(平成25年1月22日開催)長久手市文化の家運営委員会臨時会議

更新日:2021年04月27日

会議詳細

開催日時

平成25年1月22日(火曜日)10時00分から正午まで

開催場所

長久手市文化の家 展示室

出席者氏名
(敬称略)

  • 委員
    浅野芳光、梅村智子、大島令子、清水裕之、鷲見卓、竹本義明
  • 事務局
    教育長:青山守孝、教育文化部長:松井豊明、教育文化次長:布川一重、館長:川上實、事務局長:加藤登美子、局長補佐:籾山勝人、管理係長:山田美代子、事業係長:遠藤健一、事業係専門員:生田創、管理係主任:山崎沙知

欠席者氏名
(敬称略)

志水文崇、水野美々子

審議の概要

  1. 文化の家市民優先枠及びワークショップについて 
  2. 平成24年度上半期の管理運営について
  3. 平成24年度上半期の事業報告について
  4. 平成25年度自主事業計画(案)について
  5. その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

4名

問合先

長久手市文化の家 電話:0561-61-3411

会議録

あいさつ

教育長、館長

議題

1 文化の家市民優先枠及びワークショップについて
事務局 今回配布の資料「文化の家ホール市民優先枠の設定の実施について」に記載のとおり、市民優先枠については、以前議会で市民の優先利用を進める旨の答弁を行ったことから制度案を作成したが、前回の運営委員で承認に至らず再検討となった。
市長との会談を経て、ワークショップ等で市民の意見を取り入れることを条件に市民優先の制度は試行として行う事となった。
事務局 配布資料「文化の家ワークショップ行程表」について、具体的に説明する。
文化マスタープランにうたわれている「(仮称)住民参画交流会議」が企画・運営の課題を確認したり改善策を考えたりする会であり、この交流会議をもってワークショップを開催しようと考えている。交流会議は組織体制のひとつであり、提言や提案は文化の家の考え方となっていくであろう。
ワークショップは、施設運営について学び、課題を確認し具体的な改善策を考え、多くの住民が参加し対話をする場としていきたい。参加者は市民・ワーキンググループ(以下WG)メンバー・アイデンカフェ参加者・モニター・市内優先登録団体・会館利用者ほかとする。最終的には市民優先枠に対しての文化マスタープランとの整合性を含めたマスタープランに関する提案、公共施設のあり方や考え方、今後控えている大規模改修に対する理解や意見に至るまでワークショップで話し合えると良い。
ワークショップの中心となるWGメンバーを市民や学生から広く募集するために舞台見学会や文化セミナーなど住民が関心を持ち多数集まる事業を展開し、そこで集まったメンバーから募る。運営委員・企画委員・創造スタッフ等は専門的な立場からサポートメンバーとして参加してもらいたい。
また、文化の家のモニターとして年間を通しても活動してもらい、ワークショップでの意見発表などで還元する。市民主体による文化芸術の充実を目指す。
次にモニター制度について。現在は、運営委員・企画委員がモニターとなっているが、委員のみではなくより多くの意見を集めるために一般募集する。また、モニター対象事業を有料の劇場公演のみならず学校や保育園などへ出向くアウトリーチ事業にも広げたうえで評価を求める意向。
舞台見学会については、大規模修繕に向けた理解を深め意見を反映するために市民やWGメンバーの参加を想定。ワークショップやアイデンカフェへの参加も促す。
アイデンカフェとは、アイデアとアイデンティティを掛け合わせた造語であり、マスタープランにおける住民企画団体を指す。現在の住民企画事業は文化の家とともに提携事業を行う事業倶楽部事業のみだが、それ以外にも市民企画活動のきっかけ作りを積極的に行い支援する場として設ける。市民が企画したイベントが行えるまでになると良い。ワークショップへの参加も促す。
市民優先制度については、先ほどの説明のとおり現在試行として実施しているが、市民優先団体にもワークショップに参加し利用の在り方について考えて、見直しも含めて話し合う。
