第10期第2回みどりの推進会議
開催日時 |
平成30年12月3日(月曜日) 午後3時から午後4時40分まで |
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開催場所 |
第5会議室及び災害対策本部 |
出席者氏名(敬称略) |
委員(五十音順 敬称略)
事務局
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欠席者氏名(敬称略) |
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審議の概要 |
議題 |
公開・非公開の別 |
公開 |
傍聴者人数 |
1名 |
問合先 |
長久手市建設部 みどりの推進課 緑化推進係 |
会議録
1 あいさつ
議事に先立ち、建設次長挨拶及び事務局職員の紹介。
会長が議長となり議事の進行。
2 議題1 里山基本計画 これまでの市民ワークショップ開催の経過等について
事務局から配布資料に沿って資料説明。
【発言要旨】
委員:
里山の定義が長久手市里山プランに書いてあるが、簡単に言うとどのようなものと考えているか。
事務局:
人が継続的に立ち入り、手を加えてきた場所と考える。
委員:
長久手市内でまだ人が立ち入り、手を加えている昔ながらの里山は残っているのか。里山がなくなってきているという事実も市民が認識を共有しないといけないと思う。
事務局:
東山・松杁地区ではまだ里山が残っている。ながくて里山クラブ等の市民団体が、里山を保全する活動に取り組んでいる。ただ、耕作の継続が困難になっている事実もあると承知している。ワークショップを通じて、市民の認識の共有を図っている。
委員:
里山拠点施設について、具体的にいつ頃建設する見通しか。
事務局:
拠点施設を先行して建設するのではなく、活動する団体組織が整い運営が軌道に乗ってからと考えている。
3 議題2 里山基本計画 今後の検討の展開イメージ(案)について
事務局から配布資料に沿って資料説明。
【発言要旨】
委員:
東山地区に行ったことがない委員も多いと思う。一度委員の視察会を開催してはどうか。また、環境課が生態系の調査を行っている。それとの整合を図ってほしい。
事務局:
見学会は参加希望者とスケジュール調整する。環境課とは、互いの会議に出席するなど連携を図っている。
委員:
長久手市だけが単独で緑地保護を行ったとしても、隣接する市の緑地が開発されてしまっては、影響が及ぶと思う。長久手市から瀬戸市などに自然保護を働きかけることは可能か。また、行政界附近の標高が瀬戸市が高くて、長久手市が低い場合に、瀬戸市側が開発されてしまっては、長久手市側の湿地や地下水に影響がでることも考えられるので、広域的に自然保護を考えてほしい。
事務局:
隣接する市の中には、地場産業の材料の土を採取する必要があったりと事情は様々で、長久手市から直接働き掛けは難しいと思うが、自然保護の観点で話し合う必要はあると思う。行政界をまたぐのであれば愛知県に入ってもらい、都市緑地法の特別緑地保全地区を広域的に指定することが法的には可能。
委員:
松杁地区では、昨年から土砂採取事業の計画があると聞いている。その地区からの伏流水を水田に利用してる住民が反対している。条例で開発を制限することはできないのか。
事務局:
土砂採取事業の計画は承知している。長久手市内の山林の多くは個人所有の民有地である。土地の所有権が地権者にある以上、長久手市土砂等の採取及び埋立て等に関する条例の制限内で地権者は、土地を自由に使用できる。地権者とは、里山の価値を共有することで、理解を得るようにしていく。
委員:
長湫南部地区の土地区画整理事業に伴い、価値のある二次林や湿地がなくなってしまった。今残っている東部の里山は同じようになってほしくない。
事務局:
長湫南部地区では都市計画の中で、猪高緑地から連続する場所に公園として緑地を残したり、住宅の地区にも緑を確保したりしている。また、里山保全や蛍を育成する活動もあり、その活動をされている長久手みなみ里山クラブの方もワークショップに参加しており、今までの経験を踏まえて意見を頂いている。東部の地権者にも里山を残したいという価値の共有が大切だと思う。
委員:
里山を保全するための条例のようなルールをつくって、それを後ろ盾にした方が地権者も納得して市に協力して土地を貸したりすることができると思う。また、モリコロパーク内に里山づくりを行う施設があるため参考にして欲しい。
委員:
昔から東山地区を知っている。山道なども有ったがいつからかなくなり、景色も随分変わった。耕作者が減り、人が入っていかないから里山が衰退した。山林の多くは民有地と聞いたが、ワークショップで提案されている活動プロジェクトのフィールドを借地契約などにより確保する場合、プロジェクト実施に重要となる場所の地権者がそのプロジェクトに反対したら計画自体が頓挫する可能性もあるので慎重に進めてほしい。
事務局:
農業の継続も里山基本計画のテーマの一つである。担い手不足問題もあり、現在農楽校の受講生や卒業生にも協力してもらい対策を進めている。農協にも御協力を頂きたいと思っている。
委員:
都市緑地法の特別緑地保全地区を指定する予定は東山地区だけか。また、里山に生息する生物を調査しビオトープカルテのようなものを作ってはどうか。もし作ったならば、市役所の中で、子育て、防災及び都市計画などの部署とも連携しそれを施策に生かしてほしい。
事務局:
どの地区を特別緑地保全地区として指定していくのかは未定。他市町の事例として特別緑地保全地区として指定した場合、開発が規制され凍結的に緑地としては保全される反面、そこにおける色々な行為が制限される。里山とは人の手が継続的に入らないと保全されないため、指定する地区は慎重に選定しないといけないと考えている。里山基本計画では自然学習もテーマの一つであるため、関係各課とも連携していきたい。
事務局:
委員さんのお勤めの会社や団体において、CSRのような形で里山保全活動に御協力していただける可能性はあるか。
委員:
この場で明確な回答はできないが里山保全には協力できる可能性はあるため、会社に持ち帰り相談をする。
委員:
里山を保全していくのは、農業の復活が鍵になると思う。農業をするためには草刈りや竹を切る必要がある。
事務局:
一度耕作を放棄して木が生えてしまった水田を復活させるには、相当な労力が必要だとも聞いている。特に機械が入らないような小さな水田もある。是非やる気がある方には、農業委員会で許可を得ていただきたいと思っている。
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更新日:2020年11月30日