平成26年9月定例教育委員会

更新日:2020年11月30日

会議詳細

開催日時

平成26年9月11日(木曜日)午前10時30分から午後1時10分

開催場所

北庁舎2階第5会議室

出席者氏名(敬称略)

委員長 近藤勝志
 委員 横田真規子
 委員 加藤正雄
 委員 羽根しげ子
 教育長 堀田まゆみ
 事務局
 教育部長 川本 忠
 教育部次長 加藤 明
 教育総務課長 角谷俊卓
 指導室長 夏目知好
 指導主事 名倉健
 くらし文化部次長兼
 生涯学習課長 加藤正純
 文化の家事務局長 籾山勝人
 中央図書館長 山田高司
 給食センター所長 冨田俊晴
 教育総務課長補佐 飯島淳
 教育総務課庶務教育係長 山田美代子

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  1. 決定承認事項
    小中学校管理規則等の一部改正及び制定について
  2. 報告事項
    • (1)後援・推薦名義の専決処分の一括報告
    • (2)教育委員会及び関係各課からの報告
  3. その他

公開・非公開の別

一部非公開

傍聴者人数

1人

問合先

教育部 教育総務課 0561-56-0625

会議録

 委員長 ただいまから、平成26年9月定例教育委員会を始めます。    本日の議事録署名者は、加藤委員にお願いします。それでは、議事に入ります。決定承認事項について、資料1の説明をお願いします。  

事務局 資料1について、説明させていただきます。承認をお願いしますのは3点で、「小中学校管理規則」の一部改正、「小中学校における学校事務組織の運営に関する規程」及び「小中学校の学校事務組織協議会設置要綱」の制定です。この3つの規則、規程、要綱は、関連しており、今回、改正や制定を行う趣旨としては、学校事務員さんの組織体制を強化し、責任の所在を明確化することにより、学校事務のよりいっそうの適正管理を図ろうとするものです。それでは、まず、「小中学校管理規則」の一部改正について、改正前、改正後の新旧対照表でご説明します。下線をした部分が今回の改正部分になります。「第7章 学校事務組織(第38条)」を新たに加えています。次に、第24条について、改正前に比べて、改正後は新たな第2項を加えて、改正した内容は[別記2]に、新たに「総括事務長」の職を設けています。また、これに伴い、次の第3項で、事務の委任先に「総括事務長」を加えています。次に、第25条では、教育委員会が任命する職として、事務主任に加えて、新たに「省令事務長」を設けています。また、第38条について、教育委員会が新たに「学校事務組織」を設置することを規定しています。この規則では、「総括事務長」、「省令事務長」という職名と「学校事務組織」という組織を新たに位置づけました。次に、「長久手市立小中学校における学校事務組織の運営に関する規程」の制定について、説明します。第1条について、この規程は、「小中学校管理規則」の第38条に規定する「学校事務組織」について、必要な事項を定めることを目的としています。第2条では、「別表第1」に学校事務組織を南北の2つの地域のブロックに分けることを規定しています。第3条では、学校事務組織の構成員と役割を規定し、第4条では、学校事務組織に「事務組織長」をおくことを規定しています。なお、この「事務組織長」は、第3条に規定する「総括事務長」から「主査」までの職で、職の上位の者を教育委員会が任命することとしています。第5条で「事務組織長」の役割を、第6条で「事務組織長」の専決事項を、第7条で「学校事務組織」の業務を、第8条で「学校事務組織」の「事務職員」の勤務について規定しています。なお、第6条の専決事項として、「別表第2」に、具体的な専決事項を規定しています。次に、「長久手市立小中学校の学校事務組織協議会設置要綱」の制定について説明します。第1条について、この要綱も「小中学校管理規則」の第38条に規定する「学校事務組織」について、「学校事務組織協議会」を設置することを目的としています。第2条で「学校事務組織協議会」の構成員を、第3条で「学校事務組織協議会」に会長、副会長を置くことを、第4条で「学校事務組織協議会」に事務局を置くことを、第5条で「学校事務組織協議会」の会議で行う協議事項について規定しています。以上で、3つの規則、規程、要綱のご説明を終わらせていただきます。なお、本日、教育委員会のご承認がいただければ、施行日は全て、10月1日とさせていただく予定です。 

