(平成23年12月21日開催)第18回長久手町地域公共交通会議

更新日:2021年03月10日

会議詳細

開催日時

平成23年12月21日(水曜日)午後2時00分から4時00分まで

開催場所

長久手町役場 エコハウス 多目的室

出席者氏名
(敬称略)

15名中13名出席(五十音順)

  • 委員 岩瀬 信廣
  • 委員 加藤 直樹
  • 委員 加納 祐司(代理 竹内 美智夫)
  • 委員 後藤 園江
  • 委員 澤田 法明
  • 委員 柴田 美由紀
  • 委員 鈴木 孝美(代理 布川 一重)
  • 委員 戸田 智雄
  • 委員 長崎 三千男
  • 委員 西尾 和晴
  • 委員 松本 幸正
  • 委員 水野 悟
  • 委員 渡辺 博喜(代理 西山 和弘)
  • 町(事業者)安心安全課課長 吉田 弘美
  • 同課長補佐 福岡 隆也
  • 同交通防犯係長 加藤 紀子
  • 同交通防犯係専門員 西本 拓
  • 町(事務局)企画政策課課長 加藤 正純
  • 同企画情報係長 柴田 浩善
  • 同企画情報係専門員 小田 豊

欠席者氏名
(敬称略)

  • 委員 稲垣 敏夫
  • 委員 小林 宏

審議の概要

  • 地域公共交通活性化・再生総合事業計画変更に係る補正予算案について
  • 公共交通マップ(シティガイドマップ)について
  • 公共交通利用実態調査結果について
  • 市制施行に伴う長久手町地域公共交通会議設置要綱等の改正について
  • 町内公共交通の9月からの実績について
  • 広報活動について

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

3名

問合先

経営管理課 電話:0561-56-0600

会議録

議事

1 あいさつ

会長

本日は藤が丘から名鉄バスで会場へ来た際に、藤が丘駅でのN-バスの案内を確認し、とても良いと感じた。案内を貼れる場所が限られ、目立ちにくい面があるので、今後の取り組みに期待したい。また、名鉄バスを利用した際には利用者が多く、N-バスが利用者を奪っているようには感じなかった。運行時間帯が重要であり、異なる時間帯の運行であれば、利用者にとっては決して悪くないと感じた。
さて、本日の会議では、事業計画の変更や公共交通マップに関する説明のほか、我々が実施してきたアクションに対するチェックとして、利用実態調査やアンケート調査の結果を確認してもらうこととなるので、忌憚のないご意見をいただきたい。

2 議題

(1)地域公共交通活性化・再生総合事業計画変更に係る補正予算案について

(資料1に基づき、事務局より説明。)

11月30日付けで地域公共交通活性化・再生総合事業計画変更の意見照会を行ったことの説明

耐用年数を超えたN-バス1両の買い替えについて説明

更なる周知を図るためのN-バス時刻表・マップ作成について説明

歳入(補助金)9,238千円、歳出(事業費)9,238千円をそれぞれ増額

会長

意見照会した時の結果は、委員の皆さんに報告はされているか。

事務局

12月16日付けで報告している。

会長

資料1の予算案について、賛同いただける方は挙手をお願いしたい。
(委員全員が挙手)

会長

ありがとうございます。全員一致で補正予算案の承認をいただいたということとさせていただく。

(2)公共交通マップ(シティガイドマップ)について

(資料2に基づき、事務局より説明。)

1月4日からの市施行に合わせて発行するため、11月30日付けで意見照会を行い、12月16日付けで報告したことの説明

意見に対する対応と修正点の説明

会長

公共交通とタウン情報が一体になり、良いものになっていると思う。

意見があれば伺いたいが、本日の意見で対応はどのようにするか。

事務局

今後の宿題として捉えたい。

会長

ホームページにも載せるのか。

事務局

載せる。

会長

マップに時刻表が載っていないので、QRコードがあるといいが、N-バスでは携帯電話で見れる時刻表はあるか。

町(事業者)

従来のIモードには対応していない。スマートフォンから9月にアップされた「コミたん」にアクセスすれば、画面の大きさに対応した時刻表を見ることができる。

委員

現在のタウンガイドマップと、新しいシティガイドマップが同じイメージなので、自分が手にしているものが新しいマップか古いマップかが分かりにくい。本当なら大きくイメージを変えて欲しいが、時間と費用面で難しいということで、表面に「長久手市誕生」と入れたことで少しは分かりやすくなったと思う。しかし、「長久手市誕生」のイラストを主要施設の中央図書館や公園の噴水の上に被せるのではなく、左側の木立の上に移した方がいいと思う。間にあうのであれば、対応して欲しい。

事務局

大変申し訳ないが、今回は間に合わない。

会長

次回以降に配慮して欲しい。

(3)公共交通利用実態調査結果について

(資料3に基づき、事務局より説明。)

アンケート調査票、ODカードの回収状況の報告

連携計画の現時点の評価の説明

N-バスの利用実態の説明

会長

7頁の新規利用者が利用するようになった理由で、「運賃が安い」という理由よりも、「本数が増えて便利になった」「利用したい時間と合うようになった」「N-バスを知り便利なことが分かった」の理由の方が多いのが意外であったが、事務局としてどう受け止めているか。

