第1回長久手市スポーツ施設整備基本構想策定委員会開催結果

更新日:2020年11月30日

会議詳細

開催日時

平成28年10月7日(金曜日)

開催場所

市役所西庁舎3階 学習室1・2

出席者氏名(敬称略)

(委員)
池上康男
牛田亨宏
島岡清
加藤正雄
加藤勝
川口美智子
口野孝典
若林淑子
鶴真弓
水野道子
(事務局)
くらし文化部長 高嶋隆明
同次長 加藤正純
生涯学習課長 横地賢一
同主幹 山田直樹
同課長補佐兼スポーツ係長 大井あずみ
同生涯学習係主事 奥村修一

欠席者氏名(敬称略)

近藤孝志

審議の概要

(1)長久手市スポーツ施設整備について
(2)長久手市スポーツ施設整備基本構想策定スケジュールについて
(3)長久手市スポーツ施設整備基本構想(素案)について
(4)その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

1名

問合先

くらし文化部生涯学習課(スポーツ係)
電話0561-63-1000

会議録

あいさつ(くらし文化部長)

委員の委嘱

委嘱期間は平成29年3月31日まで(その後、各委員自己紹介)

委員長の選出委員長は推薦により、池上委員。

1 議題

(1)長久手市スポーツ施設整備について

【委員長】スポーツ施設整備基本構想調査はいつ頃行ったものですか。

【事務局】平成26年度に実施しております。

【委員】調査対象の年齢層や階層はありますか。何件くらいありましたか。

【事務局】杁ケ池体育館の利用者登録団体の代表者、体育協会の役員の方に調査を行っております。113件の回答がありました。

【委員】年齢層は広くする必要があります。健康寿命の延伸をするということで、健康づくりを地域でやっていくという場合、地域の方の意見がどれだけ入ってくるかが重要になります。

【委員】長久手市は、今は非常に若いまちですが、必ず高齢化の波は訪れます。施設の運営も20年、30年後を見据えて、想像をしながら、スポーツの広がりとかも含めて考えていった方が良いと思います

【委員】既存のスポーツに親しんでいる人、ニュースポーツに親しんでいる人がどれくらいいるのか、これから先どうなっていくのかを考えること、スポーツや健康づくりの普及をすることによって施策も変化してくること、そういったことを考えることは重要で、施設を作るにあたって、それぞれの種目ごとや年代、性別などを踏まえて、自分たちで調査してやっていき、長久手の事情が分かった上で進んでいくことが重要だと思います。

【事務局】アンケート調査については、今後策定する基本計画で、具体的な推進方法等を考える必要がありますが、今回はその前段で、基本的な考え方をまとめていこうと考えております。もちろん、各委員からいただいご意見のように、多様な主体、年齢層に階層別のアンケートをとっていく必要もありますし、既存の団体のご意見や今後発生しうることも想定しながらアンケートなどで整理していきたいと思っております。 それから、スポーツと健康という部分で、地域の力というものを活かした、基本計画にしていく必要があると思っております。 長久手市の将来的な姿も踏まえることも重要だと考えております。

【委員長】ものすごい立派な施設を作ってしまうと利用状況の変化で施設の利用がされなくなってしまうので、ハード面でもソフト面でも世の中の変化に対応できるように、柔軟なものにするべきだと、そういう考えも入れた方が良いのではないかというのが皆さんの意見を聞いての見解です。

【事務局】市役所が直接運営を行うと堅い施設になってしまうおそれがありますので、他市町でやっているような指定管理者制度だったり、PFIであったり、PPPの考えを用いて公民連携を行っていけるか、将来の柔軟な運営を民間の力を活用したらできるのか、他の事例も参考にしながら今後整理していきたいと思っております。

【委員】今、話にでました指定管理者制度には悪い点もあります。以前の管理者が努力して作った地域とのつながりなんかも、管理者が変わることでなくなってしまうこともある。市が将来計画をしっかり考えながらやらないといけない。

【委員】構想は、長久手市民が思わないといけない。市民や市役所の思いが入っていないと伝わらないので、ビジョンを抑えながら、誰が見ても分かる共通の言葉で考えていく必要があります。施設を作るにも中途半端なものを作ってしまうと、誰もが施設を使い切れないので、どんどん利用者の意見を聞くと良いと思います。

