(平成30年9月28日開催)平成30年度第1回長久手古戦場野外活動施設運営委員会

更新日:2021年02月01日

会議詳細

開催日時

平成30年9月28日(金曜日)午前10時から午前11時30分まで

開催場所

会議室棟2階 会議室H

出席者氏名(敬称略)

委員 北山清昭 山本磯子、水谷栄太郎、丸山裕美子、白村一幸、寄川修
事務局 水野生涯学習課長、山本主幹、森生涯学習課長補佐、田中主事

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  1. 議題
    1. 平成29年度事業報告について(資料1)
    2. 平成30年度事業計画について(資料2)
    3. 古戦場公園再整備事業について(資料3)
  2. その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

0人

問合先

長久手市くらし文化部生涯学習課 生涯学習係
電話0561-56-0627

会議録

1 議題

事務局 (1) 平成29年度事業報告について説明

委員 平成29年度特別展の来場者数が前年度実績よりも減少していますが要因は何ですか。

事務局 開催時期が影響していると考えます。1月から2月の寒い時期に重なり、雪も降ったことで来場者数の減少につながったかと思われます。平成28年度は11月から12月での開講であったため、気候的にも厳しくなく、また大型商業施設の開業もあり、来場者が多かったと分析しています。

委員 これからも人が活動しやすい時期に開催していただきたいです。

委員 来場者数の減少に、特別展の内容については関係していませんか。

事務局 小牧・長久手の戦いについて進軍のルートや年表をまとめ、評価を得ていますので内容的には問題はないと考えています。

委員 新しく変わった展示はありましたか。

事務局 平成28年度は屏風に着目して展示を行いました。今回は進軍のルートや年表により、小牧・長久手の戦いの全貌が分かると評価をいただいています。

委員 これからも様々な企画をする際、新しい視点を入れることも必要になります。また、レプリカを展示をする際は、より精巧なものがいいと思います。

委員 特別展講座について、会場の定員数を増やすことが課題かと思います。定員が100名のところに157名が受講されたとのことであればもっと大きな会場にすることを検討してほしいです。

事務局 (2) 平成30年度事業計画について説明

委員 古戦場公園の使用が一部制限されるとありますが、桜まつり等野外のイベントはいつまで使えますか。

事務局 古戦場公園の工事は平成32年以降です。工事の際に、公園の一部もしくはすべてを利用不可にすることを検討しておりますが、それまでは、公園内は開放します。

事務局 ⑶ 古戦場公園再整備について説明

委員 今年度は基本設計で、来年度が実施設計ということは、資料3のイメージは決定ではなく、今後変わりますか。

事務局 変わる可能性はあります。基本計画で、有識者の方から意見を聞き、施設のレイアウトのイメージを作成し、今回はそれを試案として掲載しました。あくまでも、イメージとしているため、このとおりのものを作っていくということではありません。

委員 以前のレイアウトでは飲食スペースがあったかと思うのですがどうなりましたか。

事務局 飲食スペースを設ける方向で進めていましたが、様々な方から飲食スペースよりも展示スペースを増やすべきだと意見をいただき、無くす方向にしました。

委員 飲食スペースはなくていいと思います。

委員 飲食スペースを設けるのであれば、一つの施設に集約せず、西側ゾーンに設ける方がいいです。ガイダンス施設から西側ゾーンへ足を運ぶ動線になり、公園全体を活用できると思います。また、資料3ではガイダンス施設の見学後は、フィールドミュージアムへと動線をつなげていますが、将来的に展示物を入れ替える際は、その都度、市内の史跡等への動線も検討していただきたいと思います。

事務局 フィールドミュージアムの案内も、市民の方々の力を借りたいと考えています。その際は、長久手市郷土史研究会の方々に組織作りの中心となっていただきたいと考えています。

委員 常設展示やAR、VRなど具体的な内容はいつごろ決まりますか。

事務局 ある程度は今年度中に決めたいと考えています。ガイダンス施設、史跡長久手古戦場の紹介にふさわしい展示物の調査を行います。

委員 今回の説明では、施設がメインになっていますが、展示をするにあたって重要であるのは展示物です。資料3を見ると展示物が雑多なイメージがあるので、焦点を絞って展示するのがいいと思います。また、展示物の調査にはお金と時間がかかるので、早めに具体的な展示物を決め、調査に入るのがいいです。

委員 企画展示室は常に入れる状態ですか。もしくは、企画展を開催している期間のみ開放しますか。

事務局 まだ決まっていません。他市町の施設では、企画展の期間のみ、開放しているようなので、参考にしたいと思います。また何度も来ていただくためには常設展示のみではマンネリ化してしまうため、企画展が必要であると考えています。学芸員を中心として企画を考えていきたいと考えています。