町(事業者)

便利であれば、多少の運賃負担があっても利用していただけるということが、今回の調査で分かったと感じている。

会長

安いから乗るということではなく、運賃に見合ったサービスかが重要であると言える。

委員

広報に関しては、IT化が進んでいる中で、広報紙や回覧板から情報入手の多くを占めていることに不思議さを感じた。住民アンケートでは65歳未満が8割を占める中で、若い世代も広報紙や回覧板から情報をつかんでいることに意外性を感じた。「手に持つ」「目で見る」といった広報がまだ必要であることが、今回の結果を通じて感じたことである。

事務局

今回の結果は、今後の広報のあり方の参考になる。ホームページは情報をピンポイントで見るイメージがあるので、全体を俯瞰できる広報紙としての役割も大きいと思っている。

会長

広報紙は、全体としてはあまり見られていない結果と思っている。「ほぼ毎回見る」割合が65歳未満の方で約5割、「時々見る」方を加えて8割であり、2割は見ていないことになる。町としてこの数字をどう捉えているか。

事務局

思っていたよりも、高い割合で見られていると思った。

会長

他の自治体などでは、最近の住民は広報紙はあまり見ないと聞いていたので、それと比べれば高いと感じることが理解できる。

委員

広報紙は全戸配布されているので、とりあえず見るという方は多いと思う。広報紙であればすぐに見れるが、インターネットはパソコンを持っていなければ見れず、使えなければ見れないので、住民にとっては町の情報を知るのは広報紙の方がやさしいと思う。

会長

広報紙をもっと活用することを考える必要があると思う。

委員

長久手町の広報紙は県内のコンクールでも高い評価を得ているので、住民の方にもよく見てもらっていると思う。市制を記念して広報紙を綴じることのできるようなファイルも出してもらえるといい。

また、ホームページにバス停ごとの時刻表を出してもらえると、例えば印刷して自分の手元に持ったり、バス停近くの店などでは店内に置くこともできるので、もっと便利になると思う。

町(事業者)

バス停ごとの時刻表については、「コミたん」の検索では出発バス停から到着バス停までの時刻表は出るので、工夫によって対応できるか検討させていただきたい。

会長

バス停ごとの時刻表まで作成している自治体は少ないので、利便性向上のためにご検討いただければと思う。

今回の調査結果では連携計画の評価が重要であり、N-バスに関して言うと、利用者数は達成できているが、公共交通の推進度は未達成の状況にある。また、公共交通転換者については今回の結果が基準となるので、次回以降の推移を見守る必要があることから、今回の評価の中では公共交通の推進度については十分に浸透していない結果となっているので反省すべき点である。それに対して何らかの対応策を練っていく必要がある。そのひとつとして、広報紙を活用して情報を発信して浸透を図っていく必要があると思う。広報紙を活用して連携計画やN-バスに関する情報発信は年にどの程度行っているか。

事務局

連携計画の内容自体は広報紙では掲載していない。N-バスの再編の折に「連携計画に基づくものである」といった言葉での情報発信に留まっている。内容の発信はホームページでの掲載のみである。

会長

ホームページでは町の毎月の人口が特出しで情報発信されているが、N-バスの毎月の利用者に関してはどうか。

町(事業者)

統計データとしては整理して掲載しているが、特出しでは掲載していない。

会長

利用者の推移が常に目に付くのでいいと思われるが、他の施策についても皆様と協議をしながら、公共交通の推進度の達成に向けたアクションが必要であり、今後協議していくこととしたい。

(4)市制施行に伴う長久手町地域公共交通会議設置要綱等の改正について

(資料4に基づき、事務局より説明。)

長久手町地域公共交通会議設置要綱の改正についての説明

長久手町地域公共交通会議会計規程の改正についての説明

長久手町地域公共交通会議事務処理規程の改正についての説明

「長久手町を長久手市」に、「平成24年1月4日から施行する旨の附則を付ける」

一部のバス停名称の変更に関する報告

委員

設置要綱の第3条第10号で、「町長」の「市長」への訂正が示されていない。

事務局

「市長」と訂正させていただく。

会長

この一連の改正に関し、賛同いただける方は挙手をお願いしたい。
(委員全員が挙手)

会長

ありがとうございます。全員一致でご承認をいただいたということとさせていただく。

(5)町内公共交通の9月からの実績について

(ア)N-バス

(資料5に基づき、町(事業者)より説明。)

平成23年の4~11月の合計は133,520人で、1日平均は547人

前年の平成22年の4~11月の合計は115,464人で、1日平均は473人

対前年比で15.6%の増加

路線別の1便当たりの乗車人員は、藤が丘線が1便あたり15.7人と最も多く、東部線が1便あたり2.4人と最も少ない。

平成23年の4~11月の平均有料乗車率は19.2%

有料乗車に占めるマナカの利用率は31.9%

会長

4月の見直し以降、順調に推移している。マナカの利用は増えているか。

町(事業者)

