平成28年度第2回長久手市放課後子ども教室運営委員会
開催日時 |
平成28年10月24日(月曜日) 午前10時00分から午前11時30分まで |
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開催場所 |
長久手市役所 本庁舎3階 会議室4 |
出席者氏名(敬称略) |
委員長 澤田 千歳 事務局 |
欠席者氏名(敬称略) |
委員 加藤 明 |
審議の概要 |
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公開・非公開の別 |
公開 |
傍聴者人数 |
2名 |
問合先 |
子育て支援課 0561-56-0616 |
会議録
資料1 平成28年度長久手市放課後子ども教室事業の進捗状況 (PDFファイル: 3.6MB)
資料2 平成29年度長久手市放課後子ども教室事業計画(案) (PDFファイル: 89.4KB)
資料3 長久手市放課後子ども教室推進事業実施要綱(案) (PDFファイル: 80.4KB)
1 あいさつ
2 議題
(1) 報告事項
平成28年度放課後子ども教室事業の進捗状況について
事務局
(平成28年度放課後子ども教室事業進捗状況について、資料1に基づき説明)
- 運営委員会・・・年2回開催実施
- 開室日時、場所、参加者数、職員体制
- 体験プログラム事業・・・各プログラム、行事等
- ボランティア協力・・・体験プログラム講師、見守りボランティア
- 体験プログラム参加者数
- 児童クラブとの連携プログラム実施報告
委員長
資料1に関して、意見や質問はあるか。
委員
体験プログラム事業の確認だが、西小、南小で「継続」と書いてあるのは2教室で実施しているということか。何も書いていないところは、3教室すべてで実施しているということで良いか。
事務局
実施状況は、9ページのとおりである。
委員
絵画教室が南小だけで実施されているのは、体験プログラム講師の都合か。
事務局
絵画教室の講師は、南小コーディネーターや指導員と個人的なつながりがあり、高齢の方で、送迎を条件に体験プログラムを実施してもらっている。
委員
おもしろ科学教室は、南小だけで実施しているのか。
事務局
おもしろ科学教室は、9ページのとおり、現在、南小、東小で実施している。できる限り、全教室で実施できるように努めている。
委員
放課後子ども教室で、児童クラブと連携・共通プログラムを実施するときの移動の安全面はどうか。児童クラブの児童は、帰りだけ児童館に連れて帰ると聞いたが、これからそのような状態が続くようであれば事故につながりかねないのではないか。西小は学校と児童館が近く、東小は近接しているということで実施が可能であり、今年は事故なく実施できたということであるが、万が一の場合の救急体制を作っているのか。以前は、怪我なども報告されていたが、体制は整っているのか。
事務局
放課後子ども教室と児童クラブの連携プログラムについて、西小、南小は少し距離がある。学校が終わると児童クラブの職員が引率して、児童クラブの子は、連携プログラムが終わると児童館に戻り、保護者の迎えがあり次第、帰宅する。児童クラブ、放課後子ども教室、ともに事故が発生した場合のマニュアルを作成しており、マニュアルに従い保護者に連絡したり、医療機関に連れて行けるようにしたり、市役所に連絡する等の体制をとっている。
(2) 協議事項
平成29年度放課後子ども教室事業の方向性について
事務局
(平成29年度放課後子ども教室事業の方向性について、資料2に基づき説明)
- 材料費について・・・補助対象経費、材料費の支出額・徴収、近隣市町の実施状況
- 体験プログラムの統一化
- 共通プログラムの実施
委員長
資料2及び第1回検討事項について、意見や質問はあるか。
委員
材料費の負担に関する市の提案についてだが、良いことは是非続けていただきたい。大変であるとは思うが、どれだけ支出していて、足らないからお金を徴収しているかまで提示した上で提案してほしい。材料費を市が負担することは良いことだと思うので、多くの子どもに参加してもらうためには材料費は現状とおり無償とした方が良い。それとプログラム講師の報償については、額は別にして出した方が良いと思う。
委員
材料費について、前回もそのような話が出ていたが、徴収する方向になったのはなぜか。もともと実費負担をやめたのは、来ている児童の中にも実費を負担してプログラムに参加している子はお茶菓子を食べることができるのに対し、実費を負担していない子は食べることができないというのは、同じ教室内にいるのにかわいそうではないかという意見があったからではないのか。そこを尊重して市に負担してもらいたい。
委員