このように様々な方向からワークショップの参加者を募り、マスタープランに対する整合性と提案や、公共施設のあり方、改修計画などについて話をしたいと考えている。
委員長 前回の運営委員会で提示された市民優先制度が文化マスタープランに反するのではないかと市長に見直しを求めた結果、趣旨はわかったが市民参加でしっかり議論する事が必要と言う話になった。市民参加で考えていくのは文化の家のマスタープランの理念に合致するものであり当然行わなければならない事である。
そんな経緯でこの流れになり、ワークショップの行程表を文化の家事務局が短期間で作りあげたが、このようなことができる事務局が文化の家にある事が素晴らしい。普通の文化会館ではもっと悩んでしまうだろう。うまい仕組みを考えているが、物凄く大変な仕事を自分の手で作っているとも言える。難なく進めていけるよう我々も力になりたいが、皆さんの意見は。
委員 前回問題となったのは市民優先枠に関する事だったが、今回の案ではその他にもマスタープランなどいくつかの課題が追加されている。会館自体が以前から問題としている運営についての市民の理解については課題として当然だが、改修計画は運営を預かる事務局として行政サイドとの予算のやり取りなども必要となる非常に大きな問題であり、重要な事ではあるが懸案事項が広がりすぎて焦点がぼやけた感じがする。もう少し絞った方が良いのではないか。
行政は首長の考えをどのようにふまえていくのか、直営にするか指定管理にするかも含めて予算であったり様々な課題をはらんでいる。年数が経つにつれてハードを作った時の意欲が薄れてくる傾向があるが、市民に対しても行政に対してもハードを作った意義を認識できるようサポートが必要。
委員長 事務局がこの機会に乗じて良い案を作ったと評価はするが、市民に全てを押しつけるのではなく、行政も理解して運営することが重要。
委員 市民優先制度がきっかけでこのワークショップが発案されたが、これがうまく機能すれば素晴らしい制度だ。住民参画や交流が実施できれば文化の家の財産になる。この制度を評価したい。
委員 ワークショップ等には市民しか参加できないのか。また、無報酬のボランティアか。
事務局 市内外問わず参加者を募る予定。無報酬だが、モニターとして公演を観覧することで良い関係が築ければと考える。
委員 広報の市民記者をしているが、現在女性記者がいない。報酬が月千円程度であり夜の会議があると女性は忙しくて参加しづらいようだ。「ボランティア」と明記して募集をかける事を提案している。ボランティアの成功例で瀬戸市のまるっとミュージアム課で瀬戸おもてなしボランティアの組織を作り、映像のアーカイブ作りや観光案内などを30~40人の活動でうまく機能させている。市民記者もこのような方法を採ることを提案しているが、ボランティアと頭に付ける事で意欲的な人を集めることができるのではないか。
委員長 できるだけたくさんの人に来てもらわないと話が進まない。多くの人に携わってもらう手段が課題である。
委員 マスタープラン改訂時にワークショップを重要視していたが今回やっと一歩踏み出せた感がある。文化と触れあいたいがどうすれば良いかわからず二の足を踏んでいる人もいる。
長久手応援ソングの合唱隊募集があった際も、公募されていても参加を迷って申し込まずにいたが、参加した事がある知人の話を聞いたことがきっかけになり2回目からは参加した人の例もあり、とても楽しかったから次回も参加したいと言う感想も聞いている。ボランティアとPRすることで気軽に参加しやすいのではないか。
委員長 二の足を踏んでいた人には良いきっかけになり得るが、人によっては重い課題に見えるだろうから、みんなで考えた事をできるだけうまく反映できるような、参加しやすくて嫌にならずに続けられるような作戦が必要。市長が誰かのリーダーシップによらず市民自身で考える事を望んでいることをふまえてうまく運営できるしくみ作りがいる。
まず周囲に声をかけて誘い合ってもらいたい。
