第11期第1回長久手市みどりの推進会議
開催日時 |
令和2年12月15日(水曜日) 午後3時から午後4時10分まで |
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開催場所 |
長久手市役所 エコハウス 多目的室 |
出席者氏名(敬称略) |
会長 伊藤珠美 事務局長久手市建設部長 水野泰 |
欠席者氏名(敬称略) |
委員 酒井賀津子 |
審議の概要 |
報告 長久手市緑の基本計画フォローアップ会議の実施について |
公開・非公開の別 |
公開 |
傍聴者人数 |
0名 |
問合先 |
建設部 みどりの推進課 緑化推進係 |
会議録
1 あいさつ
議事に先立ち、建設部長から挨拶。続いて事務局職員自己紹介。
2 会長選出
立候補または推薦を募ったところ、中尾真也委員から第10期においても会長をつとめていた伊藤珠美委員を推薦する提案があり、採決を取った結果、委員全員の賛成により、伊藤珠美委員が第11期の会長となった
3 職務代理者の指名
会長の指名により、北岡明彦委員が職務代理者となった。
4 報告
長久手市緑の基本計画フォローアップ会議の実施について
事務局から配付資料に沿ってフォローアップ会議の概要を説明
事務局説明要旨
発言要旨
意見なし
5 議題
長久手市みどりの推進計画の改定について
事務局から配付資料に沿ってみどりの推進計画の改定内容について説明
事務局説明要旨
発言要旨
委員:本計画の施策の基本方針の一つであるみどりの啓蒙について、「啓蒙」という言葉はあまり使われず「啓発」という言葉が多く使われる。あまりいい意味で使われないため、長久手市緑の基本計画と合わせて「まちづくり」に替えたらどうか。また、管理が行き届いていない竹林も市内に多く見受けられるので、市内の竹林の面積や管理の程度を調査していただきたい。また、SDGsの観点から言うと竹はCO2を排出するという研究結果も中にはあると聞くので、竹については今後検討していただきたいと思います。
事務局:1点目の「啓蒙」という言葉についてですが、本計画はみどりの条例に基づいて策定されており、条文で記載されているため、変更するのは難しいと考えます。今後条例改正のタイミングで、「啓蒙」の記載については検討していきます。2点目の竹林については、貴重な森林を保全していく意味でも重要課題と認識しております。本計画の中にも追記する形で修正を加えます。
委員:市民と協働で進めていく方針であるのに、あまり良くない言葉を使っているのは残念である。
事務局:表現については、再度検討させていただきます。
委員:今回の改定内容についてSDGsの要素が多く含まれているが、人口増加を考慮していない。人口増加は緑に関するすべての課題に繋がっているので、人口増加を考慮して欲しい。また某民間の調査によると、長久手は住みやすい街ランキング第4位であり今後更に人口増加も見込まれるため、宅地化等で緑が失われていく事になる。無秩序に進めていくのでは無く、計画性を持って進めて欲しい。
事務局:都市計画マスタープランも関連計画として位置づけているため、適切な宅地化を把握しつつ、事業を進めていきます。また、当課としては長久手市土砂等の採取及び埋立て等に関する条例により東部の自然を保全していくと共に、西部の市街地については適切な維持管理を行い、緑の質を上げていきます。
委員:毎年緑視率の調査をするのも良い。公園についても、一人当たりの公園面積を増やすと共に、緑化率の高い公園整備を目指して欲しい。
事務局:承知した。
委員:みどりの保全の実施内容で、前回計画では「森林の適切な整備保全に努めます」と記載がされていたが、改定案では森林に代わり社寺林等となっている。一般の森林は貴重であり、保全していく必要があるので、ご検討いただきたい。
事務局:言われる通り、長久手市にとって森林は貴重な財産の一つであると考えておりますので、追記する形で修正を加えます。
委員:新規就農の支援について、東小学校前の農地の耕作者が高齢化に伴い世代交代となる。次世代の30代から50代の若い耕作者が望んでいるのは、農地の集約化である。市で集約化する方向性を示して欲しい。
事務局:東小学校前の農地においては、人・農地プランという計画があり、将来的には中心となる人材に集約化を図ってもらう内容となっている。個別事業においても、新規就農者への支援の継続や貸し借り、マッチング等のサポートセンターの設立を検討しています。
委員:できるだけ早くお願いしたい。