委員長 資料1について何か質問やご意見等ありませんか。  

委員 今回、これらの改正をすることになった理由はありますか。  

事務局 これは事務組織の改定となります。学校事務員は大規模校を除き、一人配置となります。事務員は学校事務のみならず、学校の先生の負担軽減をするために様々な業務を請け負っている状況です。事務員は一人職であることや、若手も増えていることを踏まえると、各学校の事務を共同実施し、お互いに点検して事務を進めていくことが必要です。そこで、市内をブロックでグループに分けて、それぞれの学校の仕事内容を点検整備していくため、ブロック長に統括事務長、事務長又は主査をトップとした組織を作って、お互いに効率的に進めていくこととしました。これは、県からの指示でもあり、不正防止等にも役立つことになります。  

委員 学校の先生の負担軽減につながるといいと思います。また、学校は労務管理が行き届かないところもありますので、しっかりと管理をお願いしたいと思います。  

事務局 学校の事務職員は一人職であることから、各職員がそれぞれの方法で学校の事務を行い、また事務職員が単独で業務を行うことが多いため、学校によって事務のやり方が異なることがありました。これを改善するために、市内を2つのブロックに分けて、事務職員は配置された学校の事務を行いながら、ブロック内の他校の事務についても行う事ができると規定するものです。ブロック内の学校について、お互いに連携してチェックしながら、同じレベルで事務を進めていくこととしました。また、事務協議会を作り、何かあれば教育委員会と協議しながら解決していくこととなります。また、4月から運用するにあたり、県へ兼務の申請を行い、学校間で事務員が兼務をできるようになる予定です。途中で異動したときの法的根拠になり、また、若手の職員のフォローにもなると考えています。 

委員 学校事務員は教員の業務の手助けをしていると思いますので、繁忙期は職員を増員するなどの対応はできませんか。

委員 人手不足であれば、繁忙期等その時期にパート等で対応するといったことは必要だと思います。 

委員 学校事務員の上司は校長先生ですね。先生であれば、教務主任や教頭先生などがみえて相談もできると思います。学校事務員は一人職であり、相談相手やチェックをする方が必要だと思います。  

事務局 昨年度まで市の学校事務員は若い方が多かったのですが、この制度により、様々な職階の職員がいることになり、若手の職員へのアドバイスや手助けになると思います。また、負担軽減のため市採用の事務員や養護教諭などの配置について考える必要があると思います。  

委員 人が不足なのか、知恵が不足なのかを見極めることが重要です。事務員の裁量で行っていた仕事を平準化することにより、一時的に効率が悪くなることがあり得ますが、現場において、本当に必要な書類と、優先順位の高いモノ、不要なモノを判断する手助けをし、業務内容を精査して仕事を減らしていくことが重要だと思います。また、人が不足であれば増やす必要がありますが、全ての人が同じように仕事を行い、効果をあげていくことが必要です。  

委員長 資料1について、他にご意見がなければ承認とします。では、次に報告事項の資料2の説明をお願いします。  

事務局 資料2「後援・推薦名義の専決処分の一括報告」です。後援・推薦名義申請について、審査結果を一覧表でまとめて資料としております。新規1件を含めまして申請書が3件提出され、新規1件につきましては、教育委員からのご意見を伺い、審査基準に適合しているため、後援の決定をしています。また、他の2件は昨年度の実績から、後援と決定しています。  

委員長 資料2について何かご意見ありませんか。 

委員 教育委員会で後援しているイベントに参加する予定がありますが、託児があると助かります。他の事業にも託児について推奨することはできますか。  

事務局 託児については主催者側の判断となります。教育委員会の後援は事業が教育的見地からみて適正かどうかの判断となります。

委員長 その他意見がなければ、資料2について中央図書館からお願いします。  

事務局 資料3「長久手市中央図書館事業」です。資料にはありませんが、8月24日に図書館のエアコンが故障したため、利用者の迷惑にならないよう、大至急リースでエアコンを設置して対応しました。設置については、9月6~8日の間の夜間及び休館日を利用して行いました。1階に8台のエアコンを設置し、2階の事務室内は扇風機で対応しております。8月の「おはなし会」は延べ352名が参加しました。80名程の参加があると2階のAVルームは満員となります。閲覧室内の企画展示について、27日には「防災を考える」のテーマで防災のコーナーを設け、来館者から好評でした。児童書講演会関連として、10月12日に絵本作家の川上越子氏による講演を行い、30日まで原画展を行います。また、子ども向けに9月2日からは、「美味しいものいっぱい」コーナーを設けます。その他、⒎月1日から課題図書の貸出を行っております。また、愛知淑徳大学の学生が2名、一週間の図書館実習を行いました。また、タブレット講座を9月12日と19日に開催します。60歳以上を対象に申込みを受け付けましたが、希望者が多く、すでに定員が満員となりました。また、情報として、名東図書館が9月1日から休館して、エアコンの修繕を行うようです。雑誌スポンサー制度について、月に1業者ずつ増えて、現在10業者の19誌となっています。図書館の報告は以上です。

