(平成27年11月26日開催)平成27年度第1回長久手市文化財保護審議会

更新日:2021年02月01日

会議詳細

開催日時

平成27年11月26日(木曜日)午前10時から午前11時20分まで

開催場所

市役所西庁舎3階 教養会議室

出席者氏名(敬称略)

委員 浅井初実、井藤繁之、田中義和、水野退三、山村亜希、山本磯子
事務局 加藤くらし文化部次長、横地生涯学習課長、水野生涯学習課課長補佐、山崎生涯学習課専門員

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  1. 委員の辞職及び委嘱について
  2. 副会長の選出について
  3. 議題
    1. 古戦場公園再整備基本計画策定について(資料1、1-2)
    2. 講演会の開催について(資料2)
    3. その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

1人

問合先

長久手市役所 くらし文化部 生涯学習課 生涯学習係
電話 0561-56-0627

会議録

委員の辞職及び委嘱について

 野村委員が3月末日をもって辞任されたため、平成27年11月1日付けにて山本委員を委嘱した。

 副会長の選出について

 副会長であった野村委員が辞職したため、推薦により井藤委員が副会長に決定した。

  議題

 事務局 1.古戦場公園再整備基本計画策定について説明

 委員 基本計画の趣旨にある、フィールドミュージアムで市の観光振興を行うとありますが、どのように考えていますか。例えば、関ヶ原では、展示以外にもグッズや料理など様々な手段でPRをしています。

 事務局 再整備を機に、観光にも力を入れていきたいと考えています。

 事務局 近隣に大型商業施設ができると来場者の増加も見込まれますので、グッズなども考えていきたいです。

 委員 長久手の子どもに、地域や歴史に対してほこりを持ってもらいたいです。

 事務局 基本構想にあるように、西ゾーンに資料館と多目的施設を盛り込み、子どもに学びと体験を提供できる場所にしていきたいと考えています。

 委員 再整備を行う目的を確認したいです。長久手の子どもたちに地域で起こった歴史を知ってもらうのとは別に、観光とからめて市外に向けて発信する理由は何ですか。

 事務局 市では昨年度から第2次観光基本計画を策定していますが、その中で市の観光は、サードプレイスと言う考え方、この地に古くからあるものをふまえて、いい日常を作ろうという考え方を基本としました。 今回は長久手中央の区画整理事業やリニモテラス構想の中で、交通の結節点であるターミナルや商業施設が整う中で、隣接している国指定史跡の価値を観光交流という視点からも見直したものです。 子どもたちが遠足などで古戦場公園へ来園し、合戦の内容がわかるように子ども向けまんが本も作成しました。観光交流もひとつですが、それだけに特化するものではありません。

 委員 古戦場公園は歴史があってこそのもので、一朝一夕で作れるものではありません。今の子どもだけではなく、将来の子どもたちにも残していかなければならないものだと思います。 観光も大切ですが、転入者が地域に愛着を持てるように歴史を知ってもらいたいし、長久手に住んで良かったと思えるような施設にしたいです。 有名な史跡地でも何も残っていない所もあるなかで、長久手はまだ残っている方ですので、このまま大切に残していってもらいたいです。

 委員 文化財の視点で言うと、ワークショップ等で意見を吸いすぎると筋がぶれてしまう可能性があります。古戦場であるという点をしっかりと踏まえた上で、例えば、りにも君のまんが本と連動させた展示をするなど、その部分をきちんと押さえてストーリーを付けて展示を充実させれば、親しみやすい文化財になるのではないでしょうか。

 委員 古戦場は長久手の歴史の大きな柱ですが、それだけではなく、長久手の歴史郷土全般について発信できるような施設になることを望みます。

 委員 展示について、見てもらうだけだと受け身に感じますが、発信していけるしくみづくりができると良いと思います。まんが本のように、硬い内容でもわかりやすく伝えるのは大切なことです。

 委員 市民ワークショップでは古戦場について話し合っていますが、市内の他の史跡とのつながりについても話し合う機会があると良いと思います。足の不自由な方もN-バスのようなものを走らせて、古戦場公園から色金山等に楽に行けるようになるといいと思います。

 事務局 市民ワークショップは今年度3回予定しております。基本計画を作成する際には古戦場公園だけではなく、市内にある貴重な史跡も含めていく予定です。

 委員 色金山歴史公園の眺望点からは、木が茂っているため当時の地形が見渡せず、合戦時の情景がイメージし辛いです。他市町の古戦場では、のぼりが立っていて当時の陣形がひと目でわかるようにしている所もあります。「見せる史跡」もひとつの方法です。 また、合戦当時は田植えの前くらいの時期ですが、そこで暮らしていた農民がどのようにしていたかも含めて、武士以外の人にもスポットを当てられると良いですね。

 委員 昔は生活に薪が必要で、木を切っていて低木しかなかったから見晴らしが良かった。今は生活様式が変化したため、当時とは眺望が変わったと言うことまで含めて伝えられると良いと思います。

 委員 大阪の資料館で、市街化前の古い航空写真や地図などを順を追って重ねて見せて、昔の地形から今の地形になった遍歴をわかりやすく見せているところがあります。上から見る地図や航空写真に、横から見る絵巻物や写真などを合わせるしかけもできるのではないでしょうか。

 委員 市内の様々なポイント毎にQRコードで情報や映像を見ることができるなど、ビジュアル的にわかりやすいIT技術を取り入れる工夫をするのもひとつの手段ではないでしょうか。

 事務局 映像が良いのか、体験が良いのか、いろいろな方の御意見をいただきながら、今後も検討していきたいです。

 委員 駐車場はどの程度の規模でしょうか。平常時は台数が足りても、イベント時には足りないなど、どの程度にするか難しいと思います。また、駐車場の地面に地図や絵を描いて、車が止まっていない時は、見て楽しめるような工夫もできるのではないでしょうか。

 事務局 ワークショップでは、イベントは駅前広場で行い、古戦場はできるだけ公園として活用して、駐車台数は抑えるといった意見が出ています。史跡地ということもあり、制約もあります。

 会長 他にご意見はありますか。なければ有識者会議の代表者を決めたいと思います。事務局から説明をお願いします。

 事務局から説明

 推薦により田中委員と井藤委員に決定した。

 事務局 2.講演会の開催について説明

 委員 定員は何名か。

 事務局 500人を予定しています。

 委員 以前、郷土史研究会が開催した講演会では、観光協会や各地の郷土史研究会に声をかけた結果、300人定員に対して約500人来場しました。 今回も、ぜひたくさんの人に来てもらえるように周知してください。

 3. その他

 事務局 「小牧・長久手の戦い」430年記念まんが本について(資料3)説明

 委員 学校の授業では使用しないとのことですが、まず先生に読んでもらい、活用を検討していくと良いのではないでしょうか。

 事務局 あいち山車まつり日本一協議会について(資料4)説明

 委員 前熊古典芸能保存会では、多度神社のお祭りのお囃子やお神楽の保存活動をしています。他団体の保存継承方法を知る良い機会ですし、地元としては、現時点では前向きに考えています。 万博の際や、都市緑化フェアのながくて秋まつりに前熊の山車を出しましたが、市民でも前熊の山車を知らない人がいるので、紹介・発信の良い機会としたいです。

 事務局 以上をもちまして、第1回長久手市文化財保護審議会を閉会いたします。

会議資料

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 生涯学習課 文化財係
〒480-1166 愛知県長久手市野田農201番地

電話番号:0561-56-0627


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