第7回長久手未来まちづくり懇話会

更新日:2020年11月30日

会議詳細

開催日時

平成27年7月31日(金曜日) 午前10時から正午まで

開催場所

市役所西庁舎3階 研修室

出席者氏名(敬称略)

大庭 卓也 委員
加藤 義郎 委員
川合 保生 委員
近藤 鋭雄 委員
佐藤 啓二 委員
下崎 一洋 委員
高柳 友子 委員
谷沢 明 委員
細川 修 委員
望月 彰 委員
市長 吉田 一平
(コーディネーター)
井澤 知旦 氏
(長久手市)
副市長 鈴木 孝美
参事 桑原 良隆
(事務局) 市長公室長 鈴木 裕
 政策秘書課長 日比野 裕行
 同課長補佐 嵯峨 寛子
 同主事 金子 達也

欠席者氏名(敬称略)

植松 良太 委員
久保田 健一 委員
小林 英雄 委員

審議の概要

長期ビジョン案の検討

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

6人

問合先

政策秘書課政策調整係 56-0634

会議録

1 あいさつ

【市長あいさつ】

2 議題「長期ビジョン案の検討」

委員

 若者が興味を持てるように、ビジョンを漫画にしてみてはどうか。例えば、コンペ方式で漫画を募集することにより、若手の漫画家が自分を売り出すチャンスになるかもしれない。日本の漫画は世界でも認められているので、日本語版だけでなく、英語版も作ることで長久手市の将来をさらに発信できることになる。

 7ページの長手間大賞について、伝統的なまつりに参加し続けることや、大河ドラマを誘致するなど、賞の対象となる具体的な事例が表現されていると良い。手間がたくさんかかったことが重要であり、長く時間をかければ良いということでは無い。そのような賞の趣旨を解説するとよい。

 9ページで育児短時間勤務制の活用やベビーシッターのサービスについて表現されていることは、女性の社会進出の観点で重要なことであるが、企業の育児短時間勤務制度等をより具体的に書いた方が良い。また、地域で子育てする取り組み等を追加するとさらに良い。 大学を紹介しているページについて、長久手に関わっている大学は4大学だけではないため、関連する市周辺の大学を全部入れた方が良い。

委員

 ベビーシッターに関して、アメリカでは普及しているが、ベビーシッターは高校生のアルバイトが多く、事故が起こった時に責任がとれない等の問題があり、ベビーシッターを書くのなら保育制度を書いた方が良い。長久手市として、今後どういう制度を整備していくかを考えて記述すべきである。

委員

 日本では、ベビーシッターを活用している家庭が、保育園も活用している。子育てを経験した立場からすれば、既存の保育園制度を活用しつつ、ベビーシッターも活用することは考えられる。女性が働き続けるためには、保育制度、ベビーシッター、地域での子育て等、複数の選択肢が必要である。

委員

 表紙の「長久手人(ながくてびと)こそ私たちの誇り、」の句読点は「。」ではないか。

 11、12ページの図は何を示したものなのか、説明文が必要である。注釈で書いた方が良い文章、別のページで書いた方が良い文章が書かれている。また、何を伝えたいのかが見えにくいので、再度整理した方が良い。

 13ページの概念図は、11、12ページを受けてビジョンとして取りまとめたものだと思うが、そのような説明文があった方が良い。

 14~17ページについて、カッコ書きの説明が多くて煩わしい。文章は、「、」を何度も続けず「。」で短く区切った方が読みやすい。

 14ページ(1)「ゆるい=(イコール)…」は、どこまでが=(イコール)にかかってくるのかが分からない。

 14ページ(1)「コンパクトなまちの規模を活かし、全国に発信できる全市民レベルのイベントを皆でつくりあげる」とあるが、文章の前半部分と後半部分の関係がよく分からない。

