令和5年4月にペットボトルの水平リサイクルを開始しました

更新日:2023年04月01日

ペットボトルの水平リサイクルに関する協定締結式

令和5年1月30日ペットボトルの水平リサイクルに関する協定締結式

1月30日(月曜日)、瀬戸市、尾張旭市及び長久手市の3市で、豊田通商株式会社及びサントリーグループとの「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」の締結式を行いました。
これまでは、市が分別収集したペットボトルは主にトレーや繊維などにリサイクルされていましたが、プラスチック製品として何度かリサイクルできたとしても、最終的には焼却するなど廃棄処分となっていました。令和5年4月以降はそのすべてを新たなペットボトルとして再生することで、ボトルからボトルへと半永久的に資源循環ができる水平リサイクルの促進を図るとともに、循環型社会の形成や脱炭素の実現に向けて取り組みます。
この取組により、CO2排出量が約6割も削減できます。カーボンニュートラルの実現に向け、みなさんもペットボトルのキャップとラベルは外し、分別にご協力をお願いします。

ペットボトルの水平リサイクルの取組について

現在、日本では使用済みペットボトルの回収率は94%です。そのうちの86%がリサイクルされ、熱回収を含めると約98%が有効活用されています。
ヨーロッパやアメリカといった海外と比べると非常に高いリサイクル率で、ペットボトルがリサイクルの優等生といわれるとおり、日本ではペットボトルの大部分はごみではなく、「資源」として着実に有効利用されていることが分かります 。

日本におけるペットボトルのリサイクル率は高い水準にありますが、実際のところ、ボトルからボトルへ、リサイクルされているのは20.3%、約2割に留まっています。
シャツなどの繊維や食品トレーなどに再利用する場合には、プラスチック製品として何度かリサイクルできたとしても、最終的には焼却するなど廃棄処分となります。
水平リサイクルにより、半永久的にリサイクルが可能な仕組みを構築することができます。

近年の技術革新の進展により、ペットボトルが繰り返しリサイクルできる「資源」としての利活用が進められています。
ペットボトルを分別回収し、粉砕・洗浄し、フレーク・ペレット化し、プリフォームするといった資源の水平循環で、サスティナブルな社会の実現を可能にします。
この流れは、今後ますます加速するものと考えられます。

これまでのペットボトルは、主に「繊維」「食品トレー」「シート」などにリサイクルされていましたが、令和5年4月以降は瀬戸市・尾張旭市・長久手市の3市で回収したペットボトルのすべてが、水平リサイクルされます。
市民、事業者、行政との協働により、地域を挙げてこの取組を進めていきます。

水平リサイクルへの理解、さらなる分別回収を進めるため、ペットボトルのリサイクル について考える「子ども向けの出前授業」といった次世代に向けた教育啓発プログラム の実施や、「リサイクルに協力を!」と呼びかける市民向け啓発ポスターの作成などを行います。

適正にリサイクルをするためにみなさんにお願いしたいことのまとめです。
1 キャップとラベルは必ず外してください。ペットボトルとは違う素材を使っていたり、着色や印刷がされていたりしますので、できるだけ混入しないよう分別にご協力をお願いします。これは円滑に処理を行うための重要なポイントになります。
2 ペットボトルの中を軽くすすぐことです。ペットボトルが汚れていると洗浄が必要になるばかりか、リサイクル自体もできなくなる場合があります。
3 ペットボトルの本体を平らにつぶしてください。
4 分別し、市の指定場所に決められた方法で排出してください。

ペットボトルの水平リサイクルに関する取組を通じて、瀬戸市・尾張旭市・長久手市の3市の地域住民とともに、事業者、行政が三位一体となって、資源循環型社会の形成かつ脱炭素社会の実現に向けて取り組みます。

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 環境課
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0612
ファックス:0561-63-2100

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