事務局:実務の話になってきますので、計画上は個別事業を進めていきたいと思います。
委員:計画の中に、創出、保全と言葉が出てくるが、健全性という言葉を入れていただきたい。ただつくる、ただ守るだけでなく、健全な状態でみどりを保全していく事が重要だと考えます。竹林もそうだが、藪になるのではなく、美しい竹林の状態であれば残しても良いと思いますし、まちの顔となり得る街路樹も植樹帯が狭くあまり成長しない事もありますので、健全性と言う言葉を入れる様ご検討ください。
事務局:市内の主な県道について、街路樹の再整備を進めている。言われる通り植えるだけでなく、維持管理を積極的に行うことも重要であると思いますので、健全性という観点について、盛り込むことを検討します。
委員:みどりの保全について、どのような手法で進めていくのか。行政だけでは無理だと思う。土地所有者、関係する人材の確保等の体制を盛り込まないと、絵に描いた餅となってしまう。
事務局:言われる通り、行政だけでの達成は困難であると考えておりますが、みどりの啓蒙のところで、市民団体の人材育成、人材発掘や情報発信等を行うことで、最終的には市民主体のみどりづくりを目指しており、体制についてはこちらで記載しております。
委員:体系図のアダプト制度の推進とは街路樹についてなのか。街路樹であればどのような形で進めていくのか。
事務局:街路樹の適切な維持管理を目的として、市民にお手伝いをしてもらう制度です。清掃や除草を行っていただき、花を植えて管理をしてもらうこともできます。現在は試行段階であり、将来的には愛着を持って自主的に管理していただきたいと考えております。
委員:公園では考えていないのか。
事務局:公園には愛護会という制度があり、体系図にも愛護会の活動参加人数の増加を目標として掲げております。ただ、現状全ての公園で愛護会があるわけではありませんので、公園数についても増やしていけるような検討を進めます。
委員:街路樹の剪定について、街路樹剪定士という資格があり、他市では目標樹木を街路樹剪定士に切ってもらい、その目標樹木を目指し剪定を進めている事例もある。入札条件として、街路樹剪定士を入れるテクニカルな事もできる。これらを積極的に行っていけば、街路樹の健全性というのも保てるのではないか。
事務局:入札条件に街路樹剪定士を入れる事については、長久手市では行っておりませんが、街路樹管理をするうえでは3年先の将来樹形をイメージして、目標に向かって毎年剪定を行っている。
委員:長久手市道の街路樹剪定は上手にやれていると思う。
委員:街路樹について、長久手は同じ業者が路線毎に管理しているため綺麗に見える。他市と比べても良くやれていると思うので、自信を持ってそれを市民にアピールしていった方がよいと思う。郵便局から香桶交差点までの路線やグリーンロードはまだまだこれからと感じているので、今後積極的に取り組んでいただきたいと思います。
委員:みどりの啓蒙の一環として、市民が気軽に散歩できる緑の散策路を整備したらどうか。香流川沿いはあるが、山の中にはまだあまり整備されていないと思う。積極的に整備することで、子どもから大人まで緑に触れ合う機会が増えると思う。
事務局:現在、ながくて里山クラブが平成こども塾北西周辺を活動拠点とし、里山基本計画に沿って散策路づくりを進めている。問題点としては、周辺の里山が私有地であるため、地権者の協力が必要になってきますが、市としても協力してもらえるように、散策路づくりを実現させたいと考えております。
委員:整備ができましたら、積極的に市民にPRしていただきたいと思います。
委員:昨年の豚熱の影響でイノシシの頭数がかなり減ったと感じた。豚熱対策として野生イノシシに対する経口ワクチンを散布したが、最近はかなり頭数も増えてきたと感じている。農家へのイノシシ被害もありますので、対策をご検討いただければと思う。
事務局:言われる通り、今年かなりの頻度でイノシシが罠にかかっている。また、柵を設置する費用について補助金を出しており、今年は申請が多い。地元と市が一体となってい対策を講じていきたいと考えております。
会議資料
【資料1】第11期みどりの推進委員名簿 (PDFファイル: 41.5KB)
【資料2】長久手市緑の基本計画フォローアップ会議の実施について (PDFファイル: 470.1KB)
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更新日:2021年01月04日