特定外来生物ヒアリに気を付けましょう
平成29年7月6日に、愛知県春日井市内において、特定外来生物である「ヒアリ」の生息が確認されました。
ヒアリは強い毒性をもつことから、ヒアリと疑われる個体を発見した場合、決して触らないように注意していただくとともに、長久手市環境課までご連絡ください。
ヒアリ(火蟻)
ヒアリは、ハチ目アリ科に属する赤茶色の小さなアリです。
本来は南米中部原産のアリで、日本にはもともと生息していない外来生物です。現在ではアメリカ合衆国、中国、オーストラリアなど環太平洋諸国で広く定着が確認されています。
攻撃的な性格で他のアリを駆逐してしまうほか、毒性が強いため人がさされると痛み、かゆみ、やけどのような傷や場合によっては激しいアレルギー反応(アナフィラキシーショック)により死に至ることもあるため、外来生物法により特定外来生物に指定されています。
ヒアリの形態
ヒアリは全身が赤茶色で、腹の後ろが黒っぽい色をしています。
大きさは2ミリメートルから6.5ミリメートルほどで、ばらつきがあります。
触覚の先端がこん棒状で胸部と腹部の間に2つのコブがあります。個体によっては、腹部先端に毒針が露出しているものもあります。

ヒアリの目印
ヒアリは農耕地や公園など、開放的な草地・裸地に見られます。直径25~60センチメートル、高さ15~50センチメートルの土で作るアリ塚が目印となります。
駆除方法
1 熱湯をかける
巣穴とその周辺に熱湯をかけると直接熱湯がかかる範囲のアリは死にますが、アリ塚の深部にいるヒアリは駆除できません。
2 薬剤をまく
市販の薬剤をまくことで駆除できますが、他の昆虫にも影響が及びます。
専門の業者に依頼するほうが、効果が高いと期待されます。
ヒアリに刺されたら
ヒアリの毒の反応は人によって大きく異なります。
刺されたときは、安静にして20~30分様子を見て医師の診察を受けてください。急激に容体が変化するときは、速やかに病院に行き、医師の診察を受けてください。そのときには、「アリに刺された」「アレルギーがある」など医師に伝えてください。
参考マニュアル
この記事に関するお問い合わせ先
- このページに関するアンケート
-
より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。
更新日:2024年04月11日