「総合計画(愛称:ながくて未来図)基本構想」ながくて未来の物語をつくっています~作成の途中~

更新日:2020年11月30日

長久手市では、現在、今後のまちづくりの指針となる「総合計画(愛称:ながくて未来図)」の策定を進めています。現在、「みんなの想い集」で導いたカテゴリーごとに、10年後の長久手市の理想の姿となる「基本構想」という部分を「ながくて未来の物語」として物語調にまとめているところです。

まだ、途中段階のものですが、ぜひ一度ご覧下さい!

また、描いた未来の物語を実現するために、「何をすべきか?」をみなさんと考える第4・5回テーマ別検討会議を開催しますので、ぜひご参加ください!

『ながくて未来の物語~カテゴリーごとの10年後の理想の姿を物語にしてみました~』

人づくり編

タイトル

「やってみたい」でつながるまち

 2028年。大学で長久手に越してきてから約3年が経ったけど、長久手に随分「育ててもらった」感じがする。

 僕らが生きる時代は、「人生100年時代」と言われているが、ここ長久手では、“働き直し・学び直し”ができる環境があり、いつでも、誰でも「やってみたい」が叶う仕組みが整っている。僕の知り合いの社会人は、長久手に住む外国人から英語を学び、新たなスキルを身につけキャリアアップしているし、出産を機に一度退職した女性が働き直すこともよくあると聞く。
 その拠点は、共生ステーションや僕が通う大学などの市内の学び舎で、ここに、高齢者や障がいのある方、子ども、大学生、会社員、子育て中の夫婦、起業家、外国の人など、多様な人達が集まる場になっている。例えば、そこで出会った会社員の方に色々な「働き方」について教えてもらったり、子どもたちに勉強を教えたりしている。会社員の方から、大学生の意見を求められたり、勉強を教えている子ども達から教わることも多い。お互いの知っていることや得意なことを引き出し合いながら、時には教え、時には教えられる「学びの循環」が起きており、人が育っている。また、「学び」を軸に、人と人とのつながりはもちろん、民間企業とのつながりも生まれ、それぞれの得意や専門分野を活かした支え合いの仕組みや、その仕組みを支える人も育っている。
 卒業後も長久手に暮らし、「やってみたい」ことにチャレンジし、楽しみながら育っていこう。そして、ぼくも、誰かを、長久手を育てていこう。

たくさんの人達が各やりたいことをしているイラスト

こども編

タイトル

子どもが感性豊かに生きられるまち 

 2028年。2歳と4歳と7歳。3人の子ども達と毎日楽しく暮らせている。
 運動が得意な子、苦手な子、お話しするのが好きな子、苦手な子、本が読むのが好きな子、苦手な子、障がいがある子、ない子、それぞれが子ども達の大切な「個性」として受け入れられ、長久手の子ども達は、よく遊び、よく泣き、よく悩み、よく笑い、感性豊かに育つと友達から聞き、結婚を機に、隣町から長久手に引っ越してきたけど、その噂は本当だったみたい。
 転出入の多いまちのせいか入ってくる人に対して地域の人が気にかけてくれるし、地域の行事に参加しているうちに、関係性が築けてきて、子育てを通じて自由な交流やつながりが生まれた。最初は、自分の子どもを人に預けることに抵抗があった私も、いざというときに、お互いに頼れるネットワークができた。地域の人と関わることに消極的だった夫も、気付けばパパ友ができ、情報交換や一緒に地域活動もしているみたい。
 働きながらの子育ては不安だったけど、家族の理解や支え合い、産み育てる環境の整備、困った時にふらっと気軽に相談しにいける場があり人がいるおかげで、何かあったときの心のよりどころになっているなぁ。
 親も地域の方もみんなが子どもたちをあたたかく見守り受け入れてくれていて「まち全体で子育てをしている」ような、そんな雰囲気があるから、きっと子ども達は自然の中で、まちの中で、のびのびとありのままで自由に生きられ、感性が育っているんだと思う。そして、そんなまちで暮らす大人達も、のびのびいきいきと暮らしていると感じる。
 「このまちで育った子どもたちはどんな大人になるのかな?」思わずそう考えてしまう大人は私だけでないはず。そんなまちってやっぱり素敵。

