平成28年度長久手食育推進支援会議
開催日時 |
平成29年3月15日(水曜日)午前10時30分から正午まで |
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開催場所 |
長久手市役所 会議室棟 会議室G |
出席者氏名(敬称略) |
委員 安達内美子 事務局 建設部長 浅井十三男 |
欠席者氏名(敬称略) |
委員 野々山雄士 |
審議の概要 |
(1)長久手市の食育推進計画の進捗状況及び食育に関係する機関又は団体との連携について |
公開・非公開の別 |
公開 |
傍聴者人数 |
1名 |
問合先 |
長久手市建設部 みどりの推進課 農政係 |
会議録
1.あいさつ
議事に先立ち、部長が挨拶。
第1回目の会議であったため、事務局及び委員の自己紹介を行った。
2.会長の選出
立候補または推薦を募ったところ、委員より安達内美子委員の推薦があったため、第2次長久手市食育推進計画策定委員会において会長を務められていた安達内美子委員を会長とすることを提案した。
委員全員の賛成により、安達内美子委員が会長となった。
また、会長の指名により、石原恵子委員が副会長となった。
3.議題
1.長久手市の食育推進計画の進捗状況及び食育に関係する機関又は団体との連携について
事務局より、平成28年度の長久手市の食育活動の現状及び進捗状況についての報告があった。
発言要旨
さいとう委員:大前提として、このシートは現在行われている事業に対して課題を出し、今後の方向性を見ていく表になっていると思います。それでは、現在行われていない事業に関しての取組は部会では話されていないでしょうか。
事務局:部会の中では、調査シート自体は推進計画を策定したときの事業についての調査ということなので、現在行っていない事業に対しての調査は行っておりません。
会長:平成29年度どのようなことを行っていくのかという具体的なものは、今後策定されるのですか。
事務局:年度が替わりましたら、部会を開催し、そこで各課より報告していただく予定です。
石原委員:ひとつ提案なんですが、今回進捗状況の調査シートを作ったのと同様に、市内で現在活動を行っている食育に関する団体の活動内容をシートにしてみると、どのように連携していけるかがわかりやくなるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
会長:このシートは市が取り組んでいることであって、計画の中には地域とか団体の取組も書かれているので、そこの辺りを整理していけると、どことどこが繋がっているのかがわかりやすくなると私も思います。
事務局:各課が扱っている団体を洗い出すことと、実際に活動されている皆さんの中で横の繋がりがあれば出していただくことで、情報収集を行っていきたいと考えております。
石原委員:シート内で、施策や取組項目に対しての取組状況が一致していない箇所が何箇所かあり気になります。例えば、2ページの1-3では、取組項目が「食の安全に関する情報提供及び啓発」なのに対して取組状況「身体測定」となっています。また、5ページの4-1では、取組状況が「ボランティア活動の支援」とありますが、健康推進課が「離乳食教室を行いました」と取組状況に書いていて、関連性がないように思います。
事務局:2ページの方は、検診時にパンフレット等を活用して情報提供を行っているそうなので、シートの書き方を改めます。5ページの方は、離乳食教室に食生活改善委員がサポートに入るなど、活動場所の提供という意味合いになっています。
会長:食育推進計画の普及活動というのはどのようにされていますか。この計画は長久手市の計画でありつつ、市民一人一人の指針にもなっているものなので、市民の人達にどれくらい普及啓発がされているのでしょうか。
事務局:食育という形では外に向かって出しておらず、各課が各事業を行う際に普及啓発している状況です。5ページに記載があります食育のホームページをなるべく早く立ち上げ、そこで情報を発信していけたらと考えています。
片岡委員:議会だよりや広報誌を見ている人は意外と多いので、そこに記事を出すことで多くの方に周知することができるのではないでしょうか。
事務局:毎年6月が食育月間となっていますので、その時に広報などを活用して周知していけたらと思います。
水野委員:若い世代は、広報やホームページ等を見る機会が少ないので、なにか別のアプローチを考えなければいけないと思います。