委員 雑誌スポンサーで新しく増えたところはどこですか。 

事務局 株式会社堀場測量設計、コニックス株式会社とトミダ不動産株式会社になります。  

委員 雑誌スポンサーになっているところには、お礼を言いたいと思いますので、他にどちらの業者がありますか。 

事務局 一覧表でお渡しします。  

委員 市の図書館は盛況のようですが、全体で見ると本を読む人が少ないようです。以前、新聞に、大学の図書館では学生ボランティアがおすすめの本を紹介することで、読む人が増えたということが掲載されていました。読書は、国語力である読む力、理解する力、話をする力が培われます。子どものうちから読書に親しませていく、習慣づけることが必要だと思います。  

委員 先日の学力テストの結果について、新聞で愛知県は国語Bが最下位との結果が掲載されていました。国語の応用力が低く、読書不足ということになると思いますが、図書館では小学生が、どの程度読書をしているかといった事がわかりますか。  

事務局 図書館ではわかりません。  

委員 大学生によるおすすめのコーナー等、惹きつけることがあると読みやすいようです。読書離れは切実な問題だと思います。  

事務局 最近はインターネットで情報が得られるため、若い人の新聞の購読も減っているようです。  

委員 学校では借りた図書の履歴があり、たくさん図書を借りた児童は表彰されますので、それをはげみに図書を借りているようです。  

委員 図書館は、がんばってみえると思いますが、全体的に考えると、活字離れ対策のために何か関心を惹くような仕掛けが必要だと思います。 

委員 学校では、朝の時間等に読書タイムを実施していますか。  

事務局 学校によっては音読を実施しています。  

委員 学校で毎朝読むことによって、本が好きになることもありますので、続けていただきたいと思います。  

事務局 音読の他に、読書週間を設けて、先生たちによる読み聞かせを行っています。 

委員 図書室では本の選び方を教えてくれますね。  

事務局 学校連携司書によるおすすめの本コーナーや借りた本の返却コーナーを設けて、おすすめ本がわからない児童達に分かりやすく教えたりする努力をしています。  

委員 保護者も読んでもらいたいですね。  

事務局 子どもだけでなく、家中で読書をしていただきたいと思います。  

委員長 他に意見がなければ、次に給食センターからの報告をお願いします。  

事務局 資料4「9月学校給食献立表」及び「9月保育園給食献立表」です。学校給食は9月2日からとなりましたが、2日は「防災の日」給食として、メニューは備蓄用のカレーでした。これは毎年更新するため、この時期に一斉に提供し、新しいものと取り替えています。給食センターは、衛生管理が徹底されていなければならない施設であり、衛生的な不備やボイラーの故障などがあると、給食が提供できなくなる恐れがあります。急なトラブルや災害に対応するため、給食センターには全児童及び生徒分の食料が1セット備蓄してあります。また、9月1日には、給食センターで勤務する全調理員等を集めまして、安全講習会を実施しました。実際に手を洗わせて、手洗いの効果を機械で計測するATP検査等を行い、その結果をもとに、再度手洗いをするといった実習の講習会を行いました。給食センターの報告は以上です。  

委員 7月の献立で、親子ハンバーグの記載内容に気付かず、その結果、誤食があったそうですが、アレルギーについては、それを防ぐために様々なことを想定して、献立表示をしていくことが必要です。  