委員 1月から市民優先制度の試行が始まって、今日までに登録団体は何団体あるか。
事務局 問い合わせは数件あるが、登録団体はまだない。
委員 1年間ワークショップを行いその成果で見直すべき事項が随分発展していて驚いている。大変重要な事項の結論を1年で話し合わなければならないのか。
まちづくりセンターのワークショップも最初は市役所職員と知多のNPOの方と数人の市民が参加する程度だった。まちづくりに興味があってワークショップについて広報で目にしても実際に足を運ぶまでに至らない人も多いのでは。まちづくりは皆のものと言うが、行政が決まったことをやっているだけで市民の声は取り上げられにくい構造があるように思う。
ホールがなかなか借りられないからと市民優先枠を作った際に、前回の運営委員会で話題になった公益性に反しないものである必要があると言う意見が印象に残っている。マスタープランとの整合性をはかるためには内輪向けの発表会ではだめで、一般の人に文化を強く発信するものである事が重要であると。
市文化協会には24サークル所属しているが、この条件に合致するのは1~2団体だろう。
月に1枠しかない市民優先枠の制度について議論するために大がかりなワークショップを開くのか。大きくなりすぎて当初の流れと結びつかない。
去年できた劇場法は貸し館中心ではなく自主事業を活発に行う方向を目指して制定されたが、文化の家は単なる貸し館ではなく多様な自主事業で既に文化を発信していて、よくやっている。
このワークショップ等を行って、劇場が目指す方向に到達できるのか。市民優先制度はもっと単純なものではないのか。
ひと月に1枠の市民優先枠だから12団体でいっぱいになってしまう。後は行政や文化の家の自主事業で土日が全て埋まってしまうのでは。
事務局 空きがあれば今までどおり抽選会にも開放される。
委員 労力をかけて市民が話し合った結果、市民がどこまで責任が取れるかわからない運営や大規模改修やマスタープランにまで言及するのか。
委員 今の試行の制度で市民優先制度を運用して、事務局で判断ができないような事例の場合に運営委員会にかけるだけで足りるのでは。
委員 貸し館に関するもっと単純な話なのではないか。
委員 実際にやってみないとわからないが、この市民優先制度は会館のあり方に対して市民が不満を持つリスクが高いと思う。
委員 市民優先制度からワークショップを行うことになったが、住民が積極的に文化の家のあり方を考えるきっかけになる良い事だと思った。住民参画や交流をどのように進めるかが主であり、市民優先枠についても考えるがそれは従であるように感じる。
委員長 色々な市民活動を行っている経験から、この重い目標に取り組む難しさもわかっているために出た意見だろうが、マスタープランに住民参画交流会議を行うよううたっているにもかかわらず今まで検討されていなかった面もあるので、市長の発案ではあるがマスタープランの基本的骨格に合うものである。これをきっかけに市民交流を行い参画の機会を増やすのであれば、それは頑張って実施すべきであろう。
本来1年限りで結論を出すものではなく、継続的なものである。市民と会館のリーダーシップをうまくバランスを取りながら進めていってほしい。
文化の家を凄く気に入っている人と全く無関心な人と開きがあるのも事実なので、そのような人に働きかけられると良い。
事務局 ワークショップの表中で1年と記載されているが、市長からも1年と言わず2年でも3年でもかけて話し合うよう言われている。市民優先制度については1年を目途にと考えているが、ワークショップ全般については平成25年12月までとしているのを訂正したい。
委員長 ワークショップを行う中で、市民優先制度について理解してもらう事が必要。意見がぶつかるかもしれないが、色々な立場の人が参加できると良い。
非常に難しい課題ではあるが、主体性を持って参加してもらえるよう努力を。
2 平成24年度上半期の管理運営について
事務局 資料第1~3号 報告
委員長 資料3号は売上の高いものと低いものと大きく差があるが、理由及び今後の考え方は?