【委員】施設を作っても、長久手にいる人たちの中で、個々でやりたいことを教えてくれる指導者がいなかったり、自分ができることを他の人に教える機会がなかったり、つながる機会がないという実態があると思いますので、そういった人たちがつながるシステム作りだったり、ソフト面に力を入れると良いと思います。

【事務局】市には、健康寿命の延伸によって介護保険料を削減したいなどの思いがありますし、市民の皆様にもいろいろな思いがありますので、それらのものは基本計画、ここではスポーツ推進計画を策定するときに具体的にしていくことになるので、その時点で様々なニーズの調査をする必要があると思っております。システムという部分では、健康寿命を伸ばすため、例えば総合体育館と健康増進施設を作っていくとなったとき、それらを利用しながらシステム作って、そのシステムの中に医療との連携をどういう風に行えば、健康増進につながるかなど、システム化についても考えていく必要もありますし、運営の部分でも例えば医療の部分で医大さん、健康増進の部分など他の部分で様々な民間が集まって、共同企業体のようなもの(SPEC)で管理運営していくとか、これがPFIなんですけれども、そういったことも念頭におきながら検討していく必要があると思っております。そのあたりについては基本構想の素案の部分でご説明申し上げて、全体の議論にしていただきたいと思います。

(2)長久手市スポーツ施設整備基本構想策定スケジュールについて

【委員長】スケジュールについては、締め切りがあるので仕方がないが、充分に議論していかないといけない。

(3)長久手市スポーツ施設整備基本構想(素案)について

【委員長】いろいろな構想などが出てくるのですが、上下関係というか関係性を示すような図を作ってもらえないか。

【事務局】関係性が分かる図を作成させて頂きます。

【委員長】長久手市スポーツ施設整備基本構想は、対外面として長久手市スポーツターミナル基本構想というのがあるのですか。

【事務局】スポーツターミナル基本構想というものはなく、今回は長久手市スポーツ施設整備基本構想を策定します。スポーツターミナルというのは、第5次総合計画の主要プロジェクトに位置づけられているものです。今回はそのスポーツターミナルを作っていくためのものなんですが、ハードの計画だけではいけませんので、本市のスポーツ全体の考え方、つまりスポーツ推進計画を作った上で、スポーツターミナルをどんなものにするかを計画していきたいので、今年度はまず、本市のスポーツ推進計画を作る前提となる推進計画の基本構想、つまり考え方が、この施設整備基本構想にあたると思っております。

【委員長】スポーツ推進計画の一部としてスポーツ施設整備基本構想があるのではないかと思いますが。

【委員】ハード整備が一番先にあって、そこからスポーツ推進計画があって、ソフトの話が出てくる。施設もスポーツ施設だけでなく、公園とかも全部活用して、地域の健康づくりに活かすという形になると思うので、この図だとおかしいと思います。

【委員】スポーツの概念は広いので、目的・考えを明確にしてください。

【委員長】当委員会では施設整備のことをやるのかを明確にして、そこについて意見が欲しいのかをはっきりして欲しいです。

【事務局】本市には、スポーツ推進計画はありません。そのため、ハード整備の方向性がない、ソフトも同様です。今回このタイミングで、委員長の発言のとおりスポーツ推進計画があって、その中で整備をどうするかと本来であればなりますが、本市にはそれがありませんので、今回皆様にご議論いただきたいのは、整備の在り方と本市のスポーツの将来の考え方についてお願いしたいと思っています。来年度以降で再整備の基本計画を進めていきたいと思っています。

【委員長】ではスポーツ施設に関することと、スポーツ推進計画の策定委員もないということで推進計画のことも一部行うということですね。

【事務局】スポーツ推進計画を作るためにも、基本的な考え方をこの構想でまとめ、その内容をもって将来、基本計画を作っていきたいと思っております。

【委員】構想を決めるにあたって、何をするべきなのかもっとわかりやすくして欲しい。

【委員】今日議論することは、ハードの定義づけをしながら、ソフトも考えるというとこはなんとなくわかってきましたが、健康寿命の延伸などの前段階で、長久手市の特徴的なものを作っていくことが大事だと思います。病院に行く前の所も大事で、健康な人が変化して病気になっていく過程をピックアップするようなところも作るとか。あるいは、そのあとの治療を入れるようなことを考えていくのかなど、色々なことをイメージすると良いと思います。

