外部評価後の対応状況「7 香流川近自然工法による整備」

更新日:2020年11月30日

外部評価実施後の実施者意見(コメント)及び担当課対応状況

実施者意見及び担当課対応の詳細

外部評価実施者意見(コメント)

担当課返答(令和元年9月時点)

 近自然工法による香流川の改修事業により、自然に溶け込む環境や自然に近い川の流れが形成されつつあり、モニタリング調査によって、水生生物や底生生物の種類や量が増加していることも実証されており、高く評価できる。
 今後は公園整備等他事業との工事調整を行うとともに、適切な整備・管理のために職員の近自然工法への理解度の向上を進めていくことを課題としているが、さらに、市民にもこの工法や工事前後の変化などをわかりやすく伝えていく必要がある。広報紙、ホームページ、写真パネル展示など、多様な方法で効果的に広報したり、川辺でのイベントを企画するなど、他の部局とも連携して、市民が関心をもち親しみやすい河川となっていくことを期待する。

 以前より近隣市町の近自然工法での施工現場の視察や勉強会を実施しており、今後も引き続き、勉強していきます。また、整備による環境変化や効果について、市民にわかりやすく伝え、親しみを持ってもらえるような広報、イベントを実施していきます。

 本事業は、香流川の整備を防災としての河川管理の側面だけでなく、自然に親しむ環境整備を通した市民の憩いの場の提供に拡張した取り組みと理解した。計画されている公園整備と一体化することで、より河川に親しみやすい環境となることが期待される。コストや防災面での心配に対しては、近自然工法でも安全基準を満たしていることや、生物環境改善効果がみられたという調査結果をHP等で積極的にアピールし、コストが掛かる工事の意義を市民に理解いただく努力が必要と感じた。整備工事終了後は、リニモウォークや学校行事等と連携した活用が望まれる。
 また、市民に親しまれる河川整備という観点からは、堤防道路の整備も市民生活の質向上に寄与するので、同時に進めるべきと考える。

 整備後は様々なイベント、行事と連携し香流川に親しみを持ってもらえるよう取り組みます。また、香流川沿線を快適な堤防道路として日常的な憩いの場として歩いてもらえるよう植栽や除草等の維持管理に努めて参ります。

  • 資料としてモニタリング調査結果が具体的に示され、近自然工法による護岸工事で実際に河川の環境改善が進んでいることが実感できました。コンクリート護岸より割高になるとの説明でしたが、景観の点でも環境保護の点でも望ましく、評価できます。
  • 2019年度、20年度に予定されている一乃井橋下流の護岸整備は、公園西駅周辺区画整理事業や公園整備事業など他事業ともエリアが重なってきます。相互に連携を密にして、工事等に無駄が生じないよう、何よりもその一帯の景観に統一性があるよう、調整しつつ進めて欲しいです。
  • この事業がまちの活性化に繋がるよう、整備終了後の香流川を積極的にアピールしていく必要があると考えます。例を挙げると、1「文化の家」の大改修の後に内覧会が企画されました。来年度一連の護岸整備が完了した際には、お披露目の会を開いてはどうでしょう。既に整備が済んでいる蛭子橋下流から上流、そして今回の一乃井橋下流の工事区域まで歩いても大した距離ではありません。レクチャー付きのお披露目会は、魅力をアピールする良い機会になると思います。2近自然工法での整備が済んだエリアも含め、香流川沿線のウォーキングも面白いと思います。以前、リニモウォークで香流川沿いを歩くコースがありましたが、リニューアル版で実施してはどうでしょう。3環境改善の進んだ香流川を小・中学校での校外学習や遠足などに積極的に活用してはどうでしょう。そのためには、実際に川に下りて観察できる場所を設けることが必要です。近くに公園が整備されていますので、自然観察の後は公園で遊んだり、弁当を取ったりすることもできます。香流川がこれまで以上に市民に身近で親しまれる場所になるよう願います。

 近自然工法によるより良い景観の形成や河川の環境改善を進め、市民にとっても親しみの持てる河川になるよう工事を進めていきます。河川整備と公園整備の施工スケジュールについては調整を行っており、今後も無駄のない施工を進めていきます。

 整備後につきましては、既存の事業やイベント等を活用しながら河川に触れ合い、親しみを持ってもらえるよう香流川をアピールしていきます。モニタリングの結果から河川内の生物も増えていることから実際に川に入っての生物採取等河川に触れ合えるイベントを計画していきます。

 香流川を中心としたまちの活性化は、とても良い取組だと思いました。より自然的な川にすることで、より暮らしやすいまちになると思います。
 しかし、防災の点では心配なところがあると思います。別の市町村の川で、石で造られた自然の雰囲気があって、釣りをするような人もいて、町の人の憩いの場となっていましたが、氾濫の危険があるため、コンクリートの深い川に変わってしまった事例もあります。市民の方が集まってくるなりに、防災のことを考慮するべきだと思いました。氾濫が起きにくい地形であるなら、その説明をもっと詳しくしてほしかったです。大雨が起きたときの対策は今後考えていく等、不安な部分もまだまだ残っていると感じました。

 防災の面につきましては、基準を満たすよう設計を行っております。親水性のある部分(緩傾斜で水辺に近づくことができる箇所)についても安全に配慮して注意喚起等をしていきます。

 モニタリング調査で分かりやすい成果と課題がでていたので、これからもつづけてほしいと思った。
また、可能であれば、川の一部で、川に住む生物について、体験型イベントで学ぶといった取組をすると、より人々の交流の場になると思った。

 既存のイベントや学校等と連携して整備場所を生物採取場所として活用していきます。

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