円の中に2才、4才、7才とその時にどうすれば子供の感性が豊かになるか描かれているイラスト

自然環境編

タイトル

みんなでみらいへつなぐ みどりはまちの宝物

 2028年。長久手に暮らして40年。私が生まれ育った長久手は今でも豊かな自然に恵まれている。自宅があるまちの西の方の都市部には、公園や街路樹など至るところに“みどり”があり季節を感じられる。まちの東の方では、田畑や里山があり、自然の雑木林の中では子どもたちが駆け回り、同じ市内にいながら自然を存分に感じられる。
 私も参加しているが、香流川では、地域で清掃活動が行われとてもきれいだ。みんなこの川を愛し、カワセミが住みついていて、いろいろな生き物からも愛されている。中には田畑や自然を荒らしてしまう動物もいるけど、地域や行政で協力して対策をしながら、いろんな生き物と共存している。
 小さい頃は気付かなかったけど、こうして今でも、子ども達が雑木林を駆け回れたり、田んぼも里山も香流川も、美しく保たれているのは、その時代時代に、この自然を愛し守る人たちがいて、それを受け継ぐ人がいるからなんだ。休耕田になっていたようなところも、「みんなで受け継ぐ」という意識から、地域で協力して管理したり、若い後継者につないだりができてきているように感じる。
 私も、このまちの宝物である美しい自然を守り、また次世代につないでいきたいと思っている。
 今ある自然をほったらかしにするのではなく、「まちの宝物」として、人の手を入れながら、みんなで未来へ残していくという意識こそ、まちの宝物なのかもしれない。

タイムカプセルに宝物として未来のみどりの街並みが描かれているイラスト

生活編

タイトル

みんながつながり、誰もがいきいきと安心して暮らせるまち

 2028年。退職してから、もう5年になるかな。もしかしたら、仕事をしていたときより、働いているかもしれない。今の職場は、「地域」だけど(笑)
 働いているときは、家と職場の往復だけだった。たまたま自治会長になったのをきっかけに、いざ退職して地域デビューしてみると、地域には、実にさまざまな「役割」があるもんだ。なかなか地域に出られなかった自分が、今では、いろんな人の「地域デビュー」のきっかけづくりの「役割」を担ってるなんてことを10年前の自分に言っても、きっと信じてもらえないだろうなぁ(笑)
 「役割」で言うと、長久手市では、生活する上で、誰かが困っていることを、家族でできることは家族で、地域でできることは地域で、行政がやらねばならないことは行政で、とうまく役割分担をしながら、解決できていると感じる。
 「地域のみんなでできることはみんなでやろうよ」という意識が根付いているからか、世代や住んでいる年数も関係なく、地域のつながりも強く、まちでよくみかけるのは、ご近所さん同士のあいさつやおしゃべりだ。
 日頃から声をかけあっているからこそ、犯罪からみんなの生活を守れていて、災害の際は、当たり前に助け合う。ご近所さん同士のおしゃべりは、情報交換にもなっていて、一人暮らしの高齢の方や、体が不自由な人などで、最近見かけない人がいれば、様子を見にいったり、行政と連携して支援も行っている。
 高齢化は進んでいるが、支援も充実しているし、何より地域に「役割」があるからおちおち家で寝とられん。だけど、おかげでわしも友達もいつまでも元気でいきいきしとる。「安心して暮らせるまち」に地域のつながりや役割が必要なんだな。