さいとう委員:水野委員の発言をうけてですが、例えばそれくらいの年代の方がどういった場所に行ったり、また、たくさん集まる機会がわかればそのような機会を利用して何かできるのではないでしょうか。
会長:市の施設はなかなか行く機会がないですけど、コンビニや薬局はどの世代でも多く活用するので、そこを利用して情報発信を行えないでしょうか。また、日進市の食育にも関わっているのですが、日進市では若い世代にどうやって食育を広めていくか考えたときに、若い人に考えてもらった方がよいのではということで、大学生にリーフレットを作成させ、それを日進市内の大学生に配る取組を行いました。若い世代を食育活動の中心にすえていくのも方法として考えられる。
鈴木委員:お母さん世代はSNSが一番主流なので、市の食育に関する情報などをSNSで発信するのが一番広まりやすいと思います。あとは、助産師として活動していて思うのは、離乳食教室等自分の時期にあった活動には皆さん興味を示されるので、時期に応じた活動を行うことが重要だと思います。
朝岡委員:最近、こども食堂にボランティアをしたいという学生が多く来るようになったが、今以上に学生がボランティアに参加できるような状況を作れば、活動を通じて自分たちの食を見直すきっかけとなる思います。
石原委員:先日、平成こども塾のおこしものづくりに参加したのですが、それまでこども塾でボランティアを募集していることを知りませんでした。市民の方はボランティアの募集がされていることを知らない方が多いと思うので、広報に載せることでボランティアの希望者が増えると思います。
さいとう委員:環境課の取組にあるエコクッキングで、新規が増えずリピーターが多いことが課題と書いてあったんですが、これはいいことであると私は思っていて、何回か参加した人が新規の人達をサポートするシステムを作れば裾野が広がるのではないかなと思いました。エコクッキングに限ったことではないのですが、サポーターやリーダーを育成していくことが、食育を推進していくことに繋がると思います。また、平成こども塾の取組の課題で、毎年同じプログラムを行っていて目新しさがない、とありますが、毎年受ける子は年代が替わっていくので、特に課題ではなく、同じ事を行う 中で改善改良が生まれ、繰り返しからリーダーが育成されるのではと私は思いました。あと、給食センターの取組の課題で、米飯給食が多くなるとバラエティーに富んだ構成の献立が立てづらくなるとありましたが、なぜでしょうか。
事務局 :米飯給食を推進していくと、だんだんおかずに華やかさがなくなってきたり、残菜に直結してくることがあるそうです。その点が、給食センターの悩みどころだそうです。
水野委員:長久手市ではないんですが、私は給食センターで働いていた経験があります。長久手市は米飯の回数が多くて驚きました。バラエティーというところでいくと、基本的な和食というスタイルを概念において献立を立てられているので、他の市町村と比べてバラエティーが少ないというレベルだと思います。実際に和食の給食を出すと残菜はとても増えます。長久手市の給食は、他市町と比べて美味しいと思うレベルなので、長久手市特有のメニューなどを考えることで残菜を減らすことが可能なのではと思います。
さいとう委員:先日、東海農政局が行った食育関係者交流会に参加した際に、食育に関するドキュメンタリー 映画を見ました。この映画がたいへん面白かったので、ツールの一つとして映像などを使用して食育を普及することは可能なんじゃないかと思います。
朝岡委員:ボランティアの育成とありますが、ボランティアは結構大変なことなので、無償でやり続けるには限界があると思います。私も実際に感じていることです。ボランティアといえども、せめて交通費等は支給するといったことは必要かなと感じます。
会長:食育を支える取組を推進するという中で、そういったサポートなどはあったりするのですか。
事務局:具体的にはないです。今後、部会や支援会議を重ねていくことで話は出てくるかもしれません。
2.その他
事務局より、今回の支援会議で出された意見等は、部会の方へ報告をさせていただくことが説明された。また、次回の支援会議のことについて説明が行われた。
発言要旨
さいとう委員:部会は年度が替わって、何をされるんですか。
事務局:6月の食育月間や議会の前に、新年度の担当者が決まった段階で一度部会を開催したいと考えています。
石原委員:その部会でやることは、進捗状況の確認と現在シート内で空白になっている部分について新たな取り組みを策定することが話し合われるのですか。
