杁ケ池ヒシ対策の比較実験を行いました。
令和5年度
江崎産業株式会社協力のもと、杁ケ池ヒシ対策の比較実験を令和5年4月8日に開始しました。
比較実験内容
3つの水槽及び池の区画を区切って、バイオトップサンド®を散布し、ヒシの育成に与える影響を観察し、1年間の比較実験を行います。
バイオトップサンド®とは
バイオトップサンドは、シリカサンド(珪砂)など天然鉱物が炭化物化した黒色の砂状素材で、その炭化物にはフェノール基やカルボキシル基等の官能基を有しています。
「水質改善」「臭気改善」「発酵促進」「土壌改善」「緑化促進」に効果があります。(江崎産業株式会社ホームページから引用)
水槽比較実験開始(令和5年4月8日)
水槽には、ヒシの種が入った池の土、池の水を入れました。
土は、池の中からヒシの種が含まれているものを取りました。
バイオトップサンド®散布の様子。
左から、バイオトップサンド®を2mm入れた水槽、バイオトップサンド®を1mm入れた水槽、バイオトップサンド®を入れていない水槽となっており、この3つの水槽を比較していきます。
池内1区画比較実験開始(令和5年4月13日)
縦90cm横90cm高さ140cmの区画を区切るための箱を作成し、池の中に設置しました。
バイオトップサンド®散布の様子と散布後の区画の中の様子。
1区画には、バイオトップサンド®を2.5mm入れました。
その後の経過
杁ケ池ヒシ対策の比較実験の経過をPDFにまとめました。
・まとめ(令和5年4月~令和6年3月、約1か月毎)(PDFファイル:1.7MB)
【月毎の経過】
過去のヒシ対策
杁ケ池では平成30年度から水生植物であるヒシが大量に繁茂し、これまでさまざまな対応をしてきましたが、現実的な対応策がない状況です。
【これまでの活動内容】
平成30年度から令和元年度にかけて市民団体と協働で手取り除去作業を7回実施
令和2年度 発芽抑制効果のある酸化マグネシウムを範囲を限定し、2箇所(各50平方メートルに対し100キログラム)に散布
【酸化マグネシウム散布後状況】
1箇所目 2箇所目
(赤点線部分が酸化マグネシウム散布範囲)
1箇所目については、酸化マグネシウムの効果的な散布時期である発芽前を過ぎての散布だったためあまり効果は見られませんでした。2箇所目については、発芽前に散布し、ある程度の効果が認められました。ただし、池全体に散布するとなるとコスト面や散布手段が困難であることから現実的ではありません。
この記事に関するお問い合わせ先
くらし文化部 生涯学習課 スポーツ係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1
電話番号:0561-56-3450
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更新日:2024年08月21日