ほとぎのさと展示室の展示替えをしました
市が洞小校区共生ステーション内のほとぎのさと展示室で、1月17日に展示替えを行いました。
今回の展示替えでは、11点の展示品の内7点の展示品を入替えました。 その中から新しく展示した展示品のうち2点を紹介します。
山茶碗(やまぢゃわん)
茨ケ廻間古窯出土(鎌倉時代(12世紀後半から13世紀初頭))
山茶碗と平安時代末から室町時代にかけて作られたは釉薬を施していない茶碗のことです。大量に生産され、東海圏でのみ流通していたことから庶民が自分たちが日常生活で使うために作った陶器と考えられています。
市が洞1号窯及び丁子田1号窯から出土した須恵器とは、500年以上作られた時代が違っています。同じ碗でも須恵器と山茶碗の違いにご注目ください。
軒平名古屋瓦(のきひらかわら)
茨ケ廻間古窯出土
茨ケ廻間古窯では、庶民が自分たちの日常生活で使用するための山茶碗だけでなく、唐草模様が施された瓦も出土しています。この瓦も尾張周辺の寺院のための瓦として作られたものと考えられています。
展示室にはアンケートがありますので、ぜひ足をお運びいただき、「どの展示品が良かった」や「こういう展示品が見てみたい」など忌憚のない意見をお待ちしています。
ほとぎのさと展示室では約1300年前に市ヶ洞1号窯と丁子田1号窯で焼かれ、奈良県の飛鳥まで税として納められた土器や生活の道具の本物が展示されています。古代の長久手の人たちの生活に思いをはせてみませんか。
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くらし文化部 生涯学習課 文化財係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1
電話番号:0561-56-0627
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更新日:2024年01月17日