事務局:みどりの推進課が具体的に食育事業という形で、各課に割り振りを行うことはなく、それぞれが持っている事業計画の中の食育の取組をピックアップするという形になります。今回出た意見等を部会で報告して、それぞれの計画に反映させていく形になると思います。
加藤委員:食育に関する取組は誰でも参加できるのですか。
事務局:食育に関する取組に関しましては、各課がそれぞれ行っているものですので個々には広報などに載っていますが、それが食育にどう繋がるかは今後ホームページで連携をしていき、わかりやすいようにしていく予定です。参加に関しましては、個々の内容で年齢制限があったりしますが基本的には自由です。
さいとう委員:部会と支援会議に各取組がぶら下がっているイメージでしたが、部会や支援会議は各取組と同じレベルであり、取りまとめではなく仲介・確認という位置付けでよろしいでしょうか。
事務局:意見を伝えるだけでなく、意見を取組に反映できないかという働きかけはしていきます。しかし、各課にも事情があるので必ずしも反映できるかどうかはわかりません。食育の推進については、みどりの推進課が先頭を切って関係部署に働きかけていくということです。
さいとう委員:部会と支援会議の関係性はどのようなものですか。
事務局:部会は行政の立場での取りまとめを行い、支援会議は様々な立場の方の意見を集約する場になります。支援会議でいただいた意見は、部会へフィードバックし、そこで反映できるか判断していきます。
石原委員:2ページの1-3の施策の中で、今後の取組としてアレルギー相談会を開催してはどうかでしょう か。京都市では、児童館で月に1回大学の先生を呼んで相談会を開催していました。長久手市で行うとすれば、愛知医大などと連携して月に1回程度開催できないでしょうか。また、小学校で給食の時間にアレルギーの紙芝居を読むことで、アレルギーに対する理解を深めていくことができないでしょうか。
水野委員:アレルギーに対する指導は、個人情報が絡んでくるのでとても難しいことです。その子だけを特別扱いしている感覚を持つ子もいます。なので、市としてアレルギーに対する指導の後押しをお願いしたいです。
事務局:まず今日第1回目の会議ということで、これまでの取組状況を説明させていただきました。食育に関しては各課がそれぞれ行っていたものを、まとめ上げた状況です。食育はお年寄りからこどもまで、生きている人全てに関わってくる大きな問題であるので、非常に重要なことだと思ってます。今日は皆さんのご意見いただいて、行政からみた食育と市民からみた食育とのギャップを実感しました。組織については、もう少しなかで議論を重ね、支援会議にはどんなことを検討していただき、また、どんなことを協力していただこうかというところまで考えないと、会議が存在するだけであってはいけない。各課でそれぞれ行っていることに関しても、報告を受けて、課題を見つけ、今後どうしていくという行政の進み方をしていては今までとそんなにかわらないと思います。そこで今一番問題になるのが、皆さんが食育活動を知らない、ということです。情報発信をどうするかというと、役所が行った場合広報だとかチラシを作ってどこかに置きます、ということになりますが、それだけでは広がらない。コンビニやSNSを使っていかないといけないし、そういうのを誘導していくのはみどりの推進課の役目だと思っています。ただ正直、今は手探りの状況であるので,今日いただいた意見を参考にもう一度見直しを行いたいと考えています。調査シートや食育活動図についても役所目線での作り方だと思います。例えばここには、様々なボランティアの方や団体の方が関わっているのに、ここではわかりません。なので、ここにどういった組織が関わっているのか、シートの中でどういった関連があるのかを記載すると、もっとここに多くの人の顔が見えてくることになります。今日のお話を踏まえて、一度こういったものを整理させていただいた上で、次回の支援会議の方でまた確認していただきながら、今日いただいた提案を部会の方でも話していきますので、その進捗状況を踏まえて準備させていただきます。手探りで始めたような状況なので様々な疑問があると思いますが、皆さんどんどん出していただいて、ご協力の方をよろしくお願いします。
会議資料
(2)長久手食育推進支援会議設置要綱 (PDFファイル: 49.7KB)
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更新日:2020年11月30日