くらし文化部 たつせがある課 交流商工係

更新日:2021年01月20日

会議詳細

開催日時

令和2年3月18日(水曜日) 午後3時から4時まで

開催場所

長久手市役所会議室棟2階 会議室H

出席者氏名(敬称略)

【委員】
板倉純子、近藤恵美子、谷中絹子、藤原直子、水野道子、三浦肇、山本かほり
【事務局】
くらし文化部次長 日比野裕行、たつせがある課長 磯村和慶、同課課長補佐 熊谷美恵、同課主事 古田千奈、子ども部子ども家庭課長 出口史朗、同課課長補佐 鈴木晶子、同課主任 土屋奈央子

欠席者氏名(敬称略)

加藤敦子、山田将史

審議の概要

  1. あいさつ
  2. 議題
    • (1)令和元年度男女共同参画事業事業報告及び令和2年度男女共同参画事業 実施内容(案)について
    • (2)男女共同参画情報紙の作成について
    • (3)男女共同参画施策推進のための意見書について

公開・非公開の別

新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため非公開

問合先

くらし文化部たつせがある課 電話0561-56-0641

会議録

 1 あいさつ

2 議題

(1) 令和元年度男女共同参画事業事業報告及び令和2年度男女共同参画事業 実施内容(案)について

資料1、資料2に基づき、令和元年度の事業報告及び令和2年度の実施内容案について事務局より説明。

委員:資料2のNo.2の、生活協同組合コープあいちと見守り等の連携のための協定の締結とあるが、宅配員が宅配の時に様子をみるということか。

事務局:コープあいちの宅配ドライバーに配達時に注意をしてもらい、例えば子どもの泣き声がする時に、子ども家庭課に報告してもらうような協定である。

委員:コープあいちの戸別宅配を利用している住宅が対象となるのか。

事務局:ドライバーが車の外に出る機会もあるので、その際に気づいたら戸別宅配の対象以外の住宅についても報告してもらうということもお願いしている。

委員:資料1のNO.6で、係長級職員が対象とあるが、結果というかアンケートなどの感想がどういうものであったか。

事務局:満足度、部会の講義で勉強した内容、今後推進部会で取り上げてほしい内容についてアンケートをとっている。第2回の推進部会についてはアンケート集計中であるが、第1回については、参考になったという意見が多く、有意義な推進部会であった。

委員:資料1のNo.1の出前講座で取り上げた内容が気になる。北小学校5年生が講座を受けてどのような感想を得たのか、また内容についても、他の小学校の先生方や北小学校の他の学年にも共有ができると良いと思う。全ての学校が出前講座を受講できないので、北小学校からどのような出前講座だったのか内容を共有できるとよいと思う。

会長:教材共有などはしていないのか。

事務局:紙芝居形式になっていて、スクリーンに映し出された内容を見ながら、講師の先生が桃太郎や鬼になりきり、講義を行っていただいた。内容は桃太郎が女の子になったらという内容で、例えばおじいさんが主人公に「女の子だから、おしとやかでなければいけない」と言ったときに、おばあさんが「なぜ女の子だからといっておしとやかでなければならないのか」といったり、女の鬼がボイコットしていたりなど、空想の話であるが、想像しやすい内容となっていた。最後に児童に、普通の桃太郎と違っていた点や話を聞いた感想を発表してもらったが、かなり活発に意見発表をしてくれた。教材共有について、また講師に可能かどうかを確認する。

委員:紙芝居ということで、大人でもわかりやすい教材なのではないかと思う。難しい講座ではなく、誰でもわかりやすい教材だと、男女共同参画について気軽に知ることができると思う。

委員:内容を反対にするというのは、男女の違いを再強化することになるので、どう提示して、子どもたちにどう考えさせるのかというのは、かなり提供する側の意識を問われると思う。もう一歩進んで考えると、桃太郎でも女の子の桃太郎がいたり、男の子でもいろんな桃太郎がいる、というような多様性がベースになった内容の紙芝居だとよいのでは。

会長:教材は市で作成したものなのか、それとも既製の教材なのか。

事務局:もともとは既製の本があり、それを紙芝居にして講師の先生が講座に使用している。

委員:「教科書を教える」のではなく「教科書で教える」のであればその本の内容をどのように伝えるのかが大切である。

事務局:今回の講座は、教材も合わせて男女共同参画に関する活動をされているNPO法人の講師にお願いをしているものであり、事務局でも内容を確認し偏っている表現でないと判断をした。委員の方々が見るとまた違う目線で判断されるかもしれない。当日、実際に講座を見学していたが、児童たちが真剣に講師の話を聞いており、男女共同参画に少しは興味を持ってもらえたと思う。来年度も他の学校などで実施を検討しており、機会があれば教材を見ていただき、注意点などがあれば意見をお伺いしていきたい。

委員:こういう講座はとても大切で、もっと行った方がよい。ただ、同じ教材でも誰がどう教えるかで全く違うものになるので、最終的に教えたいメッセージについては各講師同士で共有しておいてほしい。