事務局 表示についてはシステム上の問題もありますが、栄養士が経験から表示の商品概念ができており、誤認する可能性について気付かなかったためでもあります。  

委員 命に関わる問題ですので、栄養士の教育もしっかりと行う必要があると思います。  

委員 栄養士は愛知県の職員ですか。市の給食センターになぜ愛知県の職員が勤務されているのですか。 

事務局 公立の小中学校には、県の職員である学校栄養職員や栄養教諭が管理栄養士として、学校への栄養に関する指導のため配属されています。  

委員 調理員はビニール手袋を使っていますか。 

事務局 手に傷がある場合等はビニール手袋を使用していますが、通常は素手で行っています。 

委員 給食センターでビニール手袋を使用しているところは多いですが、最近は手を使わずに手袋をはめることが出来る機械があります。  

事務局 機械を使っても、ウィルスを拡散させてしまう恐れがありますので、基本は手洗いをしっかりと行う事だと考えています。  

委員 ウィルスなどは人が拡散させてしまうものなので、十分に注意をしていただきたいと思います。  

事務局 手についたウィルスを触ることにより拡散してしまうので、市給食センターでは手で触らずに各部屋への出入り等ができるような施設のつくりになっています。  

委員 外食した際、その店ではメニューのすべてに成分の構成が明記されていました。分かりやすくて良かったので、学校給食の献立にも成分が書いてあるといいと思います。  

事務局 現在、給食の献立に使用されている材料についてはホームページに掲載しています。  

委員 アレルギーを持っている場合など、ホームページを参考にしてもらえるといいので、もっと周知をしてください。  

事務局 アレルギーを持っている方で少量であれば大丈夫という場合もありますが、献立の材料表はそれぞれの量までは記載していません。  

委員長 他にご意見はありますか。続いて、生涯学習課の報告をお願いします。

事務局 資料5生涯学習課からの報告事項です。8月の主な事業について報告します。生涯学習係から伝統文化の継承について、上郷地区に伝わる「ザイ踊り」を将来にわたって伝承するために、外部講師を招いて、東小学校3年生が体験していくことになりました。二学期で4時間ほど行う予定です。次に、スポーツ係から、菖蒲池テニスコートで怪我をされた方について、ハードコートのクラックが原因でつまずかれたようです。施設で加入している保険で対応し、過失割合にもとづく治療費と慰謝料を支払う示談書を交わしました。12月議会で報告をする予定ですが、今後の詳細については教育委員会でも報告させていただきます。次に、平成こども塾から、8月28日に南木曾で川遊びを行い、これは毎年恒例のイベントとなります。南木曾町は、今年、土石流災害の被害にあっており、その経験から、このイベントの際には、子ども達に災害について話をしていただきました。その他として、古戦場公園再整備基本構想策定業務のプロポーザルを行い、請負業者が国際開発コンサルタンツ株式会社名古屋支店に決定しました。早速、9月30日に市民を交えたワークショップを実施する予定で、基本構想策定について着手します。9月以降の主な事業等について、13日には愛知県市町村対抗駅伝競走大会に向けた市の代表選手選考記録会を愛知医科大学の寅山グランドにて行います。また、21日の市が洞小学校をかわきりに10月以降、校区運動会が各小学校で実施されます。また、杁ヶ池体育館で進めておりますスポーツターミナル構想の策定に向け、今年度調査業務を実施します。24日に電子入札により業者が決定する予定です。以上で説明を終わります。 

委員長 資料5について何かご意見等ありませんか。 

委員 スポーツターミナル構想の内容について具体的に説明してください。  

事務局 市の第5次総合計画の主要プロジェクトである「ながくてアクティブ構想」の中で、「スポーツターミナル」があり、市の将来的なスポーツ施設の考え方や整備方針を作成していくものです。  

委員 現在の施設も含めてですね。 

事務局 そうです。  

委員 担当としてビジョンや方向性を持って、業者へ発注をするということですね。他市町の状況を情報収集するだけでなく、もっと踏み込んだ情報を得るために調査委託をするのでしょうか。  

事務局 そうです。  

委員 テニスコートについて、常に事故が起こりうることを想定して、整備してください。また、「元気が出る体操」は市として普及に取り組んでいるのでしょうか。現在、保健センターが取り組んでいますが、市全体で取り組む必要があると思います。  

事務局 分かりました。また、元気が出る体操は担当課において普及啓発を進めています。  

委員 校区運動会のうち3校では、愛知医科大学のインストラクターを呼んで、体操を実施してもらうようです。校区体育委員も積極的に取り組んでいるのですが、市として取り組むのかどうかを確認してください。  

