つが、町として現在どのような位置づけであるか。最近には貴重な市が洞古窯も発見され、資料室に眠ったままである。わが街には警固まつりを始め、いろいろな祭もある。火縄銃も全国1位の保有数がある。芸術関係の有名な作家も多く在住されている。また観光ルート作りの目玉にもなる。建設実現に向けてのスケジュール作りを実行してはどうか。