ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)のすすめ

更新日:2025年06月02日

ブレスト・アウェアネスをご存じですか?

ブレスト・アウェアネス(Breast Awareness)は、乳房を意識する生活習慣のことです。(ブレストは「乳房」、アウェアネスは「意識」「自覚していること」の意味です。)

普段の自分の乳房の状態を自覚しておくことで、ささいな変化にも気がつくことができるようになります。
若いうちから知識を身につけ乳房を意識し、変化を感じたら迷わず受診することが大切です。具体的には、次の1~4のポイントを意識し実践しましょう。

ブレスト・アウェアネスの4つのポイント

ポイント1. 普段の乳房の状態を知る(ブレストチェック)

しこりを探す必要はありません。普段の生活の中で、乳房を見て、触って、変化を感じることが大切です。

「いつもと変りないかな」という気持ちで、バスタイムや寝る前、着替えの時など、日常的に乳房を意識する習慣を持ちましょう。月経周期による変化もあります。

 

ポイント2.乳房の変化に気を付ける

こんな変化があったら注意しましょう。

特に気をつけなければいけない変化
変化 状態
乳房の腫瘤 新たにしこりを見つけたり、しこりが硬くなったと感じたら、医療機関を受診しましょう。(良性の場合もあります。)
乳頭分泌 乳頭から黒い赤色や褐色の異常分泌があった場合は、医療機関を受診しましょう。

乳頭や乳輪のびらん

乳頭や乳輪の皮膚のただれやびらんは皮膚の病気の可能性もありますが、乳がんの早期の症状の場合もあります。医療機関を受診しましょう。
皮膚の凹みや引きつれ 乳房の皮膚に凹みや引きつれを感じたら、医療機関を受診しましょう。
乳房痛

乳房の痛みは乳腺症(良性病変)が原因のこともありますが、乳がんの症状の場合もあります。医療機関を受診しましょう。

ポイント3. 変化に気づいたら、すぐ医師へ相談

乳房の変化(しこり、⽪膚のへこみや⾎性の乳頭分泌など)が、すべて乳がんの症状ではありません。しかし、普段の自分の乳房と違う変化を感じたら、次の健診を待たずにすぐに乳腺を専門とする医療機関を受診してください。

なるべく早く、乳がんの⾃覚症状に気づいて医師に相談すると、適切な治療を早い段階で⾏えます。早期であればあるほど、治癒率も高まり、身体面・精神面・経済面ともに負担が軽くなります。

ポイント4. 40歳になったら、2年に1回、乳がん検診を受ける

乳がんは、9人に1人がなるとされ、40~60歳代女性のがん死亡原因1位です。

乳がん検診の⽬的は、乳がんで亡くなる⼥性を減らすことです。現在、乳がん死亡率減少効果が証明されている検査⽅法は、マンモグラフィのみです。⽇本では、40歳以上の⼥性に対してマンモグラフィを使⽤した乳がん検診が推奨されています。

症状がないうちに受けるからこそ早期発見が可能です。マンモグラフィ検査時の痛みが心配な場合は、乳房のハリが強くなる月経前を避けると良いでしょう。

ブレスト・アウェアネスは、言い換えれば、乳房の健康を守る生活習慣。今日からスタートさせましょう!

この記事に関するお問い合わせ先

福祉部 健康推進課
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-63-3300
ファックス:0561-63-1900

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