事務局 完売になるものと3~4割の売上げのものとに分かれたが、著名で知名度の高い方が出演する公演は売上が良い傾向がある。東北を応援する目的で青森から福島までの劇団を招へいした地域演劇祭については知名度が低く集客は思うようにいかなかったが、他の地域の劇団を支援し長久手市民に見てもらう機会を作る事は意義がある事なので、宣伝方法等を考えていきたい。
委員 運営委員のモニターで初めて演劇を見たが思いのほか良かった。クラシック音楽好きならば曲目であったり、小説でもあらすじなどの紹介が判断材料になるが、演劇はよほどの趣味でなければ足を運ぶ人は少ないのではないか。脚本家の了承が得られれば、チラシに出演者のプロフィール以外にストーリーも掲載してはどうか。
事務局 演劇の製作には時間がかかり、チラシで情報を発表する時期に台本が書きあがっていれば良いが、原作がしっかりしたものや再演でない限り時期的に難しい。また、演出によってはあらすじどおりにならない場合もある。しかし、映画のチラシのようにある程度のストーリーは演劇の宣伝で求められている要素であると感じる。
委員 演劇は都市部のものという印象があるなか長久手はがんばっている。無理にキャパを広げずに、内容をみてホールのキャパに合った公演を行っていってほしい。
委員のように行ってみたら案外良かったと言う事もある。いかに足を運んでもらうかを考える必要がある。
委員 今回のチケット売上げのうち、市民の割合は?
事務局 志の輔落語や親子向けイベントは市内在住者が多いのではないか。窓口でのチケット購入者が多い公演は市内在住が多いと思われる。
委員長 以前学生がデータを取った際は、音楽や演劇は広範囲から、演芸は近隣からの来客が多いという傾向があった。
事務局 公演アンケートから集計した資料があるので後ほど資料を追加する。
委員 アンケートの興味がある分野を演劇と答える人は多くても、実際の集客につながらない事がある。ニーズにうまく応えられていないのではないか。
委員長 演劇というジャンル全般ではなく特定の劇団や役者に興味がある場合もある。
委員 地元の高齢者から文化の家に行くのが不便で見たい公演があっても行けないと言う声を聞いた。夜に家族に送迎を頼むのが難しいから昼の公演の方が行きやすい人もいる。
委員長 一般的に最近は昼の公演の方がお客が入りやすいと聞く。
事務局 高齢者が増えている事が一因かもしれない。
委員長 こういったニーズにも対応できる工夫があると良い。
事務局 森のホールはオペラホールをイメージした音楽性のあるホール、風のホールは小演劇をイメージしたホールとなっている。今年の地域演劇祭で東北の劇団を招いて、被災体験からどのように演劇を通して地域と関わっているかを社会的なメッセージとして発信したことは意味のある事と考える。
音楽は義務教育の履修科目にあるが演劇は無く、表現系のアウトリーチも工夫の余地がある。初の試みで演劇ワークショップを職員研修として開催し、コミュニケーション研修を行ったが好評だった。少しずつ広げていく試みをしている。
委員長 長久手の演劇の評判は全国的にも高いが、更に周囲を巻き込んでいけると良い。
3 平成24年度上半期の事業報告について
事務局 資料第4号 報告
委員 真っ暗な空間を体験するイベントは東京でも行われており、数時間暗闇で過ごし感覚が狂うような体験ができるイベントに参加した事がある。今回の「くらやみ団であそぼう」は子ども向けで暗闇体験も短時間だったが、学生主体でこのような企画がされるのはおもしろい。
4 平成25年度自主事業計画(案)について
事務局 当日追加資料の「平成25年度事業方針」と「長久手市文化の家自主事業・中長期計画書」について報告
委員 以前から花ごよみに貸しているガレリアのビュッフェは今後どうなるか。サントリーホールのように公演の休憩中に気軽にコーヒーを飲めるようなものをイメージしていたが、花ごよみがビュッフェを開いていないとそのようには利用できない。以前も運営委員会で話題にしたが、同じ建物内でも独立している花ごよみ店舗部分とは別の空間なのに、文化の家館内であるガレリアの使用権が文化の家ではなく別の者にあるのがおかしいのではないかと、課題になっていたと思うがどうか。
