(平成23年9月13日開催)第2回長久手町第6次高齢者福祉計画及び第5期介護保険事業計画策定委員会
開催日時 |
平成23年9月13日(火曜日)午後1時30分から午後3時まで |
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開催場所 |
北庁舎2階 第5会議室 |
出席者氏名 |
事務局
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欠席者氏名 |
なし |
審議の概要 |
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公開・非公開の別 |
公開 |
傍聴者人数 |
4名 |
問合先 |
福祉課 電話:0561-56-0613 |
会議録
委員長 ただいまから、長久手町第6次高齢者福祉計画及び第5期介護保険事業計画第2回策定委員会を開催します。
それでは、これより議事に入ります。はじめに議題(1)「アンケート調査の報告」について事務局から説明をお願いします。
事務局 (事務局説明)
委員長 事務局からアンケート調査について説明をいただきました。このことについて、ご質問、ご意見等ありませんでしょうか。
委員 地域活動の参加について全く気がない回答が多かったが、このことについて町はどのように対応していくのか教えていただきたい。
事務局 47頁にあります地域活動に参加したいと思いますかとの問いの結果から「関心がない」人が約3割いますが、「関心・興味のあるテーマがあれば活動したい」との回答も約3割あります。この部分の開拓をどのように行っていくのかが課題となってきます。今後計画を立てていく中で施策検討していきたいと考えます。
委員 アンケートについて前回と比較してアンケートの配布数を増加したにもかかわらず、回収率が上昇していることは事務局の努力があったかと思います。
次に、地域包括支援センターの名称について私は包括の名称は知らなくても良い、困った時に、役場や、包括や民生委員が対応できるようになっておれば良いことで、名称の認知度はあまり気にしなくて良いと思います。
68頁の「あなたが要支援・要介護認定を受けた理由はなんですか。」との問いの回答で「介護サービスが必要となったとき、すぐに受けることができるから」とありますが、体の弱った人に対して「要支援で良いので、介護申請をしてみてはどうですか。」と勧めています。申請をして結果が出るまで30日かかりますので、不都合が生じると思い勧めています。
委員長 実際に住民に関わって支援する立場から代弁していただいた意見でした。
委員 月に3回たいようの杜でイベントがあり、参加しています。参加した人は次のプログラムをいただき、予定が分りますが、参加しなかった人にはわかりません。
委員長 利用されている方、行政の支援、専門職のフォロー、大学の研究支援が関わって活性化していく取り組みができればよいと思いました。
委員 包括の認知度について59頁のように一般高齢者で包括にかかわっていない人には関係ないため、認知度が低くなっています。122頁のように要支援・要介護者は包括にかかわっているため、認知度が高くなっています。
委員 地域包括のことで言うと、自分が介護保険を使用するという立場にならないと、知ろうとしないし、耳に残らない。なってからでは遅いと思いますので、40歳以上を対象に周知するとか対策が必要だと思います。
103頁、「あなたが入所を申し込んでいる(考えている)施設はどこですか」の結果で特養は申込が多いと思います。町の特養の待機者は300人です。うち町民の待機者は現在58人います。
153頁の今後のサービス事業展開については事業者レベルでは回答できない部分でもあります。
委員長 議題2の方で、長久手町の実態も踏まえた説明があると思いますので、第4期の介護保険事業計画の現状を説明させていただき、その後、アンケートについてもご意見があれば出していただきたいと思います。
それでは事務局から議題2の第4期介護保険事業計画の現状報告について説明をお願いします。
事務局 (事務局説明)
委員長 ただいま、事務局から第4期介護保険事業計画の現状報告について説明がありましたが、このことについて、ご意見、ご質問等ありましたらお願いします。
委員 津島市の命の救急キットについて視察に行きました、「町の福祉のしおり」を見せたところ、町の福祉事業が充実しており、感心されました。
資料1の55頁のアンケートに対して、利用したいという回答の数字と、資料2の利用の結果の数字のギャップが多い。ニーズを検討し直してほしい。
12頁の緊急通報システムの契約人数を教えてください。
事務局 120名程度です。
委員 正報数は救急車等を要請した数ですか。
事務局 その通りです。
委員長 利用意向と利用実態との結果からどのように検討されていくのか教えてください。
事務局 委員会での意見を参考にしながら、事業の拡大、縮小を検討したいと考えます。
委員 利用条件が厳しいものがある。利用条件を見直す必要もあると思います。
委員長 重要なご意見でありますので、事務局は検討して下さい。
委員 住民が求める事業を全てやってしまうと町はパンクしてしまう。どこかで区切りをつけなくてはならない。事業には費用が伴う。結果、保険料の増加に繋がるため、検討をしてほしい。
委員長 只今のご意見について、事務局の方から付け加えることはありますか。
事務局 介護保険は介護保険料を支払っていただき、保険料と国、県のお金で運営しています。福祉事業については一般会計から支出しており、町の施策として行っています。これらの事業を行うには当然、費用がかかってきます。必要なもの、必要のないものを検討していきたいと思います。
委員長 事務局の説明を含めて委員からご意見等ありますでしょうか。
委員 温泉宅配事業とはどのようなものでしょうか。
事務局 温泉を汲みに行くことができない高齢者に対して、100リットル100円で自宅まで温泉を宅配するサービスです。