委員 他市町の施設を見ると、ARを設置しているところが増えています。しかし、数年後に機器のバージョンアップがされず、使えなくなっていることが多くあります。この施設ではメンテナンス等を行い、長く使えるようにしますか。

事務局 機器のメンテナンスやソフトの更新を行い、長く使っていきたいと考えます。

委員 地下に前室という部屋がありますが必要ですか。限られたスペ-スをできるだけ展示室として有効活用してもらいたいです。

委員 常設展は小牧・長久手の戦いと長久手の郷土についてになると思うが、雑多な施設にはせず、ここにくれば戦いの全容が分かるような施設にしてもらいたいです。

委員 眺望が一番重要かと思っていましたが、今回の資料を見る限り、重要なようには思えませんでした。古戦場の広々とした空間を、この公園に来れば体感できるような眺望にしてほしいです。

委員 今の展示品はどうしますか。

事務局 1階にあるジオラマは廃棄します。戦いでの進軍の様子が分かりやすいものではありますが、古い設備であり、修理することも難しいため、それに代わる新しい展示をしようと考えています。2階にある展示物及び収蔵庫の中のものを整理し、計画的に展示したいと思います。

委員 ガイダンスホールの役割・機能について、この施設は長久手の郷土についての説明がメインとなりますか。それとも施設や古戦場公園についての説明がメインですか。

事務局 ガイダンスホールの位置づけとしては、史跡や長久手古戦場についての説明がメインとなり、小牧・長久手の戦いについての説明を行います。また、この施設はフィールドミュージアムの出発点にもなり、ボランティア団体の方による案内を想定しています。

委員 個人利用、団体利用があると思いますが、団体で利用される場合の説明場所はどこですか。

事務局 VRシアターでの説明を考えております。

委員 建物の雰囲気については、会話せず静かに鑑賞するというよりも、展示品を見てそれについて会話を弾ませられる方がいいと思います。また、外国の方や妊婦さん、小さい子を連れた方等様々な方が来られるため、授乳スペースや多目的トイレを設ける等配慮するべきです。建物としてだけではなく、人為的な配慮も必要かと思います。

事務局 どなたでも来場いただけるように、ユニバーサルデザインについては検討していきたいと考えております。

委員 収蔵庫と展示室について、移動が便利であったり、同じ環境であるという点で、二つの部屋が同じ階にあるのはいいと思います。また、前室については、害虫を抑制する他、資料を見る作業の部屋としても活用できるので、確保する必要があると思います。市民の方々の活動の拠点という話がありましたが、活動するスペースはどこですか。

事務局 1階にスタッフルームを設け、そこで活動していただくことを想定をしています。

委員 常設する展示品は調査が必要です。休館の時期を生かして進めていく必要があります。施設の維持については、AR、VRの陳腐化がありますが、こういった機器は設置したら終わりではなく、維持のためにお金がかかるので維持のことも考慮して計画をたててください。

委員 ガイダンス施設は、古戦場についての説明をする場ですが、長く利用してもらうためには、人が多く集まる場所としてPRを続ける必要があります。リニモテラスとも連携してほしいです。

事務局 公園の運営に市民の方々に協力していただきたいと考えています。またリニモテラスは多くの市民の方々が出入りする場なので連携していきたいと考えております。

委員 展示室とフィールドミュージアムを組み合わせ、体験できることはいいことだと思います。距離を考慮して古戦場公園から色金山歴史公園等へルート設定することは可能ですか。

事務局 案内表示やマップ等を検討したいと思います。ルートとして古戦場公園から市役所への動線ではなく、集落を通るようにすれば、景観を楽しむことができると思いますので、ルートについては検討していきます。

委員 長久手市も住宅が増え、特色ある景観がなくなりつつあります。その中で、安全を考慮し、自然を楽しみ、学べるルートを考えてほしいと思います。

事務局 公園の景観を整備していく中で、和弓場もあるため、石垣や瓦のイメージを尊重するべきであると考えています。また、現在、郷土資料室は2階建です。なるべく低くするようにし、現在の試案としては、紫外線に考慮して展示・収蔵を地下階にする予定をしております。建物においての景観整備として意見をお聞かせください。

委員 現在の和弓場、石垣、瓦等をそのまま残すのであれば、公園がその風景にあったものである必要があります。合戦当時の風景を残すためには、近代的な物を建てるのは違和感があります。

委員 賛同します。主役は古戦場の景観であるため、施設に強い個性は必要はありません。危惧する点としては、高さに配慮して地下室を設けたとのことですが、湿気が心配です。資料にカビなどが発生しない対策を講じてください。

2 その他事務局 長久手古戦場野外活動施設運営委員会は、次回、平成31年3月に予定しています。以上をもちまして平成30年度第1回長久手古戦場野外活動施設運営委員会を終了いたします。

会議資料

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 生涯学習課 文化財係
〒480-1166 愛知県長久手市野田農201番地

電話番号:0561-56-0627


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