委員長 その件について検討はしたか。
事務局 人の手配もあるので、花ごよみに催事を伝えても実施する日としない日がある。現在も使用権は花ごよみにあり、12月に他団体が企画するビュッフェを行った際も花ごよみを通していた。
事務局 行政財産目的外利用として貸出している状況としては、ビュッフェも店舗の一部とみて営業の許可をしている。当初は自主事業でも貸し館でも公演の際にお茶が飲める事を想定していたが、現実問題として人件費等もかかり経費が賄えない。
しかし、ガレリアは休憩スペースなので、本来の目的が果たされていない状態である。誰にでも貸し出す事は保健の関係などからも難しいが、運用面の問題と考える。
委員 花ごよみが難しいなら、2階のようにカップ式の自販機を設置してほしい。せっかくのガレリアで休憩中にコーヒーの1杯も飲めないのはおかしい。2階は学生の勉強や雑誌を読む利用者が多く喋りづらい雰囲気なので、その1杯があるか無いかでガレリアの利用機会が随分変わると思う。
事務局 休憩中や公演後にお茶を飲んで余韻を楽しみ語り合う事ができないのが残念なのは同感である。
委員長 花ごよみからコーヒーサーバーを買い取るなどして、誰かがボランティアで淹れるような運用もできないか。花ごよみとの対話で改善していけると良い。
他にもオペラコンクールを中止して新しいオペラ事業にリニューアルするなど新しい提案もあったが、他に何かある人は。
委員 学校との連携強化はどのような事業と規模を予定しているか。
事務局 先日校長会に森のホールに生徒を招く連携事業を依頼し、学校により参加する学年はまちまちだが小学校6校のうち4校から参加可能と回答があった。他に学校に劇団員が出向きワークショップを行う事業も計画している。
中学校は音楽事業の「であ~と」を予定しており、4月に開校する新中学校は開校後の調整を行う。
委員 演劇人口は少ないが、小中学校の時から演劇に触れる機会を持つことで将来の演劇ファン開拓につながるのではないか。
委員長 ニッセイ劇場が名作劇場など子ども向け演劇をやっている。演劇界に入るきっかけが文化会館で見た公演である人も多い。子ども時代の体験は重要なので、是非おもしろいものを提供してほしい。
事務局 今まではこちらから学校に出向く「であ~と」のみだったが、子どもの時に文化の家に一度は足を運んでもらえるように新たに小学生招待事業を行う。これをきっかけに文化の家を知ってもらい興味を持ってもらう事ができれば、将来の文化活動につながると考える。
委員長 義務教育に「表現」が追加された。文化の家はダンス事業が弱いが、これを機にダンスをうまく取り入れていけると良い。
事務局 学校からの要望があれば検討すべきと考える。ダンスの中でも表現力に関する科目であり、教え方も学校によって様々である。学校に提案、呼びかけは行えるのではないか。
委員長 「であ~と」をダンス系の音楽にして目の前で色々なダンスを見ると感じ方が変わるかもしれない。何かお願いしたい。
委員 平成24年度の事業委託費予算は500万円くらい予算減だったが、平成25年度はどうか。
事務局 まだ予算が確定していないため正確には言えないが、年々厳しくなっている。事業が縮小してしまわないようにしていきたい。
事務局 文化の家の特徴を生かしてニーズに応えた公演を行いたい。
単なる縦割りの事業ばかりではなく、長久手応援ソングやワークショップなどは市民に広がっていけば予算を多くかけずに行える事業であると考えている。役所や教育委員会の他部署とも連携の余地がある。
委員 以前は中学校の合唱コンクールを文化の家で行っていたが、今は学校の体育館で開催している。もう文化の家では行わないのか。
事務局 学校行事なので、即答できない。
委員 自分の子供が中学の卒業時に文化の家で行われた合唱コンクールを録音したCDをもらい、大人になった今でも時々聴いている。音響が良い状態で録音されていてとても気に入っているようだ。下の子供も同じく卒業時にCDをもらったが、会場が学校の体育館でCDの音が悪いからと聴く事もない。保護者の入場数などもあるだろうが、森のホールのステージで歌うのは子ども達にとっても貴重な経験になると思う。復活はできないのか。
