(平成27年11月16日開催)平成27年度第1回長久手市福祉有償運送運営協議会
開催日時 |
平成27年11月16日(月曜日) 午後2時から午後3時まで |
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開催場所 |
ながくてエコハウス 多目的室 |
出席者氏名(敬称略) |
名城大学 理工学部社会基盤デザイン工学科 教授 松本幸正 <事務局> |
審議の概要 |
(1) 福祉有償運送の平成27年度実績について |
公開・非公開の別 |
公開 |
傍聴者人数 |
0人 |
問合先 |
福祉部福祉課福祉係 |
会議録
1 あいさつ(福祉部次長兼福祉課長)
前回の会議を昨年度の2月に開催し、事業の登録更新及び変更について協議していただいた。今回の会議では、今年度の実績について報告するとともに、前回の運営協議会でも課題に挙げられていたドライバー不足の解消を目指し、ドライバー認定講習会を開催したので、内容について報告させていただく。また委員のみなさまの活発なご意見を頂戴したい。
2 議題
ここからは、会長である松本教授に進行をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
(1)福祉有償運送の平成27年度実績について
<資料1、資料2をもとに事務局から現在の登録内容及び今年度実績について報告>
現在の登録内容については、資料1のとおりとなるが、前回の運営協議会で特定非営利活動法人百千鳥の登録更新と、社会福祉法人むそうの運送区域の変更について承認いただき、それぞれ更新及び変更手続きを行った。社会福祉法人むそうについては、法人自体の変更手続きもあり、現在までに福祉有償運送の利用はない。一方の特定非営利活動法人百千鳥に関しては、昨年度の3月から利用が出始め、今年度上半期だけで5人、計30件の利用があった。今後も継続して利用があるかと思う。
委員:社会福祉法人むそうは、会員数が多いが長久手市民はどのくらいいるのか。
むそう:およそ半分が長久手市民で、半分が市外の尾張旭市や名古屋市名東区の方である。
委員:前回の運営協議会で、運送の対価以外の対価である介助料金についても協議したが、その後介助料金について資料から削除された。削除する必要はあったのか。
事務局:運営協議会の協議事項ではないために、混乱を招くのを防ぐため削除した。
委員:今後も介助料金については協議しないということか。
事務局:基本的には、福祉有償運送の対価のみとしたい。
会長:協議するしないは別として、適切な料金設定かどうかを監視するという視点からも委員のみなさんへは提示していただきたい。もし運送に必ず付随するものがあれば、協議の必要も出てくる。
委員:直接の対価ではないが、資料には入れておくべきである。その料金について話し合う場はこの運営協議会しかない。委員も知っておく必要がある。
会長:次回から掲載する様お願いしたい。また、むそうについては、残念ながら実績がなかったが、今後の見通しはどのようか。
むそう:法人の変更手続きでなかなか実績をあげられなかったが、今月は2件の利用があった。今後も継続して実施していきたい。
委員:ドライバー認定講習会を市が行ったということだが、この取組みは非常に良いと思う。自社では3か月に1度、運転手を対象とした講習会を開催し、技術の向上及び維持に努めている。今後も継続して実施していってほしい。
事務局:参加者からも好評であり、実施方法について再度検討するが、今後も継続して行っていきたいと考えている。
委員:むそうの運送の対価が1キロメートル30円と破格になっているが、相乗りや他のサービスとの併用を考えているのか。
むそう:移動系サービス(地域生活支援事業の移動支援や、障害福祉サービスの重度訪問介護)との併用を考えている。
委員:相乗りではないということか。
むそう:相乗りではない。
会長:百千鳥に関しては、実績があったとのことだが、事故や利用者からの苦情など、トラブルは何かあったか。
百千鳥:トラブル等についてはなかった。我々の法人でも移動系サービスとの併用をしていきたいと考えている。しかし、このまま同じような取組をしても実績が増えていかないと思うので、何か対策を考えていきたい。
会長:2つの事業者とも他のサービスとの併用を考えているとのことであるが、そうするとそのサービスを使う人以外の利用は難しくなるということか。利用したいとの要望があったのに、断ったケースはあるのか。
百千鳥:具体的に申し込みがあって断ったケースはないが、地域包括支援センターや障がい者相談支援センターから問い合わせがあり、現状を伝えたところ、難しいだろうという反応であったため、利用者が限られておりやめてしまったのかもしれない。
会長:この機会に行政に何か言いたいことがあればお願いしたい。