【事務局】あまり具体的な話まではできませんが、意味合いが分かるような記述をしていくことを良いと思います。

【委員】横断調査だけでなく、経過も捉えた縦断調査をすることも、縦断的にフォローできるようなシステム、長期的に使っていくようなためにも必要だと思います。

【委員】スポーツをしたことによって最終的にどうなるかを評価する必要があります。最終目標をきちんとする、例えば介護保険料を減らす、健康寿命を伸ばすなど。目標をもったときに、評価をしながらやっていくことをどこかで入れないとあまり意味がないと思います。

【委員】今回の話は、今年がスタートで10年なのか、26年度の話から10年、どちらでしょうか。

【事務局】委員が述べられたPDCAサイクル、評価の仕組みについてはスポーツ推進計画を作るときに必要になってくると思います。委員が述べられる期間についても、スポーツ推進計画を作る中で、目標年度を設定していくことになると思います。

【委員】実際体育館ができるのは、いつを目標にして考えられているのでしょうか。

【事務局】今回、基本構想の第3編は出ていませんが、ここで施設の運営等についてどうするかなどの基本的な考え方を整理していきます。ですが、その中で具体的な年度計画は、スポーツ推進計画の策定もあるので、年度の記述は、今後作る基本計画で具体的にしていくことになります。

【委員長】今回、スポーツ施設整備基本構想の素案の説明がされれば、ここで議論できましたが、素案自体がまだないので、2編を見てもよくわからないですね。

【事務局】第2編のスポーツ推進計画策定に向けた基本的事項がスポーツ推進計画基本構想というようなものにあたるとご理解いただければと思います。第3編はハード整備の部分になりますけれども、今後の整備に向けての、スポーツターミナルについての基本構想を同時並行的に行っていきたいという考えでございます。

【委員長】今回は、同時並行で行うこと。基本計画の基本的な概念を策定する。それにしたがって、今後の施設整備の構想もやっていくと考えてよろしいですか。

【事務局】その通りです。

【委員長】今回、様々な課題が出てきました。次回のときに素案が出たとして、それをやっていけばよいと思いますが、このスケジュールで大丈夫ですかね。

【事務局】タイトなスケジュールでありますが、このまま進めていきたいと思っております。

【委員長】できるだけ具体的な構想にしていただき、どのような内容で考えているか案を出し、完成させていかなければならないのかをもっと具体的にしてください。

【事務局】分かりました。次回からは、第2編で各委員からご意見いただいたところをできるだけわかりやすくご呈示して、それについてのご意見をいただくこと、それから、第3編は事務局で一度練らせていただいて、文章でなく、できるだけ要点でご説明できるように検討して参ります。

【事務局】今回、スポーツ推進計画の考え方のところで、基本理念の案がありますが、皆様にお願いしたいのは、この理念について、ご意見をいただき長久手オリジナルのものにしたい。少し皆様からご意見を頂けますでしょうか。

【委員長】第2編について、これはどこかですでに議論されていますか。

【事務局】これは事務局で作成しました。

【委員長】では、このことについて、何かご意見を頂きたいと思います。

【委員】スポーツ・フォー・オールからスポーツ・フォー・エブリワンの違いは何ですか。

【事務局】スポーツ・フォー・オールとは、スポーツをされる方全てという意味合いだと思います。スポーツ・フォー・エブリワンは、スポーツをする人、しない人、障がいのある方なども含めて誰もがスポーツに携わる意味合いに変わってきたと理解しています。

【委員】スポーツ・フォー・オールは国民全スポーツのこと。あまり難しい言葉を使わず、「スポーツ力(ぢから)」のようなわかりやすい言葉にすると良いですよ。英語を使うと、自由な解釈になってしまいます。

【委員】スポーツ・フォー・オールは昔から言われている。スポーツ・フォー・エブリワンとしたのは、子どもや障がい者なども入れて、一人一人に合わせていこうということだと思います。なので、これではうまくいかないので、きめ細かいことをしていかないといけないんだということを書いて頂ければ私は良いと思います。

【委員】皆は、病気になりたくないと思う人は沢山いる、そこの思いとかを入れれたら良いと思います。スポーツ・フォー・エブリワンはわかりにくい。もっと違う言葉の方がわかりやすいですね。

