第8期第4回長久手市みどりの推進会議

更新日:2020年11月30日

会議詳細

開催日時

平成28年2月1日(月曜日)午後3時から午後4時45分まで

開催場所

長久手市役所 エコハウス 多目的室

出席者氏名(敬称略)

委員
浅井聡司
安立憲市
伊藤珠美
井上文和
井上将司
今村美砂子
鬼頭郁代
後藤雅和
高崎保郎
廣田賢一
水岡惠子

事務局
建設部長 浅井十三男
建設部開発調整監 松浦元彦
都市計画課長 水野 泰
都市計画課課長補佐 吉田 学
都市計画課専門員 水野真紀子
都市計画課みどりの推進室長 磯村和慶
都市計画課みどりの推進室緑化推進係長 水野広道
都市計画課みどりの推進室主事 野上拓也

欠席者氏名(敬称略)

委員 小川克郎
委員 木村雅史

審議の概要

長久手市里山プランの策定について

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

8名

問合先

長久手市建設部都市計画課みどりの推進室
電話0561-56-0552

会議録

1.あいさつ

議事に先立ち、部長が挨拶。

会長欠席のため、会長代理挨拶。

2.議題

議題である「長久手市里山プランの策定」について、事務局より説明した。

発言要旨

委員:

 里山とは、従来、人里の近くにおいて、伐採や風水害などにより破壊された後に自然に成立した林や、その周辺の草地のことを指し示して呼ぶ言葉であると思われるが、今日では、水田や畑、その周辺の社寺林などの半自然的な緑地や河川などもあわせて、里山と総称されることもある。

 また、里山プランを策定にするにあたり、市民ニーズに沿うことだけに目を向けるのではなく、その本質は生物多様性の保全にあるということに留意する必要があるため、まずその地の生物相及びその生息、生育の実態把握に努め、それに適する対応をとるべきである。 

委員: 

 里山の整備を行っていく上で、一番大変なことは、維持管理の面であると思う。また、運営に携わる人をこれから育てていくと言うことだが、どんな人材がそろうのか興味深いところである。 

委員:

 今後の展開について、山林所有者との借地協定を行っていくということであるが、土地を貸す期間が20、30年など長期にわたるとなると、所有者が高齢者の方である場合、なかなかうまく話が進まないこともあると思われる。 

 委員:

 里山の整備を進めていく上での一番のポイントは、人材だと思う。平成こども塾サポート隊や市民活動団体等の協力を得て、いろいろなプログラムを行い、人材発掘も進めていくということであるが、市民活動団体といっても、それぞれが独自の活動を行っているため、なかなか難しいこともあると思われる。

また、保全という面においては、継続していくことが重要であるため、うまく継続していくことができるシステムを構築することが、大切であると思う。

委員:

 里山プラン(案)について、7ページに、里山における課題の1つとして、里山が手入れが行われず放置されることにより荒廃し、生物多様性へ悪影響を与えていると記載されている。しかし、荒廃というならば、森林を次々と伐採し、土取り行為をしたり家を建てたりすることのほうが、より問題であると考える。開発を進めることも当然必要であるということは理解しているが、もう少し、里山、森林の保全の面について配慮していただきたいと思う。

また、12ページについて、ゾーン別の整備方針として、三ケ峯地区が「健康増進モデル 散策の里」としてあるが、いったいどこを歩くことを想定し、このエリア散策の里としたのか。まず、エリアの中で県有地が大部分を占めるが、県立芸術大学及び農業総合試験場の敷地については、一般の人が自由に立ち入ることは難しい。その他の場所についても、開発行為が行われていたり、廃棄物の処理施設が作られたりしており、あまり散策に適したところではないという印象である。 

事務局:

 こちらは昨年実施した市民ワークショップにおける意見であり、三ケ峯のシルバーの方々の団体から、散策路として、このあたりを歩いたらよいのではないかという案の提案をいただいた。おっしゃるように散策に適さないという面があるかもしれないが、将来的に、回遊ができるような施設、環境整備を今後検討していきたいと思い、散策の里とさせていただいた。

委員:

県有地については、どのような対応を考えているか。 

事務局:

 各施設への確認が必要であるが、例えば、期間を限定して実施する等、なんらかの連携をとりながら行うことができればよいと思う。

委員:

 私は、長久手市の自然とは、ほとんど県有地の自然と言っても過言ではないのではないかと思っている。県ともっと話し合いをして、県有地について、より市民が利用できるように交渉していただきたいと思う。

委員:

 プラン(案)の13ページに、里山の保全方策として都市緑地法の規制制度が記載されており、候補地として三ケ峯の二ノ池湿地周辺などを検討するとあるが、ここは農業総合試験場の所有地であるため、市としてどう対応するつもりであるか。 

事務局:

 特別緑地保全地区や、緑地保全地域等の都市緑地法による保全方法があるということを申し上げたく記載したものであり、現時点で地域を特定するものではないため、また、表現を変えさせていただく。

委員:

 プラン(案)の16ページに、マウンテンバイクコースを設置する、とあるが、里山の中をバイクで走り回ると言うことは、自然環境の面においてあまり良くないと思われるため、削除したらどうか。 

事務局:

 マウンテンバイクというのは、自転車を想定しており、排気ガスや騒音などの問題は起こらない。また、コースについても、基本的には里山の中というよりも、各地域の里山を巡ることをイメージしている。もし里山の中にコースを作るのであれば、色々と配慮して考えていきたいと思う。 

委員:

 プラン(案)の資料編の山林所有者へのアンケート結果について、「今後の意向」という項目が重要であると考える。回答の内容を見ると、「協力しても良い」、「なるべく協力したい」という意向である方が半数近くほどいらっしゃることがみてとれるが、けっこう高い比率であると感じた。しかし、「協力したくない」、「わからない」という方も沢山いらっしゃるため、この辺りのところを具体的に把握して、土地の借り受け等を行っていくことが、市の役割であると考える。 

委員:

 このプランの中では、社会活動的なところが重要視されている。市民ニーズももちろん大切だが、相手は自然であるため、自然についてよく知っている人たちの意見を聞いて、進めていくとよいと思われる。 

委員:

 長久手市内には大切な自然がまだ多く残されているので、それが無くならないよう保全していくことが大切であると思う。ただほったらかしにしておけばそれが保全になるということではなく、貴重な財産として、積極的に守っていくような取組みを進めていくべきであると思う。

この記事に関するお問い合わせ先

建設部 みどりの推進課 緑化推進係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0552
ファックス:0561-63-2100

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