ぜんざい

更新日:2020年11月30日

給食センターがおくる
子どもたちの人気メニュー

漢字では「善哉」と書き、仏教用語では「善いと感じて誉める」とか「喜びを祝う」という意味があります。昔、ぜんざいを食べたお坊さんが、あまりのおいしさに驚いて思わず「善哉!」と叫んだところからこの名前がついたとか…
ぜんざいに使われるあずきは、縄文時代の遺跡から発見されているくらい
日本人の生活と密接に結びついた豆です。あずきの赤色に魔除けなどの神秘的な力があると信じられ、行事や儀式などに供されてきました。そのほかに、あずきは粉にして泡が立つことから、奈良時代から食べる以外に洗剤として使われていました。江戸時代にも「シャボン」と呼んで洗剤として使用していました。これに由来して、豆の泡立ちの成分を「サポニン」というようになりました。サポニンは動脈硬化の原因となる過酸化脂質やコレステロール・中性脂肪の生成を抑えます。昔の人は経験的にゆで汁が体によいことがわかっていたのでゆで汁を入れた赤飯を作ったりしたのでしょう。センターでは1月11日の鏡開きの日にぜんざいを作りました。

白いお椀の中に、あずきや白玉もちが調理されたぜんざいの写真
あずきのイラスト

材料(4人分)

  • あずき:120グラム
  • 砂糖…中双:48グラム
  • 氷砂糖:28グラム
  • 食塩:1.6グラム(小さじ1/3)
  • もち:100グラム(2切れ)
    (センターでは白玉もちを使いました。)
  • 水:520グラム

作り方

  1. あずきはきれいに洗い、一晩水につけて置く。
  2. 水をかえて、中火で煮る。このとき豆が空気に触れていると割れるので、豆がつかるくらいに水を入れ、踊らないように火加減し、アクをこまめにとる。
  3. 豆が膨らんできたら、豆が割れる直前に火を止めて煮汁をすべて捨て、渋きりをする。
  4. 分量の水を入れ、弱火でことことと煮る。豆が空気に触れないように注意しながら弱火でことことと煮る。
  5. 十分に豆が軟らかくなったら、火を止め、20~30分ほど蒸らす。
  6. 砂糖(氷砂糖・中双)を入れ、中火で煮る。味を見ながら塩を入れ、仕上げる。
  7. 焼きもちか白玉だんごを入れ、出来上がり。

栄養価(1人当たり)

  • エネルギー:217キロカロリー
  • たんぱく質:6.9グラム
  • 脂質:0.8グラム
  • 塩分:0.4グラム

ぜんざいができるまで ~センターでの調理風景~

鮮やかな赤色の大量の小豆の写真

一晩水に浸したあずきです。小学校・中学校・保育園合わせて130キログラム使いました。

ぜんざい作りで使用する氷砂糖と中双の2種類の砂糖の写真

氷砂糖は28キログラム、中双は53キログラム使いました。

給食の調理で使用する巨大な釜が並んでいる写真
調理で使用する大きな釜を上から撮影した写真

小学校・中学校は5つの釜を使って煮ました。直径が110センチメートルあります。

白い作業着を着たスタッフが、大きな釜で茹でた小豆を傾けて渋きりをしている写真

いったん煮汁を捨て、渋きりをします。

白い作業着を着たスタッフが、大きな釜で煮ている小豆をゆっくりかき回している写真

ゆっくりことことと、軟らかくなるまで煮ていきます。

大きな釜で煮ている小豆に白玉もちを投入してかき回し、温度を計っている写真

おいしく味付けして、白玉もちも入りました。中心温度が90℃以上あることを確認して出来上がりです。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 給食センター
〒480-1103 愛知県長久手市中権代11番地3

電話番号:0561-62-3910
ファックス:0561-62-5029

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