はじめは生涯学習課で、材料費は200円から300円を徴収していて、実際お金を出して参加している子は楽しそうにしていて、支払っていない子は参加できず、寂しそうにしていた。子育て支援課に担当が変わって、公費で買ってもらえるようになり、消耗品になると、100円均一で20人分、30人分を買うので、十分な材料をそろえることができる。同じ部屋の中で、お金をとる子ととらない子がいるのはとても胸が痛んだ。昔の話を聞いたら、茶道では季節のお菓子をそろえたいから、かなり高いお金が必要になると話していたことがある。放課後子ども教室の場合になると、今の子どもは至れり、尽くせりで、幸せではないかと地域の人に思われている。ある程度、頭を使ってお金を使わないように工夫するよう努力すべきであると思う。200円もらったのであれば、200円もらったように家へ持ち帰られるようなものにするべきである。教室でたくさんのお金をかけるのではなく、できるだけ地域の中で協力していけると良い。例えば地域の野菜が余ったらそれを持ってきてもらって、絵の見本にしてみるとか、落ち葉を使うとか工夫することはできる。良いものを与えれば、良い結果が出るのは当然だが、そうではない中で工夫することが大切である。できるだけお金を徴収しないようにしていかないと教室で差が出てくると思う。もし材料費を徴収するというなら子どもたちの気持ちを考えて別の部屋を設けてやった方が良い。
委員
前回の議論の中で、材料費について、先ほど紹介があったようにお金を準備した子は参加できる、準備していない子は参加できないことがあると思うが、実際の徴収方法については別の問題になってくると思う。費用がかかる体験プログラムは、参加者が多くなる傾向が確かにあると思う。保護者に材料費を払わせるという選択肢はあるが、教室の中で実費分を徴収することは現場の事務が煩雑になるだろうからない方が助かると思う。ただ、参加の度合いに差が生じてくることが問題であると思う。無償と言っても、市の負担にも限界があると思う。今後、児童クラブとの連携・共通プログラムがあると、児童クラブは月5,000円、放課後子ども教室が無償というのは、負担の有無で差が生じて、すべての子が平等とは言えない状況が出てくる。現状でも、登録はしても、あまり参加しない子がいる状況があるので、ある程度の保護者負担の道もあった方が参加の意識が高まるのではないかと思う。この件については、すぐに結論を出すのはどうかと思う。
委員
なぜ材料費を徴収するという方向性の提示があったのか。以前は有償から無償になり、今回また有償にするのはなぜか。事務局から「受益者負担の観点」と提示があったが、それだけではわからない。予算が厳しい状況で、徴収しなければ機能しないというのであればその説明をしてほしい。長久手市は子育てのまちということで、無償でやってきたから参加者が増加したのではないか。近隣市町を調査してみて、やはり受益者負担の観点でどうしても徴収するべきというのであれば、事務局の意見として受け止めるがどうか。
事務局
平成29年度の方向性については、第1回運営委員会での意見を踏まえて、事務局でとりまとめを行った。前会議で体験プログラムの材料費について、限られた予算の中で材料をそろえるということに限界があるのではないかという意見があり、実費としてかかる分についてはやはり徴収するべきではないかという意見が出された。その場では、事務局が他市町の状況や利用者便益の観点からも時間をいただいて調査させていただきたいと回答した。それを踏まえて、近隣市町の状況を調査したところ、本市以外の市町では、実費相当分の材料費のかかる分については、すべての市町が徴収しているということがわかった。では、どうすべきと考えた時に過去には徴収していたり、いなかったりという経緯はあるが、放課後の子ども居場所作りという事業全体で考えて、児童クラブは月額5,000円、夏休み期間は月額8,000円、さらに学童保育所は月額10,000円以上かかっている。一方で、放課後子ども教室は保険代の800円のみと負担に格差があり、これらの事業はいずれも、特定の児童に対するサービスになるので、他児童とのサービスのバランスを図るために実費をいただくべきではないかと考え、事務局から提案した次第である。
委員
今の材料費の件ついて、前回の議題のどの部分で誰が話したのか。確か委員の中から話はなかったと思うが、コーディネーターが材料費の話を出した気がするがどうか。
事務局
材料費に関しては、前回事務局側としてコーディネーターから体験プログラム講師への報償や材料費の自己負担の話があり、過去の経緯の紹介があり、体験プログラム講師とボランティアとの差別化という点で謝金を考えても良いのではないかという内容に加えて、材料費を教室で徴収できないかや、予算の中でのやりくりしてほしいなどの意見があった。
委員長