時計が真ん中に描かれ人間が立ち時間ごとに人とのつながりが描かれているイラスト

交流編

タイトル

いつでもどこでもだれとでも 広がる幸せの和

 2028年。「やぁ、おはよう!」私が登校するときは、いつもいろんな人が声をかけてくれる。
 小さいときから、さくらまつりや夏まつり、伝統的な警固祭り等、いろんなイベントに参加する機会があったので、仲の良い大人の人もたくさんいる!会うと長久手の文化とか歴史の話とかをしてくれるんだ。おかげで顔見知りの人も増えてきていて、みんな気軽に声をかけてくれる。
 今は中学生になって、友達同士や家族で、文化の家や図書館や古戦場公園等によく行くよ!この前は、友達と文化の家のワークショップに参加したり、古戦場公園で昔のことを勉強したり、家族で警固祭りを見に行ったりしたよ。楽しいイベントや場所がたくさんあるから、「今日はどこに参加しようかな」「だれを誘おうかな」って迷ってしまうほど。
 長久手市でやっているイベントやまちのオススメ情報なんかもホームページとかでたくさん発信されていて、長久手市に住んでいる人も住んでいない人もそれをみて情報を集めているみたい。実際に行った人がSNSで発信してたりして、長久手市の魅力がどんどん広がっていて、長久手に住んでいない人も住んでいる人もみんな楽しく交流できている気がする!長久手のことを知れば知るほど好きになるし、私ももっとたくさんの人に長久手のことを教えてあげたい!
 中学からは部活を始めたから、運動もたくさんするんだけど、小さい子からおじいちゃんまでみんないろんなところで運動してるから私もやる気が出る!
 こうやって、気が向いたらいつでも、どこに行ったって、そこにいるだれかと、遊んだり運動したり、交流しながら暮らせて幸せ!

女の人が両手を広げていろんなグループの人達と交流しているイラスト

都市整備編

タイトル

あえて、歩いてみたくなるまち

 2028年。私もじいさんも、ちょっと運転に自信がなくなって、運転免許を返納してしまったんだけど、それでも長久手は住みよいまちだよ。
 リニモやN-バスなどの公共交通やそれ以外の移動手段も整備されていて移動しやすいから、買い物や通院には困らないし、公共施設にもストレスなくいけてとても便利。大きな荷物を運ぶ時とかには、いつも気にしてくれているご近所さんが出かけるついでに車で送ってくれたりして助け合っている。
 便利であると同時に、長久手では、自然も大切にされていて、住宅地といいバランスで共存している。市内の住宅地には、庭の手入れをする方が増えて、あちこちで会話の花が咲いているなぁ。まちの至る所に緑があるし、ちょっと歩けば道に花が咲いていたり、遊歩道もある。自然を感じながらまちを歩くのは楽しいし、健康にも良い。隣のお父さんも週末になるとお子さんと一緒に自転車で出かけていて楽しそう。私の友人は車に乗っているけど、整備された公共交通や「自分で行けるところは歩いたり自転車に乗ったりして自分で行く」という意識が根付いているからか、何年か前に比べて渋滞も少なくなって快適だし安心!って言ってたな。
 このまちは誰にとっても、「安心して」、かつ「楽しく」外に出るための整備が進んでいる。
 楽しいことがあると思うと、ついつい外に出かけたくなる。そういった人が多いから、このまちは賑やかで、活気づいているのね!

真ん中に家がありそこから電車やバス地電車、歩いてどんどん出かけているイラスト

市政運営編

タイトル

職員が飛び出すまち

 2028年。今、私の勤める長久手市役所では、「まち全体が職場だ!」という意識が職員に根付いている。このまちは、いろいろな課の職員がまちに飛び出したり、既存の枠から飛び出したような施策に取り組んでいることから、「職員が飛び出すまち」と言われている。
 いろいろな課の職員が、時間をつくって、意識的にまちに出てみたり、公共施設を回ったりしている。「○○さ~ん!」と、まちで呼び止められることが多くなったね、よく同僚とも話している。逆に、たいした用事がなくても、市民の方が市役所に気軽に訪ねてくれるようになり、市民と「顔の見える関係性」が築けてきている。「課題は、現場にある」とよく言われるけど、こうしてまちに出たり、市民の方と話をする中で、課題も、その解決の糸口も見つかるのだぁ、とまちに飛び出すようになってようやく気がついた。
 また、真の問題解決には、従来のやり方や既存の枠にとらわれていたり、一つの課だけで対応しようとすると、うまく行かないことが多いということも、まちに出て対話して市民と向き合うことで分かってきたことだ。既存の枠を飛び出し、自分の課を飛び出し、他課やそして他市町とも連携することの必要性にも気づけた。
 いろんな事に気付き、実践し、うまくいかないことに悩み、考え、そんな日々を過ごすうちに、どんどん長久手が好きになってきている。好きだからこそ、もっといいまちにするためにはどうすればよいか?を考え、積極的に業務を見直し改善に努めたり、もっといい職員になりたいと研修にも視察にも積極的に行くようになった。
 「元気な職員がいるまちは元気になる!」そう信じて、今日も飛び出そう!

職員の人達がいろんな場所に飛び出しているイラスト

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 企画政策課 政策第2係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0600
ファックス:0561-63-2100

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