事務局 確認します。 

委員 以前の「元気マン体操」から「元気がでる体操」に代わった理由はありますか。  

事務局 「元気マン体操」は健康づくり計画「元気になりゃあせながくて21計画」の一環で、ながくてすこやかメイトの皆さんが作り、スポーツではなく、健康づくりの観点から進めてきました。今回、新しい健康づくり計画を作成する中で、愛知医科大学との連携により、新しく体操を作ることになったと思います。この体操については、保健センター主導で実施しているものになります。  

委員 「元気マン体操」をせっかく覚えたのに、新しい体操をまた覚えるのかという意見を聞きます。  

委員 切り替えるなら、市役所で統一して取り組んでもらいたいと思います。  

事務局 ご意見として担当課にお伝えします。  

委員 「ザイ踊り」とはどのような踊りですか。  

事務局 静かな踊りで、13番まで唄があり、それにあわせて踊るものです。ビデオで撮ってあるので、見ていただきたいと思います。  

委員 東小の校区運動会については、教育委員会として出席者は決まっています。東小は学校の行事ですが、他の校区運動会の場合、校長先生はどのように関わるのですか。  

事務局 校区運動会は各校区体育委員が中心となって、住民による実行委員会が主催するもので、学校が実施するものではありません。  

委員 学校の児童には参加義務があるのですか。  

事務局 ありません。  

委員 校区運動会の実施日について、分かり次第教えてください。  

事務局 日程が決まり次第、ご連絡させていただきます。  

委員長 他にご意見はありますか。続いて、文化の家の報告をお願いします。  

事務局 資料6「文化の家事業報告」です。8月の事業となります。(1)から(4)までは先回報告済みです。(5)14日にグランドピアノ無料開放を行いました。前回は風のホールのみの実施でしたが、好評でしたので今回は森のホールと風のホールの両方で行い、17組の参加がありました。(6)15日は、ホールを楽しむための見学ツアーを実施し、100名の申込みで実際は73名の参加者がありました。このツアーは職員により90分間でコンパクトにホール等の紹介を行うもので、参加者からはとても見応えのあるツアーと好評でした。(7)19日のキッズアート講座は、文化の家創造スタッフによる講座です。(8)19日に、NAFファームの企画により文化の家の畑で収穫した野菜を使って、親子料理教室を行いました。(9)20日「JAZZ IN THE ROOM 親子でスウィング」は、親子で楽しむジャズコンサートを行いました。(10)23日映像鑑賞会では、アニメーションの映画で多くの方に楽しんでいただきました。(11)31日短編戯曲上演会は、年間を通して行っている戯曲セミナーの受講生4人による上演会です。(12)31日座☆NAGAKUTE公演では、市民が書いた作品である「景行天皇とヤマトタケル」の公演を行いました。(11)、(12)ともに舞踊室での公演会でほぼ満席になりました。次に9月からの今後の日程については来月の教育委員会で報告させていただきます。その他として、市民参画プロジェクトを大規模改修計画についてのテーマで行います。ファシリテーターは愛知県芸術劇場チーフマネージャーに依頼し、大規模改修計画について、9月から12月にかけて市民と意見交換を行い、計画に反映していきたいと考えています。

次に、今年度の8月までの自主事業の収支報告になります。これは、入場料を徴収している公演に対しての収支率となります。入場者、入場率、収支率と書いてありますが、表の見方としては、例えば東京演劇アンサンブルのように入場率が85.8%と非常に高いにも関わらず、収支率が44%と低いという背景には、入場料を安く設定しているという点があります。次回からは入場料金も掲載するようにします。この公演は1,500円から2,000円の入場料で実施しているため、収支率をあげるためにはこの入場料をあげる必要があると考えられますが、親子向けなので入場料を上げることが困難であるとも考えています。また、ハイバイの公演について、入場率、収支率ともに高い割合ですが、これは入場料が1,000円から3,500円に設定しており、実施した3公演ともにほぼ満席となったことで、収支率も高くなったということが見られると思います。また、おんぱくについては、10の会場で全体で2,600名という多くの参加者がありました。ほとんどが無料公演であり、実際に入場料を徴収したのは、最終日に文化の家で行ったコンサート等で、300円から1,500円の入場料で行いましたが、こちらは、文化庁の助成金をいただいているため70%近くの収支率となっております。次に、バンクパペットについては海外の作品で、ほぼ満席で、収支率が48.5%でしたが、800円から1,800円の低価格の入場料金であり、親子向けということもあり、高い入場料金は設定できなかったためです。また、JAZZ IN THE ROOM のコンサートは、文化庁の助成金をいただき、収支率が100%を超えて黒字になりました。映像鑑賞会については、通常500円の入場料を設定しており、入場率は高いですが、収支率は50%前後となっています。また、アンケートに関しては、一般の入場者やモニター、教育委員などからの意見を掲載しています。これで説明は以上です。