事務局 学校の事情もあるので、来年度以降どうなるかはわからないが、意見は伝える。
委員 生徒も保護者も見るとなるとホールのキャパが足りない。
委員長 録音は技術的に難しいのか。
事務局 録音自体はそこまで難しくはないが、大量にCDを焼く作業があるため、当時は業者が何本もマイクを立てて録音していたと記憶している。
委員長 本格的な録音はお金がかかるので難しい面もあるのかもしれない。
学校行事では無理でも、例えば3月の文化の家が空いている日などに、「生徒や一般の人がホールで合唱やバンド演奏を録音できる週間」のようなものを作るのもおもしろい。
事務局 録音自体は難しい事ではないが、録音した音をCDにダビングする作業が事務局だけでは難しい。
委員長 子どもが参加したプログラムの音楽が今回の事例のように長く愛されて聴いてもらえるのは素晴らしい事だ。子どもへのサービスを充実させてほしい。
委員 屋上の駐車場工事は完了したのか。
事務局 現在工事中である。車の通り道がへこんでしまうので、通路部分に木を敷く工事をして様子を見る予定。
委員 他会館を利用した際に舞台委託費が文化の家よりも随分安かった事がある。舞台管理業務について、どこまでが会館スタッフで対応してもらえて、どこからが利用者が舞台専門業者を手配しなければならないのかが会館ごとに異なり解りづらい。
事務局 ケースバイケースであり他会館の状況も詳しくは把握していないが、会館の舞台管理担当と利用者が手配する舞台業者が同じ会社であれば、スタッフ内で協力することで安価になる場合も考えられる。
委員 同じ舞台内容で会館によって価格が随分異なるが。
事務局 常駐スタッフの人数によっても追加スタッフの数が変わるため、料金の差につながる可能性がある。講演会やピアノ発表会などであれば、文化の家の常駐スタッフのみで対応している。
委員長 簡単な舞台であれば常駐スタッフで対応でき、何かしら創意的な演出をする場合は業者を頼む必要があるのならば、個別にケースが異なるため難しいかもしれないが、その仕分け方を利用者にわかりやすく示すことができると良い。
委員 借りる時点でその仕分けがかわると利用者にとってはありがたい。
事務局 内容が決まっていれば、個別に常駐スタッフに相談してもらえば答えることができる。借りる時点では内容がはっきり決まっていない場合が多いので、利用申請時に明確にしていく事は難しいが内容が決まり次第随時相談してほしい。
委員長 もっと小さな会館で常駐の舞台業者がいない場合は、講習を受けたボランティアが舞台技術者として携わっている事例もある。
委員 利用者の経費削減のために市の職員が取得できる資格などはないか。
事務局 危険が伴う作業等は専門スタッフ以外に任せるのは難しい。毎年開催している文化の家フェスティバルでも舞台技術業者に支払う費用が大きい事から、参加者から経費削減のために自分たちで何かできないかと提言があり、今年度は椅子を運んだり線を引いたりする作業を実行委員の手で行い人件費の削減につながった。事前にリハーサルを一緒にやったり講習を開いたりする手間や本番中の間延びなどはあるが、了承を得たうえで対応することは可能。
委員長 技術相談を個別に行い対応をしてください。
事務局 追加資料「観客居住地別人数比率」について、先ほど議題2で質問のあった観客の市内外の居住地比率についての資料を追加する。これはアンケート回答者からの集計なので正確な数字ではない。市内在住者がアンケートを記入しない傾向を考慮すると市民の割合はもう少し高くなるため、市民に利用されていると推測できる。
委員長 それでは、これで運営委員会を終了します。

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 生涯学習課 施設係
〒480-1166 愛知県長久手市野田農201番地

電話番号:0561-61-3411


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