第10期第5回長久手市みどりの推進会議
開催日時 |
令和2年1月22日(水曜日)午後3時から午後4時30分まで |
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開催場所 |
長久手市役所 エコハウス 多目的室 |
出席者氏名(敬称略) |
会長 伊藤珠美 事務局 |
欠席者氏名(敬称略) |
委員 酒井賀津子 |
審議の概要 |
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公開・非公開の別 |
公開 |
傍聴者人数 |
3名 |
問合先 |
建設部 みどりの推進課 緑化推進係 |
会議録
1 あいさつ
議事に先立ち、建設部長から挨拶。続いて事務局職員自己紹介。
会長が議事となり議事を進行。
2 議題
⑴ 緑の基本計画の概要と策定スケジュールについて
事務局から当該計画の施策の推進について説明。
事務局説明要旨
発言要旨
伊藤会長:ただいま事務局から説明があったが、質問、意見等はないか。
委員:「緑化」とは木を植えることか。
事務局:植樹だけでなく全ての緑が含まれる。
委員:植樹による緑化の場合、樹木の選定はどう行うのか。
事務局:長久手市在来の樹種、二酸化炭素の吸収率及び季節を感じることのできる 樹木等を総合的に判断して植樹する。
委員:街路樹においては、数種類の樹木を植えることで、他の市町とは違うイメージになり、差別化できるのではないか。
事務局:街路樹は植栽帯の状況に合わせて樹種を選定する。現在再整備を行っている県道では、3種類の樹木を使用している。ポイントとなる場所には、大きな樹木や花の咲く樹木を選定することで、路線にあったイメージを創出できるような工夫を行っている。今後もこのような考えをもって整備を進めていく。
委員:県道の緑化は県と協議をしているか。また、河川の緑化推進と親水性の向上のため公共下水道の接続率の向上を目指すとあるが、浄化センターの下流には魚がいない。下水道への接続は生物にとっても良いものなのか。
事務局:長湫中池交差点から長久手インターチェンジ交差点までについては、具体的な協議が終わっている。長久手インターチェンジから前熊東交差点までについては、県による道路改良の計画があるため、まだ具体的には決まっていないのが現状である。下水道への接続については、河川の水質向上及び親水性のためにも必要だと考える。
委員:緑の基本計画に下水道への接続について記載する必要があるか。
事務局:前回の会議で、水質保全についてご意見があったため追記した。
委員:生物多様性に関して記載するのであれば、鯉ではなくメダカが生息するような川にする必要がある。水質管理をするならば、人が川遊びをすることができるようにしてほしい。また、杁ケ池公園の水質が非常に悪い。水質改善の具体的施策を記載した方が良いのではないか。井戸水だけでなく、雨水が池に入るような設計にするのはどうか。
事務局:緑の基本計画は、緑に関する方針を示す計画であるため、細かな具体的施策を記載するのは難しい。本文の中には、ため池の保全を目指す旨の記載はある。個別の計画につながるような方針を、本計画の中に位置づけていく。
委員:「メダカが生息する川や池の水質保全」という一文を記載してほしい。
事務局:本計画の中に記載することは難しいが、河川の水質保全や親水性の向上を目指していく中で検討していきたい。
委員:瀬戸大府の道路整備によって、長久手の中央部にある緑地を分断してしまうのではないか。緑地の減少にならないか。
事務局:県の事業であるが、工事は進んでいる。地権者や地元の方々と設計に関する合意形成も行っている。道路の法面緑化を行う等、周囲との調和を目指した計画を予定している。
委員:市は県に緑化を求めているか。
事務局:県には随時相談等を行っている。
委員:緑の拠点として愛・地球博記念公園拠点と記載されているが、その内容は決まっているのか。
事務局:ジブリパーク事業については市が把握しきれていないが、ジブリパークの整備に伴い、周辺環境との調和を目指していく。市としては、周囲の緑化整備等を進めていく。
委員:愛・地球博記念公園拠点とは公園外の話か。
事務局:外だけでなく中も拠点とするが、内容については、具体的な計画が示されてからになる。
委員:親水性の件やジブリパークの件等、他部署との連携を図ってほしい。
事務局:本計画の実行にあたっては、他部署との連携は欠かせない。本計画の本文にも位置づける予定である。
委員:パークマネジメントについて長久手はまだ行っていないが、今後の取り組みに長久手中央2号公園のことが記載されている。長久手中央2号公園だけでは狭すぎる。付近にある古戦場公園や長久手中央1号公園も合わせて記載することを検討すると良いのではないか。
事務局:長久手中央2号公園に限定しているわけではない。付近の公園についても検討を進めていく。
委員:農とのふれあいについて、安定した農業収入のために、ビニールハウスでの栽培方法を考えている生産者もいる。彩りには欠けるが、景色だけに拘らず就農支援をしてほしい。耕作者の平均年齢は70歳を超えている人が多い。若手に就農してほしい。また、長久手東小学校の南は水がない。井戸水だけでは続かないので農業用水の整備を実現してほしい。見た目だけの緑ではなく安定した農業ができる基盤づくりをしてほしい。
委員:冬季湛水は水鳥を呼ぶ。水鳥が来れば子どもも喜ぶので一つの施策として考えてほしい。
委員:生物多様性確保のために、鳥獣害の対策についても触れると良い。野生動物との共存をしてほしい。フェンスの使用は景観的にも良くない。
事務局:農地等が荒れていることで、鳥獣による被害が出る。人が手入れを行い、農地等の保全を進めていくことによって、鳥獣が農地等に入らないような工夫をしていきたい。
⑵ 緑の基本計画 計画の推進にあたってについて
事務局から当該計画の施策の推進について説明。
事務局説明要旨
発言要旨
委員:PDCAサイクルはチェックが難しい。細かいチェック項目の準備など考えているか。各関係課との連携にもチェック項目を用意すると良い。
委員:目標を示して評価をするため、指標を明確にすること。他部署で関係している事項については今後のみどりの推進会議で報告をしてほしい。
事務局:目標をたてづらいものもあるが、各項目の進捗管理については、関係各課との会議等の中で確認していき、中間報告をみどりの推進会議で行う予定である。
委員:協働のイメージに大学を入れると良い。大学にはボランティアサークルもあるので連携しやすいと思う。
事務局:前向きに検討する。
委員:東山のゾーニング計画について、地権者には知らせてあるか。計画の策定の前に地権者からの合意が必要不可欠である。
事務局:東山のゾーニング計画について具体的に場所は決まっていない。今後場所等決める際には必ず合意を得てから行う。
委員:公共施設の緑化について、小中学生への環境教育が大切。ものづくりだけではなく、人づくりも大切にしてほしい。
事務局:本文中の緑の基本方針の中にも明記しているが、将来のためにも学校との連携は強化していく。
委員:PDCAサイクルの中で、本計画の方向性は修正できるのか。年単位のロードマップを作成すると良い。
事務局:必要があれば修正する。その際はみどりの推進会議にて伺う。
委員:里山で活動をしたい団体が、地権者個人と直接話をすることはできるのか。 仲介に市が入る利点はあるか。
事務局:可能である。里山の中には、荒れていてすぐに活動できない地区もある。市が仲介に入ることによって、そういった里山の整備を市が行い、活動しやすい状態で団体にお渡しできる等の利点がある。
以上
会議資料
資料1 長久手市緑の基本計画 目次(案) (PDFファイル: 35.1KB)
資料2 緑の基本計画の改定骨子案 (PDFファイル: 932.6KB)
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更新日:2020年11月30日