百千鳥:先日開催したドライバー認定講習会はとても良かったと思う。現在福祉有償運送を実施している中で、1回利用した人が、再度同じ時間に同じように支援してほしいとの依頼があっても、対応が難しいことがある。また、費用も発生することから、こちらからも積極的に勧めづらい面もある。まだ、要支援者及び要介護者を対象とした実績がないので、そこは課題だと考え、まずは勉強会から始めていきたい。
むそう:まだ実績がほとんどないので、今後利用が増えてきたら課題もみえてくるかと思うので、その時にお伝えしたい。
会長:ぜひとも事業者と市でタッグを組んで、協力しながら実施していっていただきたい。
(2) 福祉有償運送ドライバー認定講習会について
<資料3をもとに先日開催したドライバー認定講習会の内容について報告>
前回の運営協議会の時点では、福祉有償運送の実績がなく、それぞれ事業者の共通の課題としてドライバー不足というものがあった。その課題を解消するため、ボランティアドライバーを育成する目的で10月18日(日曜日)にドライバー認定講習会を開催した。定員は20名で、その講習会の費用の一部を市が負担し、受講者にはテキスト代の1,500円を負担していただいたが、市民からは9名の応募があった。残りの11名については、各事業者から応募があった。当日急きょ来れなくなった人もおり、講習会を受講された方は、市民が8名、事業者が10名の計18名であった。講師の方も驚かれていたが、他のところで開催する場合よりも男性の申し込みが多かった。また、通常だと2日間に分けて開催するところが多いが、受講者の予定もあると思い、本市では1日に凝縮して実施し、朝の8時10分から夕方の18時30分まで長時間の開催となったが、みなさん熱心に受講されていた。講習会の内容としては、座学であったり、車いす介助や運転の実技があったが、屋外での講義はとても暑くて疲れてしまったので、来年度以降、開催時期を検討していく必要があると感じた。それと、今回初めての開催であり、ボランティアドライバーの育成を目的としていたこともあって、アンケートを受講者に実施した。その中で、今後の意向について調査したが、福祉有償運送のドライバーとして「活動したい」・「活動してもよい」という方が4名いたため、今後活動していただけるのではないかと期待している。
委員:講習会の講師は、どこに依頼したのか。
事務局:特定非営利活動法人移動ネットあいちにお願いした。受講者4名につき1名の講師に来ていただいた。
委員:受講者の募集はどのように行ったのか。
事務局:市の広報紙やホームページで募集した。
委員:定員が20名ということで、超えた分は抽選だったのか。
事務局:募集したところ市民からは9名の応募があった。残りは、現在事業を実施している事業者から参加してもらい、20名となった。また、今回の募集では、ドライバー本人の健康状態もあり65歳未満に限って行ったが、65歳以上の方から応募があり、今回については断らせていただいた。
委員:募集を65歳未満としたのは、今後何年活動すると想定しているのか。
事務局:70歳までと想定している。
会長:ぜひ今後も講習会を継続して実施していただきたい。
事務局:実施方法等については、今回の開催結果を踏まえ、再度検討していきたいが、事務局としても継続して実施したいと考えている。
会長:ドライバーについては、更新等の必要はあるのか。
事務局:有効期間等の定めはないため必要なく、制度上は、1回受講すると継続的に認められることとなる。
委員:福祉有償運送の講習については、ある程度の期間で必要ではないか。免許証の更新でも数年に1回はある。注意喚起のためにも、ある程度の更新期間を設けた方が良いのではないか。
会長:更新について実施事業者としてどのように考えるのか。
百千鳥:福祉有償運送を実施している他の団体に聞くと、定期的に講習を行わないと自己流になってしまうため、内部で共通意識を持つ必要がある。自分の事業者についても、定期的な勉強会を行い、意識向上に取り組んでいきたい。
むそう:法人本部のある半田市では独自に研修を行っている。長久手市についても参考にしていきたい。
委員:講習会を市が主催したことはとても良いことである。NPO法人などは運営自体が大変で、なかなか独立して実施することは難しいため、市が関与するのは大事なことである。今後もぜひ協力して実施していってほしい。
閉会
当日資料
平成27年度第 1 回長久手市福祉有償運送運営協議会 次第 (PDFファイル: 178.2KB)
長久手市福祉有償運送運営協議会委員名簿 (PDFファイル: 42.8KB)
資料1:現在の登録内容 (PDFファイル: 131.5KB)
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更新日:2022年07月05日