材料費の件は、もう少し議論した方が良いと思う。第1回委員会で発言があったから検討して、今回の案を出したということで良いか。
事務局
連携・共通プログラムが話題になったときに、児童クラブは有償であって、一方の放課後子ども教室は無償になっているとの話があり、さらに学童保育所への体験プログラムの提供の話が出されたが、それぞれの事業ごとで市の負担に差があるという議論があった。そこを踏まえて、市は、材料費を有償にしてはどうかという提案をした。
委員
あくまでも方針として決まっていると言うことではなく、意見を聞きながら市として事務局の意見や予算などを検討しながら進めていくということか。
事務局
これから次年度の予算を決めていく時期になるので、事務局から提案をしたということでご理解いただきたい。
委員
放課後子ども教室を希望していながら定員の60名からあふれて有償の児童クラブに行ったとか、逆もあるが、希望していてもやむなく入れずに行ってそこは有償でありプログラムも少ないとなると地域や同じ学校の子にとって全然違うのではないかという不公平感が生じる。受益者負担も色々なところで言われているので、どちらにしても課題であり、スタートするに当たりクリアしなければならないと思う。
委員
以前徴収していた時に、この場で「負担がなくなるといいね」と話し合いその通りになったが、また知らない間に徴収するのは不思議だと思っていたところ、今回すべて言っていただいたので、きちんと検討してもらいたい。
委員
前回、放課後子ども教室と児童クラブと学童保育所と、いわゆる放課後の子どもたちの過ごす場所で、それぞれ生活状況の異なる子どもたちを総合プランという形でまとめていこうという意見があるが、無理にその状況を踏まえるのであれば徴収するしないをそれぞれの制度の中で考えれば良い気がした。皆が皆希望が叶えられない状況と今後、一体型のような話を進めていく中で、材料費に限らず参加者の負担という部分は考えていかなければならないと思う。現時点でまずは材料費の徴収に関しては考えていくべきと思う。
委員
この事業の趣旨に「地域住民と交流の場で子どもたちが地域社会の中で心豊かに」と文章に書いてあるが、来た子どもは平等に扱う、それでお金を持ってきた子とそうでない子とで差があったのであればそれは改善して、従来どおり材料費のかかる体験プログラムだけの参加をする子でも在籍を認め、予算があれば、材料費はぜひ、無しでやってほしい。委員の意見がまとまり次第調整し、公費負担が必要であるということで予算要求してほしい。他の市町がどうであろうが、子どもたちが健やかに過ごせるためには、無償にしたということは良いと思う。
委員
徴収するということになると各教室30万円ずつの消耗品等の材料費はなくなるか。
事務局
もし、材料費を市が負担しないということになると予算は現在の30万円から減ることになる。
委員
30万円ずつの予算をこのまま継続できるのであれば、今の形を継続してほしい。
事務局
予算がそのままの額であれば、継続するということは1つの意見であって、良いことであると思うので、善処していきたいと思う。他市町の運営状況を見て、放課後子ども教室と児童クラブの課題が出た。それをクリアしながら子どもの放課後健全育成事業が拡大していくべきと考えている。その中で、例えば予算配分に挙げられるように、色々な問題があると認識していたが、体験プログラムのやり方を工夫し、材料費がかからない方法で実施していくために考えていくことが1つの検討課題であると思う。やみくもに材料費は無償が良いからやるということではなくて、無償であって子どもたちに意味のあることをやるべきと考えている。放課後児童クラブの保護者の気持ちを考えると公平化を図るという意見もあるが、その件については、予算をつけていくことで安心していただけると思う。コーディネーターや指導員のフォローもしていかないといけないし、お金をかけず実施していく方法を考える必要もある。
委員
予算がついているからどうこうという話や材料費を節約しながらやっていくという金額確定の話と材料費をとらないということとは別なので、予算の話ではなくて、今まで無償で継続してきたことを継続していけるのであればしてほしいということである。30万円が20万円に下がろうが、20万円が10万円に下がろうが、参加した人が15人、20人、30人来ようが、材料費の徴収を0円にすることに意味がある。多く来たら、市が負担する材料費の金額が多くなるが、節約してやっていけば良い。例えば1つのお菓子を半分に切っても、教えるのに当たっては困らないと思う。そうことは、やっても良いことだと思うので、講師の方にお願いすることになる。
委員長
本日出された意見・要望をしっかり受け止めてほしい。また、放課後児童クラブとの連携・共通プログラムで、その児童たちの材料費も払うということになるが、その点については、別件で議論したいと思う。
