重症心身障がい

更新日:2020年11月30日

 重度の身体障がいと重度の知的障がいなどが重複しているもっとも重い障がいを重症心身障がいと言います。
この重症心身障がいは医学的には、大人になっても2歳程度の知能で寝たきりの人や、2歳から3歳までの知能でやっと座ることができる人とされています。自宅で介護を受けたり、専門施設等で入所したりして生活しています。

 こうした人は日常生活も自力では困難です。声は出せますがほとんど話すことができず、意思は口の動きと目での訴えで伝えますが、常時介護している人でないと理解はしにくいです。食事や水分補給も看護師などから全面的な援助を受けます。通常の食事が食べられない人は、ミキサーで液状にしたものをチューブ(管)で胃へ送り込んだり、細かく刻んだ食物を食べたりします。また排泄や入浴には大変な労力を要します。おむつを使っていることが多いので同性介護が原則となりますし、自宅での入浴はハンモック式の入浴介助器具を利用することが多いです。このように、生活すべてに援助を必要とします。

 また、知能が2歳以下で座ることもできず、体が曲がって支えなしでは寝ていることも困難な「超重症心身障がい」と言われる人もいます。この人たちは、水分補給と食べ物を鼻から胃へ注入する管をつけたり、呼吸もうまくできないため人工呼吸器をつけたりして命を守っています。このような障がいをもった人は常に医師の管理が必要なため、外出することが難しいのが現状です。

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