(平成29年9月22日開催)平成29年度第1回長久手市文化財保護審議会

更新日:2021年02月01日

会議詳細

開催日時

平成29年9月22日(金曜日)午後1時から午後2時35分まで

開催場所

会議室棟2階 会議室H

出席者氏名(敬称略)

委員 田中義和 井藤繁之、浅井初実、、水野退三、山村亜希、山本磯子
事務局 加藤くらし文化部長、若杉生涯学習課長、山本主幹、森生涯学習係長

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  1. 議題
    1. 平成28年度事業報告について(資料1)
    2. 平成29年度事業計画(案)について(資料2)
    3. 史跡長久手古戦場保存活用計画策定について(資料3)
    4. 市が洞小校区共生ステーションにおける文化財の展示について(資料4)
    5. 郷土資料室特別展の開催について(資料5)
  2. その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

1人

問合先

長久手市くらし文化部生涯学習課 生涯学習係
電話0561-56-0627

会議録

 1 議題

事務局 1 平成28年度事業報告について説明

委員 調査した古民家を実際に見学することはできますか。
事務局 見学の機会を作るように、所有者と調整してみます。

事務局 2 平成29年度事業計画について説明

委員 燻蒸について、毎年実施しているとのことですが、全ての収蔵品を燻蒸していますか、それとも、全部でなく、その年ごとに燻蒸する収蔵品を決めて、実施していますか。
事務局 全ての収蔵品を燻蒸しています。
委員 個人や自治会などが所有している文化財などを今後、市が収蔵、保護していくような取り組みはありますか。
事務局 そのような予定はありません。町史編纂以降、個人蔵の文化財の実態について、調査していないのが現状です。
委員 10月から雇用予定の学芸員は、以前、雇用していた人とは、別の人ですか。
事務局 別の人です。以前、雇用していた人が退職したため、新しく雇用することにしました。
委員 地区ごとで、お祭りの古い道具など持っています。何もしないと消滅してしまうでしょう。こういったものを調査してほしいです。
事務局 これまでは、調査、収集といったノウハウがありませんでした。今後、学芸員を中心とした調査活動を考えていきます。
委員 武蔵塚の桜の根が剥き出しになっています。史跡をどのように保存していくかを考える必要があると思います。
事務局 史跡の保存については、現在、策定中の史跡長久手古戦場保存活用計画の中で検討していきます。
委員 大草城の瓦を永見寺が持っているそうです。こういうことを市は、どのように把握していますか。また、市は祭りなどの事業に関する助成をしていますが、祭りの担い手が少なくなる中、その道具などの保護については、取り組みを考えていますか。
事務局 現状、新しい文化財を把握するノウハウがありません。今後、ガイダンス施設を整備するにあたって、課題を整理し、文化財指定を前提とした調査に取り組んでいきたいと思います。
 また、地域の様々なお祭りに関して、人材不足が問題になっていることは、把握しています。地域と一緒に新たな人材の確保を考えていきたいと思います。
委員 市民が家にあるものを文化財としての価値があるものかどうか相談できる窓口がほしいと思います。
事務局 これから、学芸員を雇用するにあたり、基礎をつくりながら、取り組んでいきます。
事務局 3 史跡長久手古戦場保存活用計画策定について説明

委員 史跡を構成する要素として眺望とありますが、色金山、御旗山に関しては、樹木が茂って眺望がほとんどない状況です。また、のぼりを立てるなどして、周辺からでも、史跡の場所が分かるように整備してほしいと思います。
事務局 眺望は、史跡長久手古戦場保存活用計画において、史跡の本質的を構成する要素に位置づけています。色金山、御旗山では眺望がとれるように整備を進めていきたいと思います。また、古戦場公園再整備基本計画において、市内全域を博物館に見立てるフィールドミュージアムを計画しています。この計画の中で、市内の史跡地に案内標識や解説板を設置するとしており、ここへ訪れる人に分かりやすく案内できるようにしたいと思います。
委員 駅前の大型商業施設から古戦場公園へ来場者の誘導も考えたいと思います。
委員 案内標識や解説板の設置だけでも先行して実施してほしいと思います。
委員 モニュメント用地も国指定史跡となっているのですか。
事務局 そのとおりです。モニュメント用地は江戸時代に植えられた戦死者供養のための松があったとされ、二本松塚と呼ばれています。

事務局 4 市が洞小校区共生ステーションにおける文化財の展示について説明

委員 出土された場所で出土品を展示することは、大事なことであると思います。
事務局 長湫南部土地区画整理組合の強い要望により、市が洞小校区共生ステーションにて出土されたものを展示することになりました。
委員 パネル展示で市が洞1号窯、丁子田1号窯の場所が分かるようするのはいいことだと思います。
委員 「ほとぎのさと」が猿投窯の一部に属していることや市内には三ヶ峯3号窯もあり、その窯跡は復元されていることも紹介し、歩いて見に行ってみたくなるような仕掛けをしてほしいと思います。
事務局 パネル展示で、市が洞1号窯、丁子田1号窯の場所や猿投窯についても紹介します。
委員 窯のミニチュアを展示したらいいと思います。
委員 「ほとぎのさと」は、谷の斜面にあったということが分かるといいと思います。窯は斜面に造られるということを学んで欲しいです。
委員 参考までに「昔の航空写真地図」というスマートフォンアプリがあります。このアプリで、今と昔の地図を見比べることができます。

事務局 5 郷土資料室特別展の開催について説明

委員 高齢者や子どものため、説明パネルの文字は大きくし、ふりがながほしいと思います。また、映像があるとそこで滞在してもらえるので、とても有効であると思います。
委員 会場が狭いと思います。もの足りなさが感じます。
事務局 現状、施設における特別展の会場スペースは狭いですが、今後、新しく整備するガイダンス施設では、特別展の会場が広くなるように考えていきたいと思います。
委員 常設展への誘導ということも考えていきたいです。来場者には、特別展会場だけでなく、施設内全体を見ていってもらうようにすればいいと思います。
委員 現状、施設の中が暗いと感じます。
委員 暗いと思いますが、新しい施設の展示室に期待したいと思います。現状の施設の欠点は、案内する人がサービスして、小牧・長久手の戦いをしっかり説明していくことで補えると思います。
委員 「戦国を駆け抜けた者たち~ここ長久手で~というタイトルですが、主要な武将である池田恒興や森長可の展示は、ありませんが、どうしてですか。
事務局 常設展で展示していますので、特別展では、取り上げていません。常設展で取り上げてない武将などを特別展で紹介します。
委員 それでは、開催にあたって、説明の中で、この特別展の趣旨を謳っておくとよいと思います。
委員 常設展をみて、その後で特別展に来てもらえるようにすればよいと思います。
委員 最後に大草城跡のことですが、住民でさえ、知らない人が多いので、その歴史を取り上げてほしいです。

2 その他

事務局 先日、生涯学習課は、赤穂市に視察に行ってきました。江戸時代、赤穂藩は、森長可の末裔が藩主となって、統治されていました。ここには長可ゆかりの所蔵品も伝わっており、現在に至るまで収蔵、保存されています。今後、新しいガイダンス施設の展示のため、長可ゆかりの所蔵品を借用するなどの協力を依頼してきました。
事務局 長久手市文化財保護審議会は、次回、平成30年3月に予定しいます。以上で平成29年度第1回長久手市文化財保護審議会を終了いたします。

会議資料  

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 生涯学習課 文化財係
〒480-1166 愛知県長久手市野田農201番地

電話番号:0561-56-0627


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