会長:そもそも、桃太郎がなぜ鬼を討伐にいくのか、というところも問題がある。桃太郎に対してそういう議論があるということも市としても知識として把握だけしてもらいたい。

委員:資料1のNo.2の部分で、図書コーナーの設置場所が2カ所と記載されているが、他の施設にも設置する予定はないか。

事務局:今年度の10月に行った際は、中央図書館が閉館しており、文化の家で設置をした。文化の家に設置していた本が一時期誰かが持ち帰ってしまい所在不明になることがあった。結果として図書館に返却されていたが、興味を持つ人が文化の家の使用者の中にいたということになる。今後も興味がある人がいるのであれば設置箇所を3~4カ所など増やしていくことも検討したい。テーマによっては蔵書が少ない可能性があるため、対応できない可能性もある。その点も判断要素の1つとしたい。

委員:自宅がござらっせに近いので、そちらにも図書ブースがあると嬉しい。若い方も周りに増えてきているので、そういった点からも福祉の家あたりにブース展示があるとよいと思う。

(2) 男女共同参画情報紙の作成について

机上配布資料に基づき作成中の情報紙について事務局より説明。

会長:中学生向け情報紙「自分らしく」で1ページ目で、子どもがスカートを履いてみたい、ズボンを履いてみたいと言った際の意見で、「通信制の学校や私服OKの学校を探せば良いと思う。」という意見があるが、この情報紙の主旨から反しており、当事者が突き放された感覚がするので、掲載しないほうがいいのではないか。

委員:自治体によっては、公私関係なく統一した制服を定めているところもある。自治体も先生も生徒も選択を容認している地域がある中で、通信制の学校を勧めるというのは違う気がする。

会長:容認を働きかけていくということであればいいと思うが、それとは異なる意見であると感じる。

委員:相談先にも「見守りホットライン」なども加えるとよいと思う。

会長:公的な相談先が多いので、民間の相談先も必要だと思う。

委員:チャットなどでも相談できる機関がある。ちょっとしたときに相談ができる機関が掲載されているとよい。学生が得られる情報に限界があるので、情報提供をしてあげるとよい。

委員:インタビューを受けられた2名に関しては、このように情報紙に掲載されるということは了承済みか。

事務局:作成をしている学生の方から連絡をし、了承済みである。

委員:「自分らしく」の最終ページのSNSについて、この部分だけでも手書きでなく、活字に直したほうが、アクセスする際に困らないのではないかと思う。手書きだと書いた人の癖がでて、わかりづらい場合がある。間違いなくアクセスできるようにしてほしい。

委員:前回の情報紙に比べてイラストも多く、見やすくなっていると思う。一般向け情報紙「にじいろ」の1ページ目の「夫は主人、妻は奥さんでいいの?」という内容については、自分でも夫のことを主人や旦那さんと言っている場面が多いと感じたため、インパクトのある記事で、勉強になる。気になったのは、以前の情報紙では実施した講座の内容を掲載されていたが、今回はその掲載がない点である。実施についても少し紙面で取り扱うとよいのでは。

事務局:紙面に限りがあるため、コラム記事の部分と差し替えて対応をしたり、表紙に市民講座の写真を掲載しているので、そこに実施内容について補足説明のような形で掲載したりすることで対応したい。

委員:せっかく実施した講座なので、まったく掲載されないというのももったいない気がする。

会長:「にじいろ」1ページ目下部の「改善例」という表現に違和感を感じる。

委員:「変更例」や「変更された表現」とするのがよいのでは。

委員:「にじいろ」最終ページに掲載されている写真について、市長が最優秀賞受賞者の肩に手をのせているが、ハラスメントと捉えられてしまう可能性があることから、あまり望ましくないと思う。自治体の長がこのように肩を組んで写真を撮る場面が多いが、センシティブに考えると、気になる点である。この写真以外に掲載できる写真はないか。

事務局:当日、受賞者が大変緊張しており、緊張をほぐす意味での対応であった。

委員:その文脈は実際に授賞式に参加していた人にしかわからない。男子児童・女子児童関係なくセンシティブな意識が大切かと思う。最終的にどの写真を使用するかは事務局の判断に任せるが、そういう点も気にする必要があると、事務局として認識しておいてほしい。

事務局:掲載写真については差し替え等で対応する。

委員:写真を編集して手がなかったようにすることも可能だと思う。

委員:「にじいろ」の最終ページの相談窓口の部分で、子ども家庭課の女性相談では男性もお気軽にご相談くださいと吹き出しが掲載されていてよいと思うが、掲載されているイラストは女性が警察官に相談をしているイラストである。これだと男性が相談しにくいのでは。例えば男性が相談しているところも併せて掲載してみたりして、男性も相談しやすい形にしてみるのがよいのでは。