 14ページ(2)「今後、長久手市の様々な計画を策定する際には、」とあるが、計画はあくまで行政が策定するものであって、市民が策定するものではないのでは。

 14ページ(3)「受入れ意識の高いホームタウン」とは、単に意識の問題でとどめても良いのか。

 15ページ(1)「都市と自然のバランスの取れた」とあるが、「都会的発展」という言葉に繋がるのか。

 16ページ(1)の「地域の歴史や文化などを子どもの頃から学び、…」は、子どもの学習と継承が入り交ざっている。

 16ページ(1)の「伝承」や「継承」について、何を「伝承」、「継承」していくのか、言葉を補った方が良い。

 17ページ(1)の「生きがいを育てていく」という表現が不自然である。

 17ページ(1)の「働きたい人(収入を得たい人)は何歳になっても働ける場があるようにする」は、こうなればいいという程度で終わってしまうのでは。

 17ページ(2)の「顔が見える距離感」という表現が分かりにくい。

 17ページ(3)の「長久手に住めば誰でもいくつになっても役割と居場所があり、…」とあるが、文章の前半部分と後半部分の関係がよく分からない。

 18ページ「楽観論的」という表現あるが、あまり相応しい表現ではない。

 23ページ大学の記述について、誤字が見受けられたので、再確認いただきたい。

 24ページのトヨタ博物館、名都美術館は、観光施設というより博物館や美術館というカテゴリーに入るのでは。

コーディネーター

 2点確認させていただきたい。1つは、17ページ(1)「働きたい人(収入を得たい人)は何歳になっても働ける場があるようにする」について、ご指摘いただいたのは、どのような意図か。

委員

 「働ける場」づくりに向けて、取り組みの手がかりが見えにくい。実現していくための根拠が見えないと、単に夢を描いて終わりと感じてしまう。

コーディネーター

 あわせて18ページの「楽観論的」という言葉に対してご指摘をいただいたのは、これまで7回検討を重ねてきた中で、決して「楽観論」で発言されていないという理解でよろしいか。

委員

 これまでの懇話会の中で、委員の皆さんは、バラ色の将来を描いているのではなく、社会情勢を考えながら発言されていると思う。「楽観論的」と表現することにより、これまで真剣に考えてきたことが、軽く考えてきたと勘違いされる恐れがある。

コーディネーター

 18ページについては、35年後の将来を見た時に明るい未来を描いた方が良い。一方で現実に直面する課題を第6次から第8次の総合計画で取り組んでいく中で、明るい未来とのギャップを解消していく、という整理をさせていただいた。「楽観論」という言葉を置き換える方向で検討したい。

委員

 本ビジョンは、表紙に書かれた発行者が「長久手市」となっているが、どういう性格のものか。

事務局

 本ビジョンは、懇話会から市長に提言いただくものである。

委員

 先程、ビジョンを漫画にするという発言があったが、素晴らしいアイデアだと思う。ただし、行政文書としてこのままの内容で編集する必要もある。

 18ページの「楽観論」という言葉について、35年後の未来を暗いイメージで表現するのではなく、子ども達に明るい未来をイメージしてもらった方が良い。都会から来た子どもが、田舎の煩わしさの中で暮らしていくうちに、次第に心を開く。煩わしさと絆とは表裏一体であると思う。

 この懇話会で一貫して発言してきた「教育」についてであるが、長久手スタイルの教育が根本としてあってほしい。さらに、大人になってからの生涯学習があっても良いが、子どもの時から変えていくことが必要。小中学校、高校、大学という学校教育の流れの中で、長久手で教育を受けて良かったと思えるようにしていく必要がある。

 委員 「楽観論的」という言葉など、全体的に若者言葉と思われる表現が多い。なお、一度余分な表現をそぎ落として、ビジョンをA3で1枚に整理してみると良い

委員

 今まで我々が議論をしてきたのは、SNS(ソーシャルネットワークサービス)やAI(人工知能)の発達により、人と人とが関わらなくても暮らせてしまう、そういう将来に対する危機感だったと思っていた。長久手市は、自然を残し、本物に接することができ、歴史に向き合える等、そういうことが出来る場所である。日本中どこでも同じような問題を抱えると思うので、こうしてまとまってきた内容が内向きのメッセージでなく、外向きのメッセージとして発信していただきたい。

委員

 本ビジョンは、長久手市の基本的な将来の方向性を取りまとめたもので、まずは市民全員に発信するべきである。その上で、とりわけ子どもや若者から意見をもらえれば良い。社会全体が効率化を目指す中、民主主義は手間がかかるものである。

 「本物」という言葉がキーワードになっている気はするが、4ページと11、12ページで出てくるくらいである。もう少し、本物という言葉を強調した方が良いのでは。

 4ページの中学生の物語は、一人で研究するのではなく友達と共同研究するというストーリーにした方が良い。

 6ページの物語は、「子育てが一段落した45歳から」という表現になっており、相変わらず女性が子育てをするというものと見受けられるので、退職してからなどとした方が良い。