9月が34.9%、10月が33.8%、11月が34.6%でここ数ヶ月は毎月33~34%で推移しているが、4月は24%であったので、4月以降からの利用率は伸びている傾向にある。

委員

人口も増えているので、人口増加との関連性も示して欲しい。

町(事業者)

承知した。

会長

南部地区は特に人口が増えており、人口の伸びに対する傾向を見ることも重要である。また、年齢構成によっても変わってくると思われるので、次回以降にご報告いただきたい。

(イ)名鉄バス

[委員(名鉄バス株式会社)より口答説明。]

平成23年度の上期の利用状況についての報告

全社の主要路線の定期外の輸送人員は、対前年度比95%(減少傾向が続くが、10・11月が好転している。)

ICカードマナカの導入に伴い、利用率は毎月1割以上の増加(定期券利用を含めて約7割がマナカ利用者)

名古屋営業所管内では、対前年度比96%。10~11月の2ヶ月では対前年度比100%

長久手町内を運行する路線は、定期外では尾張旭市内線(藤が丘~長久手車庫)は対前年度比98%(10~11月は98%)。 本地ヶ原線(基幹バス:町外含む)は対前年度比87%(10~11月は94%)。東山線(藤が丘~瀬戸方面)は対前年度比95% (10~11月は99~100%)。岩藤線(星ヶ丘~藤が丘)は対前年度比95%(10~11月は99%)。愛知学院線(藤が丘~愛知 学院大学前)は、長久手古戦場駅からのシャトルバスへの移行が進み、対前年度比90%(10~11月は95%)

古戦場シャトルのAダイヤの1日当たり利用は9月は600人弱で、対前年度比は藤が丘発で116%、大学発で112%。10月は 600人を少し超え、対前年度比は藤が丘発で124%、大学発で123%。11月は600人弱で、対前年度比は藤が丘発で126%、大 学発で120%

会長

10月、11月は好転しているので、今後の推移を見守りたい。

(ウ)リニモ

[資料5に基づき、委員(愛知高速交通株式会社)より説明。]

9月は1日当たり平均18,500人で、対前年比106.1%(定期外、定期とも増加)

10月は1日当たり平均20,700人で、対前年比101.3%(定期は約10%近く増加。定期外は98%であり、昨年度のCOP10の開催 の反動が影響として出ている。)

11月は1日当たり平均21,300人で、対前年比105.9%

4月~11月の通算では、対前年比104.5%

委員(事業者)

通学定期の利用が大きく増えており、古戦場シャトルの運行の影響が大きい。上期では対前年比30%ほど増加している。

会長

順調に推移し喜ばしいが、愛知学院大学は名城公園に新しくキャンパスを作って、移転する計画となっているがどうか。

委員(事業者)

名城公園のキャンパスには新学部が1つ新設され、2つの学部が移ると聞いている。平成25年度より2年生から新キャンパスに移ることとなり、人数は1学年約800人であるので、3年後の平成27年度には2~4年生の3学年で約2,400人が移ることとなる。

会長

少子化の中で通学需要に頼った構造は、いずれ厳しい状況になるかもしれない。中長期的な視点で、その他の需要をいかに伸ばすかを、今から考えておく必要がある。

(6)広報活動について

(資料6に基づき、事務局より説明。)

町ホームページの更新状況の報告

9月からN-バスを掲載した「コミたん」の検索方法の紹介

隣接市のバス時刻表やリニモ、名鉄バスのパンフレット等を役場1階情報コーナーへ置いていることの紹介

住民アンケート調査の郵送封筒にN-バス、名鉄バス、リニモの時刻表を同封したことの報告

N-バスPR用のストラップとマグネットクリップのグッズを、N-バスの利用実態調査やリニモのウォーキングイベントで配布したことの報告

リニモ沿線地域づくり活動促進事業における3つの選定団体の活動の中で、N-バスの時刻表とPRグッズを配布したことの報告

会長

「コミたん」へのアップは、日進市も手続き中と聞いている。アップされれば、日進市から長久手町、尾張旭市が隣接してつながるので、検索が可能になる。是非ご活用いただきたい。

(7)その他

(当日配布資料に基づき、愛知県交通対策課より説明。)

リニモ沿線大学を対象としたモビリティ・マネジメントの取組状況の報告

リニモ秋色ウォーキングの結果報告

リニモ車両基地見学会のPR

ITSワールドのPR

事務局

次回の第19回会議は1月中旬の開催を予定している。連携計画評価案について協議をする予定である。本日お配りした日程調整表に記入いただき、事務局までファックス又はメールで返信いただきたい。

会長

長久手町の公共交通はいい方向に向かっていると思われるが、調査結果を細かく見ると、必ずしもいいことばかりではないとも言える。リニモに関しては皆様の協力で順調に推移しているが、N-バスは住民からの盛り上がりが見えていない面があり、必ずしも順風満帆とは言えないので、引き続き皆様の協力をお願いしたい。

事務局

本日は、長時間に渡りありがとうございました。これで、本日の会議を終了します。

資料

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 企画政策課 企画調整係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0600
ファックス:0561-63-2100

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