(平成30年10月12日開催)平成30年度第1回長久手市文化財保護審議会

更新日:2021年02月01日

会議詳細

開催日時

平成30年10月12日(金曜日)午前10時から正午まで

開催場所

会議室棟2階会議室D、E、F

出席者氏名(敬称略)

委員 井藤繁之、杉野丞、服部亜由未、日比野道代、水野退三、水野智之
事務局 川本くらし文化部次長、水野生涯学習課長、山本同課主幹、森同課課長補佐兼生涯学習係長、川出同課学芸員、株式会社東畑建築事務所、株式会社トータルメディア、株式会社地球号

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  • (1) 議題
    1. 平成29年度事業報告について(資料1)
    2. 平成30年度事業計画(案)について(資料2)
    3. 市が洞小校区共生ステーションにおける文化財の展示について(資料3)
    4. 古戦場公園再整備事業について(資料4)
  • (2) その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

0人

問合先

長久手市役所 くらし文化部 生涯学習課
電話 0561-56-0627

会議録

あいさつ 川本くらし文化部次長

会長・副会員長選出について

 委員の互選によって、会長に杉野丞氏、副会長に水野智之氏が選任された。

議題について

事務局 1平成29年度事業報告について説明

委員 調査している古民家の進捗具合について詳しく知りたい。また、駐車場や古民家の誘導について計画があれば知りたい。

事務局 今年度の予定として古民家を長久手市に寄付してもらう手続きをしている。 その後、応急的な補修工事を今年度末までに計画している。駐車場、誘導も含めて、次年度以降で専門的な委託業務として計画を作成していきたい。補修工事後に国登録有形文化財に向けて、文化庁調査官の実査を受けることとしている。

委員 古民家の建物は寄付を受けるが、土地についてはどのようにするのか。

事務局 土地は現在無償借地をしており、今後についても所有者と話を進めていきたい。

委員 古民家の公開まで時間がかかるが、スケジュールの前倒しはできないか。

事務局 国登録有形文化財を目指しているため、現在のスケジュールとなっており、前倒しは難しい。

委員 古民家の長久手市へ所有権移転後のメンテナンスは、どのように行うのか。

事務局 建物の回りには多数の物があるため、所有者と相談の上、決めていきたい。

委員 保存する建物は主屋だけなのか。

事務局 主屋の他に通りに面した物置、厠、主屋の裏に蔵もある。主屋、物置、蔵は保存する事を決めているが、どこまでの範囲を保存するかについては来年度以降の委託業務の中で決めたい。

委員 時間をかけている間に傷んでこないか心配である。

事務局 そうならないよう補修工事に取り組みたい。

委員 スピード感を持ってやっていただきたい。

委員 古民家は指定を受けた後は茅葺で復元するのか。

事務局 費用や予算の事もあり、検討していきたい。

委員 特別展関連講座について、定員以上の人が受講しているが、どういう基準で入場させたのか。

事務局 定員は設けたが、多数の方が受講を希望したため、急遽座席数を増やして対応した。

委員 受講者の年齢層について知りたい。

事務局 60歳以上の退職者世代がほとんどであった。

委員 伝統芸能団体に補助金を支出しているが、十分に行き届いているか。特に山車は補修する場合、負担が大きいと思うがどうか。

事務局 補助金について各団体から不満等はあがっていない。山車の補修について補修が必要な場合は、別枠で予算を用意している。

事務局 2 平成30年度事業計画について説明

委員 各事業の予算はどの程度か。

事務局 古戦場桜まつり約250万円、古戦場再整備約3900万円、古文書燻蒸約30万円、市ヶ洞小校区地域共生ステーション内ほとぎさと展示室の展示替え約20万円。文化財補助事業の前熊天王祭り10万円、警固祭り200万円、左義長1地区1万円となっている。

事務局 3 市が洞小校区共生ステーションにおける文化財の展示について説明

委員 展示室の広報はどのように行っているのか。

事務局 展示室については長久手市ホームページ及びチラシを作成し、周知を行っている。市内小学3年生にはほとぎのさとの説明冊子とあわせて展示室のチラシを配布した。ほとぎのさと展示室に近い市が洞小学校に授業で利用するよう案内している。

委員 今年度は、ほとぎのさと展示室を小学生が授業で利用したのか。

事務局 今年度の授業での利用はなかったが、子供会の遠足での利用があった。

委員 授業に限らず、幅広く活用を進めてはどうか。

事務局 利用に制限は設けていないため、共生ステーションそのものへ来場者が興味を持ってもらえるよう検討する。

委員 より一層の利用促進を進めていただきたい。

事務局 4 古戦場公園再整備事業について説明

委員 史跡地とそうでない場所の再整備計画にあたっての制約を知りたい。

事務局 東側ゾーンと西側ゾーンについては、史跡地外のため整備が可能となっている。中央部分については史跡地となっており、整備に制約が課せられている。しかし、昨年作成した保存活用計画に基づき、園路の整備や樹木の伐採等の整備は、県及び文化庁に現状変更の許可を得ることで整備を進めていく事ができる。

委員 地形の変更はできるのか。

事務局 地形の変更は原則できない。

委員 樹木の伐採はどの程度行うのか。

事務局 日本固有の植物のように合戦のあった当時の植生は残し、外来種や園芸種を伐採する。

委員 古戦場公園の再整備事業予定模型のようなものを郷土資料室などに設置する予定はあるか。

事務局 イメージパースは広報等で周知しているが、模型を作成・設置する予定はない。今年度は基本設計を行い、来年度は基本設計を踏まえた具体的な実施設計を行う。

委員 休館日の施設の利用をどのように考えているのか。

事務局 休館日でもガイダンスシアター、トイレについては、利用できるように予定している。

委員 ガイダンス施設、公園内のトイレは、バリアフリー対応なのか。

事務局 ガイダンス施設のトイレはバリアフリー対応とし、ベビーチェアを設ける事も想定している。古戦場公園内の既存のトイレは老朽化しているため、撤去する予定である。西側ゾーンにもバリアフリー対応トイレを新設したいと考えている。

委員 西側ゾーンに移築を予定している古民家の候補は決まっているのか。

事務局 現在、新たな候補がない状況である。

委員 西側ゾーンの来場者の主なターゲット層をどのように想定しているか。

事務局 西側は市民の交流、活動拠点とし、外部の方にも長久手の伝統的なくらしについて学ぶ場としたい。

委員 フィールドミュージアムとして、古戦場公園だけでなく、市内の史跡地をめぐってもらうようガイドしてはどうか。

事務局 1階ガイダンスホールに長久手市全域の地図を貼り、フィールドミュージアムの出発地として、市内の各史跡を郷土史研究会など市民にガイドをしてもらう事を予定している。

その他について

事務局 長久手市文化財保護審議会は、次回、平成31年3月に予定している。以上をもって、平成年度第1回長久手市文化財保護審議会を終了とする。

会議資料

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 生涯学習課 文化財係
〒480-1166 愛知県長久手市野田農201番地

電話番号:0561-56-0627


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