委員長 資料6について何かご意見ありませんか。

委員 収支報告を出していただき、わかりやすくなりましたが、市は将来的にどういう思いで文化の家を運営していくかを描く必要があります。こういった収支報告を出す場合、出された率の分母と分子がそれぞれ何であるかを明記してください。収支は助成金なしで黒字になるものと考えていただきたいです。自主事業は赤字だからだめで、黒字だから良いというものではありませんが、将来に向けて、文化の家という良い施設を残して、文化を通じて市民が豊かになってもらうためにはどうしたらよいかを考えてください。収支報告の中身を精査することで、入場料をあげていいのか、又は来場者を増やすのか、という課題が見えてきます。また、アンケートの欄について、入場者数や収支率に関する意見や内容をこの報告書には記載してほしいと思います。アンケートの分析をするのは、施策をうつために必要だと思います。例えば、80%の入場率を90%にするにはどうしたらよいかということは、入場者に、初めて来たか、何を観たか、料金の設定はどうか、住まい別等、様々な意見をもらうことで、どういった傾向であるかを分析することで何らかの施策をうつことができます。1年間のアンケートの分析により、どういったことに取り組む必要があるかを把握していただきたいと思います。文化やスポーツは行政としてお金をかけて取り組むものではありますが、市として市民にその取り組みを周知していく必要がありますので、この会議の場において、知恵を出すためにも、さらに分かりやすく報告をしてください。

委員 数字の読み方は、最初に方針がないと、人によって解釈が異なります。また、アンケートは入場者の中から抽出して掲載されているのでしょうか。  

事務局 アンケートは意見をピックアップして掲載しております。入場者のうち回収率は10~30%です。

委員 アンケートから意見をピックアップしているということは、何らかの意図が入っていると思います。また、一般モニターや運営委員など、関係者が多いようですが、都合の良い意見を掲載していると思われます。アンケートについても、回収した総数のうち、どれだけを掲載しているかを明記していただきたいと思います。

事務局 一般アンケートは、ほとんどが良い意見ばかりですので、あえて、一般モニター等の意見を掲載しています。

委員 厳しい意見を掲載しているということですか。

事務局 厳しい意見はあまりありません。

委員 アンケートというのは、どこでも回収率は1割程度だと思います。現場を見に行くと、職員やボランティアなどにおける案内や客の態度について意見を書くことがあります。自分で体感することにより、アンケートの内容についてのアイディアをだしてもらうといいと思います。また、数字は客観的のものであり、自分の主観に左右されるものではありません。割合を出す際の分母が変わらなければ、分子をどうするかといった分析をする必要があると思います。

委員 多くの市民が文化の家をあまり利用していないと思いますが、これらの人たちに、長久手市の文化の水準の維持には、文化の家の存在が必要であることを納得してもらうことが大切だと思います。

委員 アンケートの中で意見をピックアップした時点で、ピックアップした人の偏見が入ると思います。この1つの意見はアンケートが回収された総数のうち、どのくらいの数の意見であったのかが重要だと思います。1つの意見であっても、何も知らずにこの意見を見た人にとっては全体の意見ととられる可能性があると思います。アンケートというものは難しいもので、意見を言いたい人しか書かない傾向があり、意見がない人の意見を聞きたい場合にどうすればいいかが課題だと思います。

委員 アンケートを書く書かないは人それぞれです。書いてもらうことを検討するより、リピーターや新顧客を増やしていくなどの方向性を決めることが重要です。

事務局 アンケートで悪い評価を書かれることはほとんどありません。ご意見をいただくのは、ハード面である施設の問題がほとんどです。 

委員 東京公演を観て、はるばる長久手まで来てくれる方も見えるのですね。  

事務局 良い作品であれば、公演のリピーターも数多くみえると思います。  

委員長 他に意見等ありませんか。では、公開部分の教育委員会を終了します。

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〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

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ファックス:0561-62-1451

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