材料費は取らないという意見の他に意見・質問はないか。
委員
講師のお金の基準がどの形が良いのかわからないが、せっかく体験プログラムをするのであるから、報償費をもらえる方が気持ち的に前向きになるのではないかと思う。少しのお金を交通費ですよと言って、渡しても良いし、1回の体験プログラムに対していくら払うかと決めておいて、少しは、謝金を出すことに賛成である。
委員
ボランティアで参加しているので、物品購入に関しては重視しないが、一番言いたいのは、保険が大事であるということである。ボランティアは保険に加入した上で体験プログラムに参加しなければ不安であるから市の市民活動災害保険制度があれば、そちらに加入すれば良い。ボランティア講師は、知らない方も多くいる。私も初めて、市の活動に対する保険を知ったわけで、ボランティアも独自に保険に入らなくても良いかと思う。現在、ボランティアは個人負担で300円払って加入している。例えば、医者にかかれば、医療費は発生することになるから、知らないふりはできないし、子どもが体験している時、ボランティアとぶつかって怪我に繋がることもある。保険で保障していく体制を整備することは大事なことである。
委員
放課後子ども教室は地域と関わることが非常に多いので、学区のボランティアたちが来ることはとても良いことだと思う。しかし、ボランティアの資質という問題があって、個人情報の漏洩の事態が起こらないように指導・教育を行うべきではないか。ボランティアとして手細工をやってみると子どもの能力がわかる。ボランティアで活動に参加したら、絶対に活動内容については話さないという原則を自分たちで学んでいかないと活動で関わった児童が親しいほど噂になって、情報が漏洩するおそれがある。このようなことが起こらないようにボランティアとして学校に伺うという意味を知るために研修をしなければならない。市が言っているように高齢者の居場所づくりという視点を考えるならば、市で研修を設けて欲しい。講師は資格があって活動しているというわけではないので、地域の方は何かできることはないだろうかと考えて参加されるから、報償費の有無の問題よりも、ボランティアの資質を高める研修会を設けてほしい。子どもの元気をもらえるということだけで、みんな居場所があって、ボランティアの活動がますますこれからも発展すると良い。
委員
特に父兄は毎回見えるので、目が鋭い。日々、子どもが成長していく過程になるようにしたい。ボランティアも研修して自分の技能を磨きたいし、指導員もそうだが、発達障がいの子が多く来ているが、どう扱って良いかわからない。泣いてしまったり体を触ってきたり、寂しい思いをしている子どもたちもいるなど色々あると感じる。私たちは、そのようなことを気をつけて、他所には話さないが、団体の活動の中で、年に10回はその子と関わることになる。泣いていた子どもが次の月には目をきらきらとさせてプログラムに参加していると教える方もうれしい。返って講師料をいただくと縛られてしまう。ボランティアは、特別な人たちが来ているわけではなく地域の方たちの力を借りている。お金の問題に限らず、交通費、材料費を心配しなくても私たちはもっと子どもたちにしてあげることがたくさんあるし、支えてくれる人も増えてくると思う。
委員
長久手市市民活動災害補償制度は長久手市が負担しするのではなく、各ボランティアが負担しているのか。登録すれば市がまとめてくれるか。
事務局
はい。保険料は市が負担する。
委員
交通費の支給の件は、組織を超えた協議事項として検討していただいていると思うが、子育て支援課だけでは解決できない問題か。
事務局
色々なところでこういったボランティアの方々がいるため、子育て支援課だけでは決めることはできない。全市的な問題になる。現状では、地域スマイルポイント制度に含めて整理している。
委員
ボランティアは地域スマイルポイントを使いながら活動することになってくると思う。ボランティアの質ということについては、地域の多くの方に関わって欲しいという点でいうと、研修を実施した方がボランティアの方も無知であるよりかは、安心して活動ができると思う。見守りボランティアの登録をする際に例えば子どもとの接し方などの講座があるのか。
事務局
見守りボランティアの内容については、登録をするだけで見守り方についての講座は現在、特に実施していない。
委員
もし何かのタイミングでこういったことができるようになると、今後人数が広がっていくのではないかと思う。
委員長
全ての議題を終了したので進行を事務局にお返する。
事務局
以上で本日の運営委員会を終了する。
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更新日:2020年11月30日