会長:そういう意味では相談相手が警察官でなく、もう少し相談しやすそうな人のイラストでもよいのでは。

委員:誤解を招くようであればイラストの掲載をやめるのことも必要である。

事務局:イラストについては再検討をし、差し替えできそうなイラストがなければ削除をする。

会長:意見等があれば明日中に事務局に連絡し、その修正を反映して事務局で発行準備を進めてほしい。

(3) 男女共同参画施策推進のための意見書について

資料3に基づき、意見書(案)について事務局より説明。

委員:この意見書はどういう位置づけになるのか。提出をすることにより、かなり実行可能性のあるものとして強力に作用するものなのか。

事務局:審議会から提出する正式な意見となるため、提出後は担当課が対応し、推進に向けて努力をすることになる。すぐに達成することは難しいが、意見を念頭に事業を進めていくことになる。

委員:昨年度提出した意見がどれくらい達成されたのかどうかということがわからない。意見書について報告等があると、提出する意見書も有効になると思う。ただ提出するだけではもったいないと思う。

事務局:昨年までの意見書では学校に対する意見と、ワークライフバランスについての意見を提出しており、必ずしも実行されているものではない。ただ、学校に対する意見については出前講座を別の学校でも実施できないか検討され始めたりと、意見書を提出し続けた成果が現れていると思う。今年度は、昨年度策定した第3次基本計画の中の重点項目に特化した意見であるべきであろうと事務局で判断し、女性活躍促進とLGBTの認識を深めていくような意見書案を作成した。例えば今回の1番目の意見については人事案件となるが、年に1回行う各課の取り組み調査の中で、数値目標の達成に向けて検討をしてもらうこととなる。LGBTの意識付けについては事務局であるたつせがある課が担当するため、来年度講座の実施や特化した情報紙の作成などで対応できないかと検討をしているところである。意見書を提出をしてまったく成果がないということではなく、今年度は新たな目標をもって基本計画について推進していきたいと考えている。

会長:項目の2番目の部分の「13人に1人がLGBTと言われている現代において」という表現がおかしい気がする。現代の病気のような存在としてとらえられてしまう。

委員:「13人に1人」という数値も様々な議論があり、民間のインターネット調査だともう少し数値が高いし、グローバルな調査だと3~5%の人がLGBTであるとされている。こういう数値の情報は独り歩きしがちだが、数値自体はあまり問題ではなく、性自認は国際的な人権の課題であると、国連の理事会でも発表されているので、そういう指標を示したほうが納得しやすいと思う。また意見は2つでないといけないのか。

事務局:例年2~3件の意見を提出している。

委員:項目の1番目が、市役所内での女性活躍推進の話でとどまっており、市民の立場からだとあまり関係のない課題である気がする。せっかくの市長への提言の機会なので、市民にとっても有益な意見であるとよい。

委員:市役所内での目標と市民に関する目標を設定し、両者を実行することで女性活躍推進を推進していくということにつながるというような形にするのがいいのではないか。

会長:確かに女性活躍推進の項目を見たときに疑問を抱いたが、同時に長久手市役所が一つの事例として推進をしていかなければならないという立ち位置もあるのではないかとも思った。

事務局:基本計画の中で市が市民の身近な機関として、組織の中の見本となるため、管理職の登用率について挙げたという側面がある。意見をもとに、市民の女性活躍推進についても意見を考える。

委員:項目の順番が逆だとインパクトが大きいと思う。

委員:LGBTの理解促進についても、LGBTの人がいきいきと、というよりも市民全員がいきいきと暮らしていくことにつながるという点をもう少し重点を置くべき。自分らしい生き方を促進するためには性の多様性についても理解する必要がある。

会長:最初の事務局案ではLGBTの人への理解促進のために講座等の啓発活動を積極的に行ってください、というような文章だった。講座をやることが最終目的であると、LGBTの人がモノのように扱われている気がしたため修正をお願いしたが、当初の事務局案が生かされすぎているため、全体として違和感を感じる。もう少しブラッシュアップをしてほしい。

委員:2番目の項目の意識調査の項目について、若い人にLGBTという言葉は浸透しているが、年齢によって差があると思う。4割という数字はかなり多くの人が知っている印象を受けたので、記載する必要があるのか疑問である。

会長:市民への意識調査の結果という事実なので、このまま記載をしてもよいのでは。表現として「4割程度にとどまっており」となっているため否定的な印象を受けるように作用すると思う。不自然な表現ではないと思う。

委員:偏見かもしれないが性的少数者という表現に違和感を感じる。

委員:性的マイノリティという表現もあるが、マイノリティという表現に否定的な印象を受ける場合には、非典型的な性的趣向や性自認と表現する場合もある。そういった表現はこの意見書ではかえってわかりにくい表現となる印象を受ける。

委員:少数者という表現に否定的な印象を感じる。

会長:性的少数者の方々、や性的少数者の人々、という表現にすると少し柔らかく聞こえるかもしれない。言い切った言い方なので否定的な印象を受ける側面はある。

委員:「LGBT等」や「性的少数者(セクシュアルマイノリティ)」と表現する場合もあれば「性的マイノリティ」と表現をするところもある。カタカナのほうが少し柔らかい印象を受けるのだと思う。

会長:今回の意見を踏まえて事務局で再度案を作成し、作成された案を確認して、各委員は意見を事務局へ伝えてほしい。

事務局:今年度最後の審議会は以上で終了する。

会議資料

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 観光商工課 商工振興係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0641
ファックス:0561-63-2100

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