委員 65歳の独居の方、後期高齢の方等が対象になっており、利用条件が厳しい。
事務局 通常、ござらっせは550円で入浴できるところ、65歳以上の方は更に100円補助し、450円で入浴できる。このサービスを利用できない人に対して、温泉宅配サービスがあります。
委員 高齢者外出促進事業のリニモカードについて、タダでもらい、家族に渡していると聞いたことがある。名古屋市の市バス、地下鉄のように所得に応じた金額を支払い、パスカードを購入する方法を検討して下さい。
事務局 昨年度から高齢者本人にカードを利用していただくよう、カードに高齢者外出促進事業と書いたデザインに変更しました。名古屋市の方式については今後の検討材料とさせていただきたいと思います。
委員 資料2の17頁のグループホームの状況について、現在、ハーモニーの入居者は9名となりました。
グループホームの経営は苦しい状況です。資料1の133ページにもありますように利用者の確保が難しい状況です。
平成18年度から地域密着型サービスとなり、他市町との相互受け入れができない。行政間での近隣の市町村で利用できるようにしてほしい。
133頁「事業所を円滑に運営していく上で、現在困っていることは何ですか。」との回答で約2割の事業所が医療との連携で困っている結果が出ています。結果的に影響を受けるのは利用者です。とても気になっています。
委員長 利用者確保のため、市町村の圏域を超えた相互利用の受入れについて、また医療との連携について事務局の考えを教えてください。
事務局 地域密着型の趣旨が住み慣れた地域で介護を受けるというものですので、今の制度では、他市町の人の利用ができません。但し、他市町との協議が整った場合には受け入れることができます。その都度、行政間で連絡を取り、対応をしていきたいと思います。
委員長 医療との連携についてはどうですか。
事務局 介護関係の連絡会の中で、課題として挙げていただき、情報共有を図る場を設けていきたいと思います。
委員 19頁に推定人口について、1ケタまで出されているが、ここまで必要なのか。検討して下さい。
委員長 議題3に移ってよろしいでしょうか。事務局から説明をお願いします。
事務局 (事務局説明)
委員長 第5期の新たな介護保険サービスについて説明をしていただきました。このことについてご意見、ご質問があればお願いします。
委員 日常生活圏域の特性がつかめなかった。今後、町として日常生活圏域の特性を活かしていくのか、検討課題であると思います。
事務局 家族構成の人数、同居者など細かく見ると日常生活圏域で若干差が出ています。明確に差があるわけではないですが、傾向として町西部と東部で差があります。
委員 町は持ち家率が高いので、今後、24時間対応サービスで対応していくことが望ましいと思います。
委員長 この意見について事務局お願いします。
事務局 24時間対応の定期巡回・随時対応サービスについては平成23年度、国のモデル事業があります。町も事業所と協力して、平成23年度にモデル事業を行っていき、その中で、課題を見つけ、検討していきたいと思います。
委員 事業者は厳しい経営をやりくりしている。仕事に見合う報酬のあり方について検討していただきたい。
委員 介護職員の人材が不足している。仕事は魅力があるが、給料が安いという現状がある。町が解決できるものではないかもしれませんが、制度を考えていく中で、行政、地域としてフォローできたら良いと思います。
委員長 厳しい介護職員の状況について意見がありましたが、これについて事務局は具体的な考えはありますでしょうか。
事務局 国の制度でありますので、町で具体的な考えはありませんが、説明会などの場で、実情を積極的に発言していきたいと思います。
委員長 事業所の立場からご意見はありませんでしょうか。
委員 24時間対応サービスは単価が上がると思います。サービスの創設は保険料に反映されるものですので、緻密なデータを基に導入の検討をして下さい。
委員 寝具洗濯・乾燥サービスについて、実施は年2回となっていますが、この回数が妥当であるかどうか、寝たきりの人にとって2回は少ない。サービスの中身について検討して下さい。
事務局 寝具洗濯・乾燥サービスは年2回、敷き布団、掛布団、毛布、羽布団を利用者に変わって実施するものです。資料2の説明書きが間違っておりますので訂正をお願いします。
委員長 資料2の13頁の寝具・洗濯乾燥サービス事業、「食」の自立支援事業の説明が間違っております。訂正をお願いします。
委員 地域包括支援センターの周知について、幼稚園や小学生と交流すると、その親に伝わり、認知度が上がるのではないでしょうか。
委員長 お年寄りと子供が交わる機会を町としても与えてほしいと思います。
事務局 現計画においても小中学校を含めた交流を掲げています。PRについても積極的にやっていくということを課題として受け止めています。
委員長 リハビリについて、資料1の153頁「貴事業所では、新規介護サービスの事業展開をお考えの事業は何ですか。」でリハビリテーションが0となっていますが、リハビリが生きがいに繋がると思います。
委員長 町として対応がありますでしょうか。
事務局 介護保険は介護保険制度に基づいて行っていきます。このことにつきましては介護保険制度に限らず、保健医療関係と検討していきたいと思います。
委員長 最後にその他、事務局から何かございますでしょうか。
事務局 次回以降、骨子についてお示しします。今回の委員会でご意見等、言い尽くせなかったことがありましたら、骨子に反映することができますので、早めに書面で提出して下さい。
次回の策定委員会を10月の下旬から11月上旬に開催を予定しますので、日程調整表を提出して下さい。
委員長 それでは、これをもちまして、第2回策定委員会を終了します。
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更新日:2020年12月18日