【委員】理念は日本語を使って、わかりやすく一人一人に、私でも参加できるように、やってない人も気楽に入りやすい施設だとかを考えて欲しい。

【委員長】一人一人に合わせるというのはとても大変なことですが、とても大事なことで、少しでもそこに近づいていけるような目標を示されると良いのではと思います。

【委員】指導者に寄り添う必要もあると思います。

【事務局】指導者の見解というのは、スポーツやスポーツターミナルにとって大きな課題になり、考えていく必要があると思います。一般的なスポーツの部分、例えば競技スポーツは、地域スポーツは、と具体的な施策は立てないにしても考え方については整理していく必要があると思います。

【委員】地域のスポーツ資源を有効活用させていく方策をスポーツ推進計画に入れないと、推進計画に基づいて指導者の発掘・活躍できる場を提供できるかということにもなりますし、長久手には医大というすごい病院がり、他市町は真似できない。そういうところと連携してプログラムを提供するとかが、長久手の特徴になるのではないでしょうか。公園との連携、地域のスポーツおけるボランティアも重要になってきます。

【委員】一つの種目を取り上げ、その種目で町おこしをする、スポーツを普及することもやっていく、それから競技スポーツ・ニュースポーツを含めてニーズなども踏まえながら、長久手独自のものを作っていく。長久手の思いを作っていくということが大切です。

【事務局】今、長久手独自というようなお話がありまして、我々としてもそう思っておりまして、スポーツ推進計画のキーワードという部分で、小学校単位で顔の見える範囲の行政、小さな行政を作って、進めていきたいという考えもありますので、市民主体のスポーツによって地域の活性化が図れるようにしたり、医大さんとの連携という部分だったり、本市内4大学の知の力も長久手の特色だと思います。そいうった部分がある意味独自の部分かなと思っております。

【委員長】それぞれのキーワードのイメージが湧くように、ある程度の具体案が浮かぶような形にしておかないとということなんです。具体的に何をやろうと考えて、浮かんできたことでも実現にいくことは中々ない。いろいろな所の成功例、失敗例を集めるようなことをしないとうまくいかないですね。

【委員】官民連携というところで、福祉関係で日本福祉大学と武豊町が連携しているというような事例はあるが、ともかく事業の評価をすることはもちろん、互いに協力を伴うような連携をしていく必要があると思います。【委員】学校を拠点にスポーツを普及するにも、グラウンド・体育館は限られている。競技スポーツは難しい、じゃあニュースポーツはどうなのか。今普及しているものは何か、何を求められているのか、将来に今やっていることが普及するのか、指導者はいるのかなどを想定しながらやらないといけない。大学連携も一緒だと思います。

【委員】運動器検診というのが始まって、PDCAのどこに入るのかというのもあります。それぞれの立場(教える人、現場を守る人など)と、全体を評価することを並行して進め、大学はどうしていくか、地域の中での人材を育成していくのかなどがあると思います。

【委員】市内大学とは包括連携協定は結んでいるんですか。

【事務局】包括連携協定を連携し、協議会を組織しております。各大学に連携窓口の部署もあります。

【委員】大学とも共同事業をいろいろとやりやすい体制にあるということですね。

【事務局】具体例をどこまで出せるかはありますが、スポーツ・健康づくりのイメージができるような考え方の定義をして欲しいというご意見がありますので、そのあたりを検討させて頂きたいと思います。

【委員長】具体例もそれが実現可能かどうかの議論は、実際にどうするかというイメージが湧けば、それは難しいだろうとかの意見が出てくると思います。

【事務局】例えば、例として、取組例、事業例というのをこの構想の中に。

【委員長】素案の素案でどんどん書けばよいと思います。最終的なものは具体的な内容は難しいと思いますが、具体的な内容を持っていて書いているのとは説得力も違います。

2 その他

次回委員会の開催日について

次回以降は18時30分からの開催を前提とする。

次回は11月16日(水曜日)18時30分から開催

次回以降は12月14日(水曜日)

 1月18日(水曜日)

 3月30日(木曜日)を予定する。

【事務局】今回頂いた課題を整理し、資料ができましたらなるべく早くお送りします。

【委員長】委員に検討して欲しいことなどあれば申し出てください。

【事務局】承知しました。

会議資料

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 生涯学習課
〒480-1166 愛知県長久手市野田農201番地

電話番号:0561-61-3411

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