 9ページの物語は、家族が別居しているのでなく、一緒に暮らしている社会を描いた方が良い。

 16ページ(3)について、コミュニティの核となる小学校、公園、ため池等があって、さらに核をネットワーク化することにより問題を解決していくイメージがあると良い。

 17ページ(3)の「長久手に住めば誰でもいくつになっても役割と居場所があり、…」について、学校教育と生涯学習が一緒に書かれている。「教育」の部分では、住民参加により長久手の地域や文化に根ざした学校教育を作り上げていく等、長久手市独自の教育ができるかが課題になってくる。35年後に向けて、長久手市の主体性が問われている。

 17ページ(3)の「障がい者であっても」は、表現として良くない。「障がいがあろうとなかろうと…」とするべきである。 悩みや生きづらさを抱えている人達が多く、そういう人達も寄り添って支えていくという表現があると良い。 コミュニティの核となるような場があると良い。

委員

 「場をつなぐ」という視点でいうと、24ページの博物館等の施設について、隣の市にある施設ではあるが、県陶磁美術館も含めるべきである。

 24ページのリニモについて、リニモウォークのようなイベントについても加えた方が良い。

 健康というテーマでいえば、スポーツが健康づくりにつながるため、杁ケ池体育館、市民野球場、スポーツの杜、口論義公園等も加えた方が良い。

委員

 先日、市長と中学生が語る会に出席させていただいた。最初は煩わしいと思ったが、普段聞く機会がない中学生の意見を聞けて良かった。このような機会を作っていただいて感謝を申し上げたい。

 物語について、男性中心で書かれているので、女性目線があった方が良い。

委員

 本ビジョンは目標であり、なるべく明るい話の方が良い。本ビジョンを達成するためには総合計画が重要なので、そちらもしっかり作っていただきたい。

委員

 長久手市は、隣接する瀬戸市、尾張旭市、日進市、名古屋市等との結び付きが強いが、近隣市町との関係も記述するべきである。

委員

 ボランティア等を一生懸命やっている人達が、35年先にも存在していることが必要であり、コンピュータに支配されている世の中になってはいけない。

 本ビジョンが映画や漫画になると面白い。

委員

 委員の皆さんの意見として共通しているのは、本ビジョンをしっかり発信して、理解してもらい、さらに発展することを願っていると思う。

 本懇話会での議論の発端は、長久手市にある人材や施設等の財産が上手く使われていないことにあったと思う。「長久手コンシェルジュ」や「長久手マスター」のような愛情を持って自分の言葉で長久手市を語れる人が必要である。

 現在、国をあげて外国人の集客に力を入れているが、瀬戸内海にうさぎ島といってSNSで広がって外国人にも知られている島がある。面白いものがあれば集客できる時代なので、長久手市も発信力を高めていければ良い。

コーディネーター

 これまでの議論を踏まえると、明るい未来を描こうとする中で、各委員とも長久手市は可能性を持ったまちだと認識していただけたと思う。市民一人ひとりが、長久手市の財産を理解し、使いこなしていくことを進めていくためのビジョンとしたい。

 一方、ビジョンをどのように発信していくかが重要だと思う。特に未来を担う若者にどのようにビジョンを発信していくか。2050年には今の中学生は50歳になるということで、これからの未来を担う人材が、市長と語り合ったということは有意義であったと思う。

事務局

 本日いただいた意見を踏まえ、コーディネーターと事務局でビジョンを取りまとめていきたい。

 連絡事項として、10月2日金曜日の午後7時から9時まで、本ビジョンの発表するためのシンポジウムを文化の家風のホールで開催する。

委員

 第6次総合計画の策定期間を早めて、市民と一緒に策定する仕組みを検討する必要がある。例えば、現行の第5次総合計画の概略をまとめて、市民に論文を書いてもらってその市民に加わってもらう等、本ビジョンを元に総合計画を策定していく時に、市民の皆さんが総合計画の策定に参加できる仕組みを考えていくべきである。

当日資料

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 企画政策課 企画調整係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0600
ファックス:0561-63-2100

メールフォームによるお問い合わせ

このページに関するアンケート

より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

このページの内容はわかりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか