(平成27年12月22日開催)第35回長久手市地域公共交通会議

更新日:2021年02月17日

会議詳細

開催日時

平成27年12月22日(火曜日)午前10時から正午まで

開催場所

市役所西庁舎2階第7・8会議室

出席者氏名(敬称略)

15名中11名出席(五十音順)
委員 天野 力
委員 大久保 彰(代理出席)
委員 太田 朋子
委員 小久保 信(代理出席)
委員 近藤 博之
委員 白木 広治
委員 高嶋 隆明
委員 成田 優貴
委員 古田 寛
委員 松本 幸正
委員 水野 悟

市(事業者)
くらし文化部次長 加藤 正純
安心安全課課長 川本 保則
同課長補佐 古橋 剛
交通防犯係長 山際 裕行
市(事務局)
行政経営部次長 三浦 肇
経営管理課課長 高木 昭信
経営管理係長 山田 克仁
同主事 清水 裕穂

欠席者氏名(敬称略)

委員 加藤 寛幸、委員 近藤 敦、委員 仲田 梓、委員 山内 達郎

審議の概要

N-バス路線(案)について
生活交通確保維持改善計画の変更について
平成27年度地域公共交通確保維持改善事業に関する自己評価について
地域公共交通網形成計画(案)について
(仮称)公共交通応援隊及び公共交通ネットワーク調査研究会について
市内公共交通の平成27年度9月、10月、11月の実績について

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

6名

問合先

長久手市役所 経営管理課 電話:0561-56-0600

会議録

 議事

1 あいさつ

会長

本日は、連携計画に基づいて見直しが進んだN-バス見直し路線の最終案、これまでの取組みを評価する自己評価、さらには地域公共交通網形成計画のパブリックコメント案など、重要な議題が複数ある。完成度を高める上で、それぞれの立場から意見をいただきたい。

2 議題

(1)N-バス路線見直し(案)について

(資料1-1に基づき、市(事業者)より説明)

  • パブリックコメントの実施期間と意見数についての説明
  • 意見に対する市の考え方の説明

会長

利用者の目線から意見を頂き、その幾つかは運行ダイヤの見直しで対応を図るとのことであるが、意見、質問等はいかがか。

会長

それでは、今回の市の考え方をご承認頂くということでよろしいか。

(異議なし)

会長

ありがとうございます。それでは、市の考え方に基づくN-バスの路線見直し案の説明をお願いしたい。

(引き続き、資料1-2に基づき、市(事業者)より説明)

  • パブリックコメントの意見を踏まえた変更箇所の説明
  • ワンボックス車両での運行日、緊急時の瀬戸市内迂回ルート、運行事業者等の決定事項の説明
  • 見直し路線での運行開始日、運行事業者、周知・広報計画の説明

委員

北部線に関しては、通常の運行・運用とは異なる部分がある。様々な配慮により環境が整ったところである。

技術的な面ではICカード機器の搭載が前提であるので、前向きに調整は図っている。しかし、車両の仕様に合うICカードの機器があるのかと、車両に搭載できるような状態で運行開始までに間に合うかなど課題はあるが、原則として導入する方向である。

会長

是非、ワンボックス車両にICカード機器を搭載して欲しいが、不可能だった場合は、搭載しないまま運行するということでよろしいか。

市(事業者)

運行事業者との協議の中では、導入できる可能性が高いと聞いている。最終的には実車がないと分かり兼ねる状況にあるので、極力間に合うような形で調整を図りたい。

委員

乗合バスではバリアフリー適用車両でないと運行できないが、今回のワンボックス車両はバリアフリーには適用していない車両になる。その場合は、ワンボックス車両導入の必要性と、ワンボックス車両の大きさなどについて、皆さんに議論して頂く必要性があるが、これまでの議論の中で北浦北バス停については、非常に道路が狭く普通のバス車両が入れないことは理解しているので、運行事業者については事務的な手続きをしっかり行って頂きたい。

会長

皆様にもバリアフリー対応車両が入らないことをご承知頂きたい。本来、公共交通は誰でも使えることが前提であるが、道路幅員の関係から物理的に入れない地区があるので、やむを得ない事情がある。困っている利用者がいた場合は、人力で助けて頂けたらと思う。

運行事業者においては、適用除外に関する申請等をしっかり行って頂きたい。

会長

その他に意見はいかがか。

それでは、N-バスの路線見直し案について、承認頂ける方は挙手をお願いしたい。

(全員挙手)

会長

ありがとうございます。それでは、今回の路線見直し案に基づき、手続等を進めて頂きたい。

今後のスケジュール等について、説明をお願いしたい。

市(事業者)

運行事業者と調整して、認可申請に向けた手続きを始めに進めていく。

3月号広報で新しい運行ルートやワンボックス車両の運行形態等について周知を行う。

新しい時刻表は、4月号広報で折り込みし、全戸配布を行う。

新しいバス停は、道路管理者の占用許可を含めた申請を行い、3月中旬から順次設置していく予定である。そして、3月31日の運行終了後に全てのバス停の路線図や時刻表の貼り替えを行い、4月1日からの運行開始に備える。

会長

時刻表の全戸配布は良いことであるが、それでも気が付かない市民がいる例も聞いている。

特に古い時刻表を保有している方が、新しいものと古いものの違いに気が付かないことも聞いており、新しくなったことを前面に出した構成に努めて欲しい。

市(事業者)

現在、新しくルート等が変わることを前面に出すような方向で、作成に向けた調整を図っている。

(2)生活交通確保維持改善計画の変更について

(資料2に基づき、事務局より説明)

  • 変更前の計画の概要についての説明
  • 変更理由と変更内容の説明

会長

N-バスの路線見直しにより、補助対象路線の補助額は変わるが、国庫補助の総額は上限があるために、変更前と変わらないということである。

委員

路線変更に当たって手続きが必要となるので、お願いしたい。

会長

承認を得た後で、手続きをお願いしたい。

数値の詳細について、今後修正が生じた場合は、事務局と運輸支局で調整をお願いすることとしたい。

他に意見がなければ、今回の変更案について承認頂ける方は挙手をお願いしたい。

(全員挙手)

会長

ありがとうございます。それでは、変更に向けた手続等を進めて頂きたい。

(3)平成27年度地域公共交通確保維持改善事業に関する自己評価について

(資料3に基づき、事務局より説明)

  • 地域公共交通確保維持改善事業の事業評価についての説明
  • 中部様式の地域公共交通確保維持に関する自己評価概要についての説明

会長

昨年度の2次評価では、利用者が順調に増加していること、さらに利便性を高めることの期待、市民協働の取組みを進めていることについて、良い評価を頂いた。

それを受けて、利便性向上と市民協働を進める内容となっている。今年度も市内公共交通の利用者数は増えており、良い評価となっている。その状況を受けて、より良くすることがPDCAサイクルに沿って記載されている。

この内容について、いかがか。

会長

それでは、今回の内容で承認頂ける方は挙手をお願いしたい。

(全員挙手)

会長

ありがとうございます。それでは、事務局において提出に向けて調整して頂きたい。

(4)地域公共交通網形成計画(案)について

(資料4に基づき、事務局より説明)

  • 地域公共交通網形成計画の第2次地域公共交通総合連携計画からの変更点の説明
  • パブリックコメントの実施概要の説明

委員

新しく公共交通ネットワーク調査研究会を立ち上げたということなので、可能であればその内容を実施事業の中に追加して欲しい。

全体的な構成は特に問題はなく、細かい点で法律上から記述しないといけない部分について確認し、修正が必要であれば事務局と一部微修正に向けた調整をさせて頂ければと思う。

会長

庁内の調査研究会を地域公共交通会議の中に位置づけるのは違和感があるので、事務局で検討して頂き、最終案の段階までに加筆の有無を調整して頂ければと思う。また、細かな表言面での法律との整合性は重要になってくるので、調整の上で修正して頂く。

第2次連携計画での肝は市民との協働であった。市民との連携をより深めるためにシンポジウムの開催や公共交通応援隊に取組み、再編に向けたワークショップを開催し、様々な意見を頂きながら進めてきた。地域公共交通網形成計画では、それらに関する事業が含まれている。第2次連携計画は、市民協働の大きな一歩であったと言える。

委員

長久手市内に住み始めた頃、N-バスはいつ走っているのか分からないくらい運行本数が少なく、乗ったことも無かったが、最近はまちを歩いていても見かけるようになり、利用者が増えていることを実感している。この師走の時期は、自動車の交通量が増えて渋滞し、いつもより倍の時間がかかることもあるので、IKEAやイオンがオープンした場合、渋滞が日常化してしまうことが懸念される。自動車の量を減らすことについても、N-バスの役割は大きくなると思うので、さらに本数を増やすなど努力をして頂けるとありがたいし、私たちも活用していきたいと思う。

会長

イオン、IKEAのオープンにより、市外からも多くの方が来訪するであろう。一方で渋滞や排気ガスも増加するので、リニモやN-バスへの期待と受け止めたい。

リニモのICカード機器が導入される予定であるが、その他に新たな事業予定等はあるか。

委員

現時点ではない。

会長

ICカードを活用した取組みは、計画の中に謳ってあるか。

事務局

100頁の「(6)公共交通利用を促進する仕組みの導入」の中の「1公共交通の利用促進に向けた連携」に、ICカードを活用した施設利用割引の検討について記載している。

会長

名鉄ミューズカードは、市内の施設利用割引の適用可能性はあるか。

委員

連携することも可能である。

委員

国土交通省の補助制度の中でも、形成計画を策定した場合は、以降2年間について利用促進等に対する補助制度があるので、是非活用して頂き、皆さんにも知恵を出して頂ければと思う。

会長

補助制度を活用して頂くことで後ほど報告がある公共交通応援隊の活動がさらに広がり、地域の大学等との連携にも資金があれば大きな推進力になるので、検討して頂きたい。

会長

それでは、他に意見がないようであるので、字句等細かな表現の修正を前提として、今回の案をパブリックコメントにかけていくことに、承認頂ける方は挙手をお願いしたい。

(全員挙手)

会長

ありがとうございます。それでは、今回の案をパブリックコメントにかけて頂くこととする。

パブリックコメントまでのスケジュールの説明をお願いしたい。

事務局

パブリックコメントの実施期間は、1月8日(金曜日)から2月6日(土曜日)の1ヶ月間行う。

また、計画案の説明会を1月16日(土曜日)の10時~11時まで、市役所西庁舎2階の第7・8会議室にて行う予定である。

パブリックコメント実施後は3月に地域公共交通会議を開催する予定であり、その中で最終案の承認に向けた審議を経て、策定する予定である。

会長

最近、パブリックコメントや地域説明会を実施する際に、託児所を設ける事例があり、そうすることで、子育て世代の母親が参加して下さるということが分かった。最近はベビーカーで公共交通を利用される方が多く、母親としての意見や、公共交通がどのようになっているのか聞きたいというような要望があるが、子どもがいると中々参加できないという事情があり、託児所を設けると参加しやすくなると聞いている。現に、託児所を設けたケースでは多くの子育て世代の母親が集まって頂いたという事例もあるので、可能であれば検討して欲しい。

(5)(仮称)公共交通応援隊及び公共交通ネットワーク調査研究会について

(資料5に基づき、事務局より説明)

(仮称)公共交通応援隊及び公共交通ネットワーク調査研究会の現在の取組みの進捗と今後の予定についての説明

会長

公共交通応援隊のグループが3つに別れたということであるが、人数的にはバランスよく別れているか。

事務局

2つのグループを掛け持つ方もいるが、概ね各グループ3~4名ずつになっている。

会長

「1「新しい乗合い交通」検討会(仮称)」のグループは、皆で話し合って公共交通体系を描いていくようなグループとイメージできる。一方で「2学生と連携して事業を行うグループ」と「3子ども向けイベントを行うグループ」の違いがよく分からない。2と3のグループは一緒にできるように感じる。

事務局

学生と連携して、子ども向けのイベントを実施するとなると、一緒に合わせることができるかもしれない。メンバーも2と3のグループを掛け持ちしている方が多い。

会長

2と3を分けるよりは、一緒に行う方が具体的に進む印象を受けるが、実際の話の場の雰囲気はどうか。

事務局

学生との連携については、若い人の知恵を頂きたいという意図があり、そこで子ども向けイベントという話が出れば、是非連携して行っていきたい。

会長

学生との連携は、若いアイデアと人数が集まりやすいメリットがあるので、大きなイベントもやりやすいように感じる。保育関係の学科がある大学と連携すると良いかもしれない。

会長

それでは他に意見がないようであるので、公共交通応援隊については具体化に向けて進めて頂きたい。事務局においても、市民の方が主導で活動できるようになるまでは、サポートして頂きたい。庁内の調査研究会についても、引き続き進めて頂ければと思う。

(6)市内公共交通の平成27年度9月、10月、11月の実績について

1N-バス

[資料6-1に基づき、市(事業者)より説明。]

  • 平成27年度9~11月は62,990人。前年度と比べて2,442人増加(4.0%増)。
  • 3ヶ月間の1日当たりでは平均692人。
  • 路線1便当たりの利用者数は、藤が丘線が19.1人/便で最も多く、東部線が3.1人/便で最も少ない利用。
  • 中央循環線が、9~11月の3ヶ月とも前年同月と比べて増加。
2名鉄バス

[資料6-2に基づき、委員(名鉄バス株式会社)より説明。]

  • 輸送条件の変化として、岩藤線は平日で2便減便、愛知学院線は平日3便増便。
  • 長久手市内を運行する路線の平成27年9月・10月の利用者数は、全体では9月は対前年度比100%、10月は対前年度比99%。
  • 9月は大型台風による出控え、学校の休校等が要因。10月は昨年が雨天の影響で増加した反動が要因。
3リニモ

[資料6-3に基づき、委員(愛知高速交通株式会社)より説明。]

  • 月別利用者数は、9月:1日あたり22,100人(対前年同月比117.7%増)、10月:1日あたり24,200人(対前年同月比112.6%増)、11月:1日あたり24,400人で(対前年同月比109.9%増)、前年度を大きく上回る。
  • 大幅増の理由は、9月12日~11月8日に愛・地球博記念公園で開催された緑化フェアが要因。

会長

名鉄バスの愛知淑徳大学線の9月の71%の原因は台風か。

委員

休校があったのか、授業の関係か、確認は取れていない。5月も同じように落ち込む傾向にあったため、大型連休の影響も考えられる。

会長

シルバーウィークの影響の可能性も考えられる。

緑化フェア期間のリニモの利用は順調であったが、駐車料金が変わったということも聞いたが、いかがか。

委員

モリコロパークの駐車料金は、通常の500円に対し、平日300円、休日800円となった。

平日はベビーカーを持つ子育ての母親が車で来場することも多かったようであるが、うまいもの祭りというイベントに訪れる若い旅行客の方のリニモの利用が多かったようである。

会長

平日と休日で利用データを分けてみると、さらに傾向が分析でき、良いと思われる。

利用状況は各公共交通機関とも順調と言え、皆様のお蔭であり、感謝申し上げたい。

(7)その他

次回の第36回地域公共交通会議は、3月の開催を予定する。

会議の内容は、地域公共交通網形成計画の審議、(仮称)公共交通応援隊及び公共交通ネットワーク検討委員会の活動経過報告、平成28年度の活動内容を予定する。

以上で、本日の会議を終了とする。

資料

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 企画政策課 企画調整係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0